アマゾネスの女王、ペンテシレイア。
どこか幼さの残る顔立ちである彼女だが、一度可憐な少女として扱おうものなら待っているのは明確な惨劇である。
カルデアに召喚された際に起きた惨劇と、確立された対処法。
そして施された懲罰によって、職員たちは少し油断していたのかもしれない。
普段は比較的穏やかで理性を保っているからこそ、彼女がどうしようもない狂戦士であるという意識が欠けていた。
再び起きた惨劇の被害は甚大であり、その原因は変わらない。
女として扱われることが地雷であるペンテシレイアの沸点は低く、いつ爆発するかもわからない不発弾だ。
爆発させぬように振舞っていた対処法を間違いだったと結論づけ、カルデアは彼女の地雷を解体するために、再び罰を与えることとなる。
「くっ……!」
シミュレーターシステムを改造して作成された円形劇場。
古代ローマの闘技場を模してデザインされた闘技場に、ペンテシレイアは幽閉されていた。
強さこそを絶対の価値観とするペンテシレイアの心を折るために作成された世界で彼女は一週間戦い続け、負ければその日は隷属の身として扱われる。
その気になればペンテシレイアの全てを自由にできる状態でずいぶんと回りくどい方法だという意見も出たが、彼女の強靭な精神を折るためには彼女の信じる精神の柱に傷を入れることが最適であると判断されたのだ。
スケルトン、ゴブリン、オーク、魔猪、etc。
次々と現れる敵性エネミーを叩き潰し続ける彼女だが、いずれ限界は訪れる。
ペンテシレイアが気づかない程度に魔力の供給を絞られ、数による圧殺を仕掛けられては無理もない話である。
ペンテシレイアの腹部にオークの棍棒が命中したと同時、累計ダメージ超過による戦闘不能を合図する電流が彼女に装着された首輪から流れた。
「――ッ!」
ビクビクとペンテシレイアの体が痙攣し、彼女はその場に倒れ伏す。
意識は残っているが、肉体が動かない。
待っているのは拷問か、性的な暴力か。
しかしそんなペンテシレイアの予想は、彼女にとって最悪の意味で外れることとなった。
「くっ……このっ……」
ペンテシレイアを待っていたもの、それは彼女にとって最大級の屈辱だ。
泥や汚れを丹念に拭き取られ、髪は丹念に梳かされ、フリルの付いた純白のドレスを着せられ。
女としてより魅力的に映えるよう弄られたペンテシレイアは怒りに震えている。
戦士としての敗北と、己が女であるという強制的な自覚。
そんな屈辱を受けてもなお、カルデア職員たちによって制御されたペンテシレイアの四肢はピクリとも動かない。
彼女に許された自由はその顔面を震わせ怒りを表現することだけである。
ペンテシレイアは結局そのまま女として放置され、次の日を迎えた。
「がっ、ぁっ……!」
二日目も、ペンテシレイアは敗北する。
鬱憤を解消しようとする力任せの戦い方では、初日の約八割程度の時間しか持たなかった。
また前日と同じように自由を奪われ、女として扱われる屈辱。
そして今日は追加で、性も煽られる。
「くっ……!」
撫でるように優しく焦らす、丹念な愛撫。
戦士としての誇りを汚される屈辱と、雌としての本能から沸き上がる性欲。
相反する感情に支配され、彼女の心中は混乱の渦へと叩き込まれる。
「んっ、くぅっ……」
目の前の男共を喜ばせまいと、ペンテシレイアは沸き上がる嬌声を抑え込む。
しかし、身を捩じらせながら必死に快楽から抗おうとする様はいじらしい女の姿そのものであり、彼女だけがその事実に気付いていない。
「――ッ!」
結局、ペンテシレイアは快楽に耐え切ることは出来なかった。
絶頂という快楽の中、彼女は戦士から雌へと変貌していく己を自覚し、絶望する。
職員たちは彼女の強靭な心が軋んでいることを確認し、彼らは去っていった。
三日目、四日目……日を重ねるごとにペンテシレイアの戦闘は精彩を欠いていく。
そしてそれに反比例するかのように、彼女の肉体は性に敏感になっていた。
喘ぎ声は抑えきれないほどに大きくなり、彼女の肉体は着々と作り変えられている。
五日目には「お願いだから戦士として殺してくれ!」と懇願しだし。
六日目には戦闘中であるにもかかわらず彼女の股は愛液で濡れていた。
そして最終日。
戦闘開始の合図と同時、敵性エネミーが出現するよりも早くにペンテシレイアは武器を捨てた。
エネミーの代わりにやってきた職員を視界に捉えると、彼女は一切の戦闘を行わずに降伏した。
目の前の男に土下座をし、誘惑するように尻を振り、その息は発情した犬のように荒い。
高潔なアマゾネスの女王としての面影はもう、微塵たりとも残っていなかった。
「あっ……」
目の前に投げ捨てられた首輪を、ペンテシレイアは恭しく、喜びを噛み締めるように装着する。
女王の立場も、戦士としての誇りも捨て、一匹の従順な雌犬となることを受け入れたのだ。
「あ、ぁぁ……」
ペンテシレイアは職員の元へと四足歩行で歩み寄り、手を使わず口だけを使用してズボンのジッパーを下ろす。
露出された肉棒の臭いに恍惚とした表情を浮かべ、その口端からは涎が垂れていた。
「ん、むぐぅ!」
職員はペンテシレイアの後頭部を鷲掴みにすると、己の肉棒を彼女の喉奥へと一気に突き入れた。
悲鳴にも似た声が漏れ、息の出来ない苦しさに涙を浮かべながらも、ペンテシレイアの表情は悦びに満ちている。
「――ッ!」
胃の中へと直接精液を注ぎ込まれ、ペンテシレイアは絶頂した。
噴水のように股から愛液を噴き出し、薄れる意識の中でさえ抜き取られた肉棒を名残惜しそうに見つめている。
その姿に職員たちは任務の達成を実感し、次々と肉棒を露出させる彼らの姿にペンテシレイアは歓喜した。
後日。
ペンテシレイアは微小特異点の解決を終え、カルデアへと帰還した。
表向きはカルデアに協力的な戦士として。
そして裏では、その報酬を待ちわびる雌犬として、彼女は日々を過ごしている。
指示された扉を潜り、後ろ手に鍵をかける。
目の前にいる職員数名から労いの言葉を投げかけられると同時に、彼女は素早く衣服を脱ぎ捨てた。
隷属を示す首輪、両の乳首と陰核に装着された鈴付きのピアス。
雌犬として褒美を貰うために鈴を鳴らしながら股を濡らし男に媚びるその姿は、先程まで一騎当千の戦いを見せていた戦士とは別人のように浅ましくはしたない。
しかし、今の彼女にとってはこちらが本心であり、戦士として戦うのは褒美を貰うためにすぎない。
目の前の男根が己を犯す様を想像し、ペンテシレイアは想像だけで軽く絶頂する。
そしてその無様な姿にかけられる笑い声に、彼女は媚びたような笑みを返すのだった。