戸倉ミサキ調教記~強気な彼女のもう一つの顔~ 作:道程ケンヂ
少し前の話から紆余曲折あって、こういう形に落ち着くとお考え下さい。
ハロウィンネタなのにハロウィンに遅刻したことは突っ込まないで……。
10月31日はハロウィンの日。
日本にはあまり馴染みのないイベントだが、それに便乗して騒いだり商戦を盛り上げようとする人間は何処にでもいる。
ミサキの実家こと『カードキャピタル』もその例に漏れず、店内の飾り付けやお菓子の配布などを行い、ハロウィン気分を盛り上げて来客を促していた。
まあ、その程度ならばそんじょそこらの店で普通に行われていることではあるのだが……今年のハロウィンは、そこに新たな要素が加わっている。
今現在、この近辺のカードショップを悩ませる『フーファイター』の被害のせいで何処の店も来客数が落ち込む中、『カードキャピタル』だけは普段と変わらぬどころか、この日に限っては例年以上の盛り上がりを見せている。
強者ファイターたちが揃うこの店が『フーファイター』の侵略に打ち勝っているため、その影響を気にせずに来店出来るというのもそうだが……本日の大盛り上がり理由は、レジ打ちを行っているこの店の従業員にあった。
「ありがとうございました。またのご来店を……」
あまり愛想がいいとは言えない、淡々とした接客を行っているのは、ご存じ戸倉ミサキだ。
しかして、今の彼女は『カードキャピタル』の制服ではなく、シンが用意した【ロゼンジ・メイガス】のコスチュームを身に纏っている。
頭のごてごてとした飾りこそ省かれているが、へそ出し&生足露出というミサキの美しい体がお目見えになっているその衣装を着ているミサキは、元々がユニットに似ていることもあり、そのまま【ロゼンジ・メイガス】が現実世界に飛び出してきたかのように見えた。
それだけでも十分に来店の価値がある上に、普段はガードが堅いミサキが露出の激しい衣装を着ている様子を目の当たりに出来るのだから、彼女をよく知る男子からすれば願ってもない機会である。
そんなわけで、本日の『カードキャピタル』は男性諸君にとっては一夜限りの宴の会場として、カード仲間たちと存分に楽しみながらミサキのコスプレを楽しむことが出来る楽しい楽しいパーティ現場と化していたわけだ。
「いや~、ミサキのお陰で今日の売り上げは期待出来そうですよ! 本当の本当に、感謝感謝です!」
「アタシだけが理由ってわけじゃないでしょ。『フーファイター』の脅威が迫る中、シンさんがしっかりとこの店を守ってくれてるのが大きいよ」
「それもそうだな! 店長がどっしり構えてくれてるお陰で、俺たちもこの店を贔屓に出来るぜ!!」
「でもよ、どうしていきなり姉ちゃんもコスプレする気になったんだ? 前はイメージされただけでもシンさんを蹴っ飛ばしてたのによ」
「僕もちょっと意外でした。ミサキさん、ハロウィンのコスプレする人には見えなかったから……」
客足がやや落ち着いた頃、本日の盛況ぶりにほくほく顔をしたシンが、売り上げに貢献してくれているミサキへと感謝の言葉を述べた。
クールな態度でそれに応えるミサキに対し、常連客の誰もが抱いていた疑問を口にして、彼女へとぶつけるのは三和だ。
大人しい性格のアイチも彼と同じことを思っていたようで、便乗するようにして彼女へと質問を口にする。
ミサキは、そんな彼らの態度に小さく口元を歪めると、小悪魔のような可愛らしい笑みを浮かべながらこう返した。
「別に、最近は『フーファイター』のせいで店の売り上げも落ちてるし、アタシもこの店のためにやれることをやろうと思っただけだよ。それとも、なに? アタシのコスプレ姿は見てらんないくらいに酷いっての?」
「い、いえ! そんなことないです! 凄く似合ってて、綺麗だと思いますよ!」
「おっ!? 言うじゃねえか、アイチ!! 大胆な告白か~、おい!」
「あ、そ、そういうことじゃなくって! 僕はただミサキさんのコスプレが似合ってるって言いたかっただけで――」
「ふふふっ、わかってるよ。だからそんなに慌てなくていいって」
自分の発言を仲間たちからからかわれ、顔を真っ赤にするアイチにフォローを入れるミサキ。
少しだけほっとした様子の彼のことをクスクスと笑ったミサキは、時間を確認するとシンへと一言告げて休憩を取りに入った。
「それじゃ、少し休んでくるね。お店のこと、よろしく」
仲間たちに見送られながら生活スペースへと移動するミサキ。
シンもアイチも、他の仲間たちも、コスプレ衣装を纏って長時間の業務をこなしていた彼女は相当疲れているだろうと、快くその背を見送ってくれた。
【ロゼンジ・メイガス】の衣装のままに自室に向かい、ベッドの上に倒れ込む。
そうした後、部屋の時計の針が19時ちょうどを指したことを見て取ったミサキは……むくりと起き上がると、楽しそうに自分の鞄を漁る。
数秒もしないうちに鞄の中から仕事用のスマホ(AV女優としての活動で使っているものだ)を取り出した彼女は、そこに届いている通知を確認すると、
「ふ、ふふ……♡ ふふふふふ……♡」
短い
オレンジとブラックのハロウィンカラーに彩られたそのページの中央には、大きな文字でこんなことが書かれていた。
『いつも応援してくださっている皆様へ、ミサキプロジェクトからハロウィンの特別サプライズ!』
『我らが看板娘、戸倉ミサキちゃんの新作AVが本日緊急販売!!』
『ハロウィンらしいコスプレをしたミサキとのあんなことやこんなことを収録した大ボリュームの作品を超特価でお届けしちゃいます!』
前宣伝も何もせず、完全なるサプライズで自身のAVが発売されたことを確認したミサキが満足気に笑みを浮かべる。
そのまま、画面をスクロールしていった彼女は、普段と同じく自分の声で作品の解説が行われている宣伝映像を再生し、その内容をチェックしていった。
悪魔たちが街に蔓延る今夜は、アタシの体が疼く……♡
ガチガチちんぽと熱々ザーメンを求めて、スケベなミサキが男の人たちにtrick or treat♡ しちゃいますっ♡
第1幕はアタシのコスプレ準備会♡
魔女帽子と縞々ソックスにオレンジマント♡ そこに穴開きスリングショットビキニを合わせたドスケベ魔女が出来るまでを大公開♡
仕上げにおっぱいやお尻にペイントなんかもしちゃって……準備の段階から興奮するアタシの姿は必見♡
第2幕はドスケベ魔女に変身したミサキが、男の人に突撃しておちんぽおねだりしちゃいますっ♡
魔女のコスプレをした痴女が勃起乳首とデカ乳揺らしてハメハメ要求♡ マンション回って男の人の前に惜しげもなくエロコスプレ姿を曝け出す♡
おまんこ or けつまんこ♡ どっちでもちんぽとザーメンは大歓迎だよっ♡
第3幕♡ ハロウィンは貰うだけのイベントじゃない♡ アタシの方もお返ししないとね♡
魔女コスプレから一変、牛柄ビキニ&カウベル&牛角カチューシャでエロ雌牛に変身したミサキが、お返しのために搾乳SEX♡
あんあんもぉもぉ喘ぎ鳴いて、デカ乳ばるんばるん揺らしながら一生懸命に射乳するアタシの姿をご覧あれっ♡
まだまだ終わらない、第4幕♡ コスチュームを露出激しめ狼女に変更して、ドスケベにセックス♡
お尻にはもちろん犬尻尾アナルプラグをin♡ ちんぽ見たら発情しちゃう狼女としてザーメン搾り尽くすはずが……いつの間にか攻守交代!?
前半は女性優位のセックスを♡ 後半はエロ雌狼がちんぽに躾けられる姿を♡ 1partで2度美味しい内容になってるよ♡
そして、第5幕は……ホームグラウンドの『E-ROSS』で行われたスケベなハロウィンイベントを収録♡
新人スタッフのアサカと一緒に、ちんぽに悪戯したり、まんこに悪戯されたり、やりたい放題♡
おまんこ or けつまんこ? どっちもちんぽをぶち込まれちゃうに決まってるじゃん♡
おまけにミサキとアサカのドスケベダンス&歌謡ショーもやっちゃって、もう最高以外に言葉が出てこない♡
コスプレ♡ 露出♡ 搾乳♡ 女性上位♡ チン負け♡ 輪姦♡ アナル♡ エロパフォーマンス♡
収録時間は余裕の500分越え♡ 数々のシチュエーションSEXとコスプレとミサキの痴態が、あなたをきっと楽しませる♡
これだけの大ボリュームだけど、そのお値段は……! なんと、ハロウィンにちなんでたったの1031円♡
いつもアタシたちを応援してくれてる皆への感謝を込めて、赤字覚悟で提供しちゃうよ♡
本日発売の新作AV『MISAKI,s Halloween sex party♡』……ハロウィンの夜のお供は、これで決まり♡
買ってくれなきゃ、嫌いになっちゃうぞっ♡♡♡
「……よう、ミサキ。今日は大変だったんじゃないのか?」
「まあね。ハロウィンと連休が被っちゃったし、客が山ほど来たよ。アタシのコスプレ目当ても沢山いたらしいけど、あの程度で有難がるものなの?」
「はははっ! この間の撮影の時に過激なコスプレばっかりしたからか? 羞恥心のメーターがいかれちまってるぞ」
「はは、そうかも。シンさんにコスプレ提案された時も、この程度なら恥ずかしくないかな~、とか思っちゃったし」
深夜、今日1日の仕事でくたくたになったシンが、日付の変更を待たずしてぐっすりと寝静まった頃、ミサキはゲンと共に自宅を後にしていた。
わざわざ玄関の前まで迎えに来てくれた彼の優しさ心を弾ませつつ、一緒に階段を降りて店の前に泊まる車に乗り込んだミサキは、本日の疲れを表すかのように大きく伸びをした。
「書置きは? しっかり残してきたか?」
「うん! カードファイトの修行に出てくるって書いておいたし、あの様子だとシンさんが起きるのは昼過ぎになりそうだから、それで十分だよ」
「よし。明日は町内会の冬季旅行の下見という名目で、叔父さんを拘束する手はずになっているからな……明日は丸一日、一緒に過ごせそうだ」
「あはっ♡ 楽しみ……♡ 取り合えず、ゲンさんの家に着いたら速攻でセックスね♡ さっきAVの予告見た時から、ずっとむらむらしちゃってて堪らないんだよ……♡」
「うん? 家に着いてからでいいのか? てっきり俺は、すぐにでもミサキがヤりたがるだろうと思って、大きめの車で迎えに来たんだがな……」
そう言ってニヤリと笑ったゲンの様子に、ミサキもまた嬉しそうに笑みを返す。
そのまま、10秒も間を置かずして全裸になった彼女は、じゅくじゅくに熟れた性器をゲンに見せびらかすように尻を向けた後、肉棒を露出させた彼の腰の上に跨った。
「ふぅっ♡ んっ♡ はぁ……っ♡ 焦らさないでよ、ゲンさん……♡ 早く挿れて……♡」
「そう焦るな、ミサキ。しっかり慣らしておかないと駄目だろう?」
「んっ♡ くぅぅっ……♡」
亀頭を性器に擦って、溢れる愛液を肉棒に塗していくゲン。
そんなことをせずとも、自分の膣はイメージの力と度重なる性交のお陰で、すんなりと彼のペニスを咥え込めるようになっているのに……と、生殺しに近い扱いに悩まし気な声を上げていたミサキであったが、自分の脇腹を掴むゲンの手に力が込められた瞬間、期待を込めた笑みを顔に浮かべる。
「さあ、挿れるぞ……! じっくり楽しめよ、ミサキ……!!」
「ふぅんっ♡ あっ♡ はぁぁっっ♡ きた、きたぁぁ……♡ んあぁあぁっ♡ ゆっくりハメるの、いいっ♡ ゲンさんの形が、すっごく伝わってくるぅ……♡」
待ち侘びていた挿入に関しても、ゲンは敢えてゆっくりとミサキの膣へと自分の肉棒を埋めていく。
襞を丁寧に捲り上げ、自分の肉棒の形をじっくりと教え込むようなその挿入は普段の荒々しく激しい性交の始まりとはまた違う快感をミサキに齎し、その甘く優しい悦びに耐え切れなくなったミサキが、恍惚とした声を漏らした。
「おっっ♡ おおっっ♡ はぁぁぁ……っ♡ ん、へぇぇ……♡」
ゆっくり、ゆっくりとした挿入が、ミサキの膣に深い充足感を味わわせる。
1㎜ずつでもゲンが自分の内部に挿ってくる程に、それは軽い絶頂感となって膣から子宮をめぐり、彼女の心を満たすのだ。
そうやって、亀頭を埋めてからたっぷり1分をかけた挿入を行ったゲンは、根元まで肉棒をミサキの内部に埋めると同時に、彼女の体を優しく、そして強く抱き締めた。
その瞬間、ピピピ……というアラーム音が鳴り、その音に反応したミサキが挿入の快感に酔いながら声を漏らす。
「んぁ……? この音、なに……?」
「日付が変わる時に鳴るようセットしてたんだ。11月1日になった瞬間が分かるようにな」
「え……? なんで、そんなことを……?」
今までゲンと眠らずに夜を過ごしたことは何度もあるが、彼が日付が変わる瞬間を知りたがることなんて一度もなかった。
それがどうして、今日に限ってだけ……と、不思議がるミサキに対して、苦笑を浮かべたゲンが言う。
「おいおい、仕方のない奴だな。今日が何の日か、自分で覚えてないのか?」
「えっ? ……あっ!?」
その言葉に、今日という日がなんであるかに気が付いたミサキの目が、大きく見開かれる。
その反応に小さく笑みを浮かべたゲンは、一層ミサキを抱き締める腕に力を込めると、その耳元で甘い囁きをくれてやった。
「……
「ゲン、さん……っ!?」
優しい、とても優しい声での祝福に、ミサキの心が大きく震えた。
愛する人が自分でも忘れていた誕生日を覚えてくれていたことや、それを祝おうとしてくれていることへの幸せで胸を一杯にした彼女の目からは、大粒の嬉し涙が溢れている。
「あ、ありがと、ゲンさん……!! アタシ、アタシ……っ!!」
「おいおい、泣くほど嬉しいのか? 本当に可愛い奴だな、ミサキは」
「っっ……♡♡♡」
……これまでミサキにとって、誕生日とは寂しさを感じる日でしかなかった。
友人たちが家族と共にケーキを囲む中、両親を亡くした自分はひとりぼっちでその日を過ごす。
その寂しさに耐え切れず、いつしか心の中からそれを排除しようとしていた彼女は、仲間たちにも自分の誕生日を伝えることなくこれまで生きてきた。
シンもそんなミサキの心中を察してか、敢えてこれまで彼女の誕生日を祝うことはせずにいた。友人たちはそもそも彼女の誕生日を知りもしなかった。
そんな風に誰にも祝われずに過ごす毎年の誕生日が、ミサキの寂しさと苦しみをより加速させていたのだが、過去の傷に触れることを嫌がっていた彼女は、その現実からも目を背け続けていたのである。
だが、今年は違う。
今年の誕生日は、今のミサキの傍には……愛するゲンや、自分の全てを受け止めてくれる『E-ROSS』のみんながいた。
苦しみと悲しみしか存在していない、頭の中から消し去りたいと願い続けてきた11月1日という日が、これほどまでに幸せに感じられるなんて信じられない。
溢れる涙は暖かく、膣内に感じる肉棒の震えもミサキの頑なだった心を内側から解してくれているように思えて、胸の内の感激が止まらないでいる。
愛する男性の腕の中で迎えた今日という日に、もう何も恐怖感はない。
また1つ、自分のトラウマを払拭してくれたゲンに対する想いを深めたミサキは、彼と唇を重ね合わせ、同時に子宮口で亀頭に吸い付いて、2か所で同時にキスすると共に精一杯の愛情を送る。
自分の心と体は、大きく優しい彼に包み込んでもらっている。
ならばせめて、彼のペニスくらいは自分が包み込もうと……一層強く膣に力を込めたミサキは、子宮で感じるゲンの雄々しさに甘い吐息を漏らした。
「……16歳の誕生日おめでとう。いい1年を送れよ、ミサキ」
「ん……♡ スタートの時点で最高なんだから、絶対に幸せな年になるに決まってるじゃん……♡」
心が満たされる感覚に笑みを浮かべ、愛する人と1つになる悦びに浸りながら、ミサキは快感を求めて腰を振るのではなく、幸福を求めてゲンと深くまで繋がり合う。
結局、その晩はセックスをせずにただただこうして彼と繋がり続けたミサキの膣がその形をより深くまで記憶すると共に、彼女の中にあるゲンへの想いはこれまで以上に高まることとなったのであった。
ミサキさん、誕生日おめでとう!!
これからも色エロ書いていくから、どうぞよろしくね!!