MOD盛り盛りのスカイリムでドヴァキンの従者プレイ~雇い主が万年発情期なんだが~ 作:Ingwelsh
~ソリチュード・イスハーク邸~
「はぁ、つまり貴方は、ニルンの外側の世界からやってきて。
ハーシーン様の寵愛を受けてウェアウルフになり、同時に獣の肉体を得ることになり。
更にはオスでありながらメスにもなり。
サーベルキャットとまぐわって、その腕の中の子供たちを産んだと、そういうことなのね?」
「えぇ、はい……そういうことです……」
Ra'yeniaと対面した俺は、十数分の間に彼女に対して、自分の出自、経歴、体質に腕に抱く子供達との関係、その一切合切を詳らかに明かす羽目になった。
正直、この辺りの情報を開示するのはどうあっても勇気が要る。
元々ムンダスの外側の領域にいるハーシーン様は別として、俺がニルンに落ちて来たその場面を目にしていたパーサーナックスにさえも、明かすことを躊躇った情報である。
いくらRa'yeniaが俺の手で育てたドヴァキンであり、さらには大学のアークメイジで、ニルンの外側の音楽(勿論その楽譜を世界にもたらしたのは俺だ)を奏でて回る吟遊詩人であるとはいえ。
俺の操作してきたドヴァキンの中で、最もニルンの外側の知識に触れる機会の多かったであろう彼女だとはいえ。
この世界の住人である彼女に、この世界の外側の話をするのは、どうにも収まりが悪い。
しかし、俺の話を聞いたRa'yeniaは、普段通りの表情を崩さずに平然としたままで。
「なるほどね、やはりあれらの逸話には実証できる要素があったということかしら。
いいわ。信じましょう、トージ・アマヤ。貴方の存在が私やイングリッドやベアトリーチェの活躍の大本にあり、貴方がニルンの外側の世界から訪れたという、その事実を」
「信じて……くれるのか?」
あんまりにもあっさりと受け入れられたことに、俺自身が戸惑いを隠せずに彼女を見つめる中で、Ra'yeniaはそのスカイブルーの瞳を細く細めた。
「貴方も知っているでしょう、私はウィンターホールド大学のアークメイジ、学者なのよ。
学者が目の前の現実を受け入れられなかったら、それは智の終焉だわ。私は世界をあるがままに観測して、あるがままを人々に伝えるのが仕事なの。
まぁ、私には今の貴方はブレトンの男性ではなく、フェネックの女性として映っているわけだから、少なくとも貴方が
「俺が、人間であることを……」
Ra'yeniaの思わせぶりな口調に、俺は白と橙色の毛皮に覆われた自分の手を、じっと見つめた。
俺は人間だ、それは間違いない。しかし、このFennecとしての姿が、肉体が、俺に非常に馴染んでいることも事実だ。
更に言うなれば、サーベルキャット獣人の姿だって俺の精神的に非常に馴染んでいる。
逆に人間としての姿の方が、違和感を感じているくらいだ。
俺は自分の手の平を見つめたままで、ぽつりと呟くように言った。
「一応、人間の……ブレトンの姿になることも出来るけれど、そうした方がいいか?」
「いいえ、それには及ばないわ。貴方がそう言うなら、きっとそうなのでしょう。
一先ずは、貴方の言葉を信じることにするわ。
さぁ、それはそれとして、ここに来た目的はその腕の中のサーベルキャット獣人の子供達でしょう?
受け入れについては問題ないわ、まだこの屋敷の部屋には余裕があるから」
小さく微笑みながら、Ra'yeniaは一枚の羊皮紙を取り出した。
そこには日本語で、託児にあたっての契約文言が数項目と、必要になる支払額、署名欄が記載されている。
羽ペンとインク壺を応接間のテーブルから取りながら、Ra'yeniaは口を開いた。
「これが託児の契約書よ。
1ヶ月で70ゴールド、1年で700ゴールド。永年託児で2,000ゴールドよ。今回は二人だから、さっきの額が純粋に二倍になるわね。
4,000ゴールドで貴方たちはその双子の子育ての一切合切から解放されて、最高の環境に子供たちを置いておけるってわけ」
「4,000ゴールド……!?」
提示されたその額に、俺は目を剥いた。
二人をずっとここに託せて4,000ゴールド。ここの環境を考えたら安いのだろうが、とても払える額ではない。
そもそも俺はBeatriceの従者である故に、自由になるお金が殆どない。というかそもそもの話、お金を稼いだことすらほぼない。
縋るようにBeatriceに視線を向けると、彼女はゆっくりと首を振った。
「信じられない額だ、って思うでしょ? 分かるわよ。
でもね、このイスハーク邸の環境を考えたら、かなりの格安……というより、ラエニヤ女史がかなり身銭を切っていることが分かるはずよ。
ソリチュードという都市の安全性、広い屋敷に庭、食事も教育も一級品、スタッフの質も人数もオナーホール孤児院とは比較にならない。
だから私は子供が生まれる度に、ここにお世話になっているわけなんだけど……」
そこまで言って、Beatriceは意味ありげにRa'yeniaに視線を投げた。
そういえばそうだ、Beatriceだって決して資金が潤沢な方ではない。毎回毎回、子供を産んでは2,000ゴールドの支出があっては、財布の方が悲鳴を上げるだろう。いくら彼女が売春に抵抗が無いとしても。
Beatriceの視線を受けて、Ra'yeniaは息を吐きつつ肩をすくめた。
「まぁ、ベアトリーチェの言う通りよ。私財はそれなりにつぎ込んでいるわ。
私自身、ソリチュードの従士としての収入に、アークメイジとしての収入、吟遊詩人としての収入に加えて、冒険者としての収入の口もあるから、お金は有り余っている。だから、そこはいいのだけれど……
ただ、そうね。ベアトリーチェの従者だというなら、
一先ず、その子供たちは私のところで預かるわ。渡してちょうだい」
「えっ、でもお金が……」
子供を渡すよう言われて俺はまごついた。何しろ、1ゴールドすらも払う手はずを整えていないのだ。
戸惑う俺に、Ra'yeniaは契約書の一部分をトンと指で叩いた。
「大丈夫、お金を払えない人向けに
契約文言の下の方にも書いてあるでしょう? 『一括で契約金を支払えない場合は、分割払いにも応じる他、肉体労働による代替も受け付けるものとする』と。
ベアトリーチェとその従者である貴方のことだから、
あまりにもあっさりと言ってのけるRa'yeniaの表情を見て、俺は何となくだがこの先の展開を察知した。
何しろ、Ra'yeniaだ。俺が生み、育て、操作してきたドヴァキンだ。
性的嗜好が歪んでいたって何にも不思議ではない。
願わくばBeatriceほど歪み切っていないことを祈りつつ、俺はRa'yeniaに腕に抱いた赤子を手渡し、契約書の記入欄へとサインをした。
英語でのサインなどできなかったので、漢字でサインする羽目になって、Ra'yeniaに物珍しそうに見られたのは、ここだけの話だ。
サーベルキャット獣人の赤子はイスハーク邸で働くKhajiitのメイドへと預けられて乳幼児の保育室へと運ばれていき、俺とBeatriceはRa'yeniaに連れられて屋敷の地下室へと連れられて行った。
ちなみに、俺達は今、二人揃って全裸である。
「ベアトリーチェ、なんで俺達は全裸で地下に連れられて行っているんだ……?」
「それは当然よトージ、
あっけらかんと答えてみせるBeatriceに、俺は察知した予感が正しいことを確信した。
そう確信すると同時に、Ra'yeniaが階段を降りた先にある重たい鉄の扉を、ゆっくりと開ける。
「さぁ、着いたわ。ここが肉体労働の場よ」
「……ここで、労働?」
扉をくぐった俺は、その場の異様さに目を見張りながら口を大きく開いた。
その部屋の中には、両手両足と頭を謎の機械で覆われ、大きく膨らんだ胸や怒張した逸物に筒を被せられ、絶え間なく大量の精液と母乳を吐き出し続ける、種族も年齢もバラバラの人々が、多数据え付けられていたのだ。
スカイリムの世界には何とも似つかわしくない、近未来的な機械の数々。まるで近未来世界の人体ユニットのようだ。機械こそドゥーマー製だが。
「労働と言っても、実際に身体を動かしてもらうわけじゃないのは見ての通り。
ここでは子供たちに飲ませる母乳の生産や、精液の生産を行っているの。契約金を払えないままに、ここに子供を預けた女性たちや男性たちを使ってね。
私はハーシーン様の恩恵によって、他人の肉体の
にっこり微笑みながらそう告げるRa'yeniaに、俺は今度こそ顎が外れるかと思った。
確かにRa'yeniaもウェアウルフの血を引き、ハーシーンの恩恵を受ける人間であるが、まさかそんな特異な能力を有していただなんて。
愕然としたままで、俺は彼女へと問いを投げる。
「つまり……俺とベアトリーチェも、そこにずらっと並んでいる機械に繋がれて、精液と母乳を絞られるって?」
「そっちでもいいわよ? 気持ちよくて癖になるからって、払い終えてもまた子供を作って繋がれに来る親もいるくらいだから。
ただ、私が今回ベアトリーチェと貴方にお願いしたい仕事は、
そこまで言って少し間を置き、俺達にまっすぐ向き合ったRa'yeniaが依頼内容を口にする。
その内容はなんとも予想外で、なんとも簡単そうに聞こえるものであった。
「単刀直入に言うわね。
貴方たち二人には私に同行して、ウルフスカル遺跡に巣くう狼たちを退治してほしいの」
「……じゃあなんで、俺達を裸にしてここに連れて来たんだ?」
純粋に疑問を口にする俺に、Ra'yeniaは少しだけ顔を赤らめ、目を逸らしながら口を開いた。
「それは、ほら……
最初からふたなりの人材なんて滅多にいないし、折角だから、体験しないと勿体ないと思って?
ベアトリーチェは既にやる気満々みたいだし?」
「ラエニヤ女史の力でふたなり化したことはあったけれど、今の私はハーシーン様の力によって完全にふたなりになっているんだもの……試したいじゃない?」
「……はぁ」
やはりというか、二人とも別々の方向性ではあるが変態であった。
こうなったらこの二人は止まらないだろう、確実に。既にBeatriceは機械に入って搾乳機をセットしているし。
俺は頭を抱えながら、空いている搾乳搾精機械に両手と両足を突っ込んだのだった。