とうとう今日という日が来た。
大きな姿見に映る自分の姿を見る。
「……はぁ」
どこからどう見ても女の子。
髪も腰に達するまで伸ばした。髭とかそういう男子特有の毛はとっくにドクターの薬で生えてこないから問題ない。
体質なのか喉仏も目立たないし、声変わりすらしてない。……もう20代後半突入してるんだけど。
眼鏡をかけて、と。
「んっん! 私の名前は藤崎巴(ふじさきともえ)。よろしくお願いします。……こんな感じでいいかな」
ばれないといいなぁ。
ばれないんだろうなぁ。
もう20代後半に差し掛かるころなのに声変わりはしないし、男子特有の毛はドクターの謎の薬で生えてこないし、我ながら容姿はかなり女の子っぽい。実際今までも何度か経験したわけだし。
でもねー、なんかねー、男としてはねー。
ぶつくさ言っても仕方ないか。女装も初めてって訳でもないし。
順位2位での合格。入学式を終えれば……。
幸い、というべきか僕の所有物も何人か許されているから、多少余裕はある。大体ペナルティも終わったし、周囲の目にいつも以上に気をつけること以外は楽な仕事になりそうだ。
そう思っていた時期もありました。という言葉をまさか自分で体験することになるとは思わなかった。あ、ちなみに一週間経過しました。
お嬢様学校がこんなに辛いとは思わなかったっ!
学園長の助けもあり、撫子会に入って、護衛対象全員を守りやすい位置につけたことは良かったんだけど。メンバーの一人がすごく怖い。ていうか一般人もみんな黒いんだけど! お腹が!
撫子会の希少性のために、僕以外にエージェントは本来いないんだけど、どうみてもあの人エージェントだよね。見覚えもあるような気がするけどさ。
本当はもっと描写するべきなんだろうけど、無理でした。これめちゃくちゃ時間かかるわ(メタ)
「ま、いいや。一通り園内は把握したし、みんなと情報も共有したし」
ベットの天井を見つめてため息をつく。
時間がかかるだけの楽な仕事だと思ったのに、お嬢様って怖い。
……条件になければ主義を置いて調教したのに。
などと益体もないことを考えながら金平糖を噛み砕いていると電話が掛かってきた。
仕事用の、ね。
「もしもし、こちらブラック2」
『もしもし、少年か?』
「あ、唯ちゃんか」
『むぐ。……私が悪かった。だから唯ちゃんは止めるといい』
「いやだって来ヶ谷って打ちづら『それ以上はよくないな』はいはい」
彼女の名前は来ヶ谷唯湖。かつての護衛対象。冗談混じりで誘惑したのを盾に美味しくいただいたらハイスペックすぎて僕の所有物として組織に入った子。
サポートメインなので基本的にこうして連絡係になることが多い。割と恥ずかしがりやで名前で呼ばれるのが苦手なんだとか。
だから基本的に寝室で呼ぶよ!(悪笑)
ちなみに可愛いものが好きらしい。
そういえば今日は平日のはずだけど学校はいいんだろうか?
今は夜だけど明日だってあるだろうに。
『さて、業務連絡だが、有紀くんが戻ってきたぞ』
「あれ、意外と早かったね」
『うむ。おかげで情報処理もはかどるというものだ』
「そ。で、彼女は?」
『呼んでこよう』
『必要ない。ここにいる』
「やっほー」
『(こくん)』
長門有紀。ある日ネット上にて僕に干渉してきた女の子。実際に会ってからやっぱり美味しくいただきました。
彼女が言うには純粋な人間じゃないらしいけど、まぁ正直だから何?って感じだし。
ちなみに普段は眼鏡をかけていて、二人っきりのときは外してくれる可愛い子。
有紀がいると一ヶ月は余裕で掛かる量が一時間あれば余裕を持って終わる特化チート。
今回は敵組織について調べてもらってた。
『首尾は上々』
「どれくらい分かった?」
『必要ないから詳細は省く。多分もうすぐ接触がある』
「もうすぐ? というか詳細を省くってどうい(こんこん)……誰か来た。切るよ」
『ん、待ってる』
さて、と誰だろう。
「はいっどちらさまでしょうか?」
「隣の部屋のものですー」
……この声、聞き覚えがあるな。クラスメイトだったはず。面倒だけど、確かにここのところ忙しかったし、ほとんど寮に帰ってからの交流が出来なかったし。いい機会ではあるかな。
「はい、どうぞお入りください」
「失礼します」
入ってきたのはやっぱりクラスメイトだった。
彼女の名前は天宮怜奈。隣の席で面倒見がいい。常に丁寧な物腰で話すお嬢様らしいお嬢様。お嬢様らしくないお嬢様もいるけど。
それにしても、何をしきたんだろ。
「どうなさいました?」
「少し……お話がしたいと思いまして」
そういってちゃんと扉を閉める。
規則だから鍵はかけられないけど。
「?」
「ええ。私たちの将来について」
「!?」
瞬間突撃してくる、のだけど殺意がまるで感じられない。いつもだったら迎撃するんだけどとりあえず受け止める。
そして
「(すりすりすり)」
「…………」
なにこの状況。
胸元に顔をすりすりされてる。パット固定しといてよかったけども。
「お久しぶりです、シオンさま」
「っ!?」
「あら? もしかして 忘れてしまいましたの? 私は、こんなに思っていましたのに!?」
「え、いや、ちょ、ちょっとまってよ」
「あら、口調変えられましたのね。でも、素敵です!」
「……ま、まさか」
「では、もう一度自己紹介しましょう」
すっと距離をとり、優雅にお辞儀をして、言った。
「私はレナ。今は天宮怜奈。シオン様の、忠実なる奴隷です」
単語は優雅じゃなかった。
天宮怜奈ことレナ。僕がまだ護衛者でなかった頃の所有物。
今は分からないけど、戦闘能力はそれほどでもない。ただサポート能力はそれなりに長けていたはず。情報収集も得意。
ちなみにお互い初めての相手だった。初恋、というにはただれてたから言えないけど。
もうすぐ接触があるってそういうことかぁ。
「……ああ、そういえばそうだったね」
「思い出してくださいましたね。さぁ、まぐわいましょう!」
「うん、何を言ってるのかな?」
「? なにかおかしなことでも?」
やばいガチだ。この子、こんな子だっけ?
ため息をつきそうになる。演技のための眼鏡を外して意識を切り替える。びっくりしずぎてさっきから演技できてなかったけど。
「まぁ、そう簡単には信じられないわけで」
「今現在この学校に潜入している暗殺者は私を除いて把握している限りで7人。一人は男。一人は一度調教を終えています、さらに二人は完遂しきってはいませんが途中までは手を出されました。残りはサポートを仰せつかっていますが小物ですし、それほど気にすることもないでしょう。正直あまりいい性格はしておりませんし」
「……聞きたいことはお見通しってことかな」
「シオン様のことですから」
「……そっちは聞かないんだね」
「シオン様のためですから」
敵わないなぁ。
ただ……まぁいいか。
「……斑咲紫苑」
「では、紫苑様……ふふ、何も変わりませんね」
「そうだね。それにしてもよく分かったね。それなりに成長したと思うんだけど」
「? 逆にお聞きしたいのですが何故それで分からなくなるんですか?」
……最後に会ったの10年くらい前だったような気がするんだけどね。
ま、この子ならしょうがない(思考放棄)。
「おいで、レナ」
「! は、はいっ♥」
レナを抱きしめてキスをする。
思いっきり深いのを。
「んちゅ、ちゅむ、んー、はふ」
「……ん」
しばらくそうしているとレナは僕のスカートの中に手を入れてくる。
「ふぅ、さて、それでは失礼致します」
一言僕に断りを入れると。
「あむっ、じゅるっ、んむ」
フェラチオを始めた。
口にくわえるだけでなく、舌を絡めて、手も気持ちよくしようとこちらに奉仕してくれている。
「久しぶりだけど、上手だね。気持ちいいよ」
「はむ。じゅるっちゅ んっ♥」
「一度射精しておこうかな? ほら、飲んでね」
頭を抑えて無理矢理口の中に射精する。
「んぐっ!? んっ、こく……こくっ……こくん」
「いい子だね、ほら、感想は?」
「……ぷはぁっ、……久しぶりのおちんちん……すごい、濃くて喉に絡んで、美味しいですぅ♥」
「最近は抜いてなかったしねぇ。ま、性欲をコントロールできなきゃ仕事にならないんだけどさ」
「これからは時間があれば私がしてあげますね」
「それは早い者勝ち、かな」
「むぅ、手ごわいです……」
レナは言いながらも服を脱いで近づいてくる。
「あぅ、紫苑さまぁ、もう我慢できないです……早く、お情けをください……♥」
「本当にエッチだねぇ」
とはいえ、僕自身レナとの久しぶりの行為に高ぶっていないわけじゃない。
僕の内心くらい分かってそうだけど、あまり主導権を握られるのは好きじゃないし。
ベッドに押し倒す。一応跡が残らないように丁寧に。
「はふぅ、あんっ、私の胸、大きくなりましたよね」
「昔からそれなりにあったと思うけど」
「乙女心ですよ、小さいと、んっ、気にしてしまうんです」
「ふーん、そういうもの? えい」
「そういうもので……ひんっ、乳首ぃ」
ぴちゃぴちゃと巨乳の先端を舐めまわす。反対側も忘れずに。
「はっ、ふぅ、んんっ、ああっ!」
「もう入れちゃっていいかな?」
「は、はいっ、私の濡れ濡れおまんこに紫苑様のがちがちおちんちん、じゅぽじゅぽしてくださいっ」
「エッチ」
「紫苑様が、そうしたんですよ?」
「僕を押し倒したのはレナの癖に」
「でもんひゃあんっ!? い、いきなひぃ、おちんちん、あ……ふぁ♥」
ごちゃごちゃ喋ろうとするのでとりあえず肉棒を、思いっきり突っ込む。
「レナのおまんこ、すっごく気持ちいいよ」
「あ、ありがとうございましゅっ♥、あひんっ、あ、ああぁっ♥」
「これぞ、名器って感じだねぇ。ほらほら、もっと締め付けてみなよ」
「もっと、もっとっ、ああっ、イクっふ……、ああんんっ♥」
レナの膣内はとてもいい。
単純に締まってるのもそうだけど、精液を欲しがるようにうねうねと搾り取ろうとしてくる。
気持ちいいっていう点においてはトップクラス。レナ自身もだいぶ気持ちいいらしいし。
「ほら、膣内に射精するよ、いいの?」
「らいりょうぶれふっ、んんっ、ぴる、飲んできましたからっ」
「そ、じゃあいいね、ほら、イけ、イっちゃえ!」
「あひぃっ、熱いのが、な、中にでてっ、また、イっくぅ♥」
背を仰け反らせて絶頂を迎えるレナ。
……追い討ちに胸をもむ。
「まだまだ終わらないからね。もっと楽しませてよ」
「は、はひぃ……♥」
そうして深夜、2時。
全身精液まみれで息を切らしたレナとその近くで優雅に紅茶を飲む僕の姿があった。
もちろん裸なので実際は優雅も何もありはしないけど。
「はっはっ、ふぅ……ふぅ、紫苑様は、なぜ、そんなに余裕が、あるのですか?」
「そりゃ男女の差もあるし、単純に慣れっていう面もあるでしょ」
それにコントロールできているとはいえ、性欲たまってたし、とまでは言わない。
「でしょうけれど、納得いきませんわ」
「それはそれとして、そろそろさー、本当の目的を話して欲しいんだけどね」
「……なんのことでしょう」
「……」
「とは、行かないでしょうね。私も、それで終わらせたくありませんし」
「いくらレナでもただ我慢ができないからという理由でいきなり僕とセックスしようとはしないよ。正体を告げて寝返りなら、まだありえたけど」
「我慢の限界だったのも事実ではありますよ。だって、ずぅっと我慢していたんですもの。やっと見つけた紫苑様を前に、むしろ一週間よく持ったほうだと言ってもいいくらいです。ですが、それだけではないのも事実ですけれど」
「仕事かな?」
「はい。簡潔に言いますとあなた様を発見したら、篭絡して寝返らせろといった指令を受けていたんです」
「それは、なんともまた」
「組織としては裏切りの処罰することよりあなたの女、そちらの組織で言う所有物をあなたと一緒に手に入れたほうが利益になると判断したんでしょう。あなたが情に深く私を見捨てる選択はしない、失敗より成功のほうが可能性は高いし、放っておけば私は勝手に出て行く可能性もあるから温情を示そうってことだったんでしょうね。単純ですが、実際に私は情報収集も兼ねてずっととどまっていたわけですし、的外れではありませんでしたね」
「ふぅん」
「私としては紫苑様が戻ってくれるでも、私が逆に篭絡されるでも構わなかったので指示に従いました。紫苑様を傷つけるような指令ではありませんでしたので」
「ありがとう」
「当然のことですよ。お礼は言うよりもスキンシップをしましょう」
「はいはい」
「まぁ、そんな感じですね。監視の目は、どうでしょうね。三下の気配はしませんし、私や紫苑様を誤魔化せる実力者ならむしろ私たちを監視したりはしないでしょう」
「どうして?」
「……いいづらいことではありますが、多分私以外そもそも紫苑さまに気づいていないかと」
「え?」
「むしろ私がすこし特殊といいますか……紫苑様に抱かれた後、紫苑様はいなくなってしまいましたし、組織では一部を除いて紫苑様は死んだことになっていますからね。任務をいわれたのも私だけですし、それ自体それなりに前に言いつけられたことです」
「そうなんだ」
「紫苑様が好色であることは知られていましたから、こういった獲物が多い場にサポート役として派遣されていましたので」
「なるほど、まだ誰も僕のことを知らないわけだ」
やれやれ、面倒だ。
正直に言ってどうでもよかったんだけどね。
過去の経歴なんて。僕は。
「ま、いいや。少しずつ慣れていって、後でおいしくいただいていこうかな」
「はいっ、でも今はもう少し、私を……んっ」
「夜が明けるまで時間はあるし、もっと楽しもうか」
「ふぁ……はい♥」
こうして今日も夜がふける。
ちなみに翌日風邪を引いたという名目でレナは学校を休んだ。
……やりすぎちゃったかな。
思ったよりもエロがはかどらず割とカットすることで対応。
とりあえず原作に入るまではカットしつつエロや戦闘など重要なところだけを描写していこうかと思いましたまる。
雪乃さまを紫苑のヒロインにするかどうかはまだ悩み中。
全年齢版で追加されたヒロインを修司くんにすれば雪乃様を紫苑の嫁にできますし。
さて、次の投稿はいつになることやら。楽しんでいただければ幸いです。
あ、アンケートも続いてます。あと活動報告でアンケートについて修正したのがありますので出してほしいキャラクターや、書いてほしい閑話などがありましたらぜひどうぞ。知っているキャラクターなら極力出したいと思います。
それでは次回、戦闘予定!