戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
次はユニットと化したミサキのエロを書いて、その次にはもしかしたら新キャラを出すかもしれません。
いや、そんなことするよりもストーリー進めた方がいいかもしれないんですけどね。
まあ、予定は未定ってことで!
「ファイトしてほしいんだけど! 【グランブルー】使いに!」
「おぉう……? い、いきなりすごい剣幕だな、ミサキちゃん。なんかあったの?」
夏休みも終わり、新学期が始まって間もなくした頃、『E-ROSS』を訪れたミサキは鼻息も荒く常連客たちへとファイトを迫っていた。
もはや慣れ切った様子で服を脱ぎ捨て全裸になったミサキは、明らかに不機嫌そうな表情を男たちに見せながらドカッと音を立てて椅子に座った。
そうして、大きな胸を下から支えるようにして腕を組みながら、ミサキはつい先日にあった出来事を彼らに語る。
「実は、この間、『ヴォヤージュ』ってカードショップのファイターたちと勝負することになってさ。アタシも参加したんだけど……その店の【グランブルー】使いに負けちゃったんだよね」
「『ヴォヤージュ』の【グランブルー】使いといえば……大文字ゴウキくんか! 彼はアジアサーキット2位の実力者なんだから、ミサキが負けるのも仕方がないだろう?」
「わかってるけど! でも、悔しいの!!」
海外の強豪も参加する規模の大きな大会で準優勝という記録を打ち立てた日本切っての強豪ファイターにほぼ初心者のミサキが善戦出来ただけでも十分に御の字だ。
しかし、試合前にカムイとナギサのファイトから情報を得て、戦略を組み立てていたミサキからしてみれば、それで負けてしまったことが悔しく感じられてならない。
それに、ゴウキは悪意がなかったとはいえ、ミサキの両親が遺してくれた『カードキャピタル』を無名店と馬鹿にした。
そのことに怒りを感じていたミサキは、絶対に彼とのファイトに勝ちたいと願っていたのだが、残念ながら敗れてしまったということだ。
自分に対して互角以上に立ち回ったミサキの実力を認め、彼も自身の軽率な言動を謝罪してくれもした。
しかし、それだけでは治まらない怒りという奴が、ミサキの心の中で渦巻いていたのである。
「だから、次にファイトする時は絶対に勝ちたいの! もうあいつには負けたくない!」
「なるほどなぁ……一度負けた相手にリベンジしたいって気持ちはよくわかるよ。でも、ウチに【グランブルー】使いの強豪ファイターって誰かいたっけか?」
「あ~……いるにはいるな。それに、最近ようやく陸に上がって来たって話だし、今日にも店に顔を出すかも……」
今現在、『E-ROSS』にいる客たちの中には、【グランブルー】をメインクランとして扱う者はいないようだ。
しかし、決して強い【グランブルー】使いがいないわけでもないらしい。ミサキがまだ会ったことのないファイターの話を男たちがしていると、噂をすれば影が差すとばかりにその男が店のドアを開き、全員の前に姿を現したではないか。
「ガッハッハ! 皆の衆、久しぶりだな! って、おお!? どうして裸の美少女がこんな所に!?」
店中に響く豪快な笑い声を口にしながら『E-ROSS』に来店したのは、完全に見てくれがヴァイキングといった感じの男だった。
髭面、大柄な体形、でっぷりと太った腹と、下品で豪快な中年男性の要素をコンプリートしている彼は、全裸のミサキにも早速鼻の下を伸ばして興味を抱いたようだ。
初対面の男に裸を見られるのは流石に少し恥ずかしいが、この店の常連客ならば別に構いはしない。
胸も性器も男の視線に晒される中、別段それを構いはしないという風に披露するミサキに向け、常連客の1人が彼の紹介を行った。
「ミサキちゃん、この人が『E-ROSS』の数少ないグランブルー使いのファイター、飛沫イワオさんだよ。普段は遠洋漁業に出てるから、なかなか店には来ないんだけど、実力は折り紙付きさ」
「へえ、この人が……」
「ミサキ? おお! この娘がゲンの言っていたミサキちゃんか! 現役の女子高生ながらAV女優も兼任しているだなんて、随分とエロい娘だな、ガハハッ!」
初対面ながら無遠慮にミサキを笑うイワオ。そんな彼の言葉に涼しい顔で応えつつ、ミサキは早速イワオへとファイトの申し込みを行う。
「はじめまして、イワオさん。来店して早々悪いんだけど、アタシとファイトしてくれない?」
「ガハハッ! 構わんぞ! ミサキちゃんのような可愛い女の子のお相手が出来るってんなら、何時でも大歓迎さ! ただ、俺は荒々しい海の男! 俺とのファイトに負けた時は、ミサキちゃん自身が戦利品になってもらうぞ!」
「ふふっ♡ 大歓迎だよっ♡」
ものの数秒でファイトを受け、敗北した際の取り決めまで行った2人は、早速上階にあるファイトスペースへと脚を運ぶ。
久々のミサキのファイトを観戦すべく、他の客たちも彼女たちについていき、本日のメインイベントを楽しみ始めた。
「「スタンドアップ! ヴァンガード!」」
カードファイトの始まりの合図を叫び、お互いのファーストヴァンガードを召喚する両者。
先攻を取ったミサキは、おなじみ『ロゼンジ・メイガス』を1つ上のグレードのユニットである『サークル・メイガス』へとライドさせ、イワオへとターンを譲る。
一度は【グランブルー】のデッキと対戦しているミサキは、相手のプレイングを頭の中でシュミレートしながらイワオの動きを観察し始めた。
「ライドだ! 『伊達男 ロマリオ』!!」
「やっぱりそのユニットか……!」
以前に対戦した大文字ゴウキも使用していた、白いタキシードを着たゾンビのユニットにライドするイワオ。
豪快な中年男性が白タキシードを纏った姿というのは相当におかしい絵面だが、それを笑う余裕はファイト中のミサキにはなかった。
「続けてコール! 『悲痛なる弾丸 ナイトゲベール』! その効果で、山札から1枚をドロップゾーンへ!」
「いきなりドロップゾーンを増やした。流石は【グランブルー】使いってところか……」
リアガードをコールし、その効果でドロップゾーンへとカードを送る。
一見、山札を削るだけのデメリットしかない効果に見えるが、この【グランブルー】というクランに関してはそれが大きなメリットに繋がることをミサキは理解していた。
荒海の海賊団、【グランブルー】……その真骨頂は、死してなお戦いに舞い戻る不死の軍団であるということ。
彼らにとっては、ドロップゾーンはもう1つの手札といって過言ではない。場に出したユニットの効果でドロップゾーンを肥やし、ドロップゾーンからユニットをコールすることで盤面を整えるという、手札の状況に捉われない変幻自在のプレイングが可能だ。
その特性上、【グランブルー】は長期戦になるとどんどん強さが増してくる。
ミサキの【オラクルシンクタンク】同様、如何に自分のペースにファイトを持ち込むかが重要な上級者向きのクランではあるが、大量に増えたドロップゾーンを活用しての豪快かつ繊細なプレイングは、一度経験すると病みつきになるだろう。
「よし、アタックだ! ロマリオとナイトゲベールで連続攻撃っ!!」
「ナイトゲベールの攻撃はガード! ヴァンガードのロマリオの攻撃は受けるよ!」
『うおぉぉぉぉぉっ!!』
『きゃああっっ!?』
初段の攻撃は防いだが、イワオの顔をした『伊達男 ロマリオ』の一撃を受けて吹き飛ばされてしまう『サークル・メイガス』。
その瞬間、ミサキの前に太めの荒縄が出現し、それがミサキの乳房を強調するかのように彼女の上半身を縛り始めた。
「あうんっっ♡ こ、これはぁっ♡」
「ガハハハハッ! いい格好になってるじゃねえか、ミサキちゃん! 縄に縛られて張り出たおっぱいがエロいぜぇ!」
首輪をかけるように首に回された縄と、乳房を持ち上げるようにしてその下部分で巻かれている縄。その間にあるミサキの大きな胸は、見事な縄化粧に彩られていた。
乳房縛りを受け、いやらしく胸を強調される様相を呈するようになったミサキは、荒縄のザラザラとした感触と緊縛の悦びにゾクゾクと湧き立ってくる興奮を感じて、甘い声を漏らす。
「こ、こうやって、全身ぐるぐる巻きにされて、身動きが取れなくなったらアタシの負けってことなんだね……♡ わかったよ♡」
「ダメージ6になる頃には、ミサキちゃんは俺の戦利品に相応しい格好になっているだろうさ! 今から楽しみでちんぽがおっ勃つぜ!!」
「もお、気が早いんだから……♡」
イワオからのセクハラ発言にも気を悪くせず、むしろそのド直球な言葉に照れているような反応を見せるミサキ。
しかして、その興奮とファイトの内容は別物。こうして胸を借りている以上、本気で挑まないと相手に失礼というものだ。
「アタシのターン! 『プロミス・ドーター』にライド! リアガードに『ステラ・メイガス』と『イエローウィッチ メメ』をコールして、アタックに入る!」
『イエローウィッチ メメ』の効果でデッキトップ確認し、そのまま山札の上にカードを置く。
そうしてから攻撃に移ったミサキは、容赦の無い3連続攻撃をイワオへと繰り出した。
「ドライブチェック! ゲット、クリティカルトリガー! クリティカルはヴァンガード! パワーは『ステラ・メイガス』に!」
「『ステラ・メイガス』の攻撃は『インジャリー・シェイド』でガード! 『イエローウィッチ メメ』の攻撃も『細波のバンシー』でガードだ!」
トリガーを乗せた最初の一撃は見事にヒットしたが、続く連撃はしっかりと防がれてしまった。
イワオに手札を消費させはしたものの、同時にドロップゾーンを肥やすことにも繋げてしまったと歯噛みをするミサキの前で、彼の反撃が始まる。
「ライド! 『ルイン・シェイド』! さあ、ここから一気に動くぞ、ミサキちゃん!」
「くっ……!」
イワオの場にグレード2のユニットが登場し、盤面が動き出す。
前のターンから溜めておいたドロップゾーンが活用される時が来たのだ。
「まずは今、ライドされた『伊達男 ロマリオ』のスキル! 手札からソウルに1枚入れ、カウンターブラストすることで、デッキトップから3枚をドロップゾーンへ送り、その後、ドロップゾーンのカードを1枚手札に加える!」
(来た……! 【グランブルー】の墓地戦術が始まった……!)
「リアガードに『キャプテン・ナイトミスト』と『大幹部 ブルーブラッド』をコール! ナイトミストの効果で、カウンターブラストしてドロップゾーンの『細波のバンシー』をスペリオルコール! さらに、『細波のバンシー』はドロップゾーンからコールされた時、ソウルブラストすることでドローしつつ、このターン中のパワーを+4000出来る!」
「凄い……! 流れるようにユニットを動かしてる……! やっぱり、この店のファイターは全員強い!!」
ロマリオの被ライド時効果で増やしたソウル。前のターンに肥やしたドロップゾーン。ミサキの攻撃で受けた2ダメージ。
それら全てをフルに活用し、見事に盤面を整えたプレイングに感嘆するミサキに対してニヤリと笑ったイワオは、彼女へと猛攻をかける。
「まずはナイトゲベールのブーストを受けた『キャプテン・ナイトミスト』でアタック!」
「合計パワー17000……なら、『ファルファッレ・メイガス』でガード!」
1発目の攻撃は凌いだ。だが、ここからが本番だ。
続いて繰り出されたヴァンガードの攻撃を、ミサキは歯を食いしばって耐える。
「『ルイン・シェイド』は攻撃時、山札から2枚をドロップゾーンへ送ることでパワーを+4000出来る! 合計パワーは13000! どうする、ミサキちゃん!?」
「……ノーガード」
『デヤアアッ!!』
『うあああっっ!?』
「んんんっっ♡♡♡」
ミサキがライドした『プロミス・ドーター』の悲鳴が轟く。同時に、股間に荒縄が這いずり、キツく縛り上げられる感覚に甘い声を漏らしたミサキは、下半身もまたいやらしい縄化粧を施されてしまった。
「んんっ……♡ あ、あそこに縄が食い込んで……っ♡ 痛いけど、気持ちいい……っ♡」
「いいねぇ! ミサキちゃんは結構なマゾっ娘みたいだな! そんじゃあ、もっと気持ちよくしてあげるよ!」
「あああぁああああっっ♡♡♡」
3度目の攻撃も為す術なくヒットされ、そのペナルティとしてミサキを縛る縄が一層キツく彼女を締めあげる。
胸を潰され、股間に深く食い込んでくる縄の感触に被虐的な快感を呼び起こされたミサキの表情は、みるみるうちに淫らな少女のものへと変貌していった。
「一気にダメージが3に……それに、ブルーブラッドの効果で手札とドロップゾーンがまた補充された……!!」
「ガハハハハッ! どんなもんだ! さて、ミサキちゃんは次のターン中に勝負を決めないとマズいんじゃないか?」
ブルーブラッドはダメージを与えた時、自身を退却させることで手札とドロップゾーンの補充が可能なスキルを持っている。
防ぐのであれば最初の攻撃ではなく、こちらであったと後悔したミサキであったが、ファイトの流れがイワオに傾いていることを感じ取り、小さく首を振った。
(終わったことを嘆いてもしょうがない。今は、アタシに出来る全力を尽くすだけだ!)
失敗はファイトが終わった後に反省すればいい。今は、全力で勝ちに行くことだけを考える。
そう意識を切り替えたミサキは、手札から最高グレードのユニットを選び、自身のヴァンガードへとライドさせた。
「『CEO アマテラス』にライド! スキルでデッキから1枚ドローして、その後デッキトップを確認、山札の上に戻す! デッキを確認する効果が発動したことで、アマテラスのパワーは+5000される! さらに、後列に2体の『クォーレ・メイガス』をコール! 効果でデッキトップを2枚まで確認し、この効果でさらにアマテラスのスキルが発動する!」
「なるほど……一気にパワーが15000されたってわけか。これならブースト無しでも十分なパワーが出るな」
「行くよ! 3連続アタックだ!!」
『イエローウィッチ メメ』、『ステラ・メイガス』、そして『CEO アマテラス』。3体のユニットたちが苛烈な攻撃を『ルイン・シェイド』へと仕掛ける。
しかし、イワオはそんな状況でも余裕の笑みを崩さず、ミサキの攻撃を受け止めるべくカードを使用した。
「完全ガード『突風のジン』! アマテラスの攻撃はガードさせてもらう!」
「くっ……! クリティカルトリガーが出ることは、わかってたのに……!!」
山札を確認していたミサキは、デッキトップがクリティカルトリガーであることを知っていた。
しかし、イワオもまた彼女がデッキトップにカードを戻したことで、それがトリガーユニットであることを理解していたようだ。
惜しみなく完全ガードを使い、一番ダメージの出るヴァンガードの攻撃を防ぎ切る。
そのまま、トリガーの乗った『ステラ・メイガス』の攻撃だけを受け、もう1発の攻撃はガードしたイワオは、ダメージ4でターンを折り返すことに成功した。
「トドメまでいけなかったな、ミサキちゃん。さて、俺も本気を出すとするか!」
「くっ……!」
ミサキの手札にはギフトで得た【プロテクト】のカードがある。手札の枚数も決して少なくはないし、十二分にこのターンを守り切れる可能性はあった。
しかし、【グランブルー】というクランの爆発力を知るミサキは、背筋に走る嫌な予感に体を震わせ、ただただ全身を強張らせることしか出来ない。
そんなミサキの前でカードをプレイするイワオは、早速切り札へとライドし、盤面を動かし始めた。
「ライド! 『魔の海域の王 バスカーク』!! ギフトマーカー【プロテクト】をゲットしつつ、スキル発動だ!!」
『オォォォォォォォォ……ッ!!』
既にイワオのドロップゾーンには、11枚ものカードが存在している。
あの大文字ゴウキでさえ、ミサキとの対戦ではグレード3にライドした時、この半分程度のカードしか用意出来ていなかったことから考えても、イワオのプレイングが彼よりも巧みであることは間違いない。
バスカークには、ドロップゾーンのカードが10枚以上ある場合、パワー5000とクリティカル+1を得る効果がある。
それに加え、自身の効果でドロップゾーンからコールしたユニットのグレード1につき、さらにパワーを+5000する効果があるのだ。
「バスカークのスキルで、ドロップゾーンから『不死竜 スカルドラゴン』をスペリオルコール! バスカークのパワーは+15000され、合計パワー32000、クリティカル2となった!」
「ううっ!? しかも、スカルドラゴンにはドロップゾーンのカード1枚につき、パワーが2000される効果がある……! 今、イワオさんのドロップゾーンのカードは10枚、合計パワーが20000も上昇してる!!」
「まだまだぁ! スカルドラゴンの後列にいる『細波のバンシー』を退却させ、『悲痛なる弾丸 ナイトゲベール』をコール! その効果でドロップゾーンにカードを送りつつ、10枚以上のカードがドロップゾーンに存在することで、ナイトゲベールのパワーをこのターン+10000する!!」
「合計パワー54000……!? なんて、攻撃力……!!」
超獣と化した『不死竜 スカルドラゴン』の姿にミサキが恐れ慄く。
その強大な攻撃力に愕然としたミサキであったが、首を振ると自分自身を叱咤した。
まだ自分のダメージは3。手札には【プロテクト】のギフトマーカーがある。
クリティカル2のバスカークの攻撃さえ防げば、ギリギリダメージ5で耐えられるはずだし、『キャプテン・ナイトミスト』の攻撃力はそう高くないため、そちらも防げるはずだ。
……そう、だったのだが……
「悪いなミサキちゃん、ダブルクリティカルトリガーだ!! 効果は全て、スカルドラゴンに乗せるぜ!!」
「そんなっ……!?」
『キャプテン・ナイトミスト』の攻撃をインターセプトで防ぎ、バスカークの攻撃にプロテクトを使うまではプラン通りだった。
しかし、そのドライブチェックで捲れた2枚のクリティカルトリガーが、ミサキの計算を完全に狂わせてしまう。
これで、スカルドラゴンのパワーは74000、クリティカルは3という文字通りの化物が誕生してしまった。
ミサキの手札には完全ガードはなく、この驚異的な攻撃力を防ぐだけのガード値も足りていない。
つまり……詰みということだ。
「ああああああああああああぁああああああああああっっ♡♡♡ だめぇええええええええええぇっっ♡♡♡」
容赦の無いスカルドラゴンの攻撃がアマテラスにライドするミサキを襲う。
その瞬間、彼女を縛る縄はこれ以上ない程にキツくミサキの体を締め付け、何処からともなく出現したゾンビ海賊がポールギャグと目隠しを彼女の顔に取り付けたではないか。
「もごぉっ♡♡♡ もごむぐ、もごぉおおぉおおおっっ♡♡♡」
体を貫く衝撃が、ミサキの絶頂を呼び覚ます。
視界を封じられたことで感覚は敏感になり、体を縛る縄の痛み混じりの快感がよりはっきりと感じ取れるようになってしまったミサキの股座からは、愛液と共に失禁尿が噴き出していた。
『ギャヒ! ギャヒヒヒヒッ!!』
『ギグフフフフフッ!!』
「もごぉ♡♡♡ んもぉっ♡♡♡ もむぅっ♡♡♡ んもぉおおぉおっ♡♡♡」
ミサキのデッキトップから3枚のカードが飛び散る。
そのカードがダメージゾーンに置かれる度に、ゾンビ海賊がミサキの尻に激しいスパンキングを繰り出す。
1枚目、右の尻を叩かれ、被虐的な快感に悶えながらミサキが脚を前に運んだ。イワオへと近づきながら、敗北の証を刻まれる彼女に対し、今度は左のゾンビ海賊が掌を振り上げる。
2発目、綺麗な音が鳴り響いた。もはや彼女とイワオの距離は大分縮まり、あと1歩でも前に進めば伸ばされた手に掴まれてしまいそうだ。
そして3発目、両側のゾンビたちは思い切り腕を振り上げ、最後のカードの落下と共に渾身の一発をミサキの尻に見舞おうとしている。
ミサキに自分が敗者であることをわからせるように、自分たちの船長であるイワオの下に戦利品を届けるために、最後のスパンキングを繰り出そうとしているゾンビ海賊たちに向け、ミサキもまた尻を突き出す格好を取って敗北を受け入れる心構えをした。
ぶんっ、と腕が空を切る音がする。
閉ざされた視界の中で、自分の尻に猛烈な張り手が飛んできている予感がする。
ぶるぶるとお尻を震わせ、荒縄とポールギャグ、目隠しで戦利品として相応しい無様な負け姿に彩られたミサキは、目隠しの下でぎゅっと目を瞑り、そして――
『ゲット! ヒールトリガー!!』
「……え?」
突如として瞼の裏を焦がす光に包まれ、驚きの声を上げた。
はらり、と目隠しが顔から落ちる。背後に立っていたはずのゾンビ海賊たちが打ち倒される音がする。
驚いて顔を上げたミサキが見たのは、自分の配下である『スフィア・メイガス』がファイトの立ち位置へとミサキ自身を運ぶ姿であった。
『マイ・ヴァンガード! しっかりしてください!』
「アタシ、助かったの……? まだ、負けてない、の……?」
『そうです、マイ・ヴァンガード。しっかりしてください! あなたには勝たなけらばならない理由があるはず! その思いを忘れないでください!』
「アタシ、勝ちたい、理由……そう、だ……アタシ、アタシは……!!」
『スフィア・メイガス』の言葉が、ミサキの中に眠っていた闘志に火を付けた。
そうだ。自分がどうしてゴウキへのリベンジに燃えていたのか、その理由をようやく思い出すことが出来た。
絶対に負けられない! 負けてはならない……! そんな闘志を胸に、ミサキは次々カードをプレイしていく。
『ライド! 『インペリアル・ドーター』! 前列のリアガードサークルに『サイレント・トム』をコール! それぞれスキルを発動し、パワーを強化!!』
「お、おぉぉ……!? こ、こいつは……っ!!」
鬼気迫るミサキのプレイングに気圧されるイワオ。『E-ROSS』の男たちも、普段とは違うミサキの様子に驚いているようだ。
そんな男たちを尻目に、盤面を整えていくミサキ。未だにポールギャグを咥えている口からはもごもごという声しか出ていないが、イメージ空間であるクレイの大地が彼女の思念をそのまま声として周囲の人間に伝えてくれるため、ファイトには影響が出ていない。
そんなミサキは自分では気が付いていなかったが、心の中に秘めた思いを知らず知らずのうちにこの場の全員へと発信していたのだ。
『負けられない! もう、負けたくない! 『カードキャピタル』を馬鹿にされたことは許せても、『E-ROSS』のみんなを馬鹿にされたことだけは許せない!!』
そう、ミサキがゴウキにリベンジを誓う1番の理由とは、自分の店の名誉挽回ではなく、『E-ROSS』の男たちに対する暴言を撤回させるためだったのである。
『アタシを育ててくれたのはこのお店のみんなだ! 大好きなみんなに色んなことを教えてもらって、鍛えてもらった! なのに、名前を知らないお店のことを無名店だって馬鹿にする男にアタシは負けちゃった……無名店でも強いファイターがいるって証明しなきゃいけなかったのに! 大文字ゴウキよりもみんなの方が強いのに! そんなみんなに育ててもらったのに……アタシ、勝てなかった。それが悔しくて悔しくて、堪らないんだよ!!』
「み、ミサキちゃん……!」
『次にあいつと戦う時は、『カードキャピタル』の戸倉ミサキとして戦うんじゃない。『E-ROSS』の戸倉ミサキとして戦うんだ! その時は絶対に負けられない! 大好きなみんなの名誉のために、アタシは負けられないんだ! だから、だから――っ!!』
「う、うおぉぉぉぉっ!?」
ミサキが見せる、執念。【グランブルー】には負けないという強い思いに、デッキが応える。
自身の効果でパワーとクリティカルを上昇させた『インペリアル・ドーター』のアタックは、【プロテクト】のギフトマーカーで何とか防げた。
しかし、そこで捲れたカードは2枚ともクリティカルトリガー……左右の【サイレント・トム】に分配してトリガーを乗せたミサキは、トドメの攻撃をイワオへと繰り出す。
『アタシは勝つ!! みんなのために、アタシは勝つんだっっ!!』
「うわああああああっっ!!」
ノーマルユニットではガード出来ない『サイレント・トム』のアタックを、2回とも防ぐ手札はイワオには無かった。
クリティカル2のダメージによって、元々が4であったイワオのダメージは6になり、そして……
「ダメージチェック……ノートリガーだ。俺の負けだよ、ミサキちゃん」
「む、ぐ……? ぷはぁ! え? か、勝った……? アタシが、『E-ROSS』のお客さんに、勝った……!?」
ユニットたちが、スペース内のもやが、消える。残ったのは、ダメージゾーンに6枚のカードを乗せたイワオと、それを茫然と見つめるミサキだけ。
運もあった。相手のプレイングミスと考えられる部分もあった。あと10回ファイトしたら、おそらくはミサキが全敗するだろう。
それでも……ミサキは、勝利した。この『E-ROSS』の常連客に初めて勝利したミサキは、ファイトスペースから出て初めてその実感を沸かせる。
「そっか、勝てたんだ……! アタシ、イワオさんに、勝てた……っっ!!」
嬉しさがこみ上げる。喜びに胸が弾む。
笑顔と涙が同時に溢れ、それでも幸せに拳を握り締めたミサキのことを、ゲンをはじめとした『E-ROSS』の男たちは大いに褒めちぎってくれた。
「やったな、ミサキ! 記念すべき初勝利じゃないか!!」
「こりゃあ、俺たちもうかうかしてられんな!」
「にしても……いい気迫だったぞ。俺たちのために負けられない、って思ってくれて、凄く嬉しかった」
「だ、だって、アタシがこうして幸せでいられるのは、みんなのお陰だから……! アタシにとって『E-ROSS』は、もう『カードキャピタル』以上に大切な場所になってるから、そこを馬鹿にされたくはなかったっていうか……って、なんでみんな、そのこと知ってるの!?」
ファイト中に自分の思いが垂れ流しになっていたことを知らないミサキは、自分の正直な想いを男たちに知られたことで恥ずかしさに顔を真っ赤にしてしまった。
全裸を見られることよりも、彼らへの深い思いを知られることを羞恥するミサキを囃し立てる言葉が飛び交う中、ファイトの対戦相手であったイワオが悔しそうにしながらも清々しい表情でミサキへと語り掛ける。
「参った! ミサキちゃんを舐めてた、っていうのは言い訳にもならねえな! ちんぽに意識が行き過ぎて、ファイトに集中してなかった俺が悪い! 完敗だぜ!」
「こっちこそ、いいファイトだったよ。次にやったら負けちゃうだろうけど、イワオさんに勝てて嬉しいな」
「くぅぅ~~っ! こんなに悔しいのは久しぶりだぜ! ……ああ、そうそう! 負けた俺も、ミサキちゃんになんか差し出さなきゃフェアじゃねえよな。ってことで、これを受け取ってくれ!」
「えっ!? こ、これって……?」
そう言ってイワオが差し出したのは、沢山のカードが収められているカードケースだった。
中身を確認すると、そのカードは全て【グランブルー】のカードであり、イワオが集めているカードであることが一目でわかる。
驚くミサキに対して快活な笑みを浮かべたイワオは、ガッハッハと豪快に笑いながら話を続けた。
「【グランブルー】に勝ちたいなら、【グランブルー】を使ってみるのが一番! 実際に自分で経験することでわかる弱点や強みもある。ミサキちゃんの上達に、そのカードを役立ててくれ!」
「い、いいの? レアカードも沢山入ってるし、これって大事なカードなんじゃ……?」
「【グランブルー】のカードなら腐るほど持ってるさ! 俺に勝った証として、そのお宝を持っていってくれ!」
「イワオさん……! ありがとう! 大事に使わせてもらうね!」
大量の【グランブルー】のカードを手に入れたミサキは、イワオの好意に感謝して笑みを見せる。
また新たにこの店で紡がれた絆に感激しながら、ミサキは男たちに向けて大きな声で叫んだ。
「よ~し! それじゃあ、今から感想戦をしてから新デッキを組もうかな! デッキ構築、手伝ってくれる?」
「もっちろん! ばっちりアドバイスしちゃうぜ!」
「ふふっ♡ あ♡り♡が♡と♡ それじゃあ、それが終わったらイワオさんにデッキの回りを確認するためのファイトに付き合ってもらおうかな♡ もちろん、アタシが負けたらえっちなことをしてもいいよ♡」
「おっ!? ミサキちゃんは気前がいいなあ! 俺にもう1回チャンスをくれるなんて!」
「ふふふっ♡ 次は負けちゃうだろうけど、別に良いか♡ 船に乗ってる間はザーメン溜めちゃってるだろうし、『E-ROSS』仕込みのアタシのエロまんこ&お尻&おっぱいで、いっぱいおちんぽ抜き抜きしてよねっ♡♡♡」
和やかに、にこやかに、そして淫らに……今日も『E-ROSS』では幸せな時間が流れていく。
その後、【グランブルー】の新デッキを組み上げたミサキは、その仮回しでイワオに全敗し、加えて【オラクルシンクタンク】のデッキを使った再戦でも連戦連敗して、イワオの激しいセックスによってしっかりと立場をわからされる羽目になったことは、言うまでもないだろう。
しかして、今日という日の経験は確かに彼女の力となり、暫く後に大文字ゴウキとのリベンジマッチを制する糧となったこともまた、確かな事実なのであった。
・戸倉ミサキに関する情報
年齢 15歳
身長 167cm
体重 55kg
個人経営AV制作会社 『サークル厳島』専属AV女優
今後一年間に渡って最低12本の主演作品を販売予定
通っている学校 宮地学園高等部
誕生日 11月1日
バイト先 カードキャピタル
初体験の相手 厳島ゲン(膣・尻穴両方)
ファーストキスの相手 厳島ゲン
3サイズ96-57ー93(Iカップ)
『露出』『被虐』『屈服』『敗北』に快感を感じる様になった
『E-ROSS』の男たちへの感情が『好意的』に変化
厳島ゲンへの感情が『愛情』に上昇。他の男たちとは違う目で見ている
『膣』の感度が大幅上昇
『アナル』の開発が完了、性交が可能に(感度も上々)
『射乳』が可能に。感度も上々で男たちのイメージが尽きぬ限り射乳も止まらない
『E-ROSS』の男たち(江島、タイゾウを除く)に自身の性感帯を完全に把握される
Twitterのフォロワー数 約17000人(AV業界の人間や裏社会の人間がほとんど。残りはE-ROSSの客たち。最近、営業によって獲得したファンも増えてきた)
『E-ROSS』の秘密を知る。店長である江島の協力を得ることで、惑星クレイへ意識を送り、そこに存在する【ミサキ】の名を冠したユニットに憑依
ライド
出来るようになった
男性たちのイメージの受け皿として、押し付けられたイメージを現実のものとすることが出来る能力を得た(発動は自分の意思では行えず、性的興奮が高まると無視行の内に発動する)
AV女優初主演作品『戸倉ミサキ』総DL数 30000回を突破
使用デッキ 『オラクルシンクタンク』(インペリアル・ドーター軸)
『スパイクブラザーズ』『たちかぜ』『メガコロニー』のデッキも所有。そちらはまだ仮組み程度の完成度で『E-ROSS』に預けてある
現在の戦績 4勝8敗(描写有のみ 無しだと敗北数はもっと多い)
ファイターとしての実力 中級者程度だが、どこか不思議な凄みを感じさせる。自身の興奮が高まると関係を築いたユニットたちの声が聞こえるようになった
惑星クレイにて、自軍のユニットと共に――
ロイヤルパラディン 奉仕部隊に就任
かげろう 性奴隷として活動
スパイクブラザーズ セックスサポーターとして勤務中。【ジャガーノート・マキシマム】に目を掛けられ、彼専属のセックスサポーターとしての活動を開始。名前を【専属セックスサポーター ミサキ】へと改名
メガコロニー 淫乱女怪人ドスケベ・ミサキとして所属、活動開始。現在はグレード1に昇格し、戦闘員たちを率いることが出来る様になった
たちかぜ 苗床として卵を植え付けられ、代理出産を行う。彼女の産んだ子は通常よりも強い個体になることから、【たちかぜ】上層部から貴重な存在であると認識されている
ネオネクタール 心の強さと美しさに目をかけられ、新たなる【銃士】として参加。性交と訓練を続ける
グランブルー 新海賊団を立ち上げ、その船長に。美しく淫らな女海賊として、注目を浴びている
上記の存在として各クランに認知され、クレイ各地に散らばる【ミサキ】ユニットとして鋭意活動中
AV女優としての主演作品
第1弾『戸倉ミサキ』 4月28日発売 デビュー作。ミサキが処女喪失から快楽に屈するまでの流れを収録
第2弾『女体開発』 5月25日発売 全身の開発と一歩踏み込んだ数種類のプレイを収録
第3弾『学園の淫姫』 6月15日発売 宮地学園での変態プレイを収録。初の企画ものAV
第4弾『羞恥水泳』 7月27日発売 AVの撮影場として有名なプールにて、逆ナンパからの輪姦セックスや剃毛を行う様を収録
第5弾『搾精挑戦』 8月3日発売 自らの限界に挑戦したミサキの耐久セックスを収録
第6弾『聖域解放』 8月10日発売 ミサキのアルバイト先兼住居でもある『カードキャピタル』(店名は伏せた)で撮影したシチュエーションAV
第7弾『速攻結合』 8月17日発売 『E-ROSS』の男たちに来店と同時に犯してもらうというミサキの提案を元に撮影された企画もの
第8弾『甘逝地獄』 8月24日発売 絶頂をお預けし続けて完全に発情しきったミサキの肉体を徹底的に嬲った作品。キャッチコピーは「史上最高に無様な雌の姿がここにある」
特別弾『夏休延長』 夏休み作品を全て購入した者限定で配布される作品。保護者に嘘をつき、夏休みを延長させたミサキに対する教育セックスで彼女を更生させるといった内容。冒頭の保護者と電話しながら男の上で腰を振るミサキのシーンは必見