……似たというか、残りの装者も同じシチュエーションでいいかなぁ?(汗
その日、シキは自室に二人の響を迎え入れていた。時刻は午後十時を過ぎ、後は寝るだけである。響ちゃんと呼ぶようになって既に三か月以上が経過し、無垢な少女だった彼女もすっかり色を知り欲に溺れていた。
それと、彼女達がシキと肉体関係になってから時間経過がずれなくなっていた。それを誰も口にはしなかったが、その理由が確実にシキと男女関係となったからだと察していた。
つまり、もうシキ達の世界と響達の世界は繋がってしまったのだ。繋がってはいけない二つの世界が、である。
「それで、相談って何かな響ちゃん」
「えっと……」
「あのねシキさん。この子がね、シキさんの喜ぶ事を提案してくれたんだ」
「俺が喜ぶ事?」
「そう。ほら」
「……か、要さん、二人の響を同時に抱いてみませんか?」
あまりの事にシキが面食らっていると、二人の響は揃ってパジャマのボタンを外して胸元を見せる。更に両腕を使って乳房を寄せたのだ。
「ごくっ……」
愛する妻とその若かりし頃とを同時に抱ける。それは、本来不可能な事だ。それを出来ると言われ、シキは見る見るうちにペニスを勃起させていく。その怒張を見て二人の響は揃って妖艶な笑みを見せて舌なめずりをする。分かっているのだ。今夜は今まで以上の激しさのセックスになると。
「シキさん、どうです?」
「セックス、したくなってきました?」
「……響、アレを響ちゃんに見せてやって」
「アレ?」
「あはっ、シキさんってば、この子にアレをさせるつもりですか? まぁ、今のこの子なら出来ると思いますけど……」
シキの言葉に首を傾げる響と苦笑して立ち上がる要響。すると彼女は大き目の胸の谷間から待機状態のギアを取り出す。そしてそのまま聖詠を唱えた。
「ギアを……着るんですか?」
「そうだよ。ああいうギアを、ね」
口の端を吊り上げて笑うシキの見つめる先には、ガングニールを纏った要響の姿があった。ただし、その格好は本来のものと同じようで違う。彼女は小さく笑うと右乳房の部分を左右に引っ張ってみせた。
「うわ……」
すると、スリットが入っていたのだろう。少し勃起した乳首が顔を出したのだ。続いて左も同じように乳首を出し、最終的にはヴァギナまで露出させる。見た目が完全なる痴女となったところで、シキが赤い顔でそれを見つめる少女へ告げた。
「これがアレの正体。俺達はスケベギアって呼んでる」
「スケベ、ギア……」
「これのおかげで体のラインが出るでしょ? おかげで裸よりもお尻や胸が強調されるんだ。そうそう、アナルもこうやるとぉ……」
響へ見せるように臀部を突き出してアナルまでも露出させる要響。その眺めに少女は息を呑んで呟いた。
「……凄いエッチ」
「だけど、後始末が楽だよ。どれだけかけられても濡らしても、ギアを消せば元通り」
「し・か・もぉ、これでしてるとセミエクスドライブに途中でなる事が出来るんだ。そうなったら、もっとエッチな気分になるんだよ? それに体がよりスープを求めてシキさんを締め付けるから、余計オチンポを感じられるの」
その内容に響は喉を鳴らした。未知の快感と状態。それに期待しているのだ。それを感じ取ってシキはそっと彼女の両肩へ手を置いて告げる。
「さぁ、響ちゃんもやってみて?」
「……はい」
心の中も頭の中もシキとセックスする事しかない状態で、響は聖詠を唱えた。その直後、彼女の姿は白を基調とした姿へ変わる―――はずだった。だが、実際には通常状態なのに黒い格好となっていたのだ。
「これは……」
「もしかして、イグナイト状態?」
「もしくは、それを模してるのかも。響ちゃんのどこかに、こんな事にギアを使うなんてって気持ちがあって、それが反映された結果変色させたんじゃないかな? 悪い事=黒みたいな感じで」
例えるのならスケベギア・イグナイトヴァージョンだろうか。白黒のコンビとなった二人の淫乱装者を眺め、シキは無言で全裸となる。その反り返るペニスに二人の装者は恍惚の表情で息を吐いた。
「響、響ちゃんを上手くリードしてあげて。こういうのした事ないし」
「はい、分かりました。じゃ、上手く合わせてね?」
「え? は、はい……」
夫婦の会話の意図が分からず、響は首を傾げるのみ。そんな少女に小さく笑みを見せつつ、要響は夫のペニスへ近寄り舌を這わせ始める。そうしながら視線で響を見た。その視線の意味を察し、彼女も少し慌ててペニスへと近寄って舌を這わせ出す。
「レロレロ……このチンポノイズは強敵だからね。常に気を付けてないとダメだよ」
「レロッ……チンポノイズ、ですか?」
「そう。普通の歌じゃ効果がなくて、これを倒すにはすっごい入念な準備をしてから絶唱するんだよ。チロチロ、チュッ」
「そうなんだ。もしかして、それって絶頂する声?」
「ふふっ、そうなんだぁ。だからまずは出来るだけ抵抗できないように疲れさせるんだよ。いっぱぁいお汁を出させて、ね」
「ああっ! そういう事かぁ。わっかりましたぁ」
「じゃ、同時に行くよ? せーのっ……」
「「レロレロレロ……ジュルルル」」
右と左から同時に舌を這わせて亀頭へと向かう二人。そして亀頭に到着するや、そこを軽く吸ってカウパーを啜る。そんな揃った動きを見せ始める二人の装者。
すると響のギアに変化が起きる。両乳首が勝手にスリットから顔を出したのだ。フェラチオによって性的興奮が高まり、乳首が勃起したのである。更にヴァギナの部分からも裂け目が出来ると共に透明な液が流れ始めた。
「ああっ、ダブルガングニールのスケベギア強すぎ! しかも二人の響とか破壊力が凄すぎるよっ!」
人々を、世界を守るシンフォギア。それをセックスのためだけに使い、男に媚びるように見せる。その背徳感がシキの興奮を否応なく高めていた。そして、それは響も同様である。
(どうしよ……こんなのいけないってどこかで分かってるのに、どんどんエッチなおつゆがオマンコから出てくるよぉ。それに、オチンポからいつもよりも美味しい我慢汁が出てくるし……)
ゾクゾクと痺れにも似た何かが背中を駆け抜けるのだ。背徳感による性的興奮からの快感である。その甘く鋭い痺れに理性を溶かし、響はその纏うギアのように黒一色の思考へ染められていく。
何度も何度も舐め上げ、吸い付き、ペニスを愛撫する中で彼女は思うのだ。早く歌いたいと。それは淫らな歌。それは堕落の歌。正義ではなく性技のために歌う、禁断の歌だ。
「そろそろ一度目の攻撃が来るね。受け止めてみる?」
要響の言っている意味を正しく理解し、響は凛々しい顔で頷いた。だが、それも一瞬。すぐに蕩けた顔へ戻るとペニスへ嬉しそうにしゃぶりついたのだ。
しかしシキも易々と射精しないように我慢している。そうする事が二人の装者への何よりの褒美と知っているからだ。そこへ要響が援護に入る。
「行くよ、ちゃんと受け止めてね? ほら、揉み揉み……」
「おうっ……あ、ダメだ……もう……っ!」
陰嚢を優しく刺激し射精を促す攻撃に敢え無くシキは我慢を止めた。そして放たれる大量の精液。それを口いっぱいに受け止め、ガングニールの少女は恍惚の表情で飲み干していく。それと同時に、ヴァギナから愛液をトロリと垂れ流して。
「……どう? もう弱らせなくても大丈夫そう?」
「ダメですぅ……こぉんなに濃厚スープ出すんだもん。もっと出させないと歌を邪魔されちゃいます」
「そっか。じゃ、次は私が受け止めるからね。援護、よろしく」
「ふぁい」
その後も二人の装者によるチンポノイズ攻略は続いた。とはいえ、最初からこれは負け戦だと二人の戦姫も分かった上での行為である。一度ずつ口の中へ精液を出されて飲み込み、体を完全に発情させられたダブルガングニールは、いつしか倒すべき相手と言っていたものへうっとりと頬を擦り付けていたのだから。
「ああっ、熱くて硬くて逞しいよぉ。私の旦那様って最高ぉ……」
「出しても出しても萎えないし、むしろどんどんおっきく強くなってるよぉ。私を女にしたオチンポ、最強ぉ……」
「ほらほら、どうしたの? まだチンポノイズは元気いっぱいだけど?」
「だってぇ、どんなに攻撃しても……」
「ち~っとも効いてないんだもん……」
蕩けた表情で笑う二人の響。その股間のスリットからは雄を誘う淫臭を漂わせ、胸にある左右のスリットからは、大きな突起と化した乳首が刺激してくれと主張している。だけど、見た目だけはギアを纏っているように見えなくもないのだ。こんな劣情を誘う姿は世界広しと言えど彼女達だけである。
(一人でもエロかったのに、同じ顔に同じギアで色違いとかエロさが限界突破だよなぁ……)
しかも、揃ってペニスを見つめて熱っぽい吐息を吐いているのだ。ならばそろそろ頃合いか。そう思ってシキは愛しい淫姫達の頭を撫でる。
「なら、今度はこっちから行くぞ。さぁ、ベッドに四つん這いになるんだ」
「「はぁーい」」
遂に挿入してもらえると、そう思った二人は笑顔を浮かべたままベッドへと乗るや、臀部を突き出すような体勢となった。更に雄を誘うように左右に振って、今か今かとペニスを待ちわびる。
「……これが二つの世界を守った装者なんだよなぁ」
ポツリと呟きながらも、シキのペニスは天を衝かんとするように反り返っていた。本来ならば敵うはずのない相手を二人も前にし、完全に主導権を握っているのだ。雄として猛らない理由がなかったのである。
「シキさん、私からです。その子はまだ若いし経験も少ないから、先に私が相手をしますっ!」
「いえ、こっちです要さん。あっちは私のために色々と教えてくれました。だから、そのお礼に私が次は苦労を引き受けたいんですっ!」
「ダ~メっ! 私っ!」
「いえいえ、私が」
まだプレイを引きずっている要響に合わせるように響も言葉を紡ぐ。だが、どちらも内容は一緒である。要するに先に自分へペニスを挿入して欲しいという事だ。シキはそのやり取りに苦笑しつつ、己の肉杭を入れたいと思う穴へと静かに近づけていく。
「隙だらけだ……よっ!」
「ああああああっ! 旦那チンポ来たぁぁぁぁぁっ!」
「むぅ、やっぱり最初はそっちなんだぁ」
歓喜に震える声で叫ぶ要響とむくれながらも納得する響。そんな二人だが、すぐに同じような興奮状態へと変わっていく。何せ、少女にとっては見た目だけならギアを纏った自分なのだ。それが男に後ろから犯されている。なのに表情はとても嬉しそうで気持ち良さそうに、だ。そんな彼女へ自己投影しないはずがなかった。
「響、どうだ? もう一人の自分に見られながらのセックスは」
「あはぁ! すっごく気持ちいいよぉ。んんっ! シキさんのオチンポがぁ、いつもよりも跳ねてるし硬くなってるもん。ああっ、オチンポイイっ!」
「こらこら、チンポノイズに負けるのか? 負けちゃうのか?」
「うん、負けちゃうっ! オチンポに敗北するっ! チンポノイズに敗北アクメしちゃうんだぁ!」
「敗北、アクメ……」
ジュンと少女の下腹部が熱くなる。このままでは辛いし寂しい。そう思って彼女はシキへと視線を向ける。すると目が合ったのだ。
「……異世界の自分を助けないの?」
「っ! そうですね! 今助けますっ!」
「そうそう、その意気だよ。えー」
「レー……んぅ」
シキと舌を絡めるディープキスをしながら両手で彼の乳首を刺激する響。要響はそれによって硬さを増すペニスによがり、雌の喘ぎ声を出し続ける。
そうなってくるとシキもどんどん興奮していく。片手で要響の臀部を叩きながら、もう片方で響のヴァギナを刺激しながらその乳首に吸い付いたのだ。
二つの同じ声が同じ響きを奏でる。雄の愛を感じ、快楽へ溺れる歌を。そして遂に最初の絶唱が起きた。
「あ、アクメ来るっ……来ちゃうぅぅぅぅぅぅっ!!」
深く打ち付けられた腰と出される精液。それによって白いガングニールは堕ちた。そのだらしなくも美しい雌顔に響は股を濡らす。
「さあ、次は君の番だよ響ちゃん」
「ま、負けない。チンポノイズなんかに絶対負けないっ!」
言っている言葉は勇ましいが、表情は緩み、乳首は勃起し、ヴァギナはトロトロに濡れている上、声はどう聞いてもこれからされる事への期待に満ちていた。そんな彼女へ、雄は舌なめずりをするや先程同様後ろからペニスを挿入するのだった……。
「ああんっ! お、オチンポ凄いっ! 凄すぎるよぉぉぉ! いつもよりも硬くて熱くて最高だよぉ! 負けちゃうっ! チンポノイズに負けちゃうぅ!」
締りのない顔で叫ぶのは、黒いガングニールとなった響であった。口からは涎を流し、目は蕩け、抵抗感など微塵も感じさせない状態である。見事な敗北っぷりであった。何度も何度もペニスによって自分は雌であり、雄には勝てないと刻み付けられ、その脳内はとっくにいつか訪れる射精の瞬間を待ちわびていたのだ。
「そうだよっ! もう響ちゃんは負けたんだ! チンポノイズに負けたダメ装者だっ!」
「ああっ! ごめんなさい! みんなごめんっ! 私、負けちゃったぁ! チンポノイズに負けちゃったぁぁぁぁ!」
「さあっ! 後は完全敗北を認めるだけだよ! ごめんなさいって言いながら、敗北アクメしようね!」
「しゅるっ! しましゅっ! ごめんなしゃいっていいながらぁ、敗北アクメしゅるぅ!」
言っている言葉で段々快感を得てきたのだろう。呂律が回らなくなってきたようで、響の滑舌が怪しくなってきた。その彼女の脳内には、先に絶唱した女性の最後の雌顔が浮かんでいた。
(ああ、私もああなれるんだ。ああしてもらえるんだ! 今までで一番気持ちいいの、体験できるんだっ!)
子宮をノックするピストンの激しさを感じながら、彼女はギリギリまで我慢する。全身を包む強い波に身を委ねないように。それは今ではないと、そう自分に言い聞かせて。
「響ちゃんっ! 響ちゃんっ! うおぉぉぉぉぉぉっ!!」
「ああっ! 来たぁぁぁぁぁぁ!!」
一番奥で出される灼熱の精液。その熱を感じ取り、彼女は遂に我慢を止めた。
「ごめんなしゃぁぁぁぁいっ!!」
全身を駆け巡る凄まじい快楽。その痺れに身を委ね、少女は一つ開けてはいけないドアを開いてしまった。それは、屈服する悦び。本来ならば決してしてはいけないからこそ、感じてしまう魔の快感。
「響ちゃん、どうだった? スケベギアでのシチュエーションセックスは」
「……敗北アクメ、だいしゅきぃ」
「そっか。……今更だけど、こんなのこの子に仕込んじゃって良かったかな?」
とても人に見せられない顔をして悦に浸る少女を見て、若干の後悔を始めるシキであったが、その股間のペニスは未だに反り返っていて、まだしたりないと叫んでいた。
「シ~キさんっ」
「っと、響? もう大丈夫なのか?」
「はい。だって旦那様のスープだし、へいき、へっちゃらです」
「それ、使い所違わない? ま、いっか。じゃ、響ちゃんを仰向けにするからその上にな」
「あー、やっぱりあれやるんだ。交互にオチンポ抜き差し、シキさん好きですもんね」
「まあね。響ちゃん、ちょっと体動かすよ」
「ふぇ?」
ごろんと仰向けにされる響の視界に要響の顔が映る。それに焦点の合っていなかった彼女の目が一気に戻っていく。
「あれ?」
「気が付いた? ここから完全3Pだからね」
「完全3Pって……いつもと違うんですか?」
「……そんなには変わらないかな。でも、格好がこれでしょ? 後は、分かるよね?」
「……はい」
淫靡な眼差しを向け合う二人の響。そう、自分達は装者でありながら倒すべきノイズに敗北した。その続きであると確認し合ったのである。それを聞いていたシキは、少しだけ邪悪な笑みを浮かべるとペニスを二人の間へ滑り込ませた。
「「ひゃあんっ!?」」
「いつまでお喋りしてるんだ? 二人は敗北アクメしたんだぞ? 二度も同じ事をするのか?」
「そ、そんな事ない! もうチンポノイズになんて負けないからっ!」
「そうだよ! 私達は、シンフォギアは絶対に負けないんだっ!」
「……成程。たしかにシンフォギアは負けないだろうね。でもぉ……ふんっ!」
「「はあんっ!」」
ペニスを勢い良く引き抜いただけで陰核を刺激され、呆気なく喘ぎ声を出してしまう二人の響。そんな彼女達へシキはノリノリでこう指摘した。
「今の二人が纏っているのはスケベギアだ! このままチンポで敗北させ続けてセミエクスドライブ……いや、セックスドライブ状態にしてやるからな?」
「「セックスドライブ……」」
その状態を期待するように反芻する二人の響。一人はそれを知らないが故に期待し、もう一人は知っているからこそ期待する。だからだろうか、二人揃ってシキへ顔を向けてこうねだった。
「「もっとオチンポで敗北させて?」」
その一言は、シキの本能へ火を点けるに十分だった。ケダモノとなった彼は、まず響のヴァギナへペニスを突き入れる。そのまま少しピストン運動させたかと思うと、今度は勢い良く引き抜いて要響のヴァギナへ挿入し腰を振った。
そうやってまた同じだけピストン運動をすると引き抜いて再び響へ。交互にペニスを抜き差しながら二つの蜜壺を味わう。対してされる方もされる方でじっくりと炙られるのだ。
「今度は響っ!」
「あはぁ! 来たぁ!」
「っと、今度は響ちゃんっ!」
「んんっ! もっとオチンポぉ!」
「で、また響っ!」
「切ないよぉ!」
「じゃあ響ちゃんっ!」
「寂しいってばぁ!」
「響っ!」
「こっちぃ、こっちに入れてぇ!」
「響ちゃんっ!」
そうこうしている内にシキは今どちらに入れているか分からなくなり始める。そしてそれは二人の響も同じだった。まるで、同時にペニスで愛されているような感覚に陥り出していたのである。
今、ペニスがどちらに挿入されているのか。今、どちらが抱かれているのか。もう本人達さえも分からないまま、三人はどこかで感じ取っていた。これが本当の3Pなのかもしれないと。
「出るっ! そろそろ出るぞぉ!」
「「私っ、私に出してぇぇぇぇっ!」」
「っ! ああああああっ!!」
「「来たぁぁぁぁぁっ!!」」
まるで二人同時に膣内射精したような錯覚に陥りながら、シキは初めての感覚に溺れるように腰を突き出していた。その先にあるペニスは、響へと挿入されていた。
だが、同時に二人の響は声を上げ、絶頂したのだ。双子のシンクロニシティと呼ばれるものがある。それは、離れているのも関わらず、双子の人物が一方の受けた痛みやした動きにシンクロ、つまり同調してしまうという現象だ。今の彼女達はそれに近しい事が起きていたのである。
何しろ同一人物であり、しかも辿った人生もかなり似通っていた。そして、同じギアを纏い同じ男に恋をして結ばれている。その魂が惹かれ合い繋がりを持ってもおかしくないだろう。
それを裏付けるかのように、二人のギアが変化を始める。通常の姿から少々仰々しくなったセミエクスドライブへと。純白と漆黒のガングニールの変化は、まるで羽化のようだった。そう、本当の意味で二人は堕ちたのだ。シキという男の女として。
「っはぁ、はぁ……これ、これ凄い……」
「ふ~っ……ふ~っ……。そう、でしょ? 体中がとっても敏感になるんだぁ……」
「ふ、二人共? 大丈夫?」
まるで熱に浮かされたような声を出す彼女達に心配して声をかけるシキだったが、そんな彼へ二人はゆっくりと起き上がって笑みを見せた。
その姿と表情はまさしく堕天使。淫乱な雰囲気を漂わせ、守護する力を変質させて男を狂わせるものへと変える。十人いれば十人とも発情し、その股間を膨らませる色気があった。
シキもそれにあてられ、ペニスが痛い程勃起していたのだ。それを気付いているのだろう。二人の堕天使は優しく微笑むと、その勃起していて小刻みに動くペニスへスリットから出ている乳首を片方ずつ近付け、擦り付け始めた。
「うあっ……」
「「ふふっ……」」
硬くもありながら温かみと肉としての柔らかさを持つ乳首が二つ、上下にペニスを擦り上げていく。そのもどかしい快感に身を震わせるも、シキは妖艶な笑みを浮かべる二人を見つめる。そんな彼へ二人は揃ってチラリと舌を見せて、吐息たっぷりに顔をペニスへ近付けた。
「見て、チンポノイズが弱ってきてるよ」
「ですね。これなら勝てそう」
「敗北イキ、させようか?」
「雄アクメ、させましょうか?」
悪戯を企むような表情を浮かべ、二人は目を細めて笑う。もう、それは装者の顔ではない。ただの発情した雌だ。それも、いかにもシキを参らせる方向で言葉を述べているが、その実情は彼を興奮させて快楽を貪りたいだけである。
シキもそれを分かっているため、そんな二人の顔へペニスを押し付けて雄々しい表情でこう返した。
「なら、また揃って敗北アクメさせてやる。響、チンポに跨れ。響ちゃん、俺の顔に乗るんだ。絶唱、させてやるよ」
「「っ! ……はい」」
消えかけていた下腹部の熱が甦るのを感じ、二人は惚けた顔で頷いた。今の彼女達はペニスに、もっと言えば雄に屈服される事を望んでいるのだ。普段、装者としては、ギアを纏っている時はなってはいけない状況。それが彼女達に与える背徳感からの快楽は凄まじかったのだから。
横になったシキへ二人はそれぞれ言われた通りに動いた。ペニスをヴァギナで咥え込む要響と彼の顔へ跨る響。セックスをするためだけの強化形態というスケベギア・セックスドライブで、男から与えられる快感を思う存分味わおうというのだ。
「んっ……はぁ~、チンポノイズが復活してるよぉ。んあっ!? こ、腰を掴まれた!? んんっ! 子宮口グリグリズルい! 卑怯だってばぁぁぁぁぁっ!」
「んっ、あんっ、ああんっ、ペロペロノイズも手強いよぉ! はあんっ! そ、そこダメぇ! クリちゃん、舌でツンツンしないでぇぇぇっ!」
始まってしまえば、結局こうなるしかない。二人の装者はとっくに体も心も屈服しているため、どう足掻いても快楽に勝つ事など出来ないのである。むしろ、抗おうとする事が我慢という形で働き、快感をギリギリまで溜めさせてしまい、最終的により一層その体へ快楽を叩き付けて本能へ刻み込む。
自分はペニスに、シキに勝てないのだ、と……。
「響ちゃぁん、キスぅ。キスしよぉ!」
「わ、分かりましたぁ!」
手を繋ぎ合い、舌を絡める二人の響。それがそれぞれの膣壁を収縮させ、シキのペニスを、舌をはっきり感じさせる。その瞬間、彼は内心で二人への愛を叫びながら腰を突き上げ、舌を思いっきり伸ばした。そして、トドメとばかりに射精しながら伸ばした舌で陰核を強く刺激したのだ。
当然そんな事をされれば二人の装者を待っている結末は一つであった。大きく仰け反る事が出来ないからか、彼女達は指を絡め合ったまま強く握り合って、ただ口は離してしまう。その唯一の捌け口から凶悪な快楽への歓喜の絶唱を奏でたのである。
「「ギアセックス最高ぉぉぉぉぉぉっ!!」」
涎や汗を飛び散らせ、白目さえ向きそうな顔で二人は叫ぶ。その内心で思う事さえも一致させて。
―――敗北アクメって、気持ちいい……。
じわりと、また新たに歪む音が聞こえる。一度踏み外した道は、二度と戻る事はなく外れ続ける。天真爛漫だったお日様は、自らを照らし包む存在と出会った事でその黒点を大きくしていく。それを、嫌だと思わず、むしろ良い事と思いながら。
「……響ちゃん、いっそ本気で子作りしてみる?」
その問いかけに、堕ちた戦姫は無言で臀部を突き上げる。それが何よりの答えであった。それに男は嬉しく思ったのだろう。彼女の耳元へ本気の想いを込めて囁いた。
「出来た時は、俺に出来る範囲で絶対責任取るからね」
響のヴァギナがジュンと濡れて、ドロリと愛液が流れてくる。そこには、白濁とした物が混ざっていた。それが意味する事に気付いた要響がポツリと呟く。
―――受精体勢、完了だね。
この後、二人の淫姫は堕ちた歌を響かせながら大いに乱れ舞う。立花響は、その夜を境に更なる華を咲かせる。健康的な美に隠れて雄を誘う香りを放つ、とても淫靡な華を……。
立花響がスケベギアを使用できるようになりました。敗北シチュエーションが好きになりました。Mの気質に目覚めました。