「飯塚」は「小竹」とまともに話し合おうとするのをやめた方がいいのかもしれないと今更ながら思い始めた。その思いはやはり本物へとなっていくのであった。
「小竹」はこう話をきりだした。
小竹「俺はなぁ、ずっと頭を使ってないのがわかるだろ。俺は常に最低な事しかしなかった。いや、最低な事しかする気がなかかったが正しいのかな。飯塚から見ればだが。」
飯塚「なぁ小竹。小竹をそうさせたのはなんなんだろうな。」
小竹「それはなぁ、俺自身。それ以外ありえないだろうな。自分でも何か今更とは言われるだろうが、なんという最低な事を平気でやってのけていたんだからな。」
飯塚「本当に最低という言葉では足りない位だろうな。」
小竹「正直に飯塚には理解出来ないとは思っているよ。だが本当にこれだけは言わせて欲しい。俺の中に手段という辞書の意味が間違えて載ってるようなそういう状態なのだと、、、」
飯塚「、、、理解しにくいのが現実だね。」
小竹「、、、それは重々承知してるよ。」
どうあがいてもやはり「飯塚」としては「小竹」の発言は理解もしたくないのが本音であった。 しかも、小学校で起きた最悪な出来事はまだ終わってなかったのだ。
小竹「小学校6年の時だっけな、あの連続殺人が起きたのは。」
飯塚「まさかあれもお前が、、、」
小竹「あれは悪い言い方だが楽に終わった出来事だったな、、、なにしろ、最初はあの赤間の発言がきっかけだからな。」
飯塚「赤間って小竹同様いじめられてたあいつ?」
「赤間」の事も良く知ってる。小学校で「お前本当に腐ったたらこだな。」と常に言われ続けられ、確か小学校5年から不登校がちょくちょくあったのだ。当然八幡先輩のターゲットの一人でもあった。
小竹「赤間は、俺もいじめられてた身であった事は知ってたが俺も4年からはいじめられずに済んだがな。それで今度は赤間のいじめがさらに酷くなってたの覚えているだろ?」
飯塚「そういえば、そんな感じだったよな。実際はよく分からないが。」
小竹「赤間はこう言ってたよ。俺はもうどうしたらいいかわからないってな。赤間をいじめていたやつらも殺そうと思ってしまったんだ。はじめてだよなぁ。あんな感じで人を殺したのは。」
飯塚「あんな感じ?」
小竹「連続殺人って位だから、本当にみんなを集めてそして騙して殺害。本当にバカバカしい事だったよ。」
飯塚「騙しただと!?」
小竹「だがその殺人事件が起きた後、赤間は自殺したんだ。罪を償いますって自分で書いてな。それで事件は赤間が犯人になり、犯人死亡って事で事件が終わったのだよ。今まで最低な事をしてきた俺だが、赤間だけには死んで欲しくなかった。本当にそう思っていた矢先だった。」
飯塚「赤間が?、、、どおりでおかしいと思ってたよ。」小竹「ん?それはどういうことだ飯塚?」
飯塚「赤間は、、、自殺じゃないんだよ。殺されたんだよ。」
小竹「何?それは本当か?」
飯塚「小竹は知らなかったのか、あのあとにその遺書の紙に本人と本人の母親の指紋が出てきて母親を問いただしたら、母親が自供したんだ。私が殺しましたってね。」
小竹「赤間も救われねぇな、、、なぁあの時俺はどう赤間を救えば正解だったんだ?」
飯塚「残念だが、俺には何が正解になるかはわからないよ。」
小竹「、、、そうだよなぁ。」
その時の「小竹」はものすごく悲しい顔をしていたのであった。
「小竹」は「赤間」の気持ちに寄り添うように目をつぶったのであった。