戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
この後にCM風のお話を追加で投稿するので許して、許して……。
「は~い、それじゃあ今月のミサキ会議を始めるぞ~! お前ら、しっかり意見を出し合えよ~!」
「う~い!!」
ある日の『E-ROSS』、普段通りのミサキと男たち貸し切りの店内にて、毎月の恒例行事となったミサキ会議が行われていた。
ミサキ会議とは、その名前の通りに今月のミサキの予定を決めるために行われる話し合いのことだ。
新作AVの内容決めやそのためのスケジュール調整、プライベートな時間をどう確保するかをミサキの予定も合わせて確認しつつ決定する、割と真面目な会議でもある。
まあ、とはいったものの、話し合いの大半は参加者たちがどんなプレイをしたいかを話し合うことに費やされており、わかりやすくいってしまえば『E-ROSS』全員での猥談とでもいうべき行事でもあった。
「まずは、先月の撮影兼夏休み旅行、お疲れ様。新作の売れ行きも絶好調、今月発売の夏休み企画作品の収益も期待出来そうだ。そうしたら、次の長期休暇も撮影を兼ねてみんなで旅行に行くのもいいかもしれないな」
「おお~っ! そんじゃ、次は冬休みかシルバーウィークに遠出か!? 次は何処に行くよ!?」
「ぐふふふふ……! いろエロと妄想が膨らみますなぁ!!」
議長を務めるゲンの先月度報告に顔を綻ばせる面々。
しかし、そんな中で真面目な表情を浮かべるミサキ(真面目なのは表情だけで、服装は普段通りの前貼りほぼ全裸状態である)が咳払いし、呆れたように彼らへと口を開く。
「はいはい。先の予定を考えるのもいいけど、今は来月の新作の内容を考えてほしいんだけど。夏休みの企画に力入れ過ぎて、その後のことを何も考えてなかったからさ」
「あ~、そこは俺たちも反省だな。ミサキとの旅行が楽しみ過ぎて、後々の予定を組むのを忘れてた」
「……別に、それはアタシも一緒だし。そう思うんなら、アタシのまんこが疼くエロい企画を提案してみせてよ」
ぷいっ、と恥ずかしそうに顔を逸らしながらそう告げたミサキは、横目で男たちを見やってその反応を窺う。
馴染みの店の姫とでもいうべきミサキのお願いを聞けないわけもない男たちは、彼女の願いを聞き遂げると早速己の中にある欲望を曝け出し始めた。
「よっしゃ! まずは俺からな! 夏休みのセックスで、ミサキも結構大胆なプレイをしたと思うんだよ。だから、ここらでいっちょ過激に街中での野外露出プレイをするってのはどうだ!?」
「ほほう! 遂にって感じだな! なんだかんだでミサキも露出に嵌ってきてるし、ここらで過激なことをしてもいいんじゃないか?」
「ん……♡♡♡ まあ、みんなのお陰で見られるのも恥ずかしいのも大好きになっちゃったしね♡ 野外露出もの、悪くないかな?」
最初の提案に頬を赤らめながら答えを返すミサキ。
今もほぼ裸と同じ格好を男たちの前で曝け出しているが、決して恥ずかしくないわけではない、むしろ、その恥ずかしさを味わうためにこんな格好をしている部分もある。
それ以上に愛する男たちに自分の裸を見てもらいたいという乙女心があったりもするのだが、ミサキがこの数か月で露出プレイに嵌ってしまったことは、『E-ROSS』の誰もが理解している事実だった。
「う~ん、でも夏休みの作品で結構露出プレイってやってなかったか? 砂浜とか、キャンプ場とか……ああ、コンビニでもやっちまったよな?」
「解放的なシチュエーションと街中っていう差はあるけど、同じ露出ものが続くのってどうなんだ? 見てる人たちも飽きがこないか?」
「それに、過激なプレイをするのはいいけどよ、万が一にもミサキの生活に影響が出る可能性を考えると、そこまで派手に露出するのは避けた方がいいんじゃねえの?」
とまあ、乗り気な反応を見せたミサキであったが、『E-ROSS』の男たちの中には露出プレイの被りや危険性を考えて否定的な意見を口にする者もちらほら見受けられている。
確かに、問題も少なくはないなと考え直したミサキは、ちらりとゲンに視線を送り、彼の結論を待つことにした。
「あ~……俺も今は露出プレイの段階じゃないと考えてる。ここから煮詰めていくのは大いにありだが、来月の作品としては提供出来ないな」
「そっかぁ……ゲンさんがそう言うのならしょうがない」
「元気出しなよ。アタシは良い案だと思ったからさ」
ゲンからのNGを喰らい、しょんぼりと意見を取り下げる男をフォローするミサキ。
誰かに見られる悦びとゾクゾクとしたスリルを味わえる露出プレイに愉しみを見出している彼女は、本心から彼を慰めると、次の意見へと耳を傾けた。
「んじゃ、次は俺な。夏休みでは外でのプレイが多かっただろ? だから、次は家の中でたっぷりセックスする作品にしようぜ! 具体的には、ミサキのコスプレセックス!!」
「おっ、悪くないね♡ ゲンさんが調達してくれたコスプレグッズは山ほどあるし、使わなきゃ勿体ないかも……♡♡♡」
夏休みの企画の真逆を突く、王道。美少女とのコスプレセックスというAV企画っぽい提案にも乗り気な反応を見せるミサキ。
だが、ここからの問題はミサキにどんなコスプレをさせるか、という部分だ。
男たちはヴァンガードファイトよろしく己のイメージを膨らませ、自分がミサキに着せたい衣装について熱く語り始める。
「やはりここは王道のメイド服だ! 慣れない奉仕に戸惑うミサキも良し! 毒舌クールメイドさんでも良し! どっちのメイドミサキもちんぽで喘がせれば一万倍可愛いに決まってる!!」
「俺は猫耳猫尻尾の猫娘コスを推すぜ! 可愛い猫ミサキに大好物のちんぽミルクをご馳走する、堪んねえシチュエーションじゃねえか!!」
「ここは思いっきり変態的な奴でいくべきだ! ランドセルとパツパツ体操服でのJSコスプレセックス! ミサキにお兄ちゃんとか言わせる絶好の機会!!」
「あ~あ~、ちょっとタイム! ごちゃごちゃし過ぎて話が進まないから、なんのコスプレをするかはまた今度考えよう! 意見として出た奴はちゃんとアタシが着るから、それ見て判断してよ」
「わ~い、やったーっ!!」
ミサキが自分たちの望み通りの衣装を着てくれるという朗報に言い争いを止めて喜びあう男たち。
そんな彼らを呆れ半分、愛しさ半分の感情で見つめながら、コスプレセックスも悪くないとミサキが考えていると――
「そろそろ俺も提案していいか? ちょっと中途半端な時期だからこそ、思いっきりマニアックな奴でいくべきだと思うんだよ。そこで俺が提案するのは……ミサキの尻だけを責める作品! 名付けて『ミサケツ』だ!!」
「ほう? 尻だけを?」
「おう! まんこも胸も封印して、ケツだけを徹底的に弄り倒す! 尻揉み、スパンキング、アナル責めから始まり、空気浣腸での強制放屁に浣腸責めでの肛門決壊! 前にもやったゆで卵でのケツ穴産卵プレイなんかもやっちゃって、締めはやっぱりケツマンコセックスだろ!」
「それ、めっちゃいいかも……♡♡♡ 子宮に、ううん、けつまんこにぐっと来た♡♡♡」
「おっ! ミサキも今日一番の反応を見せてくれてるじゃん! これはミサケツ、撮影決定か?」
初めてのアナルセックスからおよそ半年。すっかり肉棒を受け入れる器官と化したアナルの成長ぶりを披露するのには、ちょうどいいタイミングかもしれない。それに、尻だけを責められる企画だなんて、とてもマニアックでAV女優っぽいではないか。
わくわくとした気分のまま、期待に染まった瞳でゲンを見つめてみれば、彼もまたそんなミサキの反応に大きく頷き、男たちへと大声で告げる。
「決まりだな。次回作はミサキの尻責めプレイ満載の企画『ミサケツ』だ! 内容はこっから煮詰めていくぞ!!」
「おっしゃ~! 企画通った~っ!! ミサキの尻にあんなことやこんなことしてやるぞ~っ!!」
「ふふっ♡ お手柔らかに……しないでよねっ♡♡♡ アタシのお尻、思いっきりいじめて、たっぷり喘がせてよ♡♡♡」
「まっかせろい! そんじゃ、今から具体的にどんなプレイをするか考えていこうぜ!」
「ヤりたいこと、遠慮せずに提案していって♡ どんなプレイでも、このデカケツで受け止めてあげる♡♡♡」
ぱちぃん、と思い切り自分の尻を叩き、楽しそうに笑うミサキ。
尻のみを責めるという相当にマニアックなプレイすらも楽しみにしか感じなくなっている彼女は、男たちから寄せられる数々の変態的行為に肛門をきゅっと締めながら笑みを浮かべる。
ローションで尻をいやらしくデコレーションする。初っ端は浣腸プレイから。ケツドラム演奏は外せない。器具責めのためにありとあらゆるアナル調教器具を用意しよう。綿棒が何本挿入出来るか試した後、それでくじ引きでもしてみるか。疑似産卵用のゆで卵は幾つ用意する? 壁尻プレイっていうのも一度はやってみたいよな。etc.etc.。
男たちからプレイの提案が出る度に、ミサキは嬉しそうに尻を振って興奮と歓喜を示す。
全裸の彼女のむっちりとした尻が左右に揺れる光景は男たちの卑猥な妄想を掻き立て、更に沢山の変態プレイが挙げられることに一役買ったことは言うまでもないだろう。
最終的に、パッケージ写真は器具で尻穴を責められて絶頂するミサキの姿を全身撮影したものにするか、あるいはシンプルにミサキの尻を大写しにして、そこに『ミサケツ』のタイトルを直接書いたものにするかという議論に発展したが、それもミサキの「思いついたもの全部撮影して、一番エロいものを使えばいいじゃん。ボツになった奴は特典として使えばいいんだし」の一言で決着がついた。
積極的に、官能的に……自分を題材としたいやらしい作品作りにも乗り気になって参加するミサキの姿に、ゲンも嬉しそうな表情を浮かべている。
本日も『E-ROSS』は大盛況。店のアイドル兼AV女優であるミサキを中心に、彼らの盛り上がりは留まることを知らない。
「あの~、一応連絡なんですが……最近、ここらのカードショップで『フーファイターズ』を名乗る悪質ファイターが迷惑行為を連発してるみたいです。皆さんなら大丈夫だと思いますが、頭の片隅にそんな奴らがいるということは記憶しておいてください」
そんな、非常に大事な江島からの連絡も軽く聞き流してしまうほどに、本日のミサキ会議も大いに盛り上がり、次回作の考案は着々と形になっていくのであった。