『全軍、作戦開始!!』
『全艦、砲撃開始!!』
帝国海軍、紀伊型艦長の小沢提督の号令の直後、紀伊を旗艦とする第一戦隊。そして、国連軍として派遣されてきたアメリカ海軍のアイオワを旗艦とする第二戦隊が、
空気が震える程の轟音と共に放たれた砲弾の雨を、地上から放たれたレーザーが迎撃を開始する。
しかし、迎撃されることを見越してのAL弾だ。
迎撃されて蒸発するも、それにより空中に重金属雲が発生し、レーザーを弱体化させる。
そこに
『帝国軍、国連軍、アメリカ軍軌道艦隊の突入弾……来ます!』
大気圏外から落とされた突入弾が、地上に向けて殺到する。
それをレーザーが迎撃を開始するものの、重金属雲が威力を減衰させているので、過半数が破壊力を発揮した。
着弾した突入弾は、地表諸ともBETAを吹き飛ばし、クレーターを幾つも作る。
そして、地上からのレーザー種による迎撃が減ったのを確認して
『橋頭保を確保させよ!』
『全海兵隊、発艦開始!!』
小沢提督の指揮を受けて、各軍は海兵隊による強襲上陸を開始した。
国連軍、アメリカ軍、大東亜連合軍は、Fー18を次々と発艦開始。
第二世代戦術機、Fー18A/Eホーネット。
アメリカ軍が開発した第二世代戦術機であり、分類としては軽量級戦術機になる。
A型は二人乗りで、Eは一人乗りになっている通称スーパーホーネットだ。
その二種類が、三軍の母艦から次々と発艦を開始した。
そして海中に、何隻もの潜水艦が居た。
『オシアナス1より各艦に通達する。全艦、全スティングレイを離艦させよ!』
『スティングレイ1より
潜水艦、渦潮の先端部がズレて戦術機が姿を現す。
81式改戦術歩行攻撃機、
原型機は、アメリカ海軍海兵隊に配備されたAー6イントルーダーを日本帝国仕様にした海神だ。
イントルーダーからの改修点としたら、イントルーダーは36mmが片腕4門だったが、海神では航続距離と引き換えにして片腕6門に増設されている。
それにより、計12門となった36mmチェーンガンと両肩にある2門の120mm滑空砲。合わせて14門に及ぶ単機攻撃力は、正に暴力装置と表現できる。
その海神一個小隊で、Fー4E一個中隊の総火力に匹敵するとさえ言われている。
その海神を、スピリッツが改修した。
移動の肝となっていたのは、脚部に内蔵されていた二基ずつのスクリュー。
それに、BF2nd水中仕様の技術を転用。最高速を上げつつも、航続距離は維持。そして、更に脚部にホバーの機構を内蔵した。
それにより、地上に立った際の機動性の低さを改善。
そして、肩の120mm滑空砲をフォールディング式バズーカに変更した。
その口径、380mm。
Aー6は簡易変形機構を採用しており、海中モードでは最高で25ノットで海中を移動することを可能としていた。
総重量が増してしまったので、最高速は変わらないものの、総火力は約4割増しという強化を施されたのが、海神改である。
その海神改一個中隊が、次々と強襲上陸を開始。
スティングレイ1、
『全機、砲撃開始!!』
矢沢大尉の号令の直後、次々と砲撃が海神改より放たれる。
『射線を被らせるな! 無駄なく殺せ!!』
『了!!』
矢沢大尉の号令を受けて、データリンクで攻撃目標が被ってないか確認しつつ、砲撃を敢行するスティングレイ中隊。
凄まじい密度の36mmチェーンガンが、接近してくる戦車級や要撃級を次々と蜂の巣にし、380mmフォールディングバズーカが、突撃級を一撃で吹き飛ばし、更に爆風で数体の戦車級を撃破する。
『ガアアァァァァァァァァ!!』
殺された家族の恨み、仲間の恨みを込めて、引き金を引き続けた。
以前は苦しめられた突撃級の装甲が、容易く撃ち砕ける。
(ああ、感謝するぞ。傭兵達よ……今まで以上に、BETA共を殺すことが出来る!!)
その憎悪を込めた砲撃の全てを、迫り来るBETA群に次々と叩き込む。
『スティングレイ1よりオシアナス1! 準備はいいか!?』
『こちらオシアナス1、何時でも行ける! 戦術データリンク接続良好、発射深度まで上昇終了!!』
A-6系列にのみ許された、特殊兵装。
移動母艦でもあり、ミサイル発射ユニットでもある潜水艦を使った攻撃。
『目標設定完了! 目標、接近しつつある要塞級! 発射!!』
矢沢大尉の号令の直後、海中の渦潮から一斉にミサイルが発射され、ゆっくりと迫りつつあった要塞級に向かった。一隻に付き、計12発の大型ミサイルが次々と低空を飛んで行く。それをレーザー種が迎撃しようとするも
『見つけたぜぇ、一つ目共が!』
そこに、国連軍、アメリカ軍、大東亜連合軍の海兵隊が切り込んで撃破した。
そして、遺憾なく発揮される大型ミサイルによる破壊の蹂躙。要塞級は次々と地面に倒れ伏し、同時に戦車級や生き残っていたレーザー級を押しつぶす。
『橋頭保の確保を確認!!』
『作戦の第3段階への移行を宣言する! 戦術機部隊、発艦!!』
小沢提督のその号令の直後、いよいよ主力部隊が上陸を開始した。