※この作品はR-18です。

艦これ ある惑星の宇宙人な英雄   作:セビンリア

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鎮守府での生活・活動記録
小話


1.大淀、又BYになる(元々AIだった存在が居るんだからね、こうしたいよね)

 

 

 私の武装を修理中の明石から呼び出しを受けた。工廠に行く。

 

「ロボット、どうした?」

「AIの事ですけど、新AIを頼んだら、この機械が送られて来たんですよ」

「これは・・・何だ?」

「今現在、自立型AIの開発をやっていないそうです。

誰かをAIにしてくれ、という事でこの装置が来た次第です」

「・・・AIにした誰か、が死ぬような事は有るか?」

「それは改善した、と強調して言ってましたよ?。私には、何の話だか分かりませんけどねぇ」

「むぅ~、・・・大淀を呼ぶか」

「私など、第1次型は如何でしょう?」

明石が自分を推して来る。

 

「ロボットは、今の機械の処理速度に付いて行けるか?」

「あっ、・・・大淀を呼びます」

「頼んだ」

 

 

 大淀が呼び出しの後に来た。

 

「何でしょうか?」

「大淀、又BYになる気は有るか?」

「・・・え?」

大淀が目をぱちくりしていた。

 

「今AIが作られていないそうだ。それで、この機械装置が送られて来た。死ぬ事は無い、

との事だが、どうだ?。又、私の武装用AIとなって欲しいが、やってくれるか?」

「やります」

即答だった。

 

「良いのか?」

「今のこの身が無くなっても、私は貴方をお手伝いします」

「・・・そうか。では、頼んだ」

「はい!」

「では、では、ここに座ってください」

「はい」

 

 私の武装とを、配線で繋いだ装置に大淀が入って座り、明石が作業をしていく。

 

「では、いざ!。合・身(心)!」♪~ギーn・・・(ry

・・・音楽?。・・・一体何所から?。

 

 装置の中で大淀が呆けている。

 

「・・・大淀?」

話し掛けてみる。

 

「・・・あ、はい、何でしょう?」

「心は吸われて無い様だな」

「はい、大丈夫でした。でも、何て言うんでしょう?。同調した様な?、そんな様な気分です」

「そうか。・・・ロボット、武装の修理は終わっているか?」

「はい、これが成功ならば、完了です」

「では、装着する」

 

 サングラスを掛ける。

 

「BY、聞こえるか?」

{聞こえます}「聞こえます」

BYと目の前の大淀、両者が返事をした。

 

「どんどん早くしていくぞ?」

「はい、どうぞ!」

 

 どんどんと高速な会話をしていく。

 

「何語を喋ってるんですか?」

途中で明石が訳が分からない様な顔をして言った。

 

「・・・成功だな、着いて来れたな」

「うーん・・・BYとしての作業が多い時は、生身の私は、何も出来なくなると思います」

大淀が考えながら言った。

 

「そんな塩梅か」

「はい、私は当鎮守府の雑務を主にやっておきます」

「そうだな、その方が良い。頼んだ」

「はい!」

大淀が凛とした声で答えた。

 

「ところで、提督」

明石が言った。

 

「如何した?」

「ロボット呼ばわりはそろそろ止めてくれません?」

「・・・あそこに、もう1人同じ艦娘が居るのに、か?」

私はそう言いながら、向こうに居る艦娘を見る。

 

「ん、如何しました?」

向こうに居た明石がこちらを振り向いて言った。

 

「勝ったと思うなよ・・・」

「何言ってるんです?」

対抗心を燃やす明石と、事情が解ってない明石が居た。

 

 

 

 

2.改造、北上の場合(甲標的ガン乗せ)

 

 

 ある日の訓練後、北上から、工廠へ呼び出しを受けた。

 

「如何した?」

「じゃーん。どう?」

 

 突拍子も無く北上が、座った姿勢から片膝を立てた様な状態でピタリと止まって、言った。

 

「・・・?」

「もう~、分かんないかなぁ」

「服を変えたか?」

「それも有るけど、他に何か変わってる所は?」

「魚雷を担いでいた部分に別の物を付けているな」

 

 魚雷発射管を付けていた部分に、妖精が乗っている何か、が付いていた。

 

「これは、妖精さんが乗る、魚雷が発射出来る潜水艇なんだよ」

 

 北上がそう言うと、それに乗っている妖精が私に敬礼をした。

私も敬礼を返した。

 

「元の魚雷発射管は?」

「あれは全部取っ払っちゃった」

「攻撃は如何するんだ?」

「主砲と、この潜水艇に乗っている妖精さんに任せるよ」

「・・・魚雷は?」

「持ってるよ~」

 

 北上は、どこからともなく、魚雷を1本取り出す。

 

「あたしは今後、この潜水艇の母艦として活動するよ」

「魚雷の誘爆の危険は?」

「持っているだけなら、大丈夫だよ」

「対水上戦以外は如何する?」

「睦月や加賀が居るし、それに対潜となったら、五十鈴やイムヤが居るから何の問題も無いよ。

大丈夫、だいじょーぶ」

「むぅ・・・、それもそうか」

「そう、そう。あの娘達を信頼してあげなよ」

 

 北上の言葉に説得力が有る。納得をしてしまった。

 

『まあ、北上さんが、1番信頼してるのは提督ですからね?』

「あ、こらぁ!」

 

 妖精の茶化しに、北上が顔を真っ赤にして妖精を叱った。

 

「ハハ。ま、期待に応えられる様に、頑張るよ」

「・・・よろしくね」

北上が決まりが悪そうに言った。

 

「勿論だとも」

「・・・へへぇー」

私の言葉に北上がはにかんだ。

 

 

「あー、いーなぁー・・・」

 

 もう1人の北上が羨ましそうに見ていた。

 

 

 

 

3.我が子(思い込み)

 

 

「・・・ねえ、提督」

「何だ?」

 

 敷波を膝に乗せながら執務をしていると、敷波が言葉を発した。

 

「提督から見て、あたしはどんな存在なの?」

「・・・子供?」

「ぶふぅっ!」

 

 隣で執務を手伝っていた北上が噴き出した。

・・・ソファで寝ている加古が、小刻みに震えている様に見える。

 

「あたしはまだ子供扱いなの?」

敷波が拗ねた口調で言う。

 

「・・・可愛いな~」

思わず敷波を背中から抱きしめた。

 

「て、提督、止めて上げなよ・・・」

北上が何かを必至に抑えて私に言った。

 

「え、何をだ?」

 

 訳が分からずに居ると、敷波が震え始めた。

 

「だぁー、もう!」

「ぶぇ!」

 

 敷波が私の拘束から勢いよく抜け出したので、敷波の体が顎に当たった。

 

「提督の、馬鹿ぁー!」

耳を真っ赤にした敷波が、その台詞と共に執務室を飛び出して行った。

 

「・・・何か悪かったんだろうか?」

「提督は敷波の事をどんな風に思ってるの?」

北上が聞いてきた。

 

「帰って来たら反抗期になっていた我が子、かな?」

「あー、・・・そういう扱いね」

納得されてしまった。

 

「何だ?」

「教えてあげな~い」

北上が笑って言った。

 

 

 

 

4.木曽の活躍場所(後ろからバッサリ)

 

 

 夜を照らす星が顔を隠す日、深海棲艦が数体上陸したという報を受け、

木曽と2人でとある場所に来ていた。

 

『こちら木曽、位置に着いた』

「了解、私が先に仕掛ける。突撃する時機の判断は任せるぞ」

『了解』

 

 

 敵の1体に向けて銃を構え、引き金を引く。

 

 頭を撃ち抜き、奴は動かなくなった。

 

 

 動揺を起こし始めた。もう1体にも照準を合わせ、引き金を引く。

 

 これも頭を撃ち抜く事が出来た。

 

 

 敵が私の方に向けて狙いを合わせ始めた。

急いで場所を変える。

 

・・・・・・・・・着弾音。

 

 

 遅い。もう、狙撃地点を変更し、銃を構えている。引き金を引く。

 

 敵の展開している艤装に当たり、爆発を起こす。

誘爆により、もう1体も爆発を起こした。

 

 

 錯乱状態に陥った様で、砲撃を何所にでも撃ち込んで来る。

 ・・・私の居た地点と、次に行こうとしていた地点、と正確な砲撃だった。

私は隠れて砲撃が収まるのを待つ。

 

 

 ・・・砲撃が止んだ。

 

『こちら木曽、2体処理。次の標的は見えるか?』

 

 木曽の言葉に顔を出す。木曽の背後が動く。

 

 咄嗟に私が撃つ。

 

 

 ・・・深海棲艦の喉に当たった。奴が喉を抑え、膝を突いた。

 

 すかさず木曽が、後ろを振り向き、剣で真っ二つにした。

 

『提督、助かったぜ』

木曽の安堵した声が聞こえた。

 

「・・・レーダーに感無し。敵の気配も無し。木曽の方はどうだ?」

『こちらも無し』

「・・・よし、帰投するぞ」

『了解』

 

 木曽の所まで行き、抱きかかえて、この場を後にする。

 

 

 

 木曽を抱きかかえて帰っている途中、木曽の体が震えていた。

 

「久々だから、緊張したか?」

「この体になって、初めて夜襲をしたんだ。それに、敵が真後ろに居た恐怖で、

今になって体が震えてるんだよ」

「大丈夫だ。生きてるぞ」

「・・・ああ」

木曽が首の締め付けを強くした。

 

「木曽、痛い。もう少し優しくしてくれ」

「ああ、すまない。・・・なあ、提督」

「何だ?」

「星が、綺麗だな」

「え?。・・・こんな天気で、何を言ってるんだ?」

 

 今日は星が全て見えない日。しかも、見渡す限り、曇天である。

 

「あ、いや・・・」

顔を真っ赤にして、沈黙してしまった。

 

{・・・(鈍感)}

「?。BY、何か言ったか?」

{いいえ}

「・・・そうか」

 

 その後、帰投までの間、無言となってしまった。

 

 

 

 

5.提督、言い方を変える(抜けてる提督の始まり。・・・えっ、最初から?)

 

 

「なあ、睦月」

「何ですか、何ですか~?」

「皆、ここを鎮守府と言っているが、ここの扱いは何なんだ?」

「鎮守府ですよ」

「・・・・・・・えっ?」

「鎮守府です」

「拠点では無く?」

「はい」

「・・・何故、教えてくれなかった?」

「提督になった時に理解していた、とばかり思ってましたしぃ。それに今ここに居る戦闘員は

ほぼ全員、拠点で通じてましたから、気にしてませんでした」

「・・・そうか、ここは鎮守府だったか」

{初めに鳳翔が鎮守府と言った時点で気付いたと思ってました}

「BY、気付いてたのか?」

{私、元から艦娘ですから。提督が今まで、この常識に、気付かなかった事に驚きです}

「止めてくれよぉー・・・」orz

「え?、今、提督らしからぬような言い方を・・・」

「言ってない」

「え?」

「何か言ったの?外人?歌?」

「あの、何言ってるんで・・・」

 

 

    \    /  「常識に囚われてはいけないのですね!?」

    ●    ●

    "  ▽  "

 

    \    /  「・・・マジで?、常識が超ヤバイんだけどぉー。チョベリバー」

    の    の

    "  ワ  "

 

      |   

   \     /   パンッ

 

 —          —

 

   /     \  

      |    

 

 

「何ですか、今の妖精!?」

「・・・じゃ、私は執務系の業務が残っているので、ではな!」

「あ、ちょっと!。って早!」

 

 恥ずかしさで執務室まで、とんずらして戻った。

 

 ・・・あの時の整備兵は生きているだろうか?。

 

 

 

 

6.演習(艦娘王者睦月)

 

 

「隊長、今日は演習の受託をして頂き、有難う御座います」

『よろしくお願いします!』

「こちらこそ、有難う。宜しく頼む」

 元隊員の艦娘達と、演習をする事となった。

 

「では、睦月、頼むぞ?」

「えー・・・」

睦月が何とも言えない表情をしている。

 

「ん?、如何した、睦月?」

「あのーぅ隊長、・・・その睦月は、隊長の部隊に居た睦月ですよね?」

「その通りだが、何か?」

「・・・他の艦娘でお願いします!」

危機迫る様な剣幕でお願いされてしまった。

 

「わ、分かった。・・・ではー」

「あ、後、隊長・・・」

「まだ、何か?」

「第1次型は、ご遠慮をお願いします。まだ、俺の艦娘達では、戦える錬度では無いです」

「そう、か」

「後、もう1つも・・・」

「何だ?」

「最近、加入した・建造した艦娘達、でお願いします」

「・・・では、不知火・吹雪・大淀・青葉・榛名・大和」

「やまと!?。ちょ、ちょっと隊長、大和はご勘弁を!?」

「そ、そうか?。では、今言った、大和を除いての5名でやろう」

「はい、それでお願いします」

 

 

 タ級とイムヤが周辺の見張りをしているので、広々と演習が出来る。

 

『提督、所定の位置に着きました』

「了解」

「俺の方も、着いた、との報が入りました」

「では、合図と共に、演習開始だ」

『了解』

 

 上空に玉を1発打ち上げる。ある程度の高さで、色の付いた煙が噴き出した。

 

 演習が始まった。

 

・・・・・・

 

 どちらも拮抗状態が続いている。少しだけ、私の所属側が優勢に見える。

 

「隊長、榛名と青葉の錬度が高いと思うのですが・・・」

「え、あ!、・・・青葉は別の鎮守府でしっかりと働いていたんだったぁー」

「たいちょ~う・・・。で、榛名の方は?」

「建造してから1年以内の艦娘だ。そんなに訓練出来ていない筈なんだが・・・身のこなしが

他3名より上手いな」

「あはは、提督は分かって無かったですか・・・」

睦月が苦笑いしながら言った。

 

「ん?、睦月、榛名について何か知っているのか?」

「あの榛名は第1次型の転生体だったんですよ。基礎知識が有ったから、上達が早かったんです」

「転生・・・どこかで会った事が有ったんだろうか?。・・・覚えて無いな」

「・・・あれですよ。隊長だった提督が、1週間の休養を貰った時に起きた後、

直ぐに話した艦娘です」

「隊員だった艦娘以外で、か?」

「そうです。起きた提督が扉を開けて、黒髪の女性と話したのを覚えてませんか?」

「・・・記憶に無いな」

「・・・黒髪の娘(こ)、可哀そう」

睦月が哀れんでいた。

 

 

 その後、元隊員の艦娘達が奮闘し、僅差で我が方の敗北となった。

 

「君の艦娘達は、十分に錬度が有る、と思えたな」

「いやー、隊長の青葉と榛名が、俺の所属だと厳しかったですよ。まともに動けたのは、

卯月だけでしたね」

元隊員が苦笑した。

 

「卯月はもう、誰にだって負けませんから!」

元隊員の卯月が有頂天になっている様だ。

 

「ほう、大口叩いたぞなもしぃ?」

睦月が反応する。

 

「ん?、やるなら受けて立ちますよ!」

卯月が売り言葉を言い、

 

「その度胸、買ってやるにゃし!」

睦月が買い、

 

「あ、嗚呼ぁー。卯月、馬鹿ぁ・・・」

元隊員が頭を抱えた。

 

「如何したんです、司令官?」

卯月は自身の司令官の様子に困惑していた。

 

 

 

 その後、睦月と卯月の1対1が始まった。

 

 先制で睦月が撃ち、外し、当てる、当たる。

 

「ぴょーーーん!!!」

 

 2発目が当たった所で、1発目で体制を崩していた卯月が、

吹っ飛んで水上をゴロゴロ転がって行ったのが見えた。

 こちらにまで悲鳴が聞こえて来ていた。

 

 

「う、卯月ーー~!!!。救助、救出部隊の編成をー!!。・・・あ、演習だった」

元隊員が少し錯乱していた。

 

 ・・・1発撃って進路を変えさせ、変えた進路を正確に予測しての砲撃。

改めて、第1次型が如何程に凄まじいか、が分かった。

 

「いえ、あんな芸当は私達にも出来ませんよ?」

古鷹が否定した。

 

「そんな事無いだろうに。第1次型ばかりの時は全弾命中している様に見えたぞ?」

「それでも、私達はあそこまでの事は出来なかったんですよ。

移動予測で当てられる確立は8割程、睦月は9割5分なんです」

「え、そんなに?」

「しかも、ほぼ同じ部位・箇所に当てるなんて私達でも難しいです。

ここに居る第1次全員が束になって、やっと勝てるのがあの睦月です」

「・・・そこまでの強さだったのか」

 

 

 睦月が卯月の所まで行くのが見えた。

 

 睦月が卯月へ手を伸ばす。

卯月が伸ばした手を払った。

 

「ぴょーーーん!!!」

 

 怒った睦月が背負い投げで、我々の居る方向へ、卯月を投げ捨てた。

 

「う、卯月ーー~!!!」

元隊員がまた叫んだ。

 

 ・・・着水音と同時に水上をゴロゴロと転がり、私達の間近まで来て止まった。

目がナルトになっていた。気絶している。

 

「あーもう、負けず嫌いが出ちゃったよ」

元隊員がまた頭を抱えていた。

 

「提督、あの腕力は睦月だけですからね」

衣笠が口に出した。

 

「まさか、そんな事は・・・」

「私達があれ位の事をやったら、関節が折れます」

「またまた、冗談言ってぇー・・・」

「信じてくださいって!。本当なんです!」

私の茶化しに、切実な悲鳴にも受け取れる言葉だった。

 

「・・・そうか」

真剣な言葉を受け取るしかなかった。

 

 

「この後如何する?。対潜訓練や艦載機訓練をするか?」

「いえ、そっちの方は俺の所属の艦娘達同士で訓練出来ますので大丈夫です。それにー・・・」

「ん?」

「隊長の所に居る艦娘は、錬度が高過ぎる様に感じるので、俺の艦娘達だともっと訓練しないと歯が立たないと思います」

「む、そうか」

「そりゃー、英雄の下に集って居る艦娘達ですから、普通の艦娘とは隔たりが有りますよ!」

睦月が自慢気に言った。

 

「そうだよなぁ・・・」

元隊員が感嘆の声を上げていた。

 

 

 

 

7.長良、脅威の回避力(前兆)

 

 

 長良の現在の能力試験をやる事となった。

艦娘達に訓練用の弾で長良を撃って貰う。

 

「長良、準備は良いか?」

『はい』

「では・・・」

 

 上空に1発、色の付いた煙の出る弾を発射しその煙が出る。

 

 

 先ず1発、砲撃を行う。直撃弾ではあるが・・・さて。

 

 長良はヒラリと避けた。余裕そうだった。

 

 

 今度は2連射を行う。直撃弾と予測射撃の様だが・・・。

 

 長良は1発目を避けた後で、水を蹴り、瞬間的に速く移動して2発目を回避した。

足を止めずの回避運動。まだ余裕そうだ。

 

 

 3連射をする。直撃、予測、さらに予測した物に見えた。

 

 初弾は楽に回避。水を蹴って素早く移動し2発目を回避。

さらに水を蹴り、進路を強制的に変えて3発目も回避。余裕そうではあるが・・・、

 

『あっ!』

3発目を回避した所で長良が転倒した。まだ体に慣れていない様だ。

 

「大丈夫か!?」

近寄って様子を確認する。

 

「足首を挫いちゃいました。・・・立てないです」

「では、失礼」

「ひゃっ!///」

「今回の試験を終了する。これにて解散!」

『・・・了解』

 

 長良を抱きかかえて鎮守府の入渠施設へ向かう。

・・・長良の訓練相手をして貰った艦娘達からの視線が痛かった。

 

 

「まだまだ特訓が必要みたいです」

「程々にな。見てると怪我する寸前の事ばかりやっていて心配なんだぞ?」

 

 最近、長良は遅れを取り戻すかの様な猛特訓をしていた。

今回の怪我はその疲労による物だろうと思った。

 

「早く、皆に追い着きたいですから・・・」

「大丈夫だ、時間は有るさ」

「・・・そう、ですよね!」

「ああ!」

 

 私の言葉に、長良は笑顔を見せた。

 

 

 

 

8.明石に待ち構えられる(シリアス(ル)?)

 

 

 腹の上に乗っている人物が、刃物を持っている。

必死に這い出ようとするが、逃げれられない。

 

 ・・・握った刃物が体に迫った。

 

 刃物を持っていた人物が、誰かに体当たりをされ、吹っ飛んだ。

 

{生きてるか?、生きてるな!。もう、俺達に居場所は無い!。この星から脱出するぞ!}

 

 急に出て来た、もう1人の手を取った。

 

 

・・・・・・

 

 

 夜、夢から目が覚めた。冷や汗を掻いている。もう、今日は寝られないだろう。

小用の為、部屋備え付けのトイレへ行く。

 

 トイレの扉を開ける。

 

 

「提督、お待ちしてました」

 

 下半身裸の明石が居た。

 

 ・・・パタン。

 

『・・・えちょ、ちょっと提督!?。あ、アレ!?、開・か・な・いィー!』

 

 ・・・何で、私の部屋のトイレで、明石が待ち構えているんだ?。

 

 考えあぐねていると、明石がトイレの扉を叩いていた。

 

『提督ー、私とせ(自主規制)してくださいよー!。私溜まっちゃってるんですよー!』

「そんな事知らん!」

『そんな事言わないでくださいよー。私の体を隅々まで洗ってくれた仲じゃないですかー』

「今の君は、介護の必要は無くなっているぞ!」

『男性は提督だけなんですから、お願いしますよー』

「今はそんな気分じゃない!。それに・・・」

『それに?』

「まだ、そんな関係になる事が、怖いんだ」

『提督、何が・・・』

「すまない。まだ時間をくれ・・・頼む」

『・・・はい』

 

 トイレの中でガシャンと音が聞こえた。

 

・・・トイレを開けると誰も居なかった。いつの間にか、細工をされていたようだ。

 

 

 用を足した後、掻いた汗を取る為、常時開放している風呂に行く。

 

 

「提督、お待ちしてました」

 

・・・脱衣所では、水着を着た明石が待ち受けて居た。

 

 

「・・・なんで、ここに来ると判ったんだ?」

掠れ声しか出なかった。

 

「そりゃーあれだけの汗が出て部屋を出たとなれば、ここに来ると判りますよ」

「その言葉、どこかに監視装置でも付けているよな?」

「・・・」

明石の目が明後日を向いた。

 

「・・・ま、良いか、知らない仲じゃないんだ。一緒に入ろう」

「やたっ!」

明石の笑顔が眩しかった。

 

 

・・・・・・

 

 

「・・・で」

「ん?」

「何で近寄ると別の隅っこに行っちゃうんですか?。図にすると、こう」

 

壱         二        サン       よん

-------   ------   ------   ------

|明石   |   |    |   |   テ|   |て  あ|

|     | → |    | → |    | → |    | → 壱へ

|     |   |    |   |    |   |    |

|提督   |   |明  提|   |   ア|   |    |

-------   ------   ------   ------

 

「・・・行ってない。見間違いじゃないか?」

「おいィ今の言葉・・・」

「誰か見たの?明石以外誰も見てないのでこの話題は早くも終了ですね」

「・・・こんにちは提督さん」

「何か用かな?」

「避けてますか?」

「・・・避けてない」

「そうですかありがとう。移動凄まじいですね」

「それほどでもな・・・あっ」

「・・・隣に座らせろー!」

こっちへ向かって来た。

 

「おい馬鹿やめろー!」

明石と一定の距離を保ち続ける。

 

 

「・・・部屋に居ないと思ったら、何やってるの?」

『あっ』

 

 明石と風呂をグルグル回っている所を、イムヤに冷めた目で見られてしまった。

 

 

 

 

9.ここの鎮守府(不思議島)

 

 

「なあ、大淀」

「提督、何でしょうか」

「この鎮守府についてだが、来た時、何故無人だったんだ?」

「戦時中に新しい島を発見したんですよ」

「何所で?」

「この島ですよ」

「この島が?」

「突然現れた、鎮守府機能を持っている、無人島。それがここです。

最も、戦争末期に発見したのと、気味が悪いという事で使用をしない事が決定していました」

「・・・よく、ここを案内されたな・・・」

「人間にとって憎悪の対象を連れていたという事。ここは地図に載っていない事。

人間達の復讐者が来るまでに随分と時間が稼げる。

と、云う事で、この島が危険だったかもしれませんが、ここにするしか有りませんでした」

「・・・そう、だったな。あの時は、切羽詰っていたな」

「本土から距離が有りますので、深海棲艦の絶滅までは、

人間の脅威は無いと断言出来るかと・・・」

「大丈夫なのか、この島は?」

「大丈夫ですよ、未確認生命体等は確認出来ませんでした」

「見た事の無い悪戯妖精は居たな」

「・・・幽霊とか、居るかもですね」

大淀がおどろおどろしい、ふいんき(何故かry)を纏った。・・・大淀の顔が怖い。

 

「・・・おい」

「あっ!、提督の後ろにぃー!」

大淀が驚いた顔をして、私の後ろを指差し、大声を上げた。

 

「加賀ぁー!、どこだー!」

私は怖くなって逃げた。

 

「あ、提督、嘘!。嘘d・・・!」

大淀の声を後にし、大急ぎでその場から立ち去る。

 

 

 加賀に見回って貰ったが、幽霊等は居なかった、との事だった。

ただ、加賀の地元では見た事の無い、妖精がちらほらと居るとの事だった。

 

 

 

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