戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
夜10時27分、街灯と立ち並ぶ家から漏れる明かりが道をまばらに照らす中、ミサキはやや多めの荷物を持って歩みを進めていた。こんな時間に女子高生であるミサキが街を歩くことは問題視されるだろうが、当の彼女にはそんなことはどうでも良かった。
夕食の際にシンと会話し、GWの間にある平日に学校をサボる許可は得た。その後、不意にやって来た連絡に従い、事前に受け取っていた睡眠薬を使ってシンをぐっすりと眠らせたミサキは、様々な工作を行ってからこうして家を出たのである。明日、シンが起きる頃にはミサキはとうに学校に居る時間だろう。無くなっている制服や洗われた食器、テーブルの上の書置きを見れば、シンはミサキがいつも通りに学校に向かったのだと信じて疑わない。こうして、夜遅くに勝手に出歩いているとは露とも思わないはずだ。
(ごめん、シンさん……でも、仕方が無いことなんだ……)
心の中でシンに詫びながら、ミサキは顔を隠すマスクをずり上げた。時刻が10時30分を示し、ミサキが顔を上げた瞬間、彼女の目の前に一台の車がやって来て停車した。するすると窓ガラスを開けて顔を出した男の姿を見たミサキは、ほっと安心した様子で彼に話しかける。
「遅いよ、ゲンさん。誰かに見つかったらどうしようかと思ったじゃん……」
「約束の時間ぴったりだろう? 遅刻はしてないんだから文句を言われる筋合いはないじゃあないか」
「そりゃ、そうだけどさ……」
文句を言いながら、ミサキはゲンが運転して来た車の後部座席に荷物を放り込んだ。そのまま助手席に座り、シートベルトをしっかりと締め、ゲンに頷いてみせる。ミサキの準備が整ったことを確認したゲンもまた、すぐにアクセルを踏んで車を発進させた。
「それで、面倒を見てくれてる人は何だって?」
「……学校、サボっても良いって。ついでに、翌日のバイトも休みにしてくれた」
「ほう! そいつはラッキーだ! それじゃあ、2日も『E-ROSS』に通いつめられるじゃないか!」
「うん……そう、なるね……」
ちらりと横目でゲンを見たミサキは、運転しながら嬉しそうに笑う彼の様子にドキリと心臓を跳ね上げさせた。昼間の一件から、どうもゲンに対して今まで通りに接せなくなっていることを自覚しながら、ミサキは早くなっている心臓の鼓動を誤魔化す様にして話を続ける。
「これでタイゾウさんの命令は達成出来るね。『GW中にのどこか一日、E-ROSSに居続けろ』だなんて、どこかの変態オヤジと比べて随分とまともな命令だよ」
「はははっ! そうかもな! ……しかし、ミサキも凄いじゃないか。その命令は、要するにタイゾウくんがまたミサキとファイトしたいってことなんだよ。あのタイゾウくんが誰かと再試合したいと思うなんて、本当に珍しいことなんだ」
「そうなの? ……ファイトでは惨敗だったし、いまいち実感はないんだけど……」
「胸を張りなよ、ミサキちゃん! 例えまぐれだとしても、最後のあのヒールトリガーはミサキ自身の気迫が呼び寄せたものさ。そのガッツをタイゾウくんも認めたんだろうし、俺たちだってミサキの成長は凄いと思ってるんだよ」
「っっ……♡ べ、別に、アンタに褒められても嬉しくないし……♡」
昼に見せたファイトの内容を褒めちぎられたミサキは、口ではそう言いながらも嬉しくて堪らなかった。心臓の鼓動は激しくなっているし、子宮もきゅんと疼いている。ゲンにこうして褒められただけで幸せを感じる自分自身に困惑しながら、ミサキはその心地良さにうっとりと酔いしれていた。
「ははっ! まあでも、そんな親父の言うことを何でも聞いてくれるって提案したのはミサキの方だろう? しかも、『E-ROSS』の客たちのお願いを一つだけ聞くとも言ってたしね」
「それは……あのファイトの時、ゲンさんや皆に励まされたからこそ、アタシは大切なことに気が付けたと思ったから、そのお礼だよ。別に、他意なんてないし――」
「でも、俺たちはミサキちゃんにエッチなことを仕掛けまくった奴らだぜ? そんな奴らに感謝するなんて、おかしいと思わなかったのかい?」
「……別に良いかな、って。確かにゲンさんたちはスケベ親父だけど、あの時にアタシが皆に感謝したって事実は変わらない。全部を許す訳じゃないけど、その感謝を少しでも形にしたいって思ったからさ……」
「……良い子だね、ミサキは……。こうして俺のお願いを聞いて、時間通りにやって来ただけはある。親御さんに睡眠薬を使ってまで、ね……」
「っっ……♡」
褒められる快感とシンに隠し事をしている背徳感がミサキの背筋を震わせる。甘く熱い不思議な感覚は、まるで毒の様にミサキの心を蝕んでいる。しかし、ミサキはそんなゲンの言葉にも嫌悪感を示さず、ただ黙って窓の外を見つめては口元に笑みを浮かべていた。
「……でも、今度からはこんな風に呼び出すのは止めてよ。今日は特別なんだからね?」
「わかってるよ。……今回は『一晩を共に過ごす』っていう俺の命令に従っての特別戦だ。ついでに、『E-ROSS』の皆からのお願いも聞いて来たから、それを俺の家で発表しよう」
「……わかった。でも、ここで明かさないってのはちょっと怖いかも……」
「ふふふ……! 期待してる、の間違いじゃあ無いのか?」
「……うるさい、助平」
自分の中の感情を見透かされたミサキは、ただぼそりとゲンに悪態をついてからそっぽを向いて黙りこくった。これ以上、自分の恥ずかしい部分を暴かれまいと言う抵抗だったのかもしれないが、その思いも含めて、ミサキの何もかもをゲンは見透かしていたのであった。
それから10数分後、ミサキたちはゲンの家へと到着した。時計の針は11時前を指しており、夜も深夜へと差し入ろうとしている。
駐車場に車を停めたゲンは、後部座席に置いたミサキの荷物を見てニヤリと笑う。それを彼女に手渡しながら、ゲンもまた車のダッシュボードから用意していた物をミサキに見せつけた。
「それじゃまず、ミサキちゃんにはこれに着替えて貰おうかな」
「……変態。それ、着替えって品物じゃないじゃん……」
ゲンが取り出したのは、ミサキにとってはもはやお馴染みとも言えるニプレスだ。ただし、いつもの星型ではなく、可愛らしいピンク色をしたハート型のそれを二枚だけ取り出して、ゲンはミサキにそれを装着することを義務付けている。
ジロリと恨みがましい目線でゲンを睨んだミサキであったがそれ以上は特に何をするわけでも無く、溜息をつくと彼の手からニプレスを受け取って黙々と服を脱ぎ始めた。
「……嬉しいねえ。ミサキが俺に生着替えを見せてくれるなんてさ……!」
「別に、いつももっと恥ずかしい姿を見てるじゃん。今更その程度で喜んじゃって、バッカみたい」
羽織っていたパーカーを脱ぎ、下のシャツも脱ぐ。ほとんど迷いなくブラジャーも外したミサキは、少し固まった後でゲンにニプレスを差し出した。
「……どうせならゲンさんが貼ってよ。そっちのが楽しいでしょ?」
「おおっ! 良いのかい!? では、お言葉に甘えて――」
ミサキの申し出に大喜びのゲンは、彼女からニプレスを返して貰い、すぐにミサキの乳首へと向ける。まずは右の乳首へとニプレスを張り付けたゲンは、チェックとばかりにシールの上から優しくミサキの乳首を擦って弄り出した。
「んっっ♡ んんっっ♡ もう、なにやってんの……?」
「いやぁ、ミサキの乳首が可愛くてつい、ね……!」
「……馬鹿……っ♡」
ゲンに愛撫され、褒められたミサキの心と体が高揚する。彼女の頬が赤くなっているのは、羞恥だけが理由では無いだろう。女性扱いされる悦びと快感、それにゲンへの淡い好意がミサキに幸福感を与えていた。
「……おや? 乳首がぷっくりしてきたねぇ! ……感じちゃったのかな?」
「あっ……♡」
そんなミサキの興奮を体は正直に示す。ゲンの言葉にミサキが視線を下げれば、ニプレスを貼られていない左の乳首が勃起し、膨れ上がっている様子が目に映った。自分が快感を感じている証拠を晒していることに恥ずかしいという思いを抱くミサキであったが、それを隠す事はせず、むしろゲンに見せつける様にして乳房を突き出す。
「はやく、貼ってよ……♡ このまま車の中で一晩過ごすつもり?」
「おお、それもそうだな! ミサキも我慢出来なくなってきているみたいだし、さっさと次に進むか!」
「べ、別にそんなこと言ってないじゃ――んんっっ♡♡♡」
ゲンの言葉に対するミサキの抗議の声は、途中から嬌声に変わった。先ほどとは違い、素早い手付きで乳首にニップレスを貼ったゲンの動きに、ミサキは鋭い快感を感じてしまう。
びりり、と胸の先端を駆け抜ける痺れ。正反対の甘くゆったりとした感覚を感じた後だからこそ、その快感は一際強く感じられた。腰が浮き上がり、一瞬意識が遠のくほどの快楽を味わったミサキであったが、その視線の先には新たな玩具が差し出されていて――
「……何よ、これ……? まさか、これも……?」
人の親指程の大きさをしたプラスチック製の玩具……確か、これはローターと言うんだったなと思いながら、ミサキはゲンに尋ねる。とは言え、こうしてミサキの前に大人の玩具を差し出している以上、ただ見せただけということはありえないのだが。
その予想通り、自分に無言で頷いたゲンの姿に再び溜息をつき、ミサキは観念した様に尻を高く上げて彼の前へと突き出した。そのままぴしっと制止し、丸く可愛らしい美尻をゲンに見せつけつつ、ミサキは濡れ始めている秘所を差し出す。
「早くして……♡ もう、準備は出来てるから……♡」
四つん這いの姿勢で尻を突き出すミサキの姿にゲンも興奮を滾らせる。彼女を少しばかり虐めてやろうと思って用意した道具たちが、ここまでの効果を発揮するとは思いもしなかった。既に発情しているミサキの秘所からは愛液がたらたらと漏れ、卑猥な臭いを車中に染みつけるかの様に放ち続けている。
ゲンは、両手でミサキの秘所を開いて彼女の一番恥ずべき部分に視線を注いだ。ぱくぱくと開閉し、奥から粘り気のある汁を噴き出しているその穴をじっくりと視姦していると、ミサキの辛抱ならないと言った声が車中に響く。
「ゲンさん、この格好恥ずかしいんだけど……♡ 挿れるなら挿れるで、早くしてよ……♡」
ミサキの体が火照りつつあることは、彼女の性器を広げる両手から伝わっていた。もう少しこの状況を堪能したいが、これ以上彼女を焦らすのも可哀想だ。そう考えたゲンは、ローターのスイッチをオンにしてから、震えるそれをミサキの秘所に押し当てて愛液を絡ませていく。
「ふあぁっっ♡ げんさっ♡ 焦らさ、ないで……っ♡♡♡」
「ごめんよ。でも、これは必要なことなんだ。ミサキの大事な部分に挿れる前に、しっかりと濡らして滑りを良くしておかないとね」
「くぅうっっ♡ そう、なの……? なら、仕方が無いね……♡♡♡」
ぶるぶると震えるローターの振動に快楽を感じながら、ミサキは敏感な部分を次々と刺激されていった。クリトリスにローターが触れた瞬間、彼女は体を大きく跳ね上げさせながら快楽に喘ぐ。どろり、と垂れた愛液がミサキの興奮を示し、彼女の膣はいつでも男の欲望を受け入れられる用意が出来たと証明していた。
「それじゃ、そろそろ――!」
「んくぅううぅううぅっっ♡♡♡ なかでぇっ♡ ふるえてぇ……っ♡♡♡ あっ、あぁっっ♡♡♡」
ついに侵入を果たしたローターの震えに甘い快感を感じるミサキは、腰をがくがくと揺らして愛液を車のシートに撒き散らす。犬が放尿をする様に腰を震わせ、辺りに臭う汁を飛び散らかせた後、その快楽に慣れ始めたミサキは、荒い呼吸を繰り返してぼーっとした視線を前へと向けていた。
(なんか、イイ……♡ 良く分かんないけど、キモチイイ……♡♡♡)
恍惚とした気分と甘美な幸福感。その二つが融合して、まだ成熟しきっていないミサキの精神をドロドロに融かしている。精神の陥落は肉体にも影響を及ぼし、ミサキは車中の変態行為でも快感を感じるまでに開発されてしまっていた。
しかし、ゲンの調教はまだまだ終わらない。ここから更に一歩踏み込んだ快楽を味合わせるべく、ゲンはミサキに次の変態調教を行い始める。
「さあ、家に行くよ。服を着るのも面倒だから、そのままの格好で玄関まで行こうか」
「えっ!?」
ゲンのまさかの一言に驚きを隠せないミサキ。今のミサキは、ニプレスを乳首に張り付けている以外は全くの裸だ。しかも膣にローターを挿入した状態という、誰がどう見ても変態としか思えない格好をしている。その状態で外に出るなど、恥ずかしくて気が狂ってしまいそうな行為だ。
車からゲンの家の玄関までは数メートル。しかし、その数メートルがミサキにはフルマラソンの距離にも思えた。ほぼ全裸の格好で屋外に出るなど、ミサキにとっては当然ながら初めての経験である。
「ほら、もたもたしないの!」
「あっ! ま、待ってよ、ゲンさん――!」
そうこうしている間に無理矢理車から追い出されたミサキは、肌で感じる夜の空気にゾクリとした震えを禁じ得なかった。寒くもなく、熱くもなく、ちょうど良い気温である春の夜の大気は、全裸のミサキを優しく包んでくれている。
今の位置ならば車と塀が邪魔をしてミサキの姿を外から見ることは出来ないだろう。しかし、駐車場から一歩踏み出せば別……柵の隙間や門から、ミサキの裸体を覗くことが出来てしまう。しかし、車から締め出された上に荷物も全てゲンに奪われたミサキには、そのリスクを考慮してもゲンの家に向かうしか道がなかった。
「じゃあ、俺は先に家に行ってるから。ミサキも早くおいでよ」
「え? え? ま、待ってよゲンさんっ!」
この道を歩き出さなければならない。だが、その勇気が持てない……当然の羞恥心に苛まれ、玄関に向かうことに出来ないミサキを置いて、ゲンはさっさと家の中に入ってしまった。荷物も着替えも彼が持っていってしまったため、ミサキは本当にどうしようもなくなってしまったのだ。
「あ、あ……! そんな、そんなぁ……!? どうすれば、良いの……?」
掠れた声で呟きながら、ミサキはその答えがとうに出ていることを理解していた。
「くぅぅ……っ♡♡♡ うぅっ♡♡♡ はぁ、ぁぁ……っ♡♡♡」
ローターの振動がミサキの体を責め立てる。ジンジンと膣を痺れさせ、震えさせ、快楽を求めさせ……ミサキの精神を追い込む様な、甘くも強い快楽でミサキの心身を疲弊させていく。
このままではいけない。時間が経てば経つほど、人に見られるリスクと可能性は上がっていく。だがしかし、ここから一歩を踏み出すことがミサキには出来ないでいる。人に見られる恐怖が彼女の怖れを引き出し、脚を震わせ続けているのだ。
(無理、無理だよ……! こんなの、無理に決まってる……!)
びしゃびしゃと愛液を垂らし、それとほぼ同量の涙も瞳から溢れさせ、ミサキは延々と首を振り続けている。こんな恥辱と恐怖を乗り越えられる訳が無いと怯え、ただ涙している。
せめて励ましや見守る者が在れば話は違ったかもしれない。完全なる孤独は、ミサキの心を段々と擦り減らせていたのだが――
「ははは! 怯えることはないよ、ミサキちゃん!」
「!?!?!?」
突然、陽気な声と共に大きな音を立てて開いた玄関のドアから、ゲンが飛び出して来たのだ。ただでさえ急な行動に驚いたミサキであったが、今の彼の姿を見て更に驚きの感情を強くしてしまう。
なぜか……ゲンもまた、全裸で外に出て来ていた。しかも顔にはミサキが先ほどまで履いていた白のショーツが被せられており、その姿は何処からどう見ても変態だ。完全に気が触れたとしか思えないゲンの姿に唖然とするミサキであったが、そんな彼が明るい様子のまま自分の元にやって来たことを見て、ミサキはようやく我に返って彼に問いかけた。
「な、なにやってんの、ゲンさん!? そんな格好、恥ずかしくないの!?」
「まあ、少しは恥ずかしいかな! でも……これで俺もミサキちゃんと同じ格好って訳だ!」
「はぁ!?」
「むしろ俺の方が変態でしょ! ミサキちゃんのパンツを被ってるし、どう見ても警察案件だよね! ミサキちゃんもこれで心強いでしょ?」
「は、はぁ……? まったく、この変態オヤジは何を言ってるんだか……!」
全裸で女物の下着を仮面の様に被り、陽気に振舞う中年男性の姿は、見方によっては滑稽にも思える。ゲンの性格や人となりを知っているミサキは、今の彼の様子につい噴き出してしまった。
全裸だというのに大きな声で恥ずかしがらずにミサキと話すゲン。そんなゲンを見ていたら、ミサキも色々と馬鹿らしくなってしまった。先ほどまでの恐怖感が心の中から消えゆくことを感じ取ったミサキは、はたとゲンの心遣いに気が付いて頬を染める。
(もしかして……ゲンさんは、アタシが恥ずかしくない様にこんなことをしてるのかな……?)
露出行為に恐怖するミサキの姿を見たゲンは、自分もミサキと同じ変態行為に手を染めることで彼女の心を解きほぐそうとしたのではないだろうか? 元々が彼の指示で行われている行為だが、それならミサキが怖がる姿を見て笑っている方が命令する側としては正しい姿のはずだ。
しかし、ゲンはこうして自分も変態と呼ばれてしまう格好をしてミサキの前に現れた。いつまでも家にやって来ないミサキに業を煮やしたのならば裸になる必要は無いし、強引に引っ張って行けば良いだけの話にも関わらずだ。
「さて……俺と一緒に行こうか。このままじゃあ風邪を引いちゃうだろうしさ」
「っっ……♡♡♡♡♡」
優しい声でゲンに声をかけられたミサキの心が弾む。ドキドキと高鳴る胸は、ゲンの温もりを肌で感じて更に敏感になっている。
未だに恐怖感はあるが、歩き出せない程では無い。それに、今はもう一人では無いという思いが背中を押し、気が付けばミサキはゲンに向かって頷いていた。
「よしよし! それじゃあ、俺がミサキちゃんの恥ずかしい部分を隠してあげるね……!」
「あっ……♡♡♡」
ミサキは、ゲンに後ろから抱きしめられて甘い声を漏らした。大人の男性の大きな体に包まれ、その包容力に安心感を感じたミサキの瞳が蕩けだす。彼に背を、体を預け、贅肉たっぷりのゲンの腹に寄り掛かったミサキは、ゲンの成すが儘に体を明け渡した。
まず、ゲンはせっかく貼ったミサキのニップレスを剥がしてしまった。ハート型のそれがミサキの乳房から剥がされれば、ぶるんっと勢い良く勃起したミサキの乳首が存在を主張し始める。随分と敏感になってしまった己の乳首を恍惚とした視線で見つめていたミサキであったが、後ろから伸びて来たゲンの両手が乳房を鷲掴みにする感触にゾクゾクとした震えを感じて喘いだ。
「あぁんっっ♡♡♡ あ、あぁっ♡♡♡」
もにゅり、むにゅり……♡♡♡ ミサキのたわわな乳房は、ゲンの手で優しく揉まれている。勃起した乳首も器用に指で責められ、その快感にくらくらとしてしまうミサキ。決して強すぎず、されど弱すぎない絶妙なタッチで胸を揉まれる彼女は、先ほどまでよりも多くの愛液を股間から垂れ流していた。
「ほら、これでミサキちゃんのおっぱいは俺の手で隠れたよ。おまんこも、ほら……!」
「はぁぁぁぁぁぁぁ……っ♡♡♡」
じゅんっ♡ と、ミサキの膣が熱を帯びる。性器に擦り付けられた熱い肉の棒の温度に当てられ、彼女の体は際限なく高められているのだ。ミサキの割れ目を隠す様に起立したゲンの肉棒は素股状態でミサキの性器に擦り付けられており、その雄々しい律動にミサキも堪らぬ快感を感じていた。
(やっぱり、ゲンさんの、大きい……っ♡♡♡ お父さんや、シンさんのとは比べ物にならない……♡♡♡ アタシ、このおちんぽに処女を捧げて、女にして貰ったんだ……♡♡♡)
サンプルこそ少ないものの、自分の知る成人男性の肉棒を思い浮かべたミサキは、それが今、股間に当てられているゲンの逸物と比べてまるで別物であることを悟る。いや、性格にはミサキの知る肉棒の方が正常で、ゲンの肉棒が異常なのだろう。しかし、ミサキにとっては『ゲンの肉棒が格段に立派である』こと以外のことはどうでも良いのだ。
「さあ、歩くんだ。玄関まで辿り着いたら、このちんぽをミサキちゃんにぶち込んであげるからね」
「はぅ……♡♡♡ うん、わかった……♡♡♡」
数度に渡るゲンとの性交、その快楽を思い出したミサキの口の中は涎で一杯になった。まるで食事を与えられる時の犬の様な反応を示したミサキは、感じていた恐怖を性交への期待で振り切ってついに一歩を踏み出す。胸を揉まれ、一歩ごとに股間が熱い肉棒に擦れ、その度に快感を伴う呻き声を上げるが、ミサキはもう自分の姿を見られることを欠片も恐れていなかった。
(おまんこの中でローターがぶるぶるしてる……♡♡♡ 胸もじっくり優しく揉まれて、クリトリスもおちんぽで擦られて、凄く気持ち良い……♡♡♡ それに、なんだか……ゲンさんに抱きしめられると、安心する……♡♡♡)
敏感な部分を優しく責められる快感がミサキの心を穿つ。大きく開いたその風穴に入り込んでいくのは快感と言う名の毒、ミサキの心を狂わせる甘美な罠だ。
(気持ち良い……♡♡♡ ゲンさんに触れられると、アタシの体は気持ち良くなっちゃう……♡♡♡ こんなの、知らなかった……♡♡♡ こんなに気持ち良いこと、初めて知った……♡♡♡ この温もりも、ずっとずっと感じていたいよ……♡♡♡♡♡)
最悪の出会いだった。下卑た男だと思い、軽蔑し、侮蔑の視線を浴びせ、他の男たちと何ら変わらない辛辣な態度で接した。処女を奪われた時は、本当に殺意が湧くほどであった。
しかし……こうして、ゲンと接し続けたミサキは、彼の今まで知らなかった部分を見ることになった。この2週間余りの出来事は、ミサキのゲンへの印象を大きく変えるほどの衝撃を何度も与えていた。
彼は強い。ヴァンガードファイターとして、ミサキよりも遥かに格上の実力を持っている。その実力は純粋に尊敬出来るものだった。
彼は優しい。自分の実力の向上を手助けし、心折れたミサキを慰めてくれた。父親の様にミサキを見守り、その成長を助けてくれるゲンの姿は、ミサキが思い焦がれた『理想の父親』とそっくりだった。
そして……彼は、雄々しい。心も体も、肉棒も、全てが立派だ。外見では計れない雄としての魅力がゲンの中には山ほど詰まっているのだ。
「あっっ♡ あぁあっっ♡ くああぁぁんっっ♡」
一歩、歩みを進める毎にミサキの心の中でゲンへの想いが強まっていく。最初が最悪だったからこそ、段々と彼の魅力を知るにつれてその印象は真逆のものに変わっていった。ただの下品な中年オヤジだと思っていたゲンは、とても立派で優しく逞しい理想の男性だった……心の中で弾けたその思いはミサキにあることを自覚させ、彼女の心身を共に熱く火照らせた。
(そっか……! アタシ、ゲンさんのことが好きなんだ……♡♡♡ だから、こんなに気持ち良くなってるんだ……♡♡♡)
初恋で、こんな男性を想うことになるなんて……こんなに
美女と野獣……いや、美女と家畜だろう。美しいミサキに対し、ゲンは不細工な豚にしか見えない。だが、そんな彼にぞっこんになっているのはミサキの方であり、彼女はゲンのことを本当に素敵な男だと思っている。度重なる快楽調教によって、ミサキの心は完全にゲンに掌握されていたのだ。
「ゲンさん……♡ キス、しよ……♡ 舌を絡めた、とってもいやらしいキスがしたいよ……♡」
ゲンが被っている自分の下着をずらし、ミサキは彼の唇へと舌を伸ばす。そんなミサキのおねだりを余裕たっぷりに受け入れて唇を重ねるゲンの姿に、ミサキは更に彼への想いを深めた。
「んちゅぅっ♡ んんっっ♡ じゅぅぅっ♡ ふぅっ♡ ふぅうっ……♡♡♡」
涎を、舌を、愛情を絡ませ合う。快楽を求め、ゲンの臭い涎を嬉々として飲み込んだミサキは、体の内側から湧き上がる強い感情に体を火照らせた。そして、今の自分の状況に思いを馳せ、いやらしい笑みを浮かべる。
(アタシ、外で裸になって、好きな人とエッチなことをしてるんだ……♡♡♡ それで気持ち良くなって、イキそうになってるんだ……っ♡♡♡)
もう玄関の前まで来ていたが、ミサキは家の中に入るよりもこの快楽をずっと味わっていたかった。ゲンと唇を重ね、彼に全身を愛撫される快感で一度達してしまいたかった。それが外での性交であり、どれほどの変態行為だとしても、ミサキはこの快楽を手放す気にはなれなかった。
(あぁっ♡♡♡ イクっ♡♡♡ イクっっ♡♡♡ 気持ち良いの、おまんこの奥……子宮から来てるっ♡♡♡ アタシ、お外で、本気でイっちゃうっ♡♡♡♡♡)
ミサキの中で渦巻く快感は、段々とその強さを増していた。まるで嵐の様な激しさを見せるその快感に期待感を抱き、ゲンの愛撫によって更に高まる体の熱をもう隠す事もなく、ミサキは体を小刻みに痙攣させている。
イってしまう……こんな変態的状況で、何も考えずに快楽の高みに上り詰めてしまう。破滅的で、被虐的で、非常に興奮するそれは、ミサキの心を肉欲の色に染め上げ、そして――!
「あ、あぁあっっ♡♡♡ イクっっ♡♡♡ いくううぅうぅううぅうぅうぅううぅううぅうぅっっ♡♡♡ ふああぁぁああぁぁあぁああぁぁああぁぁっっ♡♡♡♡♡」
夜の闇を引き裂く様に、ミサキは絶頂の叫びを上げた。静寂に響き渡る嬌声は何度も反響し、それを耳にするミサキ自身の興奮をひたすらに煽る。
達してしまった、叫んでしまった。こんな場所で、こんな変態の様なことをして、自分は快楽を得てしまった……ミサキは自分が壊れ行くことを感じ、その背徳感と体に残る快感の残滓に淫靡に微笑む。そして、目の前のドアノブへと手を伸ばした。
「お邪魔、しまぁす……♡♡♡」
蕩けた声で誰も居ない家の中に挨拶し、ゲンと共に中に入る。そうしてすぐにミサキは膣内のローターを引っ張り出すと、自分の愛液で濡れているそれをゲンに見せつけながら、甘える様な声で彼に囁いた。
「ゲンさん、お家に入ったよ……♡♡♡ 約束通り、おちんぽ頂戴……♡ こんな玩具より何倍も立派で、アタシのことを気持ち良くしてくれるゲンさんの立派なおちんぽ、アタシのおまんこに挿れてよ……♡♡♡」
「ぐふふ……! 自分からおねだりするなんて、ミサキはとんでもないエロ娘だなぁ!」
「だって……もう、我慢出来ないんだもんっ♡♡♡ アタシのことをこんな風にしたのは、ゲンさんなんだからねっ♡♡♡ ちゃ~んと、責任持って面倒を見てよっ♡♡♡♡♡」
「はははははっ!! そう言われちゃあ仕方が無い! ミサキの大好きな俺のデカちんぽで、しっかりエロまんこの相手をしてやらないとなぁ……!」
「あんっ……♡♡♡ あはぁ……っ♡♡♡」
涎の如く愛液を垂れ流し、媚びる様にして尻を自分の腹に擦り付けるミサキの様子に気を良くしたゲンは、腰を落としてミサキの膣口に亀頭を押し当てた。雄の肉棒が持つ雄々しさと震えに期待を抱き、また愛する者に抱かれる悦びに打ち震えたミサキは、蕩けた表情と声のままゲンを迎え入れる。
「来て……♡ ゲンさん……っ♡♡♡」
「言われなくてもだっ!! おらぁっっ!!」
「んああぁああぁあぁぁあぁぁっっ♡♡♡ ああぁっ♡♡♡ ひぅうううぅううぅうぅっっ♡♡♡ きたっ♡♡♡ きたあぁあぁあぁっっ♡♡♡」
溶け潤んだミサキの膣を、一息に貫くゲンのペニス。根元までを一思いに埋め込み、ミサキの求めている快感を望み通りに与えたゲンは、彼女の子宮をずんっ、と亀頭で押し潰して一度動きを止める。それは、ミサキ自身にゲンの肉棒の感触を教え込むため、彼女の意識に自身との性交の快楽を刻み込むための行為であった。
「あ、あぁっ♡♡♡ すごい、よっ♡♡♡ ゲンさんのちんぽっ♡♡♡ アタシの中を埋め尽くしてる……っ♡♡♡ ごめんねゲンさん、アタシ、玄関汚しちゃったね……♡♡♡」
「構わないさ、ミサキがそこまで気持ち良くなれたんなら俺はそれで十分だからな」
「あん……っ♡♡♡ 優しいね、ゲンさん……♡♡♡ でも、おちんぽはすっごい凶悪なんだもん……♡♡♡ ずるいよ……♡♡♡」
自分の中に納まる肉棒の雄々しさにうっとりとした表情を浮かべたミサキは、自らの膣から何度も潮を噴き続けていた。単純な快楽と愛する人を受け入れられた悦びを前に、彼女の体は馬鹿になっているのだろう。だがしかし、それでありながらもミサキはとても幸せそうであり、何一つとして負の感情を抱いていない様子であった。
「ミサキ、俺のちんぽは好きかい? 俺とのセックスは気持ち良いか?」
「うんっ♡♡♡ 大好きっっ♡♡♡ ゲンさんも、ゲンさんのちんぽも、ゲンさんとのセックスも、全部大好きっ♡♡♡」
「そうかそうか! なら、これからもたっぷり可愛がってやらないとな! まずは今夜、寝ずにセックスし続けるぞ! 良いな!?」
「当たり前じゃんっ♡ なんだったらアタシ、明日の学校もサボってゲンさんとずっとセックスしても良いよっ♡♡♡ アタシのこと、いっぱい可愛がってよね……♡♡♡」
「はははっ! 可愛い奴だな、ミサキは! ……さて、思う存分にセックスしたいところだが、その前にミサキに伝えなきゃいけない大事なお知らせがあるんだ。まずはそれを片付けないとな」
「あうんっっ♡♡♡ ゲンさっ♡ すごいよぉっ♡♡♡ アタシの体、持ち上げてっ……♡♡♡ おちんぽで串刺しにしたまま、歩いちゃってるっっ♡♡♡ ゲンさんすごいっ♡♡♡ アタシ、ドキドキしちゃう……っ♡♡♡」
膝を内側から抱えられ、肉棒を挿入したまま後ろからゲンに持ち上げられるミサキ。脚はぱっくりと広げられ、あられもない格好を晒すことになっているが、それすらも今の彼女は快楽として受け取っていた。
自分を抱えるゲンの力強さと逞しさに恍惚とし、彼が足を進める度に子宮を叩く肉棒の感触に喘ぎ声を漏らす。ゲンの家の廊下に愛液を転々と垂らしながら、ミサキは彼への愛情を自分の中で固め続けていた。
(気持ち良いっ♡♡♡ アタシの体、ゲンさんに全部包み込まれてるんだ……♡♡♡ 太ったお腹も、おっきい体も、凄く立派なちんぽも……ゲンさんの全部が大好きになってるっ♡♡♡ ああっ♡♡♡ おっぱいもゲンさんに揉んで欲しいって、乳首ビンビンに勃起させて主張しちゃってるっ♡♡♡ アタシ、どれだけいやらしくなっちゃうのっ♡♡♡)
ゲンの歩みに合わせて、ミサキの豊満なバストがぷるり、ぷるりと揺れていた。見るからにいやらしいその胸の動きをゲンが見逃すはずも無く、先ほどから突き刺す様な視線を向けている。彼がミサキの乳房に手を伸ばさないのは、腰が抜けたミサキを抱えているためだ。大きく膨らんだゲンの肉棒は、早く柔らかいミサキの胸を揉んでやりたいという主の想いを表現するかの様に猛々しくいきり立っている。
「あぁんっっ♡ あぁっくぅぅっ♡♡♡ ゲンさん、しゅきぃっ♡♡♡ ゲンさん、すきぃぃ……っ♡♡♡」
「ふふふ……! 俺も同じさ。ミサキとセックスしたくて、急に呼び出して、玄関先からいきなりちんぽぶち込んで……そんなエロ親父でも、ミサキは好きでいてくれるか?」
「うんっ♡ うんっっ♡ アタシもドスケベ娘だからっ♡♡♡ ゲンさんに抱きしめられて、おちんぽ挿れてもらってっ♡♡♡ ずっとイキまくって、おまんこ汁を噴き出しまくってるエロ娘だからっ♡♡♡ なんにも問題無いよっ♡♡♡ スケベなゲンさん、だ~いすきっっ♡♡♡」
「ぐははははっ! 本当にミサキは可愛い奴だな! そんな可愛いミサキにはデカちんピストンのサービスをしてやろう! ほれっ!」
「んひいいぃいいぃいぃいいぃいぃいいぃいいぃいっっ♡♡♡ いぐっっっ♡♡♡ いぐのおおぉおおぉおおぉおぉおぉっっ♡♡♡ アタシの大好きなゲンさんのおちんぽでイかされちゃううぅうぅうぅうっっ♡♡♡♡♡」
ゴンッ、と無遠慮に亀頭でノックされるミサキの子宮。それは痛みでも不快感でもなく、ただひたすらに快感だけをミサキに与えて来る。抗い様も無い快楽と絶頂感に流されたミサキは、ゲンの肉棒の動きに合わせて体を仰け反らせたり丸めたりと、忙しく快楽の反応を見せていた。
唯一なにも変わらないのは彼女の膣だ。挿入されてからずっと、彼女は愛液を潮として噴射し続けている。子供を育てる大事な器官を打ちのめされた瞬間には、今までとは比べ物にならない量の愛液が噴き出したものだ。
ぐちゃり、ぐちゃり……ミサキの膣はゲンの肉棒に掻き回され、その形を覚えつつある。幾人もの女を泣かせて来たゲンのペニスにかかれば、小娘であるミサキなどなんてことも無く堕とせた。彼から与えられる快楽に夢中になるミサキは、家の壁や床に自分の愛液の臭いを染み込ませながら喘ぎ続けている。
「ゲンしゃんっっ♡♡♡ ゲンさぁんっっ♡♡♡ 好き、だからぁっ♡♡♡ なんでもするからぁっ♡♡♡ だから、アタシのことをもっと気持ち良くしてっ♡♡♡ もっと、アタシに……いやらしいこと、教えてくださいっっ♡♡♡ んきゅぅううぅううぅうぅううぅううぅううぅっっ♡♡♡♡♡」
ゲンの肉棒に突かれ、彼に愛される悦びを感じ……ミサキは、底の無い快楽の沼へとその身を沈ませていく。もう戻れぬ、深淵の底を目指して堕ちて行く。その破滅感すらも、ミサキは快楽として味わい尽くしてしまう様になりながら……。
「ああぁぁああぁああぁああぁぁあぁあぁああぁあぁぁぁぁっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ イっっクうぅううぅううぅううぅううぅううぅううぅぅうぅッッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ おまんこ、きもちいぃよぉぉっっ♡♡♡♡♡♡♡ ゲンさぁぁんっっ♡♡♡♡♡♡♡」
ただただ快楽を貪り、ただただ堕ちていく。そんなミサキの快楽と欲望、そして新たなる変化を齎す色欲の宴は、まだ始まったばかりだ。朝日が上がるまで、彼に愛されることを予感しながら……ミサキは、今晩に彼が伝えてくれる大事なことと、その後に行われる本気のセックスを想像し、また股座から愛液を噴き出したのであった。