北上・間宮と香取(食堂にて)
「間宮、おはようー」
「北上、おはよう。えっと、・・・香取さん、で良いんですよね?。よろしくおねがいします」
「はい、よろしくお願いします」
「間宮、香取さんには間宮用ので、あたしには栄養剤だけ頂戴」
「分かったわ。香取さん、直ぐ支度しますから、待って居てくださいね」
「はい。・・・北上さん。栄養剤とは?」
「ああ、この後、訓練の成果確認を任されてるのよ。だから、直ぐ吸収出来る物だけを摂る訳よ」
「はあ・・・」
「そう云えば、香取さんはあたし達の戦闘風景を見た事無いの?」
「見てないです。見させていただいても?」
「どうぞ、どうぞ」
『いただきます』
「ん?!。ブゥー!!・・・」
「うわっ!、香取さん、どしたの?!」
「・・・
「あ、栄養剤だね。間宮ー!」
「如何したの、って・・・衣笠ー!!」
「・・・衣笠も懲りてないねー」
「北上さんは、よく、これが飲めますね」
「味覚がそれ基準となっているからねぇ。戦時中は、ちゃんとした栄養摂取方法がそれしか無かったし、ね・・・」
「そう、ですか・・・」
「香取さん、先程はすみませんでした」
「いえ、間宮さん、お気になさらず」
「お詫びと言っては何ですが、これをどうぞ」
「・・・
「お、良い物貰ったじゃーん」
「どうぞ召し上がってください」
「はい、では・・・あむっ・・・・・・美味しい」
「腕は昔のままみたいですね。良かった・・・」
「・・・あ、・・・間宮さん」
「え?、何か?」
「あっ…と、・・・甘さはどのくらいで?」
「・・・後で、運動してください」
「・・・」
北上と香取(移動中にて)
「あ、
「はいよー、香取さん、よろしくー」
「よろしくお願いします」
「北上さん、間宮さんの足は?・・・」
「・・・見たんだね。…ここに来る途中で襲撃に遭った間宮を何とか助けたの。…でも、足は…って話だよ」
「・・・深海棲艦に、ですか?」
「・・・違うよ」
「では、誰に?」
「艦娘に、・・・だよ」
「まさか」
「・・・疑ってる?」
「はい」
「・・・香取さんは、平和な所から来たんだねぇ・・・」
「平和?・・・そんな事は在りません」
「・・・じゃあ、何で艦娘が艦娘を襲わないって確信しているのさ?」
「私の居る所では、戦争は終わっていません。今、5年目に突入し、艦娘と深海棲艦の一進一退の攻防が続いています。艦娘皆で深海棲艦の打倒をしているのに、そんな事をする余裕はありません」
「・・・そっか、まだ香取さんの所は、終わってないのか・・・」
「北上さん。貴女は艦娘なのに、艦娘を信用していないのですか?」
「ここの皆は信用、信頼に値するよ。…でも、他の鎮守府は半分半分、・・・かな・・・」
「まだ、深海棲艦との戦闘は続いているのに、ですか?」
「そうだよ。・・・少なくとも、あたしは第1次とここの皆が信用出来るだけだよ」
「・・・」
「香取さんの方は、・・・その方が良い事だし、変わらないと良いね?・・・」
「・・・そうですね」
北上と香取(演習を見ながら)
「うーん、吹雪と不知火、長良は
「・・・」
「香取さん、どうかした?」
「違う世界に来たんだな、と云うのを実感した次第です・・・」
「・・・そうね、香取さんの様な艦娘は、初めて見たよ」
「私は、元に戻れるのでしょうか?」
「・・・少なくとも、この世界には、別の星や・別の時代へ行き来する装置は無いよ」
「・・・そう、ですか」
「距離の瞬間移動装置なら、在るけどね」
「それはどの位の大きさで?」
「・・・あたしが最後に聞いたのだと、競技場の大きさで最大1人がせいぜい、・・・だったかな」
「私の所はその3分の2の大きさだ。・・・と云う話でした」
「・・・あたし達の所も、もう少し後に戦争が起きたら、そんな感じになったかもね」
「・・・私、時代ではなく、世界が違う所に来た様ですね」
「世界?」
「北上さん。深海棲艦との戦闘が始まったのは、どの位前で?」
「え~、・・・10年以上前だね。・・・で、香取さんは5年前から、と?」
「はい。そして、こうして艦娘が海上で人型のまま居る。・・・私の世界では、艦娘は自身の艦でしか海上に出られません」
「・・・何とも、かんとも・・・だね」
「艦娘としての存在の分岐。そして深海棲艦が、いつ・どの様にして、人間と艦娘の前に立ち塞がるのか。・・・これが違う以外は、ほぼ、同じ世界だったのかもしれません」
「・・・そっか」
「北上さん。深海棲艦との戦争で男女比の差が激しい理由は?」
「・・・それについては、大淀が一番詳しい、かな」
「会わせていただいても?」
「・・・良いよ。・・・と、言っても夕食時だね。先ずは食事を摂ってからにしようよ?」
「はい」
大淀・北上と香取(食堂にて)
「・・・あ、大淀ー」
「北上、如何しました?」
「香取さんが聞きたい事が有るってさ」
「どの様な内容で?」
「戦争について」
「・・・香取さん。食事の後でお話しします」
「・・・分かりました」
「それと、北上。明日、提督が艦に乗って帰って来ます」
「・・・え?。フネって言った?」
「正確には、加賀の艦です」
「・・・香取さんと云い、変な世の中になったねぇ・・・」
「それと、知能有る個体の深海棲艦を連れて帰って来ます」
「・・・昨日も連れ帰って来てたし、タ級には良い報告なのかな?・・・」
「・・・後、・・・提督が腕を負傷しました」
「・・・誰がやったの?」
「犯人は、ここから出て行った巨大ロボットと共に、消え去りました」
「き、消えたぁ?!。な、何言ってんの!?」
「消えたものは消えたんですよ。初見の怪しい者同士が戦って、提督が敗走した結果です。・・・まあ、2度と
「・・・折角、提督が料理の勘を取り戻しつつあったのになー・・・」
「元第1次達の、舌が肥えただけ、です」
「あー、ひどーい」
「
「・・・そうなのかなぁ?」
「そうです。・・・あっと、第1次の北上も聞いていましたね?」
「聞いてたよ。第1次の皆には周知させたよー。
「他の皆への周知もしてください」
「了解ー。・・・提督の手料理、何週間後なんだろ?・・・」
「・・・」
『いただきます』
「改めて、私は大淀です」
「香取です」
「何か聞きたい事は有ります?」
「・・・大淀さんと北上さんは、貴女達の提督をどう思っておいでで?」
「
「
「・・・
『・・・大淀、言えば良いだけだと思うよ?』
「ダァー!。もう、妬ましい!」
『へっへーん!』
「・・・ま、言う勇気だけなんですよねー・・・」
「大淀、提督は指輪の存在を忘れてると思うよ?」
「・・・・・え?」
「最初に配った娘達以降、指輪を全く渡してないよ」
「本当・・・いつ、話を切り出そうかしら。・・・う~ん・・・」
「・・・」
「北上、この後は私が香取さんへ付き添うわ」
「・・・分かった、よろしくー」
「よろしくお願いします」
大淀と香取(移動中)
「・・・香取さん。この鎮守府に居る皆は、提督への信頼の下にここを活動拠点としています。勿論、他の鎮守府もそうです」
「他も?」
「香取さん、人間の人口が少ないのは聞いていますね?」
「・・・はい」
「人間の為に戦う。・・・第1次艦娘以降はそう教育されて造られています」
「・・・そう云えば、大淀さん、第1次と第3次の間の艦娘は居ないのですか?」
「あー、・・・最後の1り・・・1隻が何処かに生きている筈です。ですが、面識が全く無いので何とも言えないです」
「1隻、ですか・・・」
「この事も合わせて、後でお話しますよ」
「・・・はい」
睦月・大淀(加古も含む)と香取(執務室にて)
「睦月、居ましたね」
「む、大淀、如何しました?」
「香取さんが戦争について、話を聞きたいそうです」
「・・・良いでしょう」
「香取さん先ずは第2次の事で良いですか?」
「はい、それをお願いします」
「第2次、ですか。・・・知っている事は、第0次の複製艦娘である事です」
「複製・・・」
「戦力不足を補う為、第1次艦娘よりも一遍に大量に作れる存在。それが第2次でした。細胞分裂を促進し、第0次の複製を作る。第1次よりも沢山戦時中に投入されたかもしれません。・・・正直結果を鑑みれば、居ても居なくても一緒だった、と言えます。良く言えば、侵攻阻止の為の、牽制として利用出来た点でしょうか」
「・・・同じ艦娘なのに・・・」
「香取さん、確かに同じ『艦娘』です。・・・ですが、体が
「・・・」
「第2次で大きく貢献出来たのは、妖精が何か手心を加えた艦娘でした。2名だけと言って良いでしょう。その2名共に、激運を妖精から授けられたと言って良いです。1名は自身にだけ効果の有る物。もう1名は周囲に居る艦娘全員に効果の有る物。・・・1名はもう死んでいます・・・」
「1隻だけが生きていると言う話を聞きましたが、何故、最後の1隻しか生きていないのですか?・・・」
「急激な細胞分裂が建造後も続き、元々の体が直ぐに寿命を迎えたんです。・・・戦中で寿命を迎えた者が多数でした。第3次が建造されるようになってからは、建造されなくなっていきました。・・・いつまで続くか分からない戦争に、旧式を改善して使用する様な時間を割いては
「・・・」
「睦月さん。・・・皆さんは、人の姿のままで戦い続けたのですね」
「そうです。香取さんの艦の様な鋼鉄の体は無く、己の体ひとつで戦い抜きました。この鎮守府に居る大多数は戦時中を生きた者達です。私の話で足りなければ、他の者達にも聞いてみると良いです。・・・まあ、最終的にはここの提督の話しに行き着いてしまうと思いますが・・・」
「睦月さんは、提督を如何思って居るんですか?」
「・・・い、言うんですか?///。・・・と、取り敢えずは、提督から貰った、この指輪を付ける程度には想ってます」(キラ☆)
『・・・かぁー、見せつけてくれちゃって・・・』
「・・・///」
「・・・」
「・・・如何して」
「む?」
「如何して、皆さんは提督を、人間を信頼出来るのですか?」
「・・・香取さん。貴方の世界の提督?、人間と言えば良いのですかね?。それについて話して貰えますか?。香取さんと私達は、提督や人間への感情が違う様な気がします」
「・・・私の世界では、人間は『艦に為れる者』を駒として使い、深海棲艦と艦娘を戦わせるだけでした。私の世界で建造される『艦娘』は『人間からの支援は無い』と教育されて造られます。人間達は私達に指示を出すのみ。・・・少なくとも、私は人間の乗る兵器による支援を受けた事は有りませんでした」
「・・・香取さん。これには、誤解と言うべきか、訳が有りそうです」
「大淀さんは、私の世界を見た事が有るとでも?」
「先ほど、
「・・・はい。それが?」
「少し、交戦したんですよ。艦である深海棲艦と・・・」
「え?」
「そして、敵で在る深海棲艦が、この世界とは比べ物にならない程に頑丈過ぎます」
「・・・・・え?」
「深海棲艦の航空機?でさえ、私達の世界では戦艦並みの主砲を当てなければ撃墜出来ません。・・・そちらの世界での強い個体に遭遇した可能性も有ります・・・が、あの深海棲艦達と戦える兵器は、香取さん達の住む世界の人間達には『人間の乗る兵器を作れば作るだけ、深海棲艦の撃破数0で、且つ経済の妨げになる』と言えるでしょう。・・・この世界と香取さんの世界の『人間の科学発展の度合い』がほぼ同じならば、と言う条件が付きますが・・・」
「・・・」
「艦娘を建造出来るならば、そして建造した艦娘が深海棲艦との戦闘で勝利出来るならば、艦娘頼みに成るのが頷けます」
「・・・そう、ですか・・・」
「香取さん。この世界では深海棲艦が人間を絶滅させる為、陸上へ侵攻して来た為、そして艦娘の数が戦争当初は少なかった為に、人間達は総力を結集して深海棲艦達に挑みました。敗走に敗走を重ね、ただ最後には勝利を収めて、今のこの世界が在ります。100億が1億になりましたが・・・」
「睦月さん、人口1億にして、男女比1対10,000なのは何故に?」
「それについては、・・・大淀」
「はい。香取さん。・・・歩兵、『装甲機動歩兵』と言うのを聞きましたか?」
「はい、聞きました。男性しか扱えない物だ、とも聞きました」
「・・・深海棲艦との戦争当初、艦娘は居ないも同然、人間だけで戦いました。戦車の攻撃をものともせず、航空機の攻撃を物量で押し切って撃墜する。全ての地域で上陸されたんですから、当然、海の戦力なんて在りません。艦娘が建造されるまでの間、先程の歩兵を投入して戦線の維持に努めました。対空戦闘が出来、深海棲艦を撃破出来る
「・・・戦争当初から艦娘で戦線を支えられる様になるまでに、何年掛かったのですか?」
「約3年です。・・・ですが、その後も歩兵の支援無しには戦線は前進しなかったでしょう」
「・・・では、2名の生き残りと言うのは・・・」
「戦争に、最後まで生きて貢献した者達です。・・・今も尚戦場へ行く歩兵は、この鎮守府の提督だけです」
「・・・」
「男性を戦線へ向かわせ消耗した結果が、今の男女比に結びついています。そしてそれが無ければ、この世界の人類は滅んでいます」
「ここの提督は、終戦間際に戦線へ出始めて生き残ったのでは?」
「いいえ、戦争当初から今までを駆け抜けて、生きています」
「・・・断言、しましたね?」
「ここの提督が、歩兵として戦争当初から居た、と言うのはこの
「少し後からは、
「睦月の後ぐらいなら、
「・・・大淀さん。
「・・・歩兵の新規投入は、開戦約2年目で止まりました。その時点の男女比約1対8,500。人口約
「・・・」
「深海棲艦がどれだけの人間を
「・・・」
「・・・香取さん。この鎮守府の者達の言葉が信じられなければ、別の鎮守府等へ電話しましょうか?」
「・・・いいえ。・・・私が意固地になっていました。ここまで私の世界と違うなんて、思いもしませんでした。・・・皆の印象が良い訳ですよね」
「ちなみに、ここの提督が深海棲艦に1度は終戦宣言をさせたんです。・・・結果的には、知能無し個体との戦闘が始まって、終わりませんでしたけど・・・」
「いやぁーやっぱり、捕まえるまでのあの時を思い出すと、生きた心地がしないですね。
「?。何の時なんですか?」
「深海棲艦側の戦争首謀者を捕まえた時ですよ。敵本拠地に堂々と入り込んで、敵の目の前をこれまた堂々と素通りしたんです。超能力者なんだなってあの時しみじみ思いました」
「へえ・・・凄い人間なんですね」
「ああ、提督は人外、宇宙人ですよ」
「・・・・・・えっ?」
「歩兵は、戦争約5年目位で、ここの提督を残すのみとなりました。戦争開始から10年を過ぎ、そこから尚も生きている。人間の年齢や疲労等を考えると反応速度が鈍くなったりで墜とされると思いませんか?」
「・・・そう、ですね」
「まあ、大淀は気付くのが遅かったですけど・・・」
「仕様が無いじゃないですか、生きているもう1人も大概だったんですから。アレであの人は人間だったんですから、
「・・・
「・・・そう云えば、香取さんの世界だと、深海棲艦を捕らえた等の例はありますか?」
「・・いいえ、無いです。それに、深海棲艦は宣戦布告無しに襲い掛かって来た、との話です。深海棲艦を滅ぼすまで、海での戦闘は絶えないと思われます。その点では、この世界と変わりないです」
「・・・そう、ですか」
「睦月さん。この世界では、深海棲艦を捕らえたんですよね・・・」
「そうです。そして、香取さんを連れて来た昨日の日に1体を捕らえて牢に入れています」
「・・・もしかして、簀巻きになっていたのが深海棲艦だったんですか?」
「そうです」
「人型だと、そう云うのは楽ですよねぇ・・・」
「・・・そうですねー」
「ところで、北上さんが他の鎮守府は信用出来ない、と言っていましたがそれは何故で?・・・」
「・・・事の発端は、ここでは無いですが、鎮守府の強奪事件が有りました」
「・・・大淀さん、今、サッと凄い事を言いましたよね?」
「ええ、言葉の通り、取られたんですよ。その鎮守府の提督は今も行方不明です。事件の有った鎮守府にはこの鎮守府から艦娘を貸与していて、その艦娘が巻き込まれました。巻き込まれた艦娘は襲撃者に暴行を受け、死ぬ寸前でした」
「そこを、我等が提督が颯爽と現れて助けたって訳よー」
「鳳翔が言ってましたよ、『あの時の提督は魂が飛び出るくらい怖かった』って」
「大淀さん。・・・鎮守府が襲撃されたのは分かりました。・・・が、それが、どの様にして鎮守府を信用出来なくなるんですか?」
「・・・貸与していた艦娘を助け連れ戻した後で、他の鎮守府が当鎮守府へ宣戦布告をして来ました」
「・・・」
「艦娘を用いて、私達の居る鎮守府へ攻撃を行い、私達全員の存在を消そうとまでして来ました。最終的には深海棲艦達の手によって、その鎮守府は今、地図から消えています」
「鎮守府対鎮守府の争い、深海棲艦との戦争は続いているのに・・・」
「・・・北上がここ以外を信用出来ないと言ったのは、以上の事が理由です。その提督の指示ひとつで、本来仲間で在る者達へも、攻撃を行う。艦娘の私達は、それが本来の目的とは違うと認識はしているのですが、提督の命には逆らえないのです」
「・・・まあ、ここの提督は本来の目的の通りに隊員・・・あ…っと艦娘を使い、大まかな作戦立案ぐらいで、艦娘達の自由にさせるのでとても気楽です」
「本当は、ここの提督には、提督業だけに専念して貰いたいんだけどねー・・・」
「仕方ないですよ。今話していた1件が有っても、仲間意識が強過ぎるんですから」
「・・・そうですよねー」
「香取さん、貴女の世界では『宇宙人が侵略に来ている』等の話は有りませんでしたか?」
「・・・聞いた事・見た事が無いです。私の記憶の限りでは、宇宙人が居たかどうかも怪しいですね・・・」
「む・・・そうですか」
「睦月さん。それが何か?」
「・・・何でもありません」
「・・・睦月さん。艦娘が信用ならないと言っていましたが、それは私も含まれているのでしょうか?」
「ええ、含まれて居ます」
「・・・そう、でしたか」
「ですから、香取さんの監視をしていました」
「・・・見られている様な感覚は有りませんでしたよ?」
「監視をしていたのは第1次達です。情報を伝達しながら、それとなく見てれば良いんですから簡単な事です」
「・・・」
「でも、今から、香取さんは信頼出来ると思いましょう。提督が香取さんを当鎮守府へ連れて来たんですから・・・」
「本当に信頼しているんですね」
「そりゃあ、
「睦月さん。・・・
「
『むぅーー~・・・』
「ふふっ」
「さて、香取さん。貴女が元の世界に帰れる可能性は、今現在、0に近いです。この鎮守府に所属しますか?。それとも、一旦、大本営にでも行きますか?」
「・・・正直、どうすれば良いのか分かりません」
「この鎮守府で建造された事にしますか?。建造にて香取という艦娘が出現するので可能ですよ」
「・・・その方向でお願いします」
「分かりました。では、後日、提督に会った時に着任の挨拶をお願いします」
「はい。・・・でも・・・」
「如何しました?」
「人型のこの世界で、私は何をすれば良いんでしょう?」
「・・・さあ、何でしょうね?・・・
「・・・はあ・・・」