※この作品はR-18です。

マブラヴ・オルタネイティヴ・OW   作:京勇樹

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傭兵と元教師

「……ほれ、飲みな」

 

「ありがとうございます……」

 

ラナロウは目の前で青白い顔色の真耶に、コーヒーの入ったカップを手渡した

真耶は少し前に、フラフラとした足取りで廊下を歩いていたのを、ラナロウが発見

声を掛け、ラナロウの部屋にてコーヒーを飲ませながら、話を聞いていた

 

「夢……か」

 

「はい……あんな光……あってはいけない……そう思います……」

 

真耶が見たのは、戦術機の中から見た禍々しい黒と紫色の破壊の光だった

その光に呑まれて、ハイヴは消えた

しかしその数分後、真耶が乗っていた戦術機は母艦諸とも壁のような津波に呑まれてしまった

その津波より、真耶は光の方に恐怖を感じた

 

「多分だが、その光がG弾ってやつなんだろうな……武の言っていた条件に一致する」

 

「あれが……あんな兵器……有ってはいけません……まだ核兵器の方がマシです……!」

 

ラナロウの言葉を聞いた真耶は、カップを強く握りながらそう言った

真耶とて、核兵器は使いたくない

否、使う気はさらさらない

そんな真耶ですら、G弾より核兵器の方がマシだと思ってしまった

余程のことだと、ラナロウは思った

 

「こりゃ、本格的にアメリカの計画を阻止しないとな……そんな光景、俺だって見たかない」

 

とラナロウは粒やいた

その直後、ラナロウに真耶が抱き付いていた

 

「どうした、嬢ちゃん?」

 

とラナロウは問い掛けたが、内心は少しドキドキしていた

その理由は、真耶の規格外とも言えるその胸が、ラナロウの体に押し付けられていたからだ

 

(このサイズは、中々見たことねぇな……)

 

真耶の胸のサイズは、スピリッツの中でも一番大きい

次点で千冬になる

すると、真耶は

 

「……ラナロウさん……私達の世界での言葉、覚えてますか?」

 

とラナロウに問い掛けた

それを聞いたラナロウは、視線を上に向けて

 

「あー……なんだったか?」

 

と首を傾げた

すると真耶は、顔を赤らめながら

 

「私のことが、タイプだから……と、言ってくれました」

 

とラナロウに言った

それを聞いたラナロウは、思い出した

確かに、グランド・ゼロ宙域戦の時に言っていた

 

「あー……ああ、確かに言ったな……」

 

思い出したラナロウは、指をパチリと鳴らした

すると、真耶は

 

「貴方の言葉に嘘は感じませんでしたし、視線には劣情を感じませんでした……」

 

と言った

真耶の容姿と強く言えない性格に、過去に何人もの男が下卑た感情を見せながら真耶に言い寄ってきたことがあった

特に、年上だからとしつこく言い寄ってくる男が多かった

それにより、どうしても真耶は男性と付き合うことに一歩踏み出せなかった

そんな中現れたのが、ラナロウだった

ラナロウとは何度か話しているが、ラナロウは胸に視線を向けず、キチンと話してくれた

確かに少し軽薄な言動があったが、言葉に嘘は感じなかった

それが、ラナロウの性格を真耶に感じさせた

真摯に向き合い、相手を判断することを

ラナロウから見て、真耶は強い女性だと思った

確かに普段は少し気弱だが、いざ戦いとなれば正面から向き合い、一生懸命戦う

それだけでなく、広い視野と感性から的確に動く判断力

ラナロウとしては、好印象だ

そして真耶から見たラナロウは、言動は軽く少し粗野だが、頼まれたことはきっちりとこなす

何よりも、命を助ける

それが、真耶にとって好印象だった

 

「私では……ダメですか……?」

 

真耶の上目遣いのその告白に、ラナロウは

 

「……俺は異世界の人間で、大勢の人間を殺した傭兵だぞ?」

 

と問い掛けた

すると、真耶は

 

「それでも貴方は、誰かの為に戦ってきました……そんな貴方を、私は尊敬します」

 

と言った

それを聞いたラナロウは、確信した

真耶は、もう決めていると

 

「……後悔、するなよ?」

 

「しません」

 

二人は言葉を交わすと、口づけした

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