※この作品はR-18です。

マブラヴ・オルタネイティヴ・OW   作:京勇樹

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佐渡ヶ島攻略作戦 終

スサノヲ弐型を守る為に動いたスピリッツは、マーク機を筆頭にBETAに斬り込んだ。

 

『フェニックス1より、スピリッツ全機に通達! 車懸かりの陣(ホイールラッシュ)! 一気にBETAを削れ!』

 

『了解!!』

 

スピリッツは小隊単位で2つの陣形を形成すると、BETAに対して猛攻を開始した。

それを、天照で見ていた参謀の一人が

 

「なんという陣形……攻勢の高い陣で、BETAを恐ろしい速度で撃破しています!」

 

「小隊単位で風車のように周り、内側の機体は砲撃。外側の機体は近接戦闘で擦れ違い様に攻撃……これならば確かに、BETAを効率よく漸減出来ます!」

 

実際、スピリッツはスサノヲ弐型間近に迫っていたBETAを瞬く間に駆逐。それだけでなく、前線の押し上げを始めた。それを見た悠陽は

 

「彼らだけを戦わせる訳には参りません! 支援砲撃を!」

 

「はっ! 各戦隊、撃ち方始め!!」

 

悠陽の指示の後、四個戦隊が砲撃を開始。勿論、新しく展開したレーザー種により、砲撃の大半が迎撃される。しかし、それにより重金属雲が展開し、レーザーが減衰し、地表に砲撃が次々と着弾し、BETAを吹き飛ばす。

そこに、矢継ぎ早にスピリッツが切り込み、急に縦2列になってスサノヲ弐型の道を作った。

 

「そういう考えか!」

 

「各戦隊に指示! 分割された右側を第一と第二戦隊が砲撃! 左側を第三と第四戦隊が砲撃! それと、戦術機部隊もスピリッツの反対側から攻撃せよ!」

 

マーク達の動きから意図を察して、小沢は素早く指示を下した。

そこから、BETAに対する猛攻が始まった。

二隊に別れたスピリッツがスサノヲ弐型の道を作り、更に周囲に展開していた各戦術機部隊が復鶴翼伍陣(ウイングダブルファイブ)で反対側から攻撃を開始しし、そのBETAの頭上から砲撃が次々と雨のように降り注いだ。

人類が一丸となり、スサノヲ弐型の進路を開いた。

その道を、スサノヲ弐型は進んでいく。そして、大きな孔の真上に到達すると、スサノヲ弐型の胸部が開いた。

それを確認した全隊は、一気に後退した。

その直後、閃光が走った。

誰もが、それを固唾を飲んで見守っていた。すると、BETAが急に逃走を始めた。

脇目も振らずに離れ始め、佐渡ヶ島から海に入っていく。

 

「これは……!!」

 

「コアを破壊した事による帰巣本能……か!」

 

「徹底的に追撃し、BETAを一匹でも多く駆逐せよ!!」

 

悠陽の指示の直後、無線からは鬨の声が上がり、逃げていくBETAに対して次々と砲撃を放った。

これが、人類のBETAに対する反撃の狼煙となる佐渡ヶ島ハイヴ攻略作戦成功の証となり、そして、G弾と核ミサイルを使わずに勝った人類史上初のハイヴとなった。

後に、この佐渡ヶ島ハイヴ攻略作戦で撃破したBETAの総個体数は約48万体にも上り、人類史上稀にみる撃破個体数になる。

しかし、本当の勝負はここからだと、世界は知る事になる。

 

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