※この作品はR-18です。

マブラヴ・オルタネイティヴ・OW   作:京勇樹

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本格参入は、次回からになります


状況確認

「……うぁ?」

 

と一人の青年

神崎直哉が、気だるそうに起き上がった

そして、周囲を見回した

今彼

否、彼等が居るのは、もはや慣れたと言える母艦

エウクレイデスのブリーフィングルーム

そして周囲には、直哉率いる中隊の隊員達と同じくエウクレイデスに乗っている全クルー

 

「何が……どうなってるんだ……」

 

そう言いつつ直哉は、眠っていたクルーを起こした

そして少しすると、彼等の旗艦

アークエンジェルと通信が繋がった

 

『全員の無事が確認出来て、何よりだ。それと、今我々が居るのは宇宙……地球の停止衛星軌道だ』

 

と言ったのは、画面に映っているゼノンだ

そのゼノンの言葉を聞いて

 

『停止衛星軌道ですか……』

 

と分割表示されている、艦橋のカムナが言った

現在、人工衛星を浮かべている軌道は二つある

一つは、静止衛星軌道

その内側の軌道が、停止衛星軌道である

 

『それで、束君が調べたんだが……どうやら、使われている通信技術が少し古いらしい』

 

「……古い、ですか?」

 

ゼノンの言葉に、簪が首を傾げた

すると、束の姿が映り

 

『そうだよー! 調べた結果、1990年代の通信技術だったよ!』

 

と答えた

それを聞いた幾人かが、いぶかしんだ

なぜ、20年近く前の技術なのかと

すると、ゼノンが

 

『それと、地球の映像を見てほしい……ユーラシア大陸のものだ』

 

と言った

そして、映った映像に、誰もが驚いた

何故ならば、ユーラシア大陸が何もない荒野に成り果てていたからだ

正確には、巨大な何かが屹立していた

その巨大な何かの回りには、不気味な存在が蠢いていた

 

「なんだ、こいつらは……」

 

と一夏が言うと、束が

 

『ハッキングしたんだけど、こいつらはBETAって呼ばれてるみたいだねぇ。でそのBETAに、ユーラシア大陸の八割が支配されてる……人類は、絶滅の危機に瀕してる』

 

と言った

それを聞いて、弾が

 

「人類が絶滅の危機!?」

 

と声を上げた

声を上げたのは弾だけだが、誰もが驚いていた

まさか、人類が絶滅の危機に瀕しているとはと

 

『うん……今の総人口は、約10億……そして、対BETA戦線は日本になってきてる』

 

束の話を聞いて、何人かが焦りの表情を見せた

日本に、そのBETAが侵攻してきている

日本の防衛戦力が如何程かは分からないが、下手すれば、日本は……

 

「壊滅する……か」

 

直哉の呟きを聞いて、箒がゼノンを見た

すると、ゼノンは

 

『さて、状況から察するに……我々は、どうやらまた世界を越えたようだ……』

 

と喋り始めた

すると、一夏が

 

「やれやれ……俺達、何回世界を越えるんだ?」

 

と呆れたように、肩を竦めた

それに同意するように、マークが

 

『俺達としては二度目で、お前達は三度目になるか?』

 

と首を傾げた

それを聞いて、古参のメンバーは気楽そうに笑った

それに、少女達が困惑していると

 

『さて、諸君。売り込みに行くぞ! 場所は、日本!』

 

とゼノンが言った

それを聞いて、全員は

 

『了解!!』

 

と敬礼

即座に、行動を開始した

機体が固定されているか確認し、自室に向かった

そして二隻の白亜の巨艦は、大気圏降下シークエンスを開始

地球に降り始めた

幾多の命を、救うために

 

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