レーティングゲームを終えて、数日が経ち、この町に堕天使が来ているという情報が来ているので、俺はしばらくは仲間と一緒に帰宅するように義務付けられていたが、そんな俺現在危機的状況に陥っている。
「まったく、厄介な事でなっ!!」
そう言いながらも、こちらに向けて振りかかってきた光の槍をなんとか避け続けていたが、奴らの結界の影響なのか、外に出る事がなく街の中で延々と追いかけ続けられてていた。
体感時間としては1時間程だが、先程時計を確認するとたったの1分程しか立っていない。
「結構逃げ足は素早いのですね」
「そりゃあ、どうも」
そう言って、敵は呆れたのか、今まで空を飛んでいた奴らは全員俺を囲むように地面へと降り立ち、その姿を見せた。
そこにいたのは数としては4人であり、全員が黒いボンテージを着ており、非常に目が引かれる。
中でも注目してしまうのは、リアスと同じぐらい、もしくはそれ以上の大きさの胸を持っている奴であり、先程からこちらの攻撃が当たる度に何かと声を出している人物だ。
「さて」
周りにいる奴らの特徴を見る限りだと、リアスの言っていた堕天使の特徴と当て嵌まっているが、こうも堂々と俺の前に現れたという事は
「狙いは最初から俺のという訳か」
「えぇ、あなたの下僕はどれも一級品ですからね。
主もきっと喜びになりますわ」
「あら、そんなにあっさりと目的を言っても良いのか?
「別に問題ない。
貴様はここで死ぬのだから」
そう言い、全員が一斉にこちらに向けて光の槍、目の前の奴に至っては手には雷を集め始めたが
「姫島」
「っ!!」
「それにレイナーレにカラワーナ、それにミットテルトと。
なるほど、俺の所にいる奴らに纏めて戦っても勝ち目がないから直接狙った訳ね」
「なぜっ私達の名前をっ!?」
「あぁ言ってなかった、俺の契約書の能力」
そう言い、俺は挑発するように言う。
「俺は欲望は人一倍強くてな、特に知りたがる事が多かったからな。
それが反映してか、俺個人の戦闘能力がない代わりに様々な機能があるんだよ。
中でも僅かな情報で個人情報とか無視しまくり、知りたくない事も知ってしまうから俺はこの力を【悪魔の本棚】と呼んでいるよ」
「そう、でもここで死ぬ相手に意味はないですわね」
「そうかな?
時間稼ぎには十分だったようだけど?」
「なんですっ!!」
何かを言おうとした瞬間、俺の近くに銃弾が撃たれ、次の瞬間は周りは眩い光で覆われ、光に視界を奪われてしまう。
「しまった!!」
姫島達がそう言っている間に俺は誰かに抱えられ、その場から最も近い建物の天井に移動していた。
「待たせたな、マスター」
「・・・」
「待っていたぜ、沖田ちゃん、レキ」
そう言い、迎えに来てくれたのは沖田ちゃんとレキだった。
沖田ちゃんはおでんを、レキはカロリーバーとそれぞれコンビニで買った物を食べながらも、視線は姫島達に向けていた。
「なっ馬鹿なっ!?
そんな二人、情報にはなかったぞ」
「まぁ、なったのは最近だからね。
でも強さは本物だぜ、どうする?」
「悪いが、マスターを傷つけたのなら、容赦はしない」
「・・・弱点の提示、お願いします」
二人は既に臨戦態勢を終えているのか、互いに武器を持ち、構えている。
「ここは撤退ですわ」
その言葉と共に姫島達はその場から逃げて行った。
「さてっと、ではでは」
俺はそう言いながら、沖田さんのおでんの一つを分けてもらい、先程手に入れた情報を確認する。
「なるほどね、奴らの狙いはそういう事ね。
沖田ちゃん、レキ、悪いけど食べ終わったらすぐに行くよ」
「先程の奴らの始末ですか?」
「まぁ、それもあるけど、それよりも気になる情報があったからね
「・・・あなたが言うなら、私はどこまでも」
「そうか、それじゃあ行くか、教会に」