※この作品はR-18です。

淫姫絶頂したいフォギアIF   作:拙作製造機

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もうこうなったら最後まで似た感じで押し切ります。原作乖離をはっきりと表現する描写ですのでね(汗


こうして、私はスケベになりました マリア編

「これでいいかしら?」

「ええ、大丈夫よ」

 

 二人のマリアが見つめているのは姿見。そこに映る彼女達は揃ってギアを纏っていた。それは、防御力など無に等しい状態のギア。そう、スケベギアである。しかもマリアは変色していない。それが何を意味するかと言えば、彼女は最早ギアを使ってセックスを行う事に罪の意識などないと言う事だ。

 

「いい? 絶対に自分から破ってはダメよ?」

「分かっているわ」

「ならいいの。さぁ、行きましょう」

「ええ」

 

 そう言って彼女達は揃って部屋を出る。そこは要マリアの部屋だったのだ。そうして向かう先は当然シキの部屋。ただの女として過ごせる時間と場所は、嘘で塗り固めた人生を歩くしかないマリアにとってまさしく楽園であった。例えそこが常識で見ればそうではないと分かっていても。

 

(ああ、今夜もシキさんに愛してもらえる。またあの熱を、温もりを、愛を注いでもらえるのね……)

 

 じわりと熱くなるヴァギナ。スケベギアの効果で今やマリアの体は普段以上に敏感となっている。そのため、歩くだけで乳首や陰核が擦れて快感を与えるのだ。更に、渇きのような感覚もマリアへ与える。早く子宮へスープを、あの雄の遺伝子をと体が叫び出すように。

 

 部屋に辿り着いたマリアはもう顔が上気しており、今にもシキへ襲い掛かりそうな程理性を失い始めていた。

 

「やぁ、マリアちゃん」

「あぁ……シキさん、会いたかったです」

「ふふっ、素直になったわね」

「俺もだよマリアちゃん。そのスケベギア、よく似合ってる。乳首がしっかり勃起してるし、マンコは涎を流してるね」

「はい。もう交尾したくて仕方ないんです。シキさんのペニスを私のヴァギナでいっぱいジュブジュブしたいのぉ」

 

 言いながらいやらしくがに股となって腰を突き出すマリア。その下品極まりない行動さえもシキを求めるためだ。そう思って彼は嬉しく思ってその怒張を見せつける。彼は裸だったのだ。

 

「いいよ、マリアちゃん。すっかりド淫乱の雌豚になったんだね」

「ああっ! そうなのぉ! シキさんが、シキさんが私をこうしてくれた。本当の私に気付かせてくれたのっ!」

「あらあら、ならマリア? どうすればいいか分かるわね?」

 

 要マリアの言葉に頷くようにマリアはその豊かな乳房を両手で持ち上げるようにする。

 

「シキさん、私、マリア・カデンツァヴナ・イヴは貴方だけの専用生オナホになる事を誓います。いつでも、好きな時にティッシュのように使い捨ててください」

「……そうか。そこまで堕ちる事を望むんだね、マリアちゃん。いや、違うか。俺のマリアよりも下へ堕ちる事で関心を惹きたいんだね?」

 

 シキの問いかけにマリアの顔がだらしなく緩む。彼が自分の意図を分かってくれたのが嬉しいのだ。だからだろう。マリアはほとんど反射的にこう叫んだ。

 

「そうなの! 私は、私を超える! 母であり、妻であり、女であり、性欲処理機になるのぉ!」

「そっか。でも、嬉しいけれどそれは止めて欲しいな」

「え?」

 

 そっとマリアの頬へ手を当てて、シキはその瞳を見つめる。その力強く優しい眼差しにマリアが魅入られるように息を呑んだ。

 

「お前はとっくに俺だけのものだろ。勝手な事するんじゃない」

「っ!? ん~~~~っ!!」

 

 放たれた言葉と直後のキス。それにマリアは全身を震わせながら絶頂した。それを気付いて、シキはそのまま両手でマリアの乳首と陰核を掴むや、強く抓り上げる。その強烈な痛みと快感にマリアは声を上げる事さえ出来ないままで再度絶頂。

 

 それはたっぷり五分は続き、終わった時にはマリアはその場で崩れ落ちた。白目さえ剥いていながら、表情は歓喜そのものというアンバランスさを見せながらだ。

 

「ちょっと。やり過ぎよ」

「何を言ってんだよ。マリアだってさ」

「ああああああっ!!」

 

 シキの片手が要マリアの右乳房を強く握りつぶすかのように掴む。防御力などないに等しいスケベギアでは、これは強烈な痛みとなる。だが、シキは分かっていた。こうされる事で妻がどうなるかを。

 

「マリア? 顔、笑ってるぞ?」

「だ、だってぇ……」

「だって?」

「ひゃあああんっ! 乳首取れるぅぅぅぅぅっ!!」

 

 乳房を握っている手とは逆の手で乳首を抓るシキ。その鋭い痛みに要マリアが涎を流しながら歓喜の声を上げる。完全にMと認めた彼女は、最早痛みに対して寛容であった。それは、夫であるシキが自分にしか見せない顔のもたらすものと知っているからだ。

 

(ああっ、今、シキは私だけにしか見せない顔を見せている。みんながいるところではここまでキツイ事をしてくれないもの……)

 

 恍惚の表情で痛みに悶える彼女へシキはそのままキスをする。まさしく飴と鞭。だが、今の彼女にとっては飴と飴だ。嬉しそうに舌を絡め、シキへもっととねだる。それを意識を取り戻したマリアが見ながら自慰を始めていた。

 

「ズルいっ! ズルいぃ! シキさんっ、こっちを見て! 私をメチャクチャにしてぇぇぇぇっ!」

 

 ギアを破らぬように、でも激しくヴァギナや乳首を刺激するマリア。その様はもう一人の自分への嫉妬に塗れている。それがシキの中にある嗜虐心へ火を点けた。

 

「マリアちゃん、出来る限りのエロい言葉を使ってチンポを欲しがるんだ。それが出来て、俺がその気になったら抱いてやるよ」

 

 その発言にマリアの目が妖しく光る。それが本気かどうかは問題ではないのだ。今大事なのは、シキが抱いてくれる可能性が出てきたという事なのだから。

 

「シキさん、私におっきくてぇ、太くてぇ、逞しいペニスをぶち込んで? この雌豚マンコを躾けて、ご主人様をしっかり教え込んでください」

「だって」

「シキ、あーんな駄目雌にお情けを与える必要ないわ。おねだりをしろって言われてお高く留まってペニス、なんて言うような駄目マゾは」

「じゃ、マリアは何て言うんだ?」

 

 明らかな誘いに要マリアは妖艶で且つ下品な笑みを浮かべてマリアへ流し目を送る。

 

「チンポ。チンポが欲しいの。シキの雄々しくて美味しいチンポ、私のドM雌マンコに恵んで突っ込んでぇ!」

「これが正解、かな? じゃ、マリア、自分でギアを破ってケツを向けろ」

「ええ」

 

 勝ち誇る顔を一瞬だけマリアへ向けて、彼女は自らの手で股間部分のギアを裂いた。その瞬間、マリアは直感で悟る。このままでは自分はお預けを喰らい続けると。

 

「いやぁ! 私も欲しいっ! チンポ欲しいのぉぉぉぉぉっ!」

 

 叫び。無心の叫び。それは、マリアが完全なる雌へと堕ち、人を捨てた瞬間であった。目を閉じて腹の底から吐き出したその声には、最早マリアの女としてのプライドなど欠片も残っていなかったのだから。

 

「……よく言えたね、マリアちゃん」

「ぁ……」

 

 聞こえてきた声にマリアが目を開ければ、そこには雄々しく反り返るペニスがあった。瞬間、嗅ぎ取る匂い。それは強き雄の匂いであり、雌を虜にする魅惑の香りでもある。その匂いの素であるカウパーをうっとりと見つめながら、マリアは再び乳房を両手で持ち上げるようにして告げる。

 

「シキさん、この哀れな雌豚に慈悲を与えてください。その美味しくて雄臭いチンポで、私をもっともっと堕として駄目にしてぇ」

「なら、マリアと同じ事をして媚びるんだ。俺に媚びろ。チンポに媚びろ」

 

 返事さえ返さず、マリアはギアの股間部分を乱雑に破った。その瞬間、大量の愛液がボタボタと床に落ちる。それさえ気にせず、マリアは四つん這いになって臀部を突き出して、更に両手でヴァギナの中まで見えるように開いて見せる。

 

「シキさん、いえご主人様ぁ……その立派でたくましいチンポを入れてください。歌姫なんて言われる私を壊して、ただの雌豚だって教えてぇ」

「いいね、マリアちゃん。じゃあ、耳を貸すんだ。いいかい? 俺がチンポを入れたら……」

 

 耳元で告げられる内容にマリアは全身を震わせる。だが、それは言えないと言う恐怖ではない。それを言う事で得られる快楽を想像しての快感である。

 

「じゃ、入れるぞ。おらぁ!」

「ああっ! 来たっ! 来たぁ! お恵みチンポっ! お情けチンポぉ! 今、私は、マリア・カデンツァヴナ・イヴは、チンポに負けましたぁぁぁぁぁぁっ! オマンコを征服されましたぁぁぁあああああっ!!」

「……遂に言わされたのね。オマンコ敗北宣言」

 

 苦笑しながらかつての事を思い出すように呟く要マリア。彼女も同じ事を言わされたのだ。いや、言わせてもらっただろうか。それ程にあの言葉は屈辱的で、そして魅惑的な破壊力を有している。

 しかも、最後には思い切り陰核をねじるように摘まれるのだ。マリアもそれによって失禁しながら絶頂している。

 

 更にそこへ射精されれば……

 

「はああああああんっ!!」

 

 スケベギアによって一気にスープを吸収。それによる快楽も相まって脳内が焼き切れるかと思う程の強烈な快感を叩き込まれるのである。それは、文字通りペニスへの敗北。もうこのペニスには勝てない。このペニスに従いますという焼印を押されるようなものだった。

 

「マリア、マリアちゃんと一緒になってパイズれ」

「分かったわ。聞いてたわね? ご主人様の命令よ」

「……はぁい」

 

 蕩けた声で返事をするマリアだが、それでもしっかりとその豊かな乳房で右からシキのペニスを挟み込む。すると要マリアも同じように左からもっと大きな乳房で挟み込んだ。

 

「あー、いいな。マリアとクリス以上に興奮するよ。何せマリアが二人だから」

「ああっ、何これぇ……いつもよりもチンポの熱を感じるわぁ」

「このギアのおかげよ。それに、これを着ていれば受精確率が上がるの」

 

 間違いなくマリアの何かが歓喜の叫びを上げた。そう、彼女はもう知っているのだ。シキが調に言った事で、彼が自分達へ責任という形で子作りをしてくれる事を。

 

「ご主人様、お願いです! 私にアリアのような可愛い子を産ませてくださいっ!」

「駄目よ! シキ、私に二人目ぇ! 今度は男の子が欲しいのよぉ!」

「じゃ、ギア装者として雌豚宣言して俺のチンポを見るだけでダメアクメした方に意識を失うぐらい激しい種付けしてやるよ」

 

 これまでの装者達は、その要求にどこかで戸惑いや躊躇いがあった。シキの要求に対して強弱こそあれ抵抗する意思が存在していた。だがマリアは……

 

「私、マリア・カデンツァヴナ・イヴは、ガングニールの装者でありながらチンポに負けた雌豚です。これからもチンポに敗北し続けて負けアクメし続ける事を誓います」

 

 先んじるように宣誓をするもう一人の自分を見て、その瞳に強い力を宿したのだ。ふざけるなと。マリア・カデンツァヴナ・イヴはそんなものではないと。

 

「何を言っているの? それが、それがマリア・カデンツァヴナ・イヴだとでも言うのかしら? 話にならないわね」

「そっか。じゃあ、マリアちゃんの言葉を、本音を聞かせてくれるかな?」

「いいわ。私は、アガートラームの装者であるマリア・カデンツァヴナ・イヴは……」

 

 静かに目を閉じ、彼女は告げる。己が本心を。嘘偽りない自分の本音を。

 

「チンポに服従を誓います。雌豚として目覚めさせてくれたチンポへ感謝し、これから命尽きるまで奉仕し続けて無様アクメを晒し続けますっ!」

「……どう?」

「見事だわ。シキ専用のドM雌豚になったようね」

 

 とうに堕ち切っていたのだ。だからこそ、最初から彼女のスケベギアは白い色を保っていたのだから。そう、彼女の大好きな精液の色に。

 

 蕩けた、締りのない顔を晒してマリアはシキのペニスを挿入される。二度目となるそれに、マリアは声も出せずに全身を震わせた。挿入だけで絶頂したのは初めての経験であり、その原因は彼女が心の底から堕ちたと自覚する事でスケベギアとの同調がより完璧なものとなったためである。

 

「ぉ……ぁ……」

 

 ガクガクと震え続けるマリアを眺め、シキはニヤリと笑みを浮かべるやいきなりのハードピストンを開始。その衝撃と快感にマリアは目の前に星が散ったかのような錯覚を覚えた。その瞬間、要マリアがその乳首を両方共に強く引っ張り上げる。

 

「んひぃぃぃぃぃっ!」

「おおっ、すっげぇ締め付け」

「うふふ、どう? チンポを感じながらの乳首虐め、効くでしょう?」

「あ、貴女……」

「あら、駄目よ。今の私は貴女の姉みたいなものなの。お姉様とお呼びなさい」

「そうだよマリアちゃん。君は俺の子を産むんだろ? ならその先輩でもあるマリアは姉みたいなものだ。さ、呼んでみるんだ」

 

 シキと要マリアから見つめられ、マリアは照れる事もなく疑問符を浮かべたままで告げる。

 

「お、お姉様?」

「ええ、何?」

「っ……お姉様ぁ!」

 

 にこやかに微笑みかけられた事で、マリアの中にあった密かな願望が弾けた。それは、姉という立場からの解放。それをよく知っている要マリアは、ここそとばかりにマリアを完膚なきまでに堕落させにいったのだ。

 

 感極まったかのような呼びかけをするマリアへ、聖母の如き笑みを返して要マリアは容赦なく乳首へ爪を立てた。鋭い痛みがマリアを襲う。

 

「ああああああっ!」

「好きなだけ感じなさい。好きなだけイキなさい。今、貴女を縛るものは何もないわ。して欲しい事は私が察してあげる。貴女は、心行くまで雌豚としての快楽を貪りなさい。シキのチンポを締め付けて、何度でもスープを飲んでいいの。ただし、きちんと雌豚としての礼儀は守りなさい。分かった?」

「わ、分かったぁぁぁぁっ! だからもっと虐めてぇぇぇぇっ!」

 

 そこに、世界の歌姫はいなかった。そこに、銀腕の名を持つギアを受け継いだ装者はいなかった。そこに、二人の妹分を慈しみ想う女性はいなかった。

 

 そこには、快楽を求め無様に鳴く一匹の雌豚がいるだけ。

 

「マリアちゃん、可愛いよ。ずっと大事にするからね」

 

 優しく声をかけながらも、シキのペニスはずっとマリアの子宮を捉えたまま動く事はなかった。カウパーが先付けとして中へと流し込まれていて、それだけで彼女は切ない気持ちとなって悶えそうである。

 

 更には姉と呼んだ相手が絶え間なく与える痛みも大きい。子宮へは甘い飴、乳首へは鋭い鞭。その相互作用でマリアの思考はもうぐちゃぐちゃになっていた。望むのはただ一つ、絶頂したいという事のみだ。

 

「シキさんっ! ご主人様っ! お願いです! イカせて、イカせてくださいっ! 子宮にたっぷりスープをくださいぃぃぃっ!」

「あらぁ? おねだりの仕方が違うんじゃないかしら?」

「そうだね。スープなんて言い方は雌豚らしくないなぁ」

「チンポ、チンポミルクっ! チンポミルクですっ! 子宮に熱々のチンポミルクを注いでマムにしてぇぇぇぇぇっ!」

 

 その訴えに女の目が動き、男が頷く。そして、その時は来た。

 

「おおおおおおんっ! 来たぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 待望の射精。マリアが待ちわびた瞬間である。子宮を沈没しようとするかの如き射精。排卵を誘発させようとする熱と量。それがマリアを満たし、浸らせ、歪める。もう戻れないとはっきり刻み付けるように、シキのペニスが子宮を捉え、彼女の全てを染め上げていく。

 

 だがそれだけでは終わらない。いや、終わらせてもらえない。マリアが射精で絶頂する中でも、乳首への刺激は止まるどころか激しくなっていてシキのペニスを未だに締め付けていたのだ。それにより、彼も射精を終わらせる事なく続けていた。つまり……

 

「だ、駄目ぇぇぇぇぇっ! チンポミルク止まってくれないのぉ! イクっ! イキ続けちゃうぅぅぅぅぅぅっ!!」

 

 言いながら顔を激しく動かしてマリアはまるで拒絶するかのような反応を見せる。だが、その顔は幸せそうに緩み切っており、口元からは涎さえ流していた。スケベギアが吸い続けるスープによる熱と快楽。乳首へ与えられる鋭くも絶妙な痛み。

 

 そして何より、子宮を逃さぬとばかりに突き立てられているペニスの逞しさと雄々しさ。完全に堕落したマリアにとって、最高の状況が整っていたのである。

 

「マリア、舌伸ばせ」

「レロォ……」

 

 ここにきてシキ達も夫婦としての営みを開始した。マリアの上で行われるいやらしい音をふんだんに立てるディープキス。それだけではない。シキの両手が要マリアの両乳首を摘み、抓り、扱く。それに呼応するようにマリアの乳首もまた同じ事をされるのだ。

 

 それは、シキによって狙われた流れ。これまで三度も起きた共感現象。それを引き起こそうとしているのである。そしてそれはいとも容易く実現した。淫乱の気質を強く発揮している二人のマリアは、いきなり感じる強い快感に驚きながらも抵抗する事なく受け入れて絶頂したのである。

 

「「はあああああんっ!」」

「……呆気ないなぁ」

 

 苦笑しつつシキは二人のマリアに起こった事を理解し、ならばとペニスをグリグリと押し付けるように動かす。するとその刺激がマリアだけでなく要マリアへも伝播し、今までにない強烈な締め付けが彼のペニスを襲った。

 

「お~っ、これは完全にシンクロしたな」

「「し、シンクロ?」」

「そう。今、マリア達は感覚を共有してるんだよ。マリア、チンポが入ってる感じ、するだろ?」

「……ええ。してるわ。そう、そういう事」

「もしかして、今の私達は単純に二倍の快感を得られる?」

「そうなるね。中出しの快感も二倍だ」

 

 間違いなくその言葉に二匹の雌は笑った。今の彼女達に快楽を貪る事への忌避感はない。むしろ貪欲に求めるだけである。そうなればどうするかは言うまでもないだろう。二匹の雌は愛する雄へ媚びるように笑みを浮かべ、舌を伸ばした。それはキスをねだるものではないし、ましてやペニスをねだっているのでもない。彼女達がねだっているのはもっと美味しいもの。

 

 そう、精液を飲ませてと言っているのだ。物言えぬ子宮に代わって。

 

「……マリア、マリアちゃん、四つん這いになってそれをしろ」

 

 ペニスを入れたままでシキが告げたのは、自らの意思でそれを引き抜けというもの。普段であれば戸惑い躊躇したはずのそれに、二匹は迅速に対応した。マリアは素早くペニスを引き抜き、要マリアと共に獣のような体勢となって舌を出す。それはさながら発情期の犬。そんな彼女達の前に愛液と精液でコーティングされたペニスが突き出される。しかも、今にも鼻に付きそうな距離で。

 

「待て」

「「はっ、はっ、はっ……」」

 

 完全に彼女達の気分は雌犬であった。大好きな飼い主に大好物をお預けされている、美しい雌犬二匹。それを眺め、シキはニヤリと笑みを浮かべて声を発した。

 

「伏せ」

 

 言われるままに動く雌犬二匹。そこに人らしさなどなかった。そこに、歌姫らしさなどありはしなかった。あるのは、本能に従い命令に従う、賢く美しい淫乱犬としての在り方である。

 

「賢くて可愛い雌犬だな。そんなにこれが欲しいのか?」

「「くぅ~ん……」」

 

 命じられていないのに彼女達は言葉を使わなかった。分かっているのだ。それをすれば目の前のご褒美は独り占めされてしまうと。いくらシンクロしているとはいえ、味まで感じられるかは分からない。であれば、決して渡す事は出来ないというのが彼女達の本音である。

 

 ヴァギナから愛液をダラダラと流し、口からは涎をダラダラと流し、二匹の雌犬は体を伏せたまま上目遣いでペニスを見つめる。それだけが今の彼女達に許されたアピールであったからだ。

 

「……ギアが泣いてるよ。こんな雌に使われるなんて。しかも、マリアちゃんのは妹さんの形見じゃないか。それをこんな事に使っていいのかい?」

 

 マリアの心を穿つ内容だったはずのそれは、今の彼女には届かない。何せこうマリアは考えていたのだ。

 

(セレナは、私の幸せを願ってる。なら、これも許してくれるわ。だって、今の私はこんなに幸せなんですものっ!)

 

 堕落し切った聖母に、もう良識は残っていなかった。自分の都合良く解釈し、妹の想いさえも歪めてしまう。淫魔となったマリアは、欠片として良心を痛める事もせず、ただ快楽のみを求めていたのだ。

 

「ふむ、どうやらマリアちゃんも腹を括ったみたいだね。じゃあ……」

 

 自分の言葉に表情一つ変えず、蕩けた顔と目でペニスを見上げ続けるマリアからその内心を察してシキは満足そうに頷く。そして、その時はきた。

 

「よし」

 

 瞬間、弾かれるように二匹の雌犬がペニスへ襲いかからんとばかりに迫り、その舌を這わせた。感じる味は、極限まで焦らされた事で恐ろしい程の美味となり、二匹の思考をドロドロに溶かしていく。ピチャピチャと音を立ててペニスを舐め回す姿は、まさしく犬であった。

 

「よーしよし、いい子だ。どうだ? チンポ美味いか?」

「「わんっ!」」

「そうかそうか。じゃあ、マリアはしゃぶっていいぞ。マリアちゃんは袋を舐めようか」

 

 頭を撫でられ、シキに喜ばれ、二匹の雌犬は心の底から嬉しく思って笑みを浮かべる。そこへ来た命令に二匹は一声鳴いて動き出す。強い愛情を彼女達へ向けるシキから出るカウパーや汗は、スケベギアを纏った二匹にとって甘露と評する味であった。

 

 今の彼女達ならば、それこそ彼の排泄物であっても抵抗なく味わうだろう。それ程までにスケベギアとシキの能力はマリア達と相性が良かった。彼の全身を隈なく舐め回す事さえ可能とし、更なる従属性を与える事が出来るのだから。

 

(ああ、何て美味しいの! 今までで一番美味しい我慢汁だわぁ!)

(袋の皺の一つ一つを伸ばすように舐めているだけで、どんどんいやらしい汁がオマンコから流れていく……。当然よね。だって、こんなに美味しいのだものっ!)

((私のご主人様、大好きっ!))

 

 二匹仲良く奉仕を続ける雌犬達は、とてもだらしない表情でシキを見上げる。それに気を良くした彼は、より旨味を増したカウパーなどを出してより彼女達を夢中にさせる。それがまた彼女達の奉仕へ熱を与え……と繰り返し、シキが奉仕を止めさせる頃には二匹は完全に出来上がっており、愛液で水たまりを作る程になっていた。

 

「こんなに綺麗にしてくれて嬉しいよ、マリア、マリアちゃん。でも、駄目じゃないか。こんなに床を汚しちゃ」

 

 その言葉で二匹は確信する。これはお仕置きの流れだと。だからこそ見せるのは喜び。嬉しさ。そこに負の感情など微塵もない。あるのはただ正の感情だけである。

 

「何だ? お仕置きされたくてこうしたのか? ん?」

 

 その問いかけには首を横に振る。そう、現状は狙ったものではなく自然となったものだからだ。

 

「でも、お仕置きはされたいのか?」

 

 その問いかけには首を縦に振る。それは紛れもない事実だったからだ。

 

「仕方ないなぁ。なら、お望み通りにしてやるよ。ほら、さっさとベッドへ移動してケツを向ける形で重なるんだ。マリアが上で下がマリアちゃんだ。それと、ここからは人の言葉を使うんだぞ。意味、分かるな?」

「「はい、ご主人様」」

 

 こうしてベッドの上に折り重なる二つの雌オナホが出来上がる。大事な部分を隠す場所だけ破られ、その引き締まった臀部を強調するように薄くギアが覆っている、装者オナホとでも呼ぶべきものが。ガングニールの黒とアガートラームの白。その正反対の色に身を包みながらも、それを纏う者は揃って同じ淫魔である。

 

「じゃ、さっきマリアちゃんには中出ししたから次はマリアだな」

「ああっ! 嬉しいですご主人様!」

 

 歓喜の声を上げる要マリアだが、それを聞いてマリアも黙ってはいなかった。

 

「ご主人様、一度子を産んだオマンコよりもまだ子を産んでいないオマンコを孕ませる方が楽しめると思います」

「へぇ……」

「それに、私はそういう意味ではまだご主人様に征服され切っていません。どうか完全征服してください」

「ご主人様、こんな小娘の言う事へ耳を傾けてはいけません! 二度連続でもらっておきながらこの言い方。完全に増長していますわっ!」

「何よっ! お姉様こそアリアを産んでおきながらまだ子を望むなんて! 私だって可愛い子供が欲しいのにっ!」

 

 雌同士の争いをシキは少しだけ静観する事にした。初めての展開だったのだ。これまでの三組はなんだかんだで仲良くしていた。何故一番年長であるマリアがこうなるのか。それをシキはこう読んでいた。

 

(多分、二人して俺に抱かれる時は甘えてるんだな……)

 

 そしてその争いはまだ小規模のものであるとも。何故なら彼女達は一度として折り重なった状態から動こうとしていなかったのだ。

 

 その後もしばらく雌の言い争いは続いた。しかしシキは見ていたのだ。その言い合いの中でもしっかりと愛液を流す二つの穴を。それが何を意味しているか。何を期待しているのか。それらを察した時、彼は大きなため息を吐いて言い放つ。

 

「そんなにキツイお仕置きをして欲しいのか、お前達」

「「ぁ……」」

 

 漏れた吐息には、明らかな喜びの色が滲んでいた。気付いてもらえたとの喜びがそこにある。

 

「おい、こんなにマン汁垂れ流してどうした? 子供が欲しいんじゃないのかよ、ああ?」

「っ! そ、そうなの! 私はアリアみたいな可愛い子供がはあんっ!」

 

 言葉を遮るようにマリアの臀部が強く叩かれる。シキが平手打ちしたのだ。

 

「子供が欲しいならマン汁垂れ流す必要ねーだろ。ただ言葉として言えば済む話だ。違うか、ん?」

「ああっ! お尻っ! お尻が熱いのぉ!」

 

 何度も何度もスパンキングするシキ。その過激な愛撫でマリアの臀部は赤くなっていく。だけども止めてとは言わない。それどころか声に甘い響きが混ざっていく。そう、実はスパンキングされているのは彼女だけではない。正確には彼女だけなのだが、その痛みを感じているのはもう一人いたのだ。

 

「こ、これ凄いっ! 痛みが二重に襲ってくる……っ!」

 

 マリアが受ける痛みが同時に要マリアを襲い、その痛みをもう一度互いにフィードバックする。つまり一度で二度体験しているのである。しかもマリアの臀部がジンジンと痛むとそれさえも同調する訳で、要は継続的に痛みによる快感を受け続けるのだ。

 

「おらっ! おらぁ! お前ら雌豚が子供が欲しいだけでケツ振るのか? 違うだろ! チンポが欲しくてケツ振るんだ! 違うのか? ああっ!」

「「はいっ! そうなんですっ! 私はチンポが欲しいだけの卑しい雌豚ですぅぅぅぅぅっ!!」」

「やっと素直になったな! なら待望のチンポ様だ! 喜んで味わ、えっ!」

「「ああああああっ! チンポ来たぁぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 要マリアへ挿入されるペニスだが、その感覚を同時にマリアも感じて絶叫する。更にカウパーを吸い取る事で得られる感覚も共有し、彼女達は同時に潮を吹いた。それは裏を返せば強烈な膣内の痙攣を意味する。そうなれば……

 

「うおっ!?」

「「イグゥゥゥゥゥゥッ!!」」

 

 子宮めがけ放たれる濃厚な愛情たっぷりのスープ。その味と熱に二匹の淫魔は三度絶頂。そして、そのギアが変化を起こす。誰よりも淫乱に、貪欲に快楽を貪る事でスケベギアとのオーバーシンクロを起こした結果だった。

 

「はぁぁぁぁ……何ていい気分なのぉ……」

「本当に……まるで全身がオマンコになったみたい……」

 

 うっとりとしながら二人のマリアは声を出す。その声は男を誘い喰らい尽くすサキュバスそのもの。だが、彼女達を使役する男はそれを物ともしないインキュバスである。まさしく結ばれるべくして結ばれた関係であった。

 

「ギアが変化したみたいだな。マリア、マリアちゃん、一旦全身を見せてくれ」

「「ええ」」

 

 シキの声から荒々しさが消えた事を感じ取り、二人もまた意識を切り替えた。ここからは再び優しく愛し合う時間だと気付いて。

 

 二本の足でしっかりと床を踏みしめた二人の姿は、とても淫靡なものだった。本来であれば神々しさを漂わせるはずのセミエクスドライブは、通常よりもその肢体を締め上げるように体へフィットして乳首や乳房、腰回りなどを強調。防御力ではなく感覚をより鋭敏化して、雄の一切を喜ばし求める思考へと変えた事を示すように下腹部に子宮型の模様を浮かび上がらせていた。

 

「おお、最高だよ二人共。見てごらん?」

「凄いわ、シキ。こぉんなにチンポが反り返ってる……」

「見事で立派で惚れ惚れしちゃう。さすがです、シキさん」

「じゃあ、もう一度あれをお願いしようかな? とてもチンポによく効く宣誓を、さ」

 

 その瞬間、二人の模様が淡く光る。雄の求めを感じ取り、雌達に強い快感を与えたのだ。その快楽に仰け反ってしまう二人だが、それでもすぐに顔を前へ向けるや揃って彼へ臀部を突き出すようにして四つん這いになる。

 

「「私達は、チンポに敗北し服従を誓った雌豚装者です。これからはいつでも、どこでもチンポの事だけを考えてオマンコします。生ハメオナホとして、永遠にチンポへ媚び続ける事を誓います」」

「……なら、下品にケツを振って」

「「はぁい」」

 

 まるで打ち合わせたかのように左右逆に臀部を動かし始める二人のマリア。堕落した事を示すようにそのヴァギナは涎の如き愛液を流し続ける。それをある程度眺め、シキは頷いた。

 

「じゃあ、広げて見せて?」

 

 即座に両手を使ってヴァギナとアヌスを広げて見せる二人のマリア。烈槍と銀腕は既に腐敗し朽ち果てた。当然だ。彼女達は強くはなかった。ただ、強くあろうとしていただけなのである。故に寄り掛かってもいい場所が、時間が、相手が出来ればそれは容易く折れてしまう。

 

 甘く優しい愛を形にした、スープの前では。

 

―――アナタぁ、その逞しい槍で貫いてぇ。

―――シキさぁん、その鋭い刃で突き刺してぇ。

 

 淫魔の宴は、まだ始まったばかり……。




マリア・カデンツァヴナ・イヴがスケベギアを使用出来るようになりました。スケベギア・セクスドライブが可能になりました。ドMとして完全覚醒しました。
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