高町先輩との開拓から数日後、夏休みも近くなっており、俺は近頃夏に行うバイトについて考えていた。
前までの一人暮らしならば、気軽に泊まり込みのバイトも簡単に行う事ができたが、現在はオーフィスがいるのでそういうバイトを行えなくなったので、何か良いバイトがないか探していた。
クレアも俺のアパートに住んでからは、警備会社に就職している為に連日忙しそうなので、俺はなるべくオーフィスにかまってあげようと考えていた。
その日はオーフィスの昼飯という事もあって、久しぶりに牛丼の材料を買いに来たのだが
「あぁそういえば、オーフィスって、ああ見えて大食いなんだよな。
始めての牛丼に肉の量少なすぎたな」
そう言い、スーパーの袋を持っていると
「死ねぇ!!」
その叫び声と共に、背後から襲い掛かった何者かによって、牛丼の材料が入っていた袋が地面に落ちてしまう。
それにより、肉は土塗れになってしまう。
「我ら渦の団のトップであるオーフィス様を取り戻す為に、貴様には死んでもらう!!」
その言葉と共に周りにいる奴らが一斉に襲い掛かってきたが、とりあえず、俺はその内の一人の足を掴みジャイアントスイングをするように周りの奴らを片付けると共に地面へと叩きつける。
「ぐぎゃぁ!!」
「おい、てめぇ!なんて事をしやがる!!
こちとら、バイト代から、わざわざ買ったというのに、てめぇのせいで台無しだろうが!!
「ぎゃぐげぇ、ごほぉ!!」
「あぁ同士が!!」
奴らが何やら騒いでるようだが、俺は今は虫の居所が悪いので、無視し、一通り蹴り終えた後、俺はさらにもう一発殴り終えると同時に周りの奴らを睨み付ける。
「てめぇら、とりあえず、正座」
「そっそんな事に「正座」はい」
俺の言葉に従うように奴らはその場で正座を行い、俺は奴らを睨むと
「本当にな、何度、俺を襲えば気が済むんだ?」
「いや、俺達は、その渦の団としては、契約者さんの契約相手であるオーフィスを取り戻すのは当たり前ですし、邪魔者である契約者さんを殺すのは常識ですし「テロリストが常識語るな!!」ぎゃぁあすいません!!」
「だいたいな、こっちだってな。
せっかく買った物が台無しになったんだぞ」
「すっすいません」
「たくぅ、これ以上、こっちに関わるんじゃねぇぞ、ボケ」
「「「「はっはい!!」」」
その言葉と共に、奴らは正座を崩して、その場から離れようとしたが
「あぁ待てよ」
「はっはい!!」
「牛丼の材料勝ってこい。
黒毛和牛を1000グラムとか買ってこい」
「・・・はっはい」
その言葉と共に奴らはすぐに奴らは買いに行った。
「ふぅ」
とりあえずは晩飯の心配もなくなったので、今後をどうするか考えていると、何やら後ろから視線を感じたので見てみると
「あぁアザゼルか」
「あぁとはなんだよ。
まぁ良いけど、さっきの奴らは」
「いきなり襲い掛かったテロリスト。
とりあえずぶん殴って、黒毛和牛買いに行かせた」
「お前って、結構平気な顔をして、悪事を働くな。
まぁ良い、お前、バイトを探しているんだよな」
そう言うが
「泊まり込みは却下、深夜もだ」
「1日1時間、喧嘩するだけ。
バイト代は一回5万」
「怪しいが、変な事しないだろうな?」
「あぁただの特訓相手になって欲しいだけだ」
「だったら良いけど」
とりあえずは、難しく無さそうなバイトが入ったので心配はなさそうだ。