魔犬の贄~淫獄に堕ちる肢体~ 作:背徳文庫
平日の昼下がり、都内の高級住宅地の一角に一際目を引く瀟洒な豪邸があった、周囲の屋敷の3倍は有ろうかという広大な敷地、歴史を感じる洋風の建物は丁寧に手入れされそれ自体が一個の芸術品と言っても良い。
この屋敷は日本屈指の資産家であり遡れば旧華族に連なる名家である『清礼院(しょうれいいん)家』の持ち物であり現在は当主である清礼院忠(ただし)・薫子(かおるこ)夫妻とその娘、綾乃(あやの)と琴音(ことね)の一家が暮らしている。
忠は51歳、薫子37歳、14も年の差が有る夫婦だが夫婦仲は円満、一人娘の綾乃は女子高生、才色兼備の令嬢として同性なら誰しもが羨み、異性ならば誰しもが自らの物にしたい、そんな思いを抱かせる魅力的な女性に成長した。
薫子が結婚したのは18の時、女子高を卒業して直ぐだった、既に高齢で体調を崩し余命幾ばくも無い祖父のたっての願いで高校在学中に婚約した父の部下を婿に迎えたのだった。
祖母は薫子が幼い頃他界し結婚を喜んでいた祖父はその翌年、曾孫の顔を見ること無くなくなった。
父は10年前に急病で他界、母も翌年後を追うかの様にこの世を去った、この広大な敷地に暮らすのは彼女達4人だけである。
正確には『人間』は3人だけ、である、この一家に去年から新しい家族が加わった、この家で飼われている一匹の大型犬が家族の一員として暮らしている。
去年の暮れ、屋敷に一匹の子犬が迷い込んだ、汚れ、衰弱しきった子犬を放り出すのは忍びなく娘も自宅に引き取りたいというのでその子犬は清礼院家で暮らす事となり『レオン』と名付けられた。
レオンは闊達ながらも穏やかな気性と犬とは思えない位の賢さを見せ家族はもちろんの事、出入りの業者からも可愛がられる様になっていた、ただ一人犬嫌いの忠を除いて。
屋敷に引き取られて一年、レオンは逞しく成長した、体高は60cmを越え立ち上がれば平均的な日本人男性の身長を超える程である、これ程の大型犬ならば散歩等運動に掛かる手間も相当な物になりそうだが広大な清礼院家の敷地を好き勝手に飛び回り本人(?)はストレスを感じてはいない様だ。
今日もレオンは漆黒の巨躯を踊らせ庭園を駆け巡る、太陽の光がレオンの体毛を艶やかに照らす、雑種なのだろうか彼はジャーマン・シェパードやシベリアン・ハスキーの様な様なスピッツ系の顔立ちであり、ドーベルマンの様な短毛で光沢ある見事な体毛を生やしていた。
体が汚れるのも気にせず遊び回る愛犬を薫子は微笑ましく眺めていた、庭園に置かれた背もたれ付きのチェアーに腰掛け優雅なひとときを過ごす、40近い年だが肌にはシミやシワ一つ無く20代と言われても納得してしまうだろう、事実、娘と一緒に出かけると姉妹と間違われるのは日常茶飯事である。
小さな顔、バランス良い目鼻立ち、ふんわりと軽くウェーブがかかった腰まで届く艶やかな亜麻色の髪、そして全身から漂う気品・・・・・・貴婦人という表現がピッタリ当てはまる。
夫は仕事が多忙の為ここ最近満足に帰宅できず、娘の綾乃は全寮制の女子高で暮らし、屋敷に帰るのは夏休みの様な長期休暇の時ぐらいだ。
彼女自身は幾つかの親睦会や愛好会の代表や役員といった活動があるものの基本的には平日は暇である。
(今日は暑いわね・・・・・・)じっとりとした熱気が薫子の肌を照らし、うっすらとブラジャーが透けて見える(シャワーでも浴びようかしら?)チェアーから立ち上がる薫子にレオンが飛びつくと純白のブラウスは泥まみれになってしまった、「もう、仕様がない子ね、お洋服をこんなに泥まみれにして、メッ!ですよ」薫子が怒る素振りを見せるとレオンはしょんぼりとうなだれる、その様子が何とも言えず可笑しく薫子は苦笑する。
「あなたも一緒にお風呂に入る?」優しく声を掛ける薫子にレオンは「ワンッ!」と力強く一鳴き、尻尾を激しく振り喜びを現す。
「いいわ、付いていらっしゃい」浴室へ歩き出した薫子の後をレオンが追う、・・・・・・彼女は気付かなかった、ねっとりとした粘着質なレオンの視線が自らに向けられている事を。
レオンを浴室に入れると自身は更衣室で服を脱ぎ始めたアクセサリー類を外し、泥まみれになった純白のブラウスと濃紺のスカートを籠にいれる、着痩せするタイプなのだろうか、美しく豊かな乳房が姿を現した、繊細なレースがほどこされたEカップの淡い紫のブラジャー、それをしなやかな指が外す、2人の子供を産み育んだとは思えない程、小さく、可憐な桜色の突起が姿を表した、一糸纏わない生まれたてままの姿になり彼女は浴室に足を踏み入れた。
レオンにシャワーのお湯を浴びせ、持ち込んだペット用シャンプーで体を洗う、頭から首、背中から腰・・・・・・そこで彼女は気付いてしまう、レオンの赤黒いペニスが怒張し上下に揺らいでいる事を、そして愛犬がぬらついた目で自分を見ている事を。
驚いて後ずさる薫子にレオンが飛びつく、レオンは薫子に覆い被さると首筋をゆっくりと舐め回す、生温かい息、荒い息づかい、そしてぬらりとした唾液・・・・・・目の前の牝に自分の匂いを染み付けるかの様に・・・・・・
「きゃっ!」レオンの体重を支え切れず薫子は尻餅をつく、レオンはそのまま彼女にのしかかり首筋から顔へと舌を這わせる。
「止めて!レオ・・・ンッ・・・!」止めようとする薫子の口にレオンの舌が滑り込む、ピンクの唇はだらしない半開きになり犬の唾液との混合液が口からこぼれる、(ごめんなさい・・・・・・あなた)薫子の目に涙が浮かぶ夫にしか許した事の無い唇をあろう事か犬に奪われたのだ。
身を捩り必死に逃れようとするがレオンの前脚は薫子の肩をしっかりと押さえ込む、健気な抵抗はEカップの美巨乳を虚しく揺らすだけだった。
その間もレオンの舌は執拗に薫子の口腔内を蹂躙する、上下の歯肉、頬粘膜、硬口蓋・・・・・・彼女の全てを味わい尽くすかの様に舌を這わせ凌辱する、そして、その細長い舌は薫子の舌を絡め取る。
繊細に、そして大胆に舌を絡ませる、予想出来ない舌の動きに薫子は翻弄される、夫との情事でもここ迄激しく舌を絡められた事は無かった、とめどなく溢れ出す犬の唾液、未開発の性感帯を刺激され薫子の身体から力が抜け、無意識のうちにレオンの舌におずおずと自分の舌を重ねる。
粘膜が絡み合う音、粘液が混じり合う音、薫子の微かな息づかい、シャワーから流れ続ける水音が浴室に響く。
「っん・・・うっ・・・うぅ・・・」息づかいに甘い響きが交じる、薫子の頬はほんのりと染まり、瞳は何かを期待するかの様に潤む、レオンを拒む様に胸元に当てた手はいつの間にか首筋に回され恋人同士の濃厚なキスシーンを思わせる。
薫子は自身の奥深くからこみ上げる衝動に困惑した、自分は何をしているのか?夫以外の・・・それも人間ですら無い相手に身を委ね快楽を味わっている、もう止めなければ・・・だが愛犬がもたらす快感に彼女の思考は停止し、身体から力が抜けていくのだった。
彼女は、薫子は好色な女性では無い、名門の令嬢として旧家の跡取り娘として厳格に、淑やかに育てられた、結婚後も自分からは夜の営みを求めた事は無く、夫とのSEXは10年近く無い、だがそれに不満を抱いた事も無く満ち足りた平穏な日々を送っていたのだ。
しかしそれは自分の女としての本能を塞ぎ込んだ歪んだ平穏だった、その証拠に日頃の清楚で気品溢れた表情は蕩けきった牝の表情になり、恥じらいながらも愛犬の首筋にすがり付いて夢中にその舌を吸っている。
レオンの舌が不意に引き抜かれる、粘液をまとい糸を引くそれは薫子の左胸を這う、色白の美乳は上気しその先端、可憐な蕾をぬらついた舌が這い回る「あぁ・・・っん・・・」思わず甘い吐息が唇から零れる、レオンの両前脚は薫子の乳房の上に置かれその形を歪める。
左右の乳首を縦横に舐め回し・・・・・・「きゃん!」可愛らしい声が薫子の口から零れる、レオンの細長い舌は器用に薫子の乳首に巻きつき引っ張ったのだ、彼女の反応に気を良くしたのか、赤ん坊がおっぱいを吸うように彼女の人妻とは思えぬ愛らしい乳首をしごく。
「あぁ・・・駄目・・・駄目よ・・・・・・」背徳感と高揚感、屈辱感と充実感、そして嫌悪感、アンビバレントな感情が溢れ彼女の混濁した思考は齎される性的興奮を受け止める事で精一杯になっていた、そこに名門、清礼院家の令夫人の姿は無く快楽に翻弄される一匹の牝の姿があった、誰も居ない豪邸の昼下がり、二匹の獣が体を重ねようとしていた。
レオンは一旦体を起こしペニスを挿入し易い位置に体をずらす、薫子は再びレオンの赤黒く怒張した性器を見てしまう、表面に毛細血管が縦横に浮かぶグロテスクな、夫のモノの二倍のサイズはありそうな肉の凶器を。
(あんな物を入れられたら私は・・・・・・)きっとヒトでは居られなくなる、漠然とした、それでいて確信が持てる予感(何を考えているの私は!逃げなきゃ!)一瞬取り戻した理性、しかしそれは蝋燭が消える直前一際明るく燃え上がる様な物だった、逃れようと体を捩ったその時彼女は見た、自分の太腿の付け根がぬらりとした液体で濡れている事を、そしてその液体が自分の性器から溢れ出ている事を。
(あぁ・・・無理・・・もう無理です・・・・・・)全身から力が抜け落ちる、両足が力無く開かれ、できたスペースにレオンが体を滑り込ませる、薫子の美巨乳はレオンの胸板につぶされ形を変え淫靡な姿になっている、そして両前脚は薫子の両肩をガッチリと押さえ込む。
レオンは頭を沈めると薫子の唇に再び舌を這わせた、それに答えるかの様に薫子は唇を開きレオンの舌を迎え入れる(・・・ごめんなさい・・・・・・)誰に対する謝罪だろうか、本人にも分からない気持ちを抱き愛犬と濃厚なキスを交わす、そして彼女の秘所に熱く固いモノがあてがわれるのを感じるのだった。
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