所変わって、会議が終わって数分後の、男の鎮守府に在る飛行場。
滑走路端の大地が裂けると、ジェット推進式の中型飛行機がエレベーターから姿を現す。
操縦者を除き、約13人が乗れそうな大きさをしている。
その機体の外と中では、慌しく、点検が行われている。
『8番箇所、点検終了!。状態良好!』
『9番箇所、点検終了!。状態良好!』
『10番!・・・』
妖精達が次々と点検終了報告、そして機体の健康状態を報告している最中である。
『急げ、直ぐに発進だぞ!提督達の出発に間に合わせろ!!』
喝入れの声に『了解!』と言う声が響き渡る。
その他、中型の航空機2機が姿を現し、妖精達が点検を行っている。
ガ〇ダムに於ける、ガ〇攻撃空母を少し小さくした様な物。それには、妖精達の乗る、戦闘機や爆撃機が積まれている。
人の乗れる輸送機1機、妖怪達の乗れる輸送機2機の合計3機が戦場へと向かう。
点検している機体の傍で、男と艦娘達が集合していた。
男が大声を上げる。
「これより、占領された拠点の奪還作戦の為、移動を開始する。作戦内容については睦月より聴いてくれ。各員、搭乗前に装備の最終確認を実施せよ!」
戦艦組が三角形になって、金剛が榛名を、榛名が大和を、大和が金剛の持ち物を確認。
「榛名、OKデース!」
「大和は大丈夫です!」
「金剛、貴女の持っている弾薬は、榴弾と対空弾で9割を占めているわ。徹甲弾は良いの?」
「榛名と、大和にお任せしマース! 期待しているヨ?」
「はい、榛名にお任せください!」
「・・・まあ、空母組が居るし、残るは
戦艦組と同じく、加賀、鳳翔、イムヤも三角形になって、各々が他者の持ち物を確認していた。
「加賀、良し!」
「イムヤ、今回所持弾数が少ないわね?」
「水中の索敵要員として呼ばれたと思っているわ。海中警戒は任せて」
「ええ。イムヤ、良し!」
「鳳翔。対地・敵本体攻撃用の機体が少数だけど、良いの?」
「制空戦を早く終わらせて、加賀達に任せますよ」
「それもそうね。鳳翔、良し!」
鳳翔とイムヤの会話に加賀は、随分と期待されているな、と苦笑していた。
第2班の面々はというと、6名全員で他者の装備の確認をしている。
「睦月、良し、で良いんだよね?」
「良いのだぞ! 超弩級の艦に乗ったつもりで居たまえ。敷波君」
「・・・頼んだよ。我らが旗艦殿」
「・・・今回も全員で帰れるよ。心配する事無いにゃし!」
「ふふっ・・・。そうだね。睦月、良し!」
「敷波、良し!」
「五十鈴。対空と対潜重視の装備で良いのか?」
「良いのよ。今回の私は、対空・対潜要員として必要とされているのだろうから。それに今回は過剰戦力と言えるんじゃないかしら?」
「ふっ、この面子・連合艦隊でだと、そう見えるな。五十鈴、良し!」
「ええっと、木曾、何よこの剣? 肉弾戦でも仕掛けるつもりなの?」
「ああ、そうだ。俺が必要とされるのは特殊な事柄も有るんでな、これも持って行くんだよ」
「ふーん・・・。木曾、良し!」
「大井。旧式と言うか、骨董品級の装備だけど良いの? 工廠に行けばもう少し使い易い物が在るよ?」
「ここの物は使い慣れてなくて、これが今一番使い易いわ。それに、これは特別な物だから、変える気は無いわ」
「へえ・・・。あっと、大井、良し!」
「吹雪は・・・異様なまでの電探装備はいつもの事だね。・・・水上警戒は任せたよ?」
「はい。頑張ります!」
「うん。吹雪、良し!」
『艦娘隊、準備良し!』
「まだ、自分の体に慣れてないから・・・」
見送りの艦娘の内、1名が男に話し掛けていた。
彼女は申し訳無さそうに男へと言う。
「次回があれば頼むぞ?」
「うん! ・・・提督、気を付けてね?」
「勿論だとも」
誰もが男の身を案じていた。男へ凶兆を予感している艦娘も居る。・・・だが、誰もそれは言わなかった。
・突破される事が困難な鎮守府が陥落する
・当鎮守府の現状で、ほぼ最強戦力で行く
2つの事を鑑みた結果、男も同行する。その事態の重要度に反対出来る者は居なかった。
・・・しかし先程、その男が同行することに断固として反対する艦娘が居た。
「No! 提督、行ってはダメ! Never!」
艦娘、金剛だった。涙を流し、断固として反対する姿勢だ。
「提督、今回こそ死んでしまいます! 今回、私達でも
「金剛・・・」
男は困った様子で金剛の名を呼んだが、金剛は男を放す様子を見せない。
「・・・金剛。今回、戦没者は何名と思う?」
男の言葉に、金剛は重く口を開く。
「失敗すれば・・・私も含め、ほぼ全員、でしょう・・・」
「ここの、熟練の者達だけを連れて行っても、か?」
「・・・Yes.」
「・・・そうか。ならば、私も行く必要がある」
「テートク?!」
「金剛。これは命を懸けた、命の取り合いだ。十中八九死ぬと思っていても、未来の為に、私は行かなくてはならない。例え、敵が無敵であろうとも、だ」
男の言葉に、金剛は黙する。
男は頑固者だ。それに金剛自身、『正直、今回の戦場にこの男も居て欲しい』とも思っているからだ。
「大丈夫、・・・今度も帰って来れるさ。・・・勿論、全員一緒だと良いな・・・」
「・・・テートク、約束ですよ?。死なないって・・・」
「・・・死なせはしないとも」
金剛のお願いに、提督は決意を口にする。
・・・男は死を見過ぎた。誰かが死ぬのなら、余りにも無謀な事とは理解していても、自分が死地に飛び入ってそれを回避しよう。そんな心持ちとなっている。決心は固い。
男の様子に、金剛は説得を諦める。そして、どうか、この後の戦闘後も男が生きて居るようにと願う。
妖精達は思う。
『今回は俺達の中で、相当数、死者が出るだろう』
『深海棲艦・・・あの時、皆があいつ等を討ち倒すと決めた様に、僕も覚悟を決めているよ』
『その為に、永続的な実体化をしたんだから』
『・・・今回が原種との最後の戦いである。今回は史上最小の出来事となるだろう。今回で最後の、大怪獣級を倒す』
『大怪獣?! ・・・奴が、現れたんですね?』
『輸送機の操縦手、・・・君はもしかしたら・・・』
『・・・ええ。死ぬ覚悟は出来ています』
『現地に行った者しか記憶しない一大事だ。後世、感謝されるなんて考えるなよ?』
『それは、提督が一番分かっていますよ。内地で家を焼き払われた時、逃げた飛行物体を見て、理解した人達は居なかったんですから・・・』
妖怪達は、キッと顔を上げ、この後の戦いへと気持ちを前面へと出す。
『俺達は奴らに引導を渡す。謂わば死神代理だ。あいつ等も必死に抵抗してくるだろうが遠慮はいらない、全て焼き払ってやれ!!』
言った後に息を吸い、もう一度演説を行う。
『哀れと思うな!殺るんだ!殺らなければ、散った者達が守った証が失われる。気を抜けば、俺達だって死ぬ。この戦いを生き抜き、明日への道を歩もう!!』
『『おおおぉぉぉーーー~~~・・・!!!』』
妖怪達は深海棲艦達を全力で撃つ事を決意。今回の戦闘員達は決死の覚悟で戦う。
『第1戦闘機隊、点検完了しました!異常無し!!』
『第2戦闘機隊、点検完了しました!異常無し!!』
『輸送機の点検箇所、全て良好! 異常無しです!』
『輸送機、及び基地航空機隊。発進準備良し!!!』
「総員、出発する! 輸送機へ搭乗!」
点検整備が終わり、男は出撃の合図する。
「乗り込めー!わぁい!^^」
「出来立てホヤホヤに1番乗りだー!」
合図に睦月と敷波がはしゃぎながら、急いで搭乗して行った。
『あ、
木曾とイムヤが後を追う様に急いで搭乗して行った。
「ちょ、ちょっと待つデース! wait!」
遅れて金剛が慌てて入って行った。
それを見ながら他の面々が苦笑しながら急ぎ搭乗した。
「五十鈴。あの5人の様子、随分と軽い雰囲気ね?。大丈夫なの?」
搭乗をしながら、大井が五十鈴に質問するが、五十鈴は別段気にしていない様子である。
「大井。深海棲艦とは、息の長い艦娘で、10年以上も戦争やってるのよ? あんな雰囲気でないと心が持たないわよ?」
「・・・ちなみに、この鎮守府での死者数は?」
「今の所、戦没者2名。寿命で1名。計3名。内3名が還って来たわ」
「全員が、
「どういうカラクリか、妖怪・・・妖精?が提督と顔見知りの死んだ魂をとっ捕まえて既存の艦娘に入れている様子なのよ」
「・・・ああ、その還って来たなのね・・・」
「ちなみに私も、還って来た1名よ」
「え?、五十鈴がさっきの3人の内の1人なの?」
「いいえ、私はこの島で鎮守府を起ち上げる前に沈んでいたの。さっきのは鎮守府として稼働させた後の数よ」
「・・・五十鈴、貴女の前世で、最後の記憶は何?」
「軍艦だった時の?」
「いいえ。艦娘として、の方で」
「・・・隊長を守る為に殿となって、迫り来る敵機・深海棲艦を自身だけで倒し、最後の1体と相打ちで倒れた。意識が途切れたのは、千切れた自分の下半身が目で見えた時だった・・・かしら? それが前世の記憶ね」
五十鈴の体験談に大井は無言になる。大井は、この時代も昔と同じ様に、艦娘がやらねばならないのだと再認識した。
「大井。貴女は今回の戦闘に参加するのは初めてでしょう? 今の私達がやる戦闘は軍艦だった時よりも生々しいわ。イムヤ以外、海上の歩兵として戦う。死に慣れてないなら、一瞬でも早く別の誰かと変わるべきよ」
「・・・大丈夫よ。殺す事には慣れているわ」
「そう? ・・・まあ、金剛の采配に間違いは無いだろうから、頼んだわよ?」
「ええ。但し、対空は慣れてないわ。そこは頼んだわよ?」
「ええ。任せて」
大井の要望に、五十鈴が答えた。
「・・・でも、・・・私、やれるのかしら?・・・」
五十鈴は不安を呟く。今の体の状態では、架空のオスとの戦闘をしてみた事は有るが、自身だけでは全く勝てると思えない。提督と睦月、加賀、榛名、大和が居れば何とかなるのかもしれない。自分は露払い担当だと思い、他者へと任せる事を念頭に戦おうと決める。
輸送機に乗った全員が席へと着く。
『総員、腰帯着用!!』
全員が座席の
『発進します。後ろへ下がって!!』
『総員、帽振れー!!』
滑走路脇。飛び立つ航空機を見送る為、鎮守府に居たほぼ全員が並んで居る。
妖怪・艦娘達が飛び立とうとする飛行機達へ向けて帽子、又は手を振る。出立する全員が帰って来る事を願って。
『
人員輸送用の航空機の推進装置から火が噴き始める。
『次いで、基地航空機隊、空中空母発進!』
空中空母の推進装置からも火が噴き始めた。
「むっ!・・・」
大井が初めての超音速への加速による重力感覚に声を出した。その後は何事も無かったかのように座席に座っている。
男だけが加速中に少し意識を飛ばしそうではあったが、誰も気絶する事は無い。皆頑丈な体をしている。
『移動完了まで約180秒。作戦内容を言います。可能な限り、頭に叩き込んで!』
睦月が各員が付けている無線によって作戦内容を言い渡す。
敵に鎮守府を奪取され、その鎮守府奪還が任務。
敵の知能有る個体は30体前後と予想される。
今回、この飛行機の存在は敵に全く知られていない。可能ならば敵を逃さず全て無力化し、周知させない事も目標。
無線妨害を最大出力で行うので、戦闘終了まで近距離無線と、遠方は指向性無線のみとなる。
先ず基地航空機隊と第1班の航空隊による攻撃。航空戦力によって敵、又は敵機を可能な限り減少させ、大和・榛名・金剛の長距離砲撃によって敵の掃討、撹乱を担当。
第2班は鎮守府へ急速接近・上陸を目指しながら生きている個体へ攻撃。深海棲艦の戦力は全て無力化、又は排除すること。
『最後に、本作戦は本鎮守府の持てる最大火力を以てしての、電撃作戦。短時間での任務完了を目指すよ!』
『『了解!』』
『鎮守府の占領が完了次第、艦娘用補給物資が本部より投下・支給されます。占領後の防衛戦も考えられるので、速やかに補給を! 損傷の程度によっては急速回復薬、バケツの使用を許可します』
『本機からの出撃は椅子の下が開き、椅子が下を向くと共に弾き出されます。その一定時間後、落下傘が開きます。水上までの距離100メートル。即時着水に備えて!』
睦月は重圧をモノともしない様子で全て話し終える。
『そ、総員の健闘を祈る!!』
男は重圧に負けじと、輸送機の搭乗者達へと声を掛けた。
「提督、無理しないでね?」男の隣に座ったイムヤが男へと話し掛ける。
『も、モチロンだとも・・・』
男の体は艦娘達より、幾分か弱い。艦娘達が凄まじい力をその身に宿しているからであって、男は並の人間よりも体は頑丈。男が出来る事といえば、単独ならば、艦娘達よりも素早く次の戦場へと移動し戦闘を行えるくらいなのだろう。
・・・それも、こういう乗り物が在ればその優位性は無くなる。
『本機はこれより、作戦区域近辺まで転移します!・・・3、2、今!!』
艦娘輸送機はその場から姿を消す。
その後を追い、次々と妖精達が乗った輸送機(空中空母)も戦場へと姿を消して行った。
『我等に、
『・・・勝って、帰って来いよーー!!』
『『頑張れよーーー!!!』』
見送っていた妖怪達が、声を張り上げ、出立した者達へ声援を上げた。
「提督・・・ご無事で・・・」
鎮守府に残った大淀は消えた飛行機を見て呟く。
「私達の提督は必ず・・・帰って来ますよね?・・・」
大淀は心配したような声の方を向くと、そこに明石が居た。
「出現したのは、オス、ですよね?」
明石の言葉に大淀は頷く。
「防衛兵器が役に立たなかった以上、オス、又はそれ以上の個体が居る事は間違いないです」
「今回は第3次を投入した事で、オスへの効果の程を確認出来ますかね?」
「それは・・・今回が、最初で最後となるでしょう」
「・・・そうですね・・・」
「それに、提督が良い仕事をしてくれる筈。・・・艦娘は、全員が無事に帰って来ることでしょう」
大淀はそう言った後、俯く。
「でも、・・・私が、提督とオスとの、最後の戦いの場に居られないなんて・・・」
「大淀・・・」
「皆が隊長、・・・提督へと託した想いをこの目で見られない。こんなにも私の心が行きたがっているのに、・・・後で、生死の結果だけしか見れないのですね」
大淀は涙を流した。大淀は悔し泣きをしていたのだった。
「・・・提督は生きて帰って来ますよね?」
明石の問いに大淀は黙す。明石はそれを肯定と受け取り、涙を流し始める。
「私達は・・・無力でしたね・・・」
「まさか。断じてそんな事は有りません」
明石の残念そうな声に、大淀は
「だって、そうでしょう?!私達は、彼以外を守れなかった。今日、彼をも失うかもしれない!」
「彼等の戦う土俵が違かっただけです。本来、あの装備は対深海棲艦用ではなかっただけなんです。対深海棲艦用の戦闘車・戦闘艦を作れば良かっただけの事。昔の対怪獣用でも良かった。しかし、新規製造が遅過ぎた結果が、今の男女比になった因果関係ですよ」
「・・・ああ、そう、でした・・・ね・・・」
「深海棲艦との戦争前、幾人もの占い師が口を揃えて言いました。『怪獣が又、今度は徒党を組んで現れる』と・・・。明石は仮定の未来を信じますか?」
大淀の問いに明石は否定する様に首を振った。
「この星の世界・社会は、数えられる程度の何人かを除いて、過去の歴史・未来の予言を全く信じませんでした。実際、私も信じていませんでした。3000年以上もの間、そんな物は全く出現せず、過去から逃げるように、平和にこの星を汚していたんですから。人間と人間同士争いながら・・・」
これに明石は口を開かない。尚も大淀は口を動かす。
「不思議なものですね。昔話を信じていなかったのに、人間大の怪獣が現れ、これまた人間大の怪獣をも屠れる威力を持った武器のAIになったんですから・・・。ですが、何を前提として戦うのかが違いました。試作が完成してから数年の状態であんな人外との戦争に突入した事も原因です。提督以外、戦意喪失して辞めるか、任務を全うしました。・・・敵を倒しボロボロになって何度も帰って来る彼は、いつしか『隊長』と呼ばれるようになりました。彼は期待に応えるように、数多の命の散り際の叫びを耳にしながらも、オスを、メスを倒す。その空翔ぶ勇姿が、怪獣との戦いに怯える皆の、心の拠り所となりました。・・・最終的には、明石、貴女も知っているだろう通りです。彼・彼等を知らない第3次は、空母型の艦載機1機程度の戦力としか思えていません。時代は進んでしまったんです。最早、この戦争に艦娘以外の者が出る幕は9割9分9厘無いんです。しかし、彼は
大淀と明石が話している所に、2名の艦娘が走って来て間に入り、1名が大淀の胸ぐらを掴んで口を開く。
「司令代理、大淀!何故、何故司令を行かせたのですか!?」
大淀へと怒声を上げ、提督を行かせた事を非難する様に言う。
「・・・不知火。・・・貴女、助けられている時は見ていなかったですね」
「何が?!前回だってそうです!私達艦娘は、司令や彼等を守る為には犠牲を厭わないのですよ?!」
「そうです。何故、提督が行くんですか?!私達艦娘は人を守る為にこの星に現界したのに、人を行かせてしまっては、私達の立つ瀬が在りませんよ!!」
「第3次の明石・・・貴女も知らないのでしたね・・・」
不知火と明石。第3次艦娘の彼女等はつい最近に顕現し、この鎮守府へ来た存在。
戦時中の事を全く知らない2名は、当然と言えば当然ではあるが、男が死地へと向かって行くのを止めなかった事へ怒りを露にしている。
不知火と
「申し訳ありません。私の言い分では納得が行かなかった様で・・・」
朝潮が頭を下げ、大淀へ謝罪する。
それを見た大淀は朝潮へ頷くと、エヘンと咳払いをし、不知火達へと言う。
「我等が提督は、対深海棲艦兵です。最後の1人となった、過去の防衛軍の
「き、切り札?・・・防衛軍?」
「私達が制空権を完全に取りさえすれば、深海棲艦など、3分で12体以上倒せます。本当に艦娘の、空母型の存在が必要不可欠ですが・・・」
3分で12体。これは、今も生きて居る人間が叩き出した、敵戦艦型の撃破記録。男の最高記録は3分で9体。なお現在では、紙屑同然の装甲をしたあの装備で、今も生きて居る事の方が凄い事である。
〇ュータイプは違うのだ。(おいィ?)
「さ、3分・・・あんな、鋼鉄の塊の様な深海棲艦が、たった3分で12体も?!・・・」
不知火と明石の第3次達は驚愕の顔をする。男達が戦っている姿を見た事が無いからこそ、こんなに驚くのだ。
「不知火。この星は、現在は艦娘と妖怪・妖精に深海棲艦との戦争を任せています。ですが、人、ヒトだって死ぬのを、指を銜えて黙って居た訳では無いのです。それが、当鎮守府の提督の、あの姿です」
「・・・で、ですが?!」
「今日、提督も戦わなければ人間が絶滅する。それでも、貴女は
人間の絶滅。それは、この星に顕現した艦娘達の最終防衛目標である。
これが達成出来なかった時、艦娘達はただこの星に遊びに来たようなもの。人間が居なくなった時、艦娘がこの星に居る意味は・・・あるにはある。
この星に顕現した艦娘達は、基本的に、己の提督と人間を守る為に戦う。そして、提督よりも、人間の命優先。人間優先という順位付けは在るが、自分達を頼りにしてくれる提督が死ぬというのは、見たくない。自らの死よりも提督の死を見たくないのだ。
それを、大淀は自分達の提督が死地へ赴かなければ、人間が絶滅すると言うのだ。
不知火と明石は、自分達の力量に、絶望する。
「・・・私達艦娘は、人よりも、無力なのですか?」
「いいえ。戦う土俵・目的物が違うだけです。私達艦娘は深海棲艦と言う怪獣を相手にしています」
不知火達は大淀の言う事を理解出来ず、「はぁ?」と開いた口が塞がらない。
「か、怪獣?・・・では、提督は何を相手取るのですか?」
不知火の問いに、大淀はひと呼吸置いてから一言、口に出した。
「大怪獣です」
「何かの言葉遊びですか?」
「・・・分からないのならば、良いのです。もう、貴女達が、奴に遭う事は無いでしょう」
大淀の答えに、不知火ともう1名の第3次(明石)は解せぬ様子で首を傾げる。朝潮は、その2名の様子に、乾いた笑いを発するのだった。
ウル〇ラシリーズより、強さ順
ピ〇モン<怪獣<〇〇<大怪獣
目標はかつて破壊の限りを尽くしたゴ〇ラ級を殺傷する位の兵器を作る事(この星にはもう居ない存在)
生きて帰る事は考えない事(必死・決死の覚悟)
(・・・えっ、シン?アース?・・・あんなのノーカンで・・・)
↓
遠距離武器ではコスト掛かり過ぎ。じゃあ、もう零距離専用の物で・・・
↓
全てを融解して貫通・両断する武器(剣)が出来ました!(大怪獣用)
↓
深海棲艦出現。遠距離から攻撃する怪獣による、物量任せの蹂躙劇
↓
人間『押し込まれる。もう駄目だぁ・・・。お仕舞いだぁ・・・。』
その時、救世主、艦娘現る!!
↓
深海棲艦、薬物使用に依って1日限りの、大怪獣級オス型を出現させる
艦娘『もう駄目だぁ・・・。お仕舞いだぁ・・・。』
その時、救世主(?)、決死隊、歩兵装備の男達の奮闘!!
艦娘との共闘により、次々にオスの殺傷に成功
男達の損耗激しく、何所も人・ヒトの兵士不足が目立ち始める
深海棲艦側も戦力(個体数)不足。地上の完全掃討を断念。ゲリラ戦が容易な海へと撤退
↓
深海棲艦VS人族&艦娘連合(陸上防衛軍)
勝者、艦娘&
人間は疲弊し過ぎて艦娘と妖精に代理戦争を頼んだ状態になっていた
↓
宇宙人が侵攻して来た
(ほぼ妖精と艦娘が)返り討ちにした。・・・弱い(確信)
?『怪獣に勝つ奴に勝てる訳無いだろ!!』(泣)
しかし情報戦に負け、鎮守府運営者同士の不協和音に陥り信頼関係が壊れた
人・ヒトが司令官だし、仕方ないね・・・
↓
この隙を突いて深海棲艦、大怪獣級、オス型現る(今ココ)
狙うは人間。滅多撃ちをされれば人間全員がこの星から絶滅する
救世主となる男達は居ない。オス型を倒さねば人里は吹き飛ぶ
・・・さて、如何戦ってくれるかのぅ?
・・・えっ、『〇〇の出番は?』って?
・・・そんな強さの怪獣は舞台の星から居なくなります。これだけは真実を(ry