深海棲艦と9年の戦争を経て、その後なんやかんやで約3年経過している(計12年後)
まだ、深海棲艦は小規模で襲ってくる
今回の登場人物
提督(主人公、宇宙人、男)
人間の作った武器等を使い9年間の戦争を生き残った
人間の武装の中にAIが入っていて、それと話したりする
なんやかんやで今も生きている貴重な『男性』としての存在
体の中に喋る鳥を飼っている
睦月
特別な存在、提督の鎮守府のまとめ役を担っている
金剛
一度体を失ったが、転生して戻ってきた存在
戦闘時は必ず旗艦(司令塔)として働く
ある日の提督と金剛(日常?)
私、宇宙人で提督やってます。
今のんびりと深海棲艦の撃滅に向けて奮闘しています!。
いつの日か、駆逐イ級達が居なくなる事を信じて、艦娘達と一緒に頑張ります!。
え?本編中じゃそんな性格じゃなかったって?
疲れてたんですよ、戦争に、ハイ・・・。
「待つにゃしぃー!、提督~!」
ひぃー、睦月、速ーい!。
長良も真っ青の速さで追いかけて来る。陸上じゃ1番速いよね、君!?
あ、やばい、足が疲れてコケそう。どんなに訓練しても体力つかなかったよ・・・。
骨折したし。この惑星用の体内時計にするのは体の酷使だよ・・・。
気絶するほどの疲労を今更になって気付いたよ。
1日の活動時間短くしよっと。・・・可能ならば。
・・・もう、これ武装して逃げちゃった方が早いな。サングラスを掛けてっと、
ガチョ~ン!
・・・ハイ、そこ、効果音がどこかの惑星の芸人達みたいだとか言わないでね?
一瞬で八頭身なS○○ン○ムになって背中の推進装置を噴かす。
・・・鳥ちゃん、色んな惑星見に行ったことあるんだねぇ。その知識量羨ましいよ。
「あー!?」
バヒュン!、とな。睦月よさらば!。今回は君の出番無いからね!。・・・たぶん。
「ヒェ!」
おっと!?、金剛だ。急に出て驚かせちゃったか。
・・・丁度良いや、約束してた旅行に行っちゃおぅっと.
「ヒェッ!?///」
抱っこしてっと。
「ヒェーッ!!」
バヒュン、とな。
あ、お金忘れた。本部に寄り道して貸して貰いましょ。
「テートクゥ、どうしたんですか突然?」
移動中に金剛が話しかけてきた。
「いやなに、今なら旅行に行けると思ってな」
「・・・」
「それにー・・・」
「それに?」
「ほとんどの娘達の目が血走ってて怖いというか、なんというか・・・」
「・・・その中に、一応、私も含まれてるんですけど・・・」
「・・・・・・・・え?」
うせやろ?、嘘だと言ってよコンゴウ。
「・・・まぁ、良いです。今回は我慢しますよ。それで、どこに行く予定ですか?」
否定しないんだ・・・。
「温泉でも行くか?」
「買い物も行きたいです」
「よし、採用。服屋で良いのか?」
「宝石屋も!」
「・・・えー、財布を忘れているから、そこまで借りれるか心配だなぁ・・・」
「・・・無理はしないで良いですよ」
「出来る限り、期待に沿えるようにはするよ」
「えへへぇ~」
・・・ええ娘やのぉー!。どっかの怪力の艦娘も見習って欲しいよ、ホント。
・・・ヒュ、ゴンッ!
痛ぁっ!?。
え、何?。何がぶつかってきたの!?。・・・見渡しても何も無いな。
センサーも反応していない。
金剛が顔を青くしている。・・・そう、ね。気にしないでおこう。
さてさて、やって来ました、本部前。サングラスをしまって、と、早速入りましょ。
「あ!?・・・な、何の御用でしょうか?」
驚かれてしまった。内地じゃ、トンと見かけない男の筈だもんね、仕様が無いね。
「今現金が入り用なのだが、誰か貸してくれないか?」
「あの、では私と逆え・・・・・・何でもないです」
急に顔を青くしてしまった。振り向くと金剛が物凄い形相で居た。
「金剛、他人に向けてその顔はいかんぞ?」
「ガルルル・・・」
「そこの男性の方、ちょっとこちらへ」
金剛を宥めていると1人の女性が手招きして来た。
「英雄さんですよね?」
私だけに聞こえる声で話しかけてきた。
「・・・バレました?」
「今のところ私だけです。今日来たのは、お金を工面して欲しいとの事でよろしいですか?」
「そうです。財布を忘れてきてしまいまして・・・、私の給与や口座預金から、
差し引いていただければと思います」
「・・・すみませんが、貴方の預金は無くなってしまっているんです」
・・・・・・
「な、なんだってぇー!!?」
大声で叫んでしまった。近くに居た人たちが一斉にこちらを向く。
話している女性が、なんでもないと手で制して事なきを得た。
嘘だろ!?、隊員達のお墓とかバンバン建てても後半分くらい残ってたんだぞ?。
内地での生活でそんなに使ってたか?、・・・いや、ほぼ自給自足だったな。
今の鎮守府での生活で?、・・・否、使う暇を持って来たのは今日が初めてだ。
「人間の生活復興の為に貴方の口座預金も使うしかなかったんです。
それだけ人間は今苦しいんです」
「む・・・そう言われては、私は何にも言えないです」
人間を生かすために戦ってたんだし、このくらいの苦はなんとも無い。
しかも、ここ2、3年はほぼお金を使わず生活出来ていたから、本当に苦ではなかった。
「ということで貴方は今キャッシュカードを使えません。財布も持って来ていたとして、
現在流通している通貨ではない筈なので使えないと思います」
「では、どうすれば?」
「私と逆援j・・・」
「言わせませんよ!?」
「声が大きいですよ。冗談ですよ、じょ~だん」
全く冗談に聞こえなかったんですがそれは・・・。
「ちなみに何をしに内地へ?」
「日帰りでの、旅行と買い物で来ました」
「・・・宝石類は今、凄まじく高嶺の花になっていますので買えないですよ?」
「それはどうして?」
「貴方が一度買い占めたからです」
「あ・・・」
誰かさんがお墓の為に沢山買いましたねぇ。ハイ、私です。
「ん?・・・といっても、あの量でですか?」
「宝石の採掘をする人手が少なくて、需要に対して供給が間に合っていないのが現状です。
今の生活維持と人口増加に躍起になっている状態・・・と言えば、分かりますよね」
「・・・分かりました」
「娯楽施設や日用品の販売施設は利用出来ますので、その分のお金は支給いたします」
「助かります」
「では、持って来ますので、少々お待ちを」
危なかった。行っても、見・て・る・だ・け~、になるところだったよ。
「はい、どうぞ」
「有難う御座います」
・・・お金を掴むが、なかなか離してくれない。
「あの~・・・、貸してくれるんじゃ?」
「やっぱり、私と逆援助k・・」
あ、やっぱ駄目だわこの人。
「馬鹿野郎!」
女性の頭にゲンコツが落ちた。今のは私じゃないよ!?。
あ、伸びた。目が(XX)になってる・・・。
人外対策局の局長だった。
「あ、長さん、お久しぶりです!」
対策局の中では無いのでこの呼び方だ。局『長』だけに。
・・・でも、この言語分からなくなってきてるな。
あの加賀が持ってた、と、とつ・・・突撃ィー!とか書いてあったアレ、
読めなくなっちゃったよ。
加賀が元の言語を忘れたって言うから、加古にでも習うか・・・執務室によく来るし。
AIちゃ~ん、私に言語を流し込んでよ!。
・・・え?少しは学習してから?。うろ覚えのだけで良いからさぁ~、頼むよ~。
「スマンな、コイツが言った通り、貴様の預金は全て無くなっている。
可能な限り支援はするから用があったら連絡をくれ」
「じゃあ、早速ですが、誰でも良いので人を私の鎮守府に派遣してくれませんか?」
「誰でも?」
「・・・欲を言えば、私と普通に接してくれる人が望ましいです」
「今、貴様の元には間宮と潮という人間艦娘がいる筈だが?」
「あの娘達はスキンシップをしようとすると逃げ出してしまうので、今だに仲良くなれてないんです」
「そう、か。・・・今の時勢、派遣するのは女性になるが良いな?」
「はい」
「分かった。手配しておこう」
やったぜ!。思わずガッツポーズ!。まともに話せる人が来ると良いな~。
・・・痛い痛い!。何、金剛?背中を抓らないデ!?
お金も持ったし、先ずは買い物だ。
「金剛、どんな服を買う?」
「宝石の一杯付い・・・」
「却下」
「えぇ~!?」
「さっきの女性が宝石は高いって言ってたでしょ!。聞いてなかったとは言わせないぞ!?」
「むぅ~!・・・じゃあ、あのお店にします」
・・・そう言って指差したのは、目の前に居るちっちゃい子達が着ている様な服のお店だった。
「可愛いデース!」
「・・・そう、か」
可愛い、可愛いよ!、可愛さグゥ~ンと上がるよ!!。
・・・美しさがガクッと下がるけど・・・。
やっぱ、この惑星での精神年齢6歳ぐらいっていうのは幼な子なんだなぁ。
「これにシマ~ス!」
「・・・分かった。じゃあ清算を済ませよう」
「テートクはこれで!」
「え!?」
何着か買って外に出た。
店員さんやめテ!?、そんな、
『こんな痛い娘の為に頑張ってるわねぇ~』
みたいな目で見ないデ!?。
シュッ!シュッ!シュッ!シュッ!ポォ~~~ッ!
電線を張り巡るのが遅れていて、電車の代わりに蒸気機関車なる物での移動となった。
まだ、戦後から2年ぐらいだし、線路の敷設がやっとだったのかな?。
というか、この機関車めちゃくちゃ古くない?。・・・あ、戦前は電車が主体だったよねぇ。
現存しているのを引っ張り出してきたのか・・・。
ここ最近、いやこの惑星時間で12年間ぐらい?、は自力移動ばかりだったから新鮮だなぁ。
「温泉楽しみデース!」
「そうだなー。風呂ばかりだったから楽しんで行こうな?」
「ハイ!」
「オオォイイイィィィィィ・・・!!」
ん?、なんか聞き覚えがあるような声・・・。窓を見てみる。
あっ!、整備兵!、あの時の盾に装飾してくれた整備兵じゃないか!。
生きとったんかワレェ!?
装飾してもらった後、隊員達に
『うぉっ!眩しい!。眩しいのは隊長の存在だけにしてくださいよ!?』
って言われて傷ついたんだからね!?。禿げてネェよ!?、どこ見て言ったの、あの隊員達!?
他の隊員達が
『おい馬鹿止めろ!、元々はそんな色じゃないぞ!?』
と言ったの聞いてたよね君!?。
『お前の様な勇士にはこの色が相応しい』
とか言いながらあんな色にしよってからに、黄金色なのは王冠だけで良いっての。
・・・まあ、止めなかった私が全部悪いんですけど・・・。
力説されたから私も納得しちゃったんだよ。
ああ言えばこう言う、で丸め込まれちゃったんだよ。
壊れたからどうしようかな~?、な、今更になってようやく醒めたよ・・・。
あの格好・・・あいつも提督になったんだなー。
自分を宇宙人とかって言ってたな。誰かに弟子入りしてそれが全く抜けないとも言ってたね。
おや?、なんか、必死に逃げてるようだけど、どうし・・・
「待つデース、テートクゥー!」
「気合、入れて、追います!」
「提督!、諦めて俺の父親になれぇ~!」
「おい、馬鹿、止めろ!。俺はまだ認っ知んする気はヌェぞ!?。
俺はまだ永遠のはたt・・・ウオワー!?」
走っていた4人が最終的に取っ組み合っているのが見えた。
・・・・・・見なかった事にしよう、そうしよう。男って大変だなぁ(ガクブル)。
あぁ、艦娘って男性にとって天敵だよね。
今度から寝る前に寝室の鍵をちゃんと掛けておこぅっと。
いや、一度破壊されたし、やらない方がマシか。犯人はイムヤ。
どこかから取り出したるは魚雷、それを扉に ドゴォン! するんだから堪らんね・・・。
しかも爆発音が無音とか、起きるまで気付かなかったよ。
・・・そういや、イムヤの素体渡した男がその素体によって死んだような噂が来てたな。
消息不明だそうだ。・・・イムヤ、恐ろしい娘。
まあね、あの時私の怒りが有頂天だったからね!!。どー~~でも良いんだけどね!!!。
「テートク、基本艦娘は男性に対してアレですからね。しかも貴方は特に、です」
金剛が列車の外でヤンヤ、ヤンヤしている4人を指差しながら言った。
「・・・・・・・・えっ?」
温泉に、着いたぞ~!。・・・帰りは、急いで帰ろう。もう、夕方近くだ。
着信に出ないAI、良くやった!。・・・え?現在地はバレてる?、何で!?。
・・・ヒュ、ゴンッ!
あの時のが位置発信機だった!?。
ミノ・・・いや、レーダー妨害装置とか作動しててバレてないでしょ?
うちの鎮守府だけに位置情報を発信して、向こうも受信出来てるぅ~!?。
ロボットォー!、こんなの作れるの君しか居ないよな!?。
帰ったら注射で栄養剤の刑だからな!。
・・・睦月の雷が落ちるの確定だな。ほんの数秒だけど。
「テートクゥー・・・もう帰りますー?」
金剛が心配して聞いてきた。
「・・・いや、この際だ、温泉は入って行こう」
「・・・はい!」
って、足湯か~い!。
久々に体全体浸かりたかったのに~・・・。
「やっぱりテートクって隊長の頃からどこか抜けてますよネェー」
金剛が隣で足湯に浸かりながら言ってきた。
「いやぁー、今日は色々とすまなかった。思いつきで来るものではないな」
かく言う私も足湯に浸かっている。
「でも、私にとって初めての体験でした!」
とても喜んでいるようだ。
急造の金剛として生まれ、また金剛として戻って来てくれたのだから感慨深い。
「そうだったな」
「買い物が出来たし、収穫は有りましたよ!」
・・・ホントにアレ着るの?、ねぇ?
「・・・そうか。連れて来て良かったよ。さて、帰るか」
「ハイ!。その前にー・・・」
「ん?」
金剛の方を向くと金剛の顔が間近にあった。
・・・金剛に口と口の接吻を受けた・・・
『ヒュー!、若いねぇー』
おばちゃんと呼べるような人達が茶化してきた。
「ムフゥー!」
金剛はやり遂げた顔をしていた。
・・・恥ずかしくないのね、やっぱ子供だわ。
でも、顔が輝いてるな、まるで宝石のように・・・無邪気だねぇ。
あれ!?、金剛の体が発光してるように見えるんだけど!?
あ、収まった。気のせいだったんだろうか?
・・・ま、いっか。宇宙では良くある事だし。
「また旅行に行きましょうね!」
帰りの移動中で金剛が話してきた。
「良いとも。ただ、今度行く時は全員での旅行になりそうだな」
大所帯だしこんな事は滅多に出来ない。
「そうですよネェー・・・」
金剛も理解しているようだ。
「その時は、長期休暇の時だろうし、また君との時間は取るよ」
「期待してますからネ!」
「勿論だ」
さて、帰って来ました、我等が拠点である鎮守府!。着いたと同時に陽が完全に落ちた。
抱えている金剛を降ろして・・・っと。
「て・い・と・く~・・・」
睦月が待機していた。ここに帰って来るのを把握していたんだろう。
ちょっとは怒っている様子だが、そんなにではない。
「睦月、只今帰ったぞ」
普段通りに睦月に言う。
「・・・はぁ、明日は睦月との護衛任務がありますから、ちゃんと起きて来てくださいね?」
「勿論だとも」
「で、金剛の持っている袋は何ですか?」
買って来た物に興味があるようだ。
「これデース!」
金剛が服を見せる。
「・・・うわぁ」
なんとも言えない顔をする。
「睦月もそう思うか?」
私が睦月にボソッと言う。
「・・・思います」
「私の分も買わされたのだが、睦月が着るか?」
「吹雪にあげれば喜ぶと思います」
「睦月は・・・」
「入りません」
「だよなぁ・・・」
金剛が、今の外見に合った美的感覚になるのは、まだまだ先のようだ。
友情出演
ブ○ントさんの喋り方をする宇宙人
深海棲艦との戦争中、整備兵だった
主人公と面識がある
どこかで提督をやっている
艦娘A
艦娘B
艦娘C
ブ○ントさんっぽい宇宙人の艦娘
補足
艦娘の素体
深海棲艦を倒した際に艦娘が稀にドロップされる
1人の艦娘を扱う者につき、同じ艦娘は1人だけ稼動させられる
その為、他者に譲渡して稼動させるのが基本