僕が教団員でもリナリーが身近にいたらオナペットにしちゃうだろうなぁ…
彼女には申し訳ないと思いつつ。
それから2日ほど経ち…
各々の思惑は静かに変化してゆく。
野望を抱えし者は着実とそれを達成するために準備を整え、劣情という名の牙を研ぐ。
そしてその標的、リナリー・リーは、微かな違和感を感じていた。
食堂にて。
一人で食事をするリナリー。
それを遠巻きに眺める、ある男の集団。
「…ウヘヘ、リナリーちゃん今日も可愛いなぁ~」
「たまんねーよな。あんな可愛くて若い女の子がまさかこんな支部に来てくれるだなんて…」
「シッ、お前ら聞こえるぞ」
食事をするふりをしながらリナリーをいやらしい目で見る。
そのじっとりとした、陰湿な雰囲気にリナリーは薄々気付いていた。
(やだ…私、見られてる…?)
元々いた本部ではこんな視線を感じた事はなかった。
皆、彼女を友人だとみなし、気さくに話しかけてくれた。
しかし、今浴びている視線は明らかに質の違ったものだった。
それにこの支部に入ってからわずか2日間でおかしな事が起こりすぎだ。
戦闘経験のない教団員に組手をお願いされるわ、シャワーを浴びていたら服に何やら粘り気のある液体をかけられていたりだとか。
どうも、何かが違う。
「ご馳走様でした」
リナリーは足早に食堂を去る事にした。
「…おい、行っちゃったじゃねえか」
「お前があんまりいやらしい目で見るからだぞ!」
「うるせえ、それを言うんだったらお前だって…」
下らない事でいがみ合う男達。
何時アクマの襲撃を受けて死ぬか分からず、やりたくもない仕事をやらされる毎日。
そんな彼らにとってリナリーの存在は、まさに地上に舞い降りた天使のようであった。
「へへへ…でも今日も可愛かったなぁ」
「後ろから抱き付いてお尻をなでなでしてやりたいよな」
「よく言うぜ、話しかける事もできない癖によ」
わずか2日で、すっかりリナリーは教団のアイドルになっていた。
勿論、良い意味でのアイドルという事ではないのだが…
男子トイレにて。
「…おっ、今日も来たなぁ」
「ぐへへっ」
休憩時間、なぜか5、6人の男が薄汚い男子トイレへ集まっていた。
その表情はまるで悪さを覚えた少年のように、ぎらついていた。
「どうよ、進捗は」
「うへへっ!」
いやらしい笑い声を吐きながらばさっと何かの写真を床にばらまく。
「おおっ…!」
目を輝かせてそれらを拾い上げる男達。
そこに写っていたのはまぎれもなく…リナリーだった。
「ぐへへへへ…たまんねえ…」
「はぁはぁ…」
写真に写っていたのはどれもリナリーが視線を外した、いわば盗撮された写真だった。
彼女が何かを食べたり、ただ歩いてる姿を撮ったものから…短いミニスカートから覗くふとももをアップで撮った物やスカートの中のショートスパッツを捉えた物など色んな写真があった。
男達はそれを見て口端を歪めて、股間を膨らませる。
「ホント可愛いよな…なんでこんな支部に来てくれたんだろ?」
「さぁ…もしかしたら俺らへのご褒美じゃね?女っ気がないから性処理用に送り込んだとか」
「それはありえないけど、まぁ…なんかおかしい人事だな」
ある者は写真に写ったリナリーの唇に自信の唇を重ね、ある者は露出したペニスに写真そのものを擦り付ける。
もはや彼女がこの支部でのオナペットにされているというのは共通事項であった。
「通り過ぎるとさ、良い匂いするよな…」
「分かる…めっちゃ良い匂いだよな。香水でも何でもなくて、女の子特有の甘い香りっていうか」
リナリーの卑猥な話題で盛り上がる男達。
「やっぱあのふともも…たまんねえよな。擦り付けてえぜ」
「あれは吸い付きたいかな…あの長い脚にしがみついて、チュウウウッって」
「やめろよ、興奮してきちまうだろ」
やはり写真はリナリーの下半身を捉えた物が多い。
彼女の美脚や尻を撮影して、男達は自慰に励む。
叶わぬ事だろうが、あのリナリーとセックスしたい。
あの長い脚を押し広げて、自身の逸物を挿入したい。
「あっ、ヤベ。俺出るわ」
急いでトイレットペーパーを大量に取る男。
リナリーの白いニーソックスに包まれた美脚を眺めながら、その瞬間を迎える。
「うっ…」
びゅくびゅくとペニスが震え、白濁をトイレットペーパーへぶちまける。
しかし、抑えきれなかったようで、トイレットペーパーを突き破って発射された精子が床へ飛び散った。
「うおっ…やっぱりリナリーでシコるといつもよりいっぱい出ちまうな…」
「あの可愛さだからな…そりゃ精子もメチャクチャ出るよ」
他の男達も各々脳内でリナリーを汚し、自慰を済ませる。
これがリナリーが来てからの彼らの日課だった。
「あー、Hしてえなぁ~。でも、俺なんかじゃ全く相手してくれないんだろうなぁ」
「そりゃ無理だろ。あんな美少女が俺らの事気に入ってくれる訳がないし」
「無理やり犯っちまえば良いんじゃねーかよ」
その声に、一同いやいやと首を傾げる。
「相手はエクソシストだぜ?俺らが束になって襲い掛かっても勝てねーよ」
「そういやデイブの奴。リナリーに襲い掛かって返り討ちに遭ったらしいじゃねーか」
「あぁ、組手事件な。あいつチンコ蹴られて情けなく悶絶してやんの」
ぶはははは、と笑いがどっと起こる。
股間を蹴られた彼は未だにベッドの上で安静にしているらしい。
「なぁ~、なんかもっとえっちな写真ないのかよ?」
「んー、シャワー浴びてるところとか撮ってみたいんだけど…あっそうだ!」
急に何か思いついたように声をあげる。
「な、なんだよ…?」
「俺よ、俺…凄い光景を見ちまったんだよ…」
目を見開いて、声を潜め出す男。
何か重要な事を言うのは見て取れた。
「こないだ、リナリーがシャワー浴びてるところを盗撮しようとしてさ…シャワールームに行こうとしたんだよ…」
「うん…」
「そしたら…そしたらな…」
「んだよ、勿体付けてねーで早く話せ」
「分かったよ…そしたらさぁ、支部長がそこにいたんだよ」
「えっ!!?」
一同大声をあげて驚く。
「シーッ!声が聞こえたらヤバいだろうが…」
「あ、あぁ…すまんすまん…それで?何してたんだ?」
「それがよぉ…リナリーの脱いだ服手に取ってオナニーしてたんだよ…」
「ま、マジかよ…」
驚愕する一同。
しかし、支部長がそういう卑猥な事をする事自体にはあまり大きな驚きはなかったようだ。
「まああのおっさんも変な噂あるからなぁ…」
「しっかしあの真面目ぶってるおっさんがリナリーの服でオナってたとか…ウケるな」
「お前、その瞬間は撮らなかったのかよ?それをダシにすりゃいざって時に突き出して支部長脅せるだろーが」
「おっさんがシコってる姿なんて撮るかよ…それに、あのおっさん意外と力持ってんぞ」
元々支部長は本部にいた人間だが、問題を起こしてこちらへ左遷されてきた経緯がある。
その問題というのが、10代の少女への淫行。
しかしそれも揉み消して除名処分を免れたというのだから、侮れぬ権力を持っているのは間違いない。
「本部にいた時はそれなりのポストにも就いてたらしいからな…」
「今回の人事にも何か噛んでるんじゃねーか?そんな気がするんだが」
どうやら支部長は教団でも隠れた権力者であるらしい。
「ただ俺ら以外にもリナリーを皆そういう目で見てるって事だよな…早くしねーと取られちまう」
「取られる?馬鹿言うなよ、俺らみたいなゴミクズがあんな美少女抱ける訳ねーだろ?」
元々それなりのポストに付いていた支部長ならともかく、正真正銘の流れ者である自分達にリナリーを抱ける訳がないと卑下する男達。
セックスしたい気持ちはあるが、絶対にそれは成就できないだろうなと諦念を持っていた。
「まぁ、そうかな…そうだよなぁ。あんな強くて可愛い子が俺達の手に落ちてくれる訳がないよなぁ…」
「そうだよ。せいぜい薄汚い男子トイレでシコってるのが俺達にはお似合いさ」
口ではそんな事を言う。
だが、心の奥底には彼女を…リナリー・リーを汚したい。
彼女の純潔を汚して、己を遺伝子を胎内に注いでやりたい…!
男として当然持っている生殖本能。
優れた存在に自信の子種を植え付けたいという本能は未だ燃え盛っていた。