女王メイヴ。
全ての男の恋人にして支配者とも呼ばれる彼女は、カルデアに召喚された当初は比較的友好的なサーヴァントだったと言える。
彼女の要求は明確で直接的だった。
求める物を与え続ければ、こちらに害を成すこともなかった。
彼女が求めたのは、男。
女王が指名した職員を差し出せば、それで彼女は満足した。
職員とて一人の男だ。
圧倒的な美貌の女王と体を重ねられるのならと問題も発生しづらい。
故に、カルデアは彼女への対策を半ば放置していた。
問題は軽微、それより他の注意するべきサーヴァントに意識を向けるべき。
その考えは間違いではない。
だが、彼らは知らず知らずのうちに危機管理の感覚を麻痺させていた。
彼女は徐々に、男を選り好みするようになっていったのだ。
初めは美形であれば満足していた。
次に体格、精神性、エトセトラ……。
彼女の要求を満たす者は、ごく少数だった。
女王の機嫌は悪化し、男たちに理不尽な罰を与える頻度も増していく。
一番彼女が好みなのは、自分に従わない反抗的な男だ。
そうした人材は当然のように鬱憤を蓄積する。
そして起こる、職員による女王への反乱。
弱点も対策も筒抜けの職員に、女王メイヴは抵抗する暇もなく制圧された。
かつて男を消耗品のように扱った報いとして、彼女の地位は最底辺に堕ちた。
女王は人としての尊厳を全て剥奪され、家畜となる。
「────んっ、ぐゥッ……!」
目覚ましの振動によって、メイヴは目を覚ます。
そこはもう広々とした清潔で高潔な特注の個室などではない。
泥と汚れと獣の臭いに満ちた、狭い小屋だ。
白を基調としたドレスは剥ぎ取られ、今のメイヴは全裸の状態だ。
衣服の代わりに鎖と首輪が装着され、二つの足で立つという自由すら奪われている。
秘部と尻穴にはバイブが突き刺さり、二本の尻尾がだらしなく垂れていた。
整った顔立ちはもはや面影すら感じないほどに崩れている。
嵌め込まれた開口具で口は大きく開け放たれ、鼻はフックで持ち上げられていた。
誰もが羨む絶世の美女であったメイヴは、今や一匹の雌にまで堕ちている。
土が剥き出しの地面に四つん這いの状態で、彼女は日々を過ごしていた。
周囲には似た境遇のサーヴァントの姿があるが、もはや彼女らに英雄としての面影など微塵も残ってはいない。
全てのサーヴァントが体液を撒き散らし、快楽に脳を溶かされていた。
メイヴはまだ送られて数日しか経過していない。
故に高いプライドと自我を保ってはいるが、すでにその意識も折れかけていた。
「ぐ、うぅ、アァァ……!」
穴を犯す振動で、四肢に繋がれた鎖が音を鳴らす。
どれだけ感じ、快楽に果てても振動が止まることはない。
振動はきっかり二十分続き、メイヴは四度の絶頂に身を震わせた。
朝の日課は変わることなく、メイヴの尊厳を削り取っていく。
食事の時間になっても、メイヴは動かない。
本来サーヴァントに食事は不要だ。
周囲の雌が餌を食らうのは、魔力補給の代替手段として。
僅かに残った反抗心でそれを拒否するメイヴだが、突如電流が流れたように彼女の体がビクリと大きく痙攣する。
バイブが内部で膨張し、メイヴの穴を押し広げたのだ。
反抗的な雌に対する躾として、拡張はゆっくりと長い時間をかけて行われた。
痛みと快楽の混じりあう感覚を味わい、メイヴの意識は薄れていく。
気を失ったメイヴの体内で、拡張作業は淡々と終了した。
意識を取り戻したメイヴの瞳に、奇妙な影が映りこんだ。
ぼやけた景色が鮮明になるにつれ、メイヴの顔が青くなっていく。
そこには、一頭の豚がいた。
周囲では職員が他の雌へ腰を振っている。
毎日、この時間になると目にする日常の光景。
メイヴは何度人に犯されようと折れなかった。
だから、人ではない存在を用意された。
メイヴの心を折るために、依頼されたキルケーが職員を豚に変化させたのだ。
「――ム、ぐうぅッ!」
バイブを抜き取られた秘部に、豚の勃起した肉棒が押し込まれる。
人とは比べ物にならない大きさのそれは、拡張されたはずのメイヴの膣をさらに押し広げるサイズだ。
一突きごとに激痛が走り、メイヴの目には涙が浮かぶ。
だが同時に、同等の快楽も味わっている。
乱暴に扱われたことによる怒り。
膣が裂けそうになる痛み。
それを十二分に味わいながらも、メイヴは確かに悦んでいた。
折れかけていた人としてのプライドが崩れていくのが目に見えるようだ。
「――お゛ォォォォッ!」
豚が射精し、メイヴの膣に多量の精液が流し込まれる。
獣のような絶叫と共に彼女は絶頂し、燃えるような熱を体内に感じていた。
「ヒィ、グ、アァァ!」
そして、交尾は終わらない。
豚の腰は止まることなく動き続け、メイヴの穴を蹂躙する。
悲鳴を上げるメイヴだが、その顔は喜びに満ちていた。
もはや人としての尊厳など残ってはいない。
ただ快楽を貪る雌に堕ちた彼女は、ただされるがままに身を任せる。
新たに一匹の雌豚が、このカルデアに生まれた。
その家畜はバイブの振動で絶頂しながら起床し、餌を喰らう。
昼には職員の肉棒によって提供される精子をあらゆる穴で受け止め、悦に浸る。
“お仕置き”によって振るわれる鞭で皮膚を叩かれると、悲鳴の代わりに喘ぎ声が漏れた。
夜にはプライベートでやってくる職員を待ちわびている。
目の前で足を止める職員に媚び、ご褒美をねだる。
暴力を振るわれ、頭を踏みにじられ、メイヴは喜びに打ち震えていた。
もう彼女を縛るものはない。
四肢を繋いでいた鎖も開口具も、すでに取り外されている。
隷属の証として残った首輪と豚の証である鼻のフックだけが、今の彼女の衣服と言えた。
「はっ、はっ、はぁ……!」
人の言語など口にせず、発情した犬のように息を荒げる。
一頭の家畜は今日も、主人が現れるのを待っていた。