次回は手コキとフェラがあります。野外プレイ書きてぇ、と思いながら書きましたね。
「ほら、こっちこっち。ここ、空いているよ。」
「ちょ……ちょっと待って……ください。」
慧は両手でレンタルした2人乗りバナナボートを、未希は慧が持参していた折り畳み式のパラソルと、その他手荷物を持ち休憩の出来るスペースを確保していた。
「もう……それ、ビニールで出来ているんだからそんなに重たくないでしょ?」
「そ、そんなこと……ない、です……よ。」
プールへと入る前から、慧の体力はすでに消耗を始めているようであった。その光景を半ば呆れながら見ている未希であったが、彼を奮い立たせるべく言葉を掛ける。
「男の子なんだからしっかりしてよね。準備が出来たからイイコト、あるかもしれないよ。」
「い、イイコト……!?」
未希の口にした言葉に慧はすかさず反応し、速やかに確保したスペースに2人分の休憩所を設置した。
「やれば出来るじゃない。それじゃあさっそく泳ぎにいこっかー!」
「しっかり準備運動をしないと、大変なことになりますよ。それから、その……イイコトってのを……」
「わかってるって。それじゃあ……」
慧に窘められ、彼が引いたレジャーシートへと戻る未希。その彼女が自らの手荷物を漁り、中から1本のチューブを取り出した。
「準備運動も大事だけど、これも、大事だよね。」
「せ、先輩……それは……」
「ねぇ慧くん……私の背中にオイル、塗ってほしいかな。」
「……っ!?」
わずかであるが恥じらいを見せ、未希は慧にオイルを塗ってほしいとねだった。知ってか知らずか、彼女は彼に自分の身体を触ってくれと言っているのであった。
「もうたくさん焼けちゃっているけど、いつも日が当たってない場所もあるから、しっかり塗ってよね。」
「は、はい……!」
うつ伏せとなり無防備に背中を晒す未希。そんな彼女の姿を見ながら、慧は自らの手にオイルを出して、未希の背中へ手を伸ばした。
「い、いきますよ?」
「うん……来て……」
彼の言葉に恥ずかしそうに応える未希。そして、すでに日焼け跡のある小麦色の肌へ、オイルの塗られた手が触れる。
「きゃっ……!」
「……っ!だ、大丈夫ですか?」
「う、うん。ちょっと冷たかったから、驚いただけだよ。大丈夫だから、そのまま……続けて。」
未希の言葉に頷いた慧は、手に付いたオイルを満遍無く彼女の背中へと塗っていく。足りなくなるとその都度自らの手にオイルを出して、背中から腰の辺りまでに塗ろうとする。
「こうやって慧くんに体を触られるのって、初めてだね。」
「そ、そうですね。……あ、あの、どう……ですか。」
「うん、すごく、いいよ。冷たくて、気持ちいいかな。」
思わぬ形で抱き付いてみたり、密着することはあったものの、こうして慧の手で体を触れることは、未希にとって初めてのことであった。
「こんな風に男の子に優しく触られるの……初めてかも。」
「え、今なんて……」
「あ……、う、ううん。なんでもないよ。丁寧に塗ってくれて、嬉しかっただけだよ。ありがと。」
「い、いえ……」
小さな声でつぶやいた未希の言葉に対して、慧は違和感を覚える。しかし彼女が喜びの言葉を口にしたことで、その違和感はすぐに消え失せたのであった。
「それじゃあ次は、前にもオイル、塗ってもらおうかな?」
「は、はい……え?」
未希の言葉に一度は肯定の返事を返したものの、すぐに言葉の意味を理解して混乱する慧。
「背中にも塗ってくれたんだから、反対側にもいっぱい塗ってほしいだけだよ。ねぇ、早くしてよ……」
うつ伏せだった未希が仰向けとなり、再びオイルを塗るように催促をする。当然ではあるが、人間は自分の背中全体以外には両手が届く。他者に背中以外の場所へ日焼け止めオイルを塗ってもらう必要は基本的にはない。基本的には。
「あ、あの……その……それは……」
「ん?どうかしたの?」
動揺を隠せずにいる慧に対して、首を傾げる未希。しかし、その表情はしばらくすると、小悪魔的なものへと変わっていった。
「なーんてね。大丈夫だよ、あとは自分で塗れるから。……もしかして、塗りたかったのかな?」
「い、いや……別にそんなつもりは……」
「ふーん……そうなんだ。」
未希の挑発的な顔と言葉に、慧は満足に返事を返すことが出来ずにいた。一方でそんな彼を見つめる彼女の表情は、とても満足そうなものであった。
「それじゃ……いっくよー!それっ!」
「っ……はいっ!」
プールに入った後の2人は、しばらく水に身体を慣らしながら遊んだ後、ビーチボールを使ってのバレーをしていた。
「お、慧くんけっこう上手じゃない。体力は微妙だけど、運動神経は悪くないんだね。……ほいっ!」
「未希先輩の体力が半端ないってだけだと思いますけど……はっ!」
「体力にはそんな自信はないかな。短距離だったら、学校内の女の子に負けたりはしないかもね。……そりゃ!」
会話をしながらも中々の回数が続いていくラリー。単調となりつつあったボールを打ち上げることに未希が飽きたのか、慧へ向かって言い放つ。
「思った以上にやるわね……よーし、こうなったら……」
「それっ……!んっ……先輩、何をしようとして……」
慧が打ち返して高く上がったボールに対して、未希が右手を大きく振り上げる。そして、ちょうどよい高さまで落下してきたその時、彼女の手が凄まじい速度で振り切られた。
「……はあっ!!」
振り切られた手にボールが当たり、慧へ向かって強力なスパイクが放たれる。そのボールを彼が捌くことおろか、反応することは出来ず
「ぐはっ!」
ボールは顔面へと直撃した。その衝撃で慧は水中へと身体を沈める。
「ごめーん!慧くん、大丈夫かな?」
スパイクが直撃して後方へ倒れて沈んだ慧に、未希が泳いで近寄る。彼女がそばへ来ると、水中へと沈んだ慧が顔を出す。
「ぶはっ……!はぁ、はぁ……せ、先輩。顔を目掛けてぶっ放すなんて、ひどいですよ。」
「ふふっ……ごめんね。ちょっと、力を入れ過ぎちゃったかも。」
「はぁ……、うっ!」
浮かび上がってきた慧の目に入ったのは未希の笑う顔、そして水に浸かっていない形の良い胸であった。
「ん……ごくっ……」
自らの視線と同じ高さにある未希の乳房から、慧は目を離すことが出来なくなっていた。そんな彼に対して、頭上から声が放たれる。
「慧くん……?どうかしたのかな?」
「……え?……あっ、だ、大丈夫!大丈夫ですから!」
「そ、そう……大丈夫、なんだね。」
茫然としていた慧が、急に不自然と思えるほどに、無事であることを表そうと言葉を発する。その言葉に対して未希も少々気圧されるのであった。
その後も2人はプールでしばらく遊び、昼食を適当に取ると、午後はレンタルしたバナナボートで流れるプールに入っていた。
「落っこちないように気をつけてねー」
「大丈夫ですよ。もし落ちても下は深くもないプールなんですから。」
2人乗りのバナナボートで緩やかに流される続ける未希と慧。真夏の日差しが照り付けながらも、ゆっくりとした時間が流れる中、慧は気になっていることをボートの前に座る未希に聞いた。
「あの……先輩、この前のことなんですけど。」
「ん、この前?」
彼女が前を向いたまま、慧の言葉に耳を傾ける。
「はい……。帰りの電車の中で先輩が聞いてきた質問のことで……」
「え……私、慧くんに何か聞いたっけ?」
本当に忘れているか、あるいはとぼけているのか。未希は彼の言った、聞いてきた質問の内容を聞き返してきた。
「その……俺にエッチな子が嫌いかどうかって聞いたことです。」
慧の言葉に未希の身体が微かに反応する。続けざまに彼は彼女に向かって話を続けた。
「俺は、そんな先輩も好きです。その……先輩にそのつもりがあるんだったら、俺はその……この前の続きをして欲しいかなって。」
「つ、続きって……。そんなの……なんで今、こんなところで言ったりするのよ……!」
僅かに怒りを含んだ彼女の声。その声と共に未希はボートの後ろに座る慧へ振り向きながら話しかけようする。が、しかし、勢いよく振り向こうとしたため、2人の乗るボートが大きく傾いてしまう。
「あっ……!」
「ちょ……先輩っ!」
どうにか体勢を戻そうとするも、動けば動くほど傾きが大きくなる。そして
「きゃあっ!」
「うおっ……!」
ボートはとうとう水上で横倒しなり、その上に乗っていた2人は水中へと落下してしまった。
「……ぷはっ!慧くん、大丈夫?」
「ぶはっ……ごほっごほ、ど、どうにか……。先輩も大丈夫です……か……」
水中から顔を出してお互いを確認しようとする2人。未希は慧の落ちた方を見ながら先に顔を上げ、慧もすぐに顔を出して未希のほうを見ようした。が、未希の姿を確認使用した彼の前にビキニブラが流れつき、慧は不意にそれを手に取る。
「未希……先輩?」
「えっ……?あっ……!」
慧が未希のほうへ顔を向ける。未希も慧の手にある水着を見た後で、自らの胸元へと目を向ける。そこには上半身に何も着けておらず、日焼け跡が残りながらも形の良い乳房と、その先端までも露わとなる彼女の姿があった。
「あ、慧くん……それ、私の水着……」
「せ、先輩……ゴクッ……!」
手に未希の胸元から外れた水着を持ち、彼女の露わになった乳房を凝視しながら慧は生唾を飲む。その間、未希の乳房と薄い桃色をした乳頭が彼と、彼女の周囲にいる他の客の視線に晒されていた。
「か、返してよ。私の水着……返してっ……!」
「え……あ……す、すいません!」
怒った声で慧に水着を返すように求める未希。しかし彼女は胸元を隠すことがなかったため、慧はようやく顔を背けながら水着を握った手を未希の方へと差し出す。すると彼女はそれほど乱暴でもない手付きで、彼の手から水着を取るのであった。
「せ、先輩……俺……その……」
申し訳なさそうに未希へ声を掛ける慧に対して、彼女はその場で速やかに水着をつけながら独り言をつぶやいていた。
「もう……ひどいよ。こんなことになっちゃうなんて……」
「だ、大丈夫……じゃないですよね。」
彼女を心配する言葉を口にする慧。しかし、その彼も未希のことを心配している場合ではなかった。
「あっ……ボートが流されちゃってる。慧くん、1回ボートを拾って上がろうか……って、慧くん?」
「……」
水着を着け終えた未希が慧に声を掛ける。しかし彼は彼女の言葉に反応せず、その場で身体を不自然に動かすだけであった。
「あ、あのっ……!」
「……少し待ってて。ボートは私が取ってくるから。」
そう言うと未希は速やかに先へ流れていたボートを回収してプールから上がると、慧のいる近くへと戻り、プールサイドへ寄っていた彼に声を掛けた。
「ボート、慧くんが運んでよね。……ちゃんと、前に持って運ばないとダメだよ。」
「うっ……!」
未希に全てを悟られていた慧は、言葉を失いながらも彼女の指示に従った。
「あ、あの……先輩。一体どこへ……?」
「いいから、黙ってついてきて。」
バナナボートを前に抱える形で歩く慧が未希に声を掛けるものの、彼女は突き放すような冷たい言葉で彼の先を歩くのだった。
「ここら辺なら……大丈夫だよね。」
2人が来たのは園内にあるウォータースライダーの支柱の根元。周囲に人はおらず、監視員の目も届くことはない場所であった。
「もう、ボートを置いてもいいよ。」
「でも、その……俺、まだ……」
「いいから……今は私しか見ていないんだから。気にしなくていいんだよ。」
「……うっ」
観念した慧は前に抱えていたバナナボートを足元に置き、何も持たない状態で未希の前に身体を見せる。
「はぁ……やっぱり。もう……」
呆れたような声を発した未希の視線は、ボートを置いて前を隠すことが出来なくなった、慧の下半身を見つめるのであった。