カルデアがカーマの制圧に成功した瞬間、職員たちから漏れたのは歓喜ではなくため息であった。
ただの悪戯で生まれた被害の大きさ、解決に必要だった各種リソース、その他諸々。
大勢のサーヴァントの協力があってようやく解決できた結果に、神という存在の偉大さと厄介ぶりが改めて理解させられる。
魔女たち謹製の手枷と目隠しで拘束されたカーマをモニター越しに記録しながら、再び職員はため息を吐く。
たとえ彼女が少女の見た目をしていようと、たとえ彼女の本性が心の弱い少女であろうとも。
罪には罰を。
カルデアに発生した被害分の罰が、カーマには与えられる。
地下牢のような一室に、カーマは軟禁された。
部屋からの外出は一切禁じられているが、拘束は魔力を帯びているとはいえ首輪のみ。
甘すぎる措置にも見えるが、カーマはその首輪から常時魔力を吸い取られており、力を常人並みに落とされるだけでなくその存在を保つことすら危ういほどに弱体化していた。
彼女がこのカルデアで生き続けるには、時折やってくる来客からの“施し”に頼るしかない。
扉の開く音に反応し、部屋の中心で俯いていたカーマは顔を上げる。
人間を小馬鹿にした魔性の笑みは見る影もなく、やってきた男性職員に頭を下げ全裸のまま土下座をして彼女は応対した。
サーヴァントの食事、魔力を精液という形で恵んでもらうために。
「んっ……」
目の前に差し出された彼の靴へとカーマはキスをする。
服従と忠誠を示すため、彼女は人間へと必死に媚びていた。
四つん這いのまま突き出した尻を下品に振り、雌犬のように息を荒げ舌を出す。
そして褒美に露出された肉棒を、カーマは愛おしそうに両手で包む。
「ん、ちゅっ……」
啄むように亀頭へキスを繰り返し、興奮を煽るカーマ。
ビクビクと震えながら固くなっていく肉棒を右手で優しく愛撫し、左手は玉袋を撫で回す。
「んぐっ……じゅ……」
カーマは大きく口を開き、雄々しくそそり立った肉棒を咥える。
喉を使って根元まで飲み込み、唇で締め付けながらゆっくりと前後に扱いていく。
「――ッ!」
職員は射精の直前にカーマの後頭部を掴み、己の肉棒を喉奥へとねじ込んで固定した。
注がれる精液に溺れ呼吸困難に陥りながらも、カーマは与えられた餌を一滴も零すまいと涙を浮かべながら嚥下を繰り返す。
「っはぁ……! うぇっ、うぅっ……!」
呼吸を荒げ、吐き戻しそうになるのを堪え、それでもカーマは即座に頭を下げて再び土下座の姿勢をとる。
感謝を伝え、相手を不快にさせないように。
また再びここに現れ、餌を提供してもらうために。
その効果かどうか。
目の前に立つ職員の肉棒は未だ固くそそり立っており、興奮は覚めていない。
「きゃっ――!」
いや、むしろ興奮は最高潮に達している。
職員はカーマを押し倒すと、その秘部へと肉棒を挿入した。
獣が犯すような暴力的で理性も相手への思いやりも無い一方的な性交。
カーマにとって唾棄すべき性欲の発露だが、それは同時に彼女の命を救う施しでもある。
「あっ、ありがとう……ございます……どうか……その、ままっ、中で……!」
涙を浮かべて、隠しきれない嫌悪感を表情に浮かべながら。
それでも必死に、カーマは言葉を紡ぐ。
生きるために、己を物のように扱い性欲を発散する相手に媚びへつらう。
「――ッ!」
二度目の射精。
容赦なく注がれる精液は膣内に収まりきらず、結合部からポタポタと溢れ出ている。
零れ落ちるその一滴が、カーマにとっては命の一滴だ。
彼女は慌てて床へ零れていく精液を舐め取り、体内へと取り込んでいった。
そんな無様な姿を見下していた職員は、何の躊躇いもなくカーマの腹部を蹴り上げる。
何が起こったかも分からぬままに涎と精液を撒き散らしながらゴロゴロと部屋を転がる彼女が現状を把握したのは、職員の右足がカーマの側頭部を踏みつけた時だった。
「あ、あぁっ……」
“目の前にいた命の源を恵んでくれる主人”を無視するという愚行。
謝罪をしようにも、既に地に沈んだ頭をこれ以上下げることはできない。
せめてこれだけはと浮かべた笑みも、この状況では煽りにしかならなかったようだ。
「痛っ!」
全力で押さえつけられた肉体がギシギシと悲鳴を上げる。
これから始まるのは先程までの性的快楽を得るための凌辱ではなく、カーマという少女の肉体を破壊するための凌辱だ。
「ぐ、うぅっ……」
うつ伏せに押さえつけられたカーマの自由は、両手両足の先が多少動かせる程度のものしかない。
冷たい床の温度を感じたまま、彼女は荒々しく犯され続ける。
快楽よりも痛みが勝るそのピストン運動に、カーマは呻き声を上げることしかできなかった。
「――ッ!」
二度目の射精。
結合部から精液が溢れるものの、職員は腰を止めることなくカーマを犯し続ける。
肉棒が彼女の膣から精液を押しのけ、一突きごとに床へと落ちていく。
カーマは、命が搾り取られていくかのような錯覚を覚える。
彼が帰れば次に魔力を補給できるのはいつになるのか分からない。
生きるためには、たった一滴であっても無駄にするわけにはいかない。
だが、今カーマにできることは何もない。
ただストレスと性欲を発散するための道具として犯され続けるのが、彼女の役割なのだから。