「どう、デスか?」
そう言って切歌は自分を見つめるシキへ問いかけた。今、彼女はあの日から密かに練習していたストリップを見せていたのだ。最初のぎこちなさは今は薄れており、中々年齢にしては見事な妖艶さを醸し出す事が出来るようになっていた。
「うん、とても魅力的だよ。見てごらん」
「おおっ、オチンポビンビンデスね」
「教えた甲斐もあったと言うものデス。さて、じゃあどうするデスか?」
「デスか?」
二人の切歌からの全裸での問いかけ。もう彼女達の待ち望む言葉は一つである。だが、これまでの事でシキはすっかりスケベギアを纏わせての同一人物との3Pに味をしめてしまっていた。
「それなんだけど、切歌、あのギアを」
「了解デスよ。さ、見てるがいいデス。これが、イガリマに秘められた禁断の姿デス!」
要切歌が口ずさむ聖詠。それが呼び出すは、緑が基調のイガリマのギア。ただし、その鎧となる部分は悉く失せて、ほとんどコスプレレベルである。
「えっと……どの辺が禁断デスか?」
「よく見てごらん。ちゃんと切歌ちゃんには分かるはずだよ」
「どれどれ、デス」
言われるままギアをまじまじと見つめる切歌だったが、すぐにその異常性に気付いた。
「な、ナンデストぉ!? ち、乳首が浮き出てるデス!」
「そう、これがスケベギアデス」
「スケベギア……」
「簡単に言えばエッチ用のギア。いつもよりも気持ち良くなるし後始末簡単っていうね」
「……どうやってなるデスか?」
真っ先に出るのが使用方法な辺り、もう切歌も他の装者達同様セックスに溺れていると言える。極めつけは、その方法を聞いて迷う事なく聖詠を口ずさんだ事か。ギアをセックスへ使う事への嫌悪感など皆無である証拠であった。
元々無垢な切歌である。愛し合う事への忌避感などあるはずもない。ギアをセックスに使う事への抵抗感もなく、ただ純粋に色欲へ溺れる事が出来たのだ。
「出来ました。ただ、これ……んんっ、着てるだけで感じちゃうデスよぉ」
「それがスケベギアだからね。勿論それだけじゃないんだ。ほら」
そう言ってシキはズボンを脱いだ。それだけで切歌はしっかりとその雄の匂いを嗅ぎ取る。その瞬間、切歌は下腹部が叫ぶ声を聞いた、気がした。
「どう? いつもよりもスープ、欲しくない?」
「欲しいデス。今すぐにオチンポ入れてズンズンして欲しいデェス」
「ふふっ、ならこうするといいデスよ?」
もうスケベギアに同調して蕩けた顔をする切歌へ、アドバイスを送るように要切歌がギアの腹部へまるでダメージを受けたように切れ目を入れた。
「え? そんな簡単に裂けちゃうデスか?」
「そうなんデスよ。スケベギアは戦うためじゃなく子作りするためのギアデス。だから防御力なんて必要ないんデスよ」
「切歌ちゃん、同じような場所に切れ目を作ってごらん」
「分かったデス」
言われるまま、切歌は腹部に切れ目を入れていく。それは、まるで戦闘で傷付いたような見た目となる。やがてシキの目の前にはまるで武器を奪われ、傷を負った装者が二人いるかのような光景が広がった。
「こんなもんデスかね? どうですか、シキさん」
「うん、十分だよ。さすが切歌だな」
「お兄ちゃん、アタシは? アタシはどうデスか?」
「切歌ちゃんもバッチリだよ。とてもいい感じ」
「えへへ」
二人揃って腹部に二ヶ所の切れ目、胸部にはやや大き目に一か所の切れ目がある。へそや乳房の下が見えるようなそれはとても扇情的と言える。更に臀部にも一か所切れ目を作り、ダメージ加工としては完璧な出来であった。
シキもその全身を見て満足そうに頷き、要切歌へ目配せ。それがプレイ開始と分かった彼女は、一度だけ妖艶に笑みを浮かべるもすぐに真剣な表情へ戻して切歌を背にするように構えた。
「へ? へ?」
「大丈夫デスよ。アタシに任せておくデス。いいデスね?」
「あ、はいデス」
事情が分からず疑問符を浮かべる切歌へそれらしい言葉で様子見をするように告げ、要切歌は優しく笑みを向けてから再びシキを睨むような眼差しを向けた。
「一体何をするつもりかな? 武器も失って、ギアもボロボロ、絶唱さえも封じられた君達に勝ち目はないよ」
「……この子だけは、助けてくださいデス。アタシはどうなってもいいデスから」
「えっ?」
二人の会話についていけない切歌であったが、何となく流れからこのままでは自分はセックスしてもらえない事だけは悟ったのだろう。慌ててシキの前へ飛びだしたのだ。
「ダメデスっ! そんな事させないデスよ!」
「へぇ、これは健気だ。お前を庇ってくれてるじゃないか」
「下がっててください。ここはアタシに任せて」
「嫌デス! アタシだけ何もしないでいるなんて嫌なんデスよ!」
「切歌……分かりました」
見事に天然でプレイに合わせた切歌に合格の微笑みを向け、そっとその体を後ろから抱き締めた要切歌はこう囁いた。
「このまま二人でエッチな事するデスよ。ただし、嫌々デス。気持ち良くなるのはいいデスが、絶対ノリノリになっちゃダメデス。それは、シキさんが合図してからデスよ?」
「……分かったデス」
一度だけ見つめ合って頷き合うと揃って敵を見るようにシキを睨む二人。だが、その二人へシキは下衆な笑みを浮かべて勃起したペニスを見せつける。一気に二人の鼻腔を襲う濃い雄の匂いがその表情を緩めてしまう。それを見て、シキはより笑みを深くした。
「そんなにこれが良い匂いかい?」
「っ!? そ、そんな事ある訳ないじゃないデスかっ!」
「そうデス! あまりの匂いに鼻が曲がりそうデスっ!」
「そうかそうか。なら、これを舐めてもらったらどうなるんだろうね? ああ、勿論拒否すればどうなるか、分かっているだろう?」
「……やるデスよ」
「はいデス」
シキの事を横目で睨み付けながら、二人の切歌は勃起してカウパーを垂れ流すペニスへ舌を伸ばして舐め上げる。その瞬間、切歌は思わず目を見開いた。
(お、美味しいデェス……。いつもよりも体が熱くなるデスし、オマンコがうずうずしちゃうデスよぉ……)
スケベギアによる体の飢え。それが切歌の思考をあっという間にセックス一色へ染め上げる。それをシキも分かっているのだろう。切歌が熱心にフェラチオをするのを見て苦笑気味に口を開いた。
「おや、どうやらこっちのお嬢さんはチンポが気に入ったようだ」
「っ!? こ、これは違うデス。早く終わらせようと思っただけデスよ」
「成程。では、亀頭の部分を舐めてくれるかな? その方が早く終わらせる事が出来るぞ」
「切歌、ダメデス。ここはアタシに」
「で、でも……」
舐めたい。しゃぶりたい。その想いが切歌の中に渦巻く。生まれる葛藤が傍目には別の意味に見える。勿論シキ達にはその内心が見え見えであるが、それでも戦姫であろうとするかのような切歌に合わせていた。
「中々麗しいやり取りだけど、こっちは生憎待ってられないんでね。よっと」
「むぐっ!?」
「ああっ!?」
シキは切歌に見せつけるように妻の口へペニスを強引に―――見えるように―――ねじ込んだ。すると、要切歌の表情が一瞬にして緩む。それどころか言われてもいないのにしゃぶり始めたのだ。しかも下品な音を立てるように、味わうように。
「な、な……」
「驚いているみたいだね。カラクリを教えてあげよう。俺の体液は媚薬と同じ効果を持ってるんだ。だから直接摂取すればこんなものさ」
そうシキが話している最中も要切歌は夢中でフェラチオを続けていた。その蕩けた表情に切歌は拳を握り締める。ズルいと、そう思って。だが、彼女は直感で察していた。ここで自分が本音を言ったら本当にそのまま向こうにペニスを独占されると。
「卑怯デス。そんな能力で女を狂わせるなんて、最低デス!」
「最低、か。なら……」
「っぷは……あ、あれ? アタシは……」
やや力ずくでペニスから顔を離されて要切歌が正気に戻る。だが、その視線は未だ反り返るペニスへと熱っぽく注がれていた。
「見てごらん、この顔を。これが無理矢理フェラチオをさせられた女の顔かい?」
「そ、それはそっちの能力で……」
「なら、君はこうならないんだね?」
来た。そう切歌は思った。だからこそこれまで敵へ見せた以上の鋭い表情で睨みつけた。
「当たり前デスっ! イガリマの装者、舐めるなっ! デス!」
下品な音が響く室内。まるでわざと音を立てているようなその濁音は、男のペニスをしゃぶり、啜り、舐め回している音である。その音を出しているのはイガリマを纏いし少女。
「どうだい? 美味しいだろう?」
「っぷは、はいデスっ! オチンポ美味しいデス! これに勝てる女はいないデス!」
「うんうん、いい子だ。さぁ、もっと味わうんだ」
「はいデェス。はむっ! ジュルルル!」
蕩け切った顔。媚びる声。戦意などとっくに失った彼女は、最早ペニスの奴隷である。乳首は勃起し、股間部分のギアが変色している程愛液を垂れ流し、切歌は先程までの啖呵はどこへとばかりに情けなくペニスを貪っていた。
「な、何て卑劣デスか。そんな歳の子に媚薬紛いの体液を与えるなんて……」
「で、そんな卑劣漢に君は何をされているんだ?」
切歌への嫉妬混じりの言葉。それにシキは楽しげに笑みを返して要切歌を見つめる。今、彼女は彼の手により乳房とヴァギナを愛撫されていたのだ。
「そ、それは……」
「それは?」
「い、言えないデス」
「言うんだよ。言わないともうしてやらんし、チンポもなしだ」
「っ!?」
「さ、どうする?」
「ぁ……」
止まる愛撫。体を包んでいた甘く優しい快感が消える。そこへ聞こえてくる切歌が美味しそうにペニスをしゃぶる音。それでもきつく口を閉じて彼女は耐えようとする。が、そんな彼女だけへ聞こえる囁きがあった。
「もう、切歌はお芝居しなくていいよ。……正直に言えたらチンポを舐めさせてやってもいい」
「っ……そういう、事デスか」
チラリと視線を動かせば切歌は完全に素に戻っている。ここからはプレイでなくてもいいと判断された。そう考えて要切歌はシキへ抱き着いた。
「オマンコぉ、オマンコを手でグチュグチュされて感じてたデス。おっぱいもいっぱい可愛がってもらえて嬉しかったデスよぉ」
「うん、よく言えたね切歌。じゃ……」
「はあんっ! また、またしてもらえたデス! オマンコとおっぱい、沢山可愛がってもらってるデェスっ!」
その心からの歓喜の声に切歌が視線をやっと動かした。その見つめた先にはシキに愛撫されだらしなく喜ぶ一人の装者。そして彼の視線も彼女へ向けられている。つまり意識までも向けているのだ。それが急に切歌の中から熱を奪う。口の中で味わうカウパーさえも美味しくないと思ってしまう程に。
「……何で、何でデスか? どうしてこっちを見てくれないデスか?」
「ん? 決まってるじゃないか。こっちはもう我慢するのを止めたからだよ。装者としてのプライドを捨てて女として可愛がられる事を選んだのさ」
「んんっ! そ、そうデス! アタシはエッチな事をしてもらう事を選びましたぁ! オチンポでエッチな歌を歌う事を選んだダメ装者デスよぉ!」
「ダメ装者……」
「そう。オチンポの事しか考えられないオマンコ装者ってとこかな」
「オマンコ装者……」
ドクンっと切歌の中で何かが脈打つ。それは堕落の胎動。シキの口から放たれる単語を反芻する度に胸の奥が、子宮が疼き出すのだ。視界に映る自分の成長した姿が見せる痴態。その嬉しそうで蕩けた表情がそれを余計助長する。
(アタシもダメになったら、お兄ちゃんが可愛がってくれるデスかね? ダメ装者のオマンコ装者になったら……)
キュンと子宮が疼き、切歌の思考へじわりと黒いものを滲ませる。どこかでそんな事はダメだと歯止めをかける切歌がいる。ギアをセックスに使うのはいいが、装者としての在り方をそういう事へ持ち出すのはダメだと。それはまさしく切歌の良識と言えた。
切歌が身動き出来ない内に目の前では夫婦の交わりが始まっていた。ペニスを後ろから挿入され、要切歌はその大きな乳房を揺らして喘ぐ。ギアは切れ目を大きくしていき、まるでそれがそのまま本人の理性の綻びのようにも見える。
「切歌、教えてあげたら? 今の気分はどう?」
「最高デスっ! ダメセックス最高デスよぉぉぉぉっ! オチンポを子宮で感じられるし我慢汁をゴクゴクするだけで何度だってイケるんデスっ! ああっ! スケベギア最高デェェェェスっ!」
「よく言えたね、切歌。さあ、ご褒美だっ!」
「おおおおおおおおっ!!」
射精された事で仰け反って叫ぶ要切歌。その絶唱は切歌の良識へ響き渡ってダメージを与える。今まで聞いた事のない声だったのだ。まるで獣の叫び。雄から愛される事を心の底から喜ぶような歓喜の声だった。
「切歌ちゃん、君も同じ事されたい?」
「ぁ……」
じわっと切歌の中の良識が弱くなる。見せつけるようにその視界に現れるペニスはとても雄々しく反り返っている。更にその全体には愛液と精液をコーティングされて淫靡な見た目をしていた。鈴口からは射精の残りの精液が流れており、それの強い匂いが切歌の鼻腔をくすぐる。
「装者としての、君の気持ちを聞かせて?」
「アタシは……装者としてのアタシは……」
装者。その単語が彼女の消えかける良識を奮い立たせる。だが、それはクリスのような強い気持ちではない。あくまで良識の範囲内のものである。つまり、どういう事かと言えば……
「ギアをエッチに使うのはいいデスけど、装者としてエッチするのは何か、違う気がするデス」
というぐらいの弱いものであった。シキとしてもその切歌の答えはらしいと思って微笑んだ。なのでこれまでの事で学んだ堕とし方を実行に移した。
「切歌ちゃん、立派だよ。だからこそ、俺はそんな君も抱きたいんだ」
「へ? そんなアタシも、デスか?」
「うん。装者としての切歌ちゃんも俺のものにしたい。君の全てを、俺に委ねて欲しいんだ。ダメかい?」
クリスが堕ちた文句であった。だが、シキの偽らざる本音でもある。当然こんな言葉をかけられて切歌がどうなるかは言うまでもない。良識は沈黙し、それどころかその申し出に応じるよう後押しする始末だったのだから。
「ダメじゃないデスっ! 喜んで委ねるデス!」
「ありがとう、切歌ちゃん。おいで?」
「はいデスっ! お兄ちゃん、大好きデス!」
もう芝居は終わり。そう感じ取って切歌はそれまでのものを解放するように笑顔を浮かべてシキへ抱き着いた。そして優しく口付けをされる。それだけで切歌の中には一切の罪悪感も背徳感もない。ただ純粋に愛される喜びを感じるのみであった。
「切歌ちゃん、ちょっとお願いがあるんだけどいい?」
「何デスか?」
そうして囁かれたお願いは、今の切歌にとっては何の躊躇いさえ感じさせる事ない内容であった。それに気を良くしたシキは妻へも同様の願いを頼む。イガリマの装者二人は愛おしい男の頼みを聴き入れ、彼の目の前に揃って立った。
「「アタシは、オチンポにハメられるためのオマンコ装者になります。ダメアクメをしてスケベな絶唱をし続けます」」
「……最高だよ二人共。さ、最後の仕上げをよろしく」
「「はいデス……」」
恍惚の表情で二人は自らのギアをゆっくりと裂いて乳房を露出させる。それだけではない。切歌はヴァギナも見えるように裂いていった。まさしく堕ちていく様であった。自らを守るギアをその手で破壊していく事。その目的は快楽を得るためだ。
シキの目の前に立つ二人の装者。魂を刈る鎌であるイガリマ。なのにその気高い魂を逆に刈り取られてしまい堕落した女神二人。そのヴァギナからは男を誘う蜜を垂れ流して、表情には雄へ媚びる笑みを浮かべていた。
「じゃあ、早速ハメさせてもらおうかな。切歌ちゃん、おいで。切歌は一緒に切歌ちゃんを可愛がろう」
かくして堕ちた装者となった切歌はシキに抱かれる事となる。その抱かれている間、切歌はスケベギアの恐ろしさを身を持って味わう事となった。
(凄すぎるデスっ! いつもよりもオチンポを感じてるデスよっ! ああっ、勝手に体がスープを欲しい欲しいって叫んでるデスっ!)
これまでも何度も交わってきた切歌。それでも分かる異常さ。スケベギアを使ったセックスに純真無垢だった少女はあっさりと溺れ始める。可愛らしい乳房を揉まれ、子宮をペニスで揺らされ、全身は強くも優しいあったかい快楽に包まれながら。
「シキさん、そろそろスープを御馳走してあげるデスよ。もう乳首がトキトキで限界みたいデスし」
「だろうね。さっきからずっとマンコが凄い強さで締め付けてくるんだ」
「じゃ、おねだりして美味しいスープをもらうといいデス」
「ああ、聞かせて欲しいな。切歌ちゃんのエッチなおねだり」
騎乗位で繋がっているため、シキの楽しみにしている表情は切歌にはしっかり見えた。だからそれに応えるように少女は笑う。蕩けて緩み切った堕落の微笑みで。
「お兄ちゃん、お願いデス。アタシの子宮に熱くて美味しいスープをくださいデス。歌鈴みたいな可愛い赤ちゃん、産みたいんデス。お願いします」
「可愛いなぁ。でも、ちょっと物足りない。切歌、アドバイスしてやって」
「了解デスよ。いいデスか? こういう時は……」
耳元で行われる淫魔のレッスン。その教えを砂が水を吸うように吸収し、切歌は再度シキへ告げる。
「お兄ちゃん、お願いデス。アタシの子宮に熱くて濃くて、とっても美味しいオチンポミルクをくださいデス。歌鈴みたいな可愛い赤ちゃんを孕むまで、何度も何度もダメアクメします。だから、いっぱいオチンポで愛してくださいデス」
「ああっ、堪らないよ切歌ちゃん。切歌、クンニするからおいで」
「えへへ、待ってましたデスよ」
すぐに響き渡る同じ音色の喘ぎ声。共に同じ男に愛される事を望み、その温もりを求めた二人の切歌。共に彼に求めたのは父性。だからこそ、今の父としても夫としても完成されつつあるシキはとても理想的だった。
切歌が兄と呼び、要切歌は夫と呼ぶ。だけども、その内面で思うのは父なのだ。幼い頃いなかった父性を、今の二人は愛する男から与えられているようなものなのだから。
(くる、くる! きちゃうデス! とっても気持ちいいの、くるデスよっ!)
(ダメ、ダメっ! ダメデスっ! 舐められてるだけでもうイキそうデス! イっちゃうデスっ!)
揃って舌を出しながら緩み切った表情を見せ、体の奥底から湧き上がる感覚に身を委ねる二匹の雌。それをペニスへの締め付けとヴァギナからの愛液量で察し、シキはならばとばかりに腰を突き上げて蜜壺を甘噛んだ。
「「ああああああっ!!」」
迎える絶頂が奏でる絶唱。そのデュエットにシキも堪らず射精した。そしてそれが、あの現象の呼び水となる。
「「ああ……あったかいデェス」」
膣内にじわりと感じる温もり。と、そこで二人は違和感に気付いた。射精されたのは一人であるはずなのに、何故か同じ感覚を同時に感じ取っている事に。
「えっと、出されたのはアタシデスよね?」
「デス。なのに、この感覚は……」
揃って小首を傾げる二人の切歌であったが、その疑問に答えるべくシキは妻の太ももを優しく叩いていた。どいて欲しいという事だと理解し、要切歌が慌てて動く。
「ふ~っ、浸るのはいいけど程々でお願い」
「「ご、ごめんなさいデス」」
「で、今二人に起きてる事だけど……」
シキの口から語られる共感現象の説明に二人は納得すると同時に喜んだ。何故なら、これで二人同時にペニスを感じる事が出来るからである。そういう意味で切歌達は分かり易かった。難しい事はどうでもいい。ただ、今の自分達ならシキから同時に同じ事を同じようにしてもらえる。それだけさえ分かれば良かったのだ。
「さて、じゃあ改めて……二人は何だっけ?」
その問いかけに、二人の雌は妖艶な笑みを浮かべてシキへ臀部を突き出すように体勢を変え、こう告げる。
「「お兄ちゃん(シキさん)オチンポ専用オマンコ装者デス」」
「……男の子、仕込んでやるからな」
「「っ!?」」
聞こえてきた声の熱に彼女達は同時に軽く絶頂する。本気だと、伝わったためだ。しかも、男の子はまだ誰も産んでいない。これは、妻の切歌にとっても妹の切歌にとっても大きな一言だった。
「切歌、切歌ちゃん、ベッドに仰向けになるんだ。種付け、するぞ」
「「……はいデス、パパ」」
告げる呼び名は父を意味するもの。望む行為は子を成す事。浮かべるは、堕落の微笑み。その眼差しは反り返るペニスを見つめて熱を帯びる。そんな発情し切った二匹の雌を見て、雄は嬉しそうに獰猛な笑みを浮かべるやゆっくりとベッドへと体を乗せる。
ギシギシと音をたて、荒い呼吸をしながら雄が今まさに種付けせんと二匹の雌へ近付いていく。それを待ち望み、ヴァギナを濡らして股を開く切歌達。と、そこで彼は一瞬だけ優しい表情に戻るとこう言い放った。
―――声、枯れるまで鳴かせてやるからな?
その低い声に、二匹の雌はブルリと震えて微笑んだ。
暁切歌がスケベギアを使えるようになりました。種付けプレスが好きになりました。近親相姦プレイがお気に入りになりました。