……このままでは、ですが(汗
ま、IFですし何とか出来る描写もそれとなく描いてきましたので気が向けば、としておきます。
「「ああっ! チンポ凄いのぉぉぉぉぉっ!」」
揃って叫ぶ二人の奏。その格好は見慣れたギアではなく、白が基調となっているセミエクスドライブと呼ばれる状態である。ただ、その下腹部にはハート型の紋様が浮かび上がり、その乳房の先端がはっきりと見えるようになっていた。
そう、それはシキ命名の”セクスドライブ”である。奏はシキと関係を持って以来ギアを展開するとセミエクスドライブになる程にスープを吸収、体質を劇的に改善していた。そのため、スケベギアも展開するなりセミエクスドライブとなったのだが、その影響を受けて要奏との同調現象が即座に発動したのだ。
―――な、何これ……体中が熱くてビリビリする……。
そこでシキは早速とばかりに要奏へ愛情たっぷりスープを注いだのだ。そのスープを吸収し、且つ奏の快感をフィードバックされた事で見事要奏もセクスドライブへと変化したのであった。
「ふ~っ、奏のおっぱいを吸いながら奏ちゃんのマンコを味わうなんて最高だな。今度は二人のおっぱいを揉みながらフェラしてもらおうか」
子宮に注がれた精液が与える温もりと愛情。その快楽に溺れるように白目を剥く二人の奏。そんな痴態を嬉しそうに見つめ、シキはねっとりと要奏の乳首へ舌を這わせる。
コリコリに勃起した乳首は、ヌメッとした感触を感じるやまるで痙攣するようにピクピク動き、二人の女へ快感を与えていく。
「シキぃ、もっとぉ激しくしてよぉ」
「シキさぁん、あたしも胸可愛がってよぉ」
「はいはい。じゃ、一旦チンポ抜くぞ」
苦笑しながら奏の膣内からペニスを引き抜くシキ。その感覚を共有しているため、要奏もどこか切なそうな表情を見せる。まるで自分の中にあった硬い芯が抜かれたかのように思えるためだ。それでも二人は言われた通りシキの足元に移動し、反り返るペニスへ舌をゆっくりと這わせていく。
その大きな乳房を彼の両手で愛撫されながらカウパーを舐める。それだけで二人の思考は簡単に蕩けてしまうのだ。そこで乳首をやや強く刺激されればどうなるかは言うまでもない。
「「ああ……それ好きぃ……」」
「こらこら、舌が止まってるぞ。フェラもしてくれよ」
「「は~い」」
二人の奏との行為はシキにとっては一番興奮する状況だった。何せ初恋の相手であり、初めての女でもある。しかもその処女を二度も奪えたのだ。更に言えば、片方は姉御肌を見せる妻で片方は甘えを見せる妹分であった。響達もそうだが、こんな経験は本来であれば出来ない事。故にシキはすっかり同一人物同士との3Pにハマっていたのだから。
シキのペニスへ熱っぽく視線を送り、艶かしく舌を動かす二人の奏。それに応えるようにシキはその豊かな乳房を優しく、時に激しく愛撫する。互いへの愛情を伝えるように求め合う三人。そうすればシキの出すカウパーは旨味を増し、それが二人の奉仕の熱量を上げる。
「奏、奏ちゃん、そのまま聞いて欲しいんだけど、俺は奏ちゃんに子を産んで欲しいと思ってる」
胸への愛撫を止め、シキはそう言って二人の頬へ手を当てた。その発言と頬に感じる温もりで二人の視線が彼の瞳へと向けられる。その眼差しは揃って驚きを宿していた。シキは、そんな彼女達へ優しく微笑む。
「そのお腹の紋様は、多分妊娠したいって気持ちが強くあると浮かび上がるんだと思う。しかも、セミエクスいやセクスドライブ状態にならないと浮かばない。それで何が言いたいかって言うと、今から射精は全部奏ちゃんの中にしたいって事」
「……感覚は共有しているからあたしは抱かれてるって思えるだろって?」
「ごめんな、奏。君まで妊娠させたら、さ」
「ま、そうだよね。いいよ。双子の妹みたいなもんだし、久しぶりに現役時代を思い出してアーティスト活動しますか」
「その、ありがと」
「いいって。好きな男の子、産みたくなるのが女ってもんさ。ましてやあたしだしね」
姉妹のような二人のやり取りをシキはどこか噛み締めるように見つめていた。要奏のかつての頃より熟れた肢体も、奏の若くて張りのある肢体も、それをセクシーに見せるスケベギアにより一層興奮を高める姿となっている。しかも、その見た目は神々しいセミエクスドライブ。にも関わらず、二人揃って下腹部にはハート型の紋様が浮かんでいるのだ。
(何て言うか、今更だけど凄い事になったなぁ……)
元々は天羽奏を妻として一生を終えるつもりだったシキ。それが、ほんの少しの切っ掛けで両手に花を目論見、そこから気付けば可愛らしく美しい装者達を嫁にし、更には平行世界の装者達までも子を産みたいと言い出しているのだ。男冥利に尽きるを通り越して不安になるレベルである。
「えっと、とりあえず納得してもらえた?」
「ん。麗美に似た子が産まれるといいね」
「……うん」
神妙な表情で頷く奏にシキとその妻は微笑んだ。だが、そんな穏やかな雰囲気はそこまで。本気の子作りを意識したシキのペニスから、奏が今まで嗅いだ事のない程強く濃い雄の匂いが放たれたためである。
「シキさん……」
「やっぱり、こうなるんだろうな。俺にとって天羽奏って女性は、特別なんだよ」
「シキ、それズルいって。あたしまで嬉しくなるじゃん」
「本当だからさ。俺が最初に肉体関係を持ちたいと思ったのは奏。子供を作りたいって思ったのも奏。なら、平行世界の奏が相手でもそうなるのは変わらないんだなって」
はっきりと、そして優しい声で紡がれた言葉は二人の奏の心を掴んだ。特に天羽奏は思い出す事があった。それは、あの初めて抱かれた夜の事。響達が順番に抱かれていき、最後にされたのが彼女だったのだが、そこでシキはこう囁いたのだ。
―――待たせてごめん。その、君とは邪魔されずにしたかったんだ。
そうやって優しく、じっくりと抱かれて、奏は完全にシキの女になりたいと思ってしまった。だから、その翌日にまた抱かれたくて彼の下へと戻ってきてしまったのだ。
(シキさん、本気であたしと姐さんが好きなんだ。……ああ、もうダメ。あたし、この人の子供産みたいって心から想わされちゃった。全てを失ってもいいから、この人の、シキさんの子供が欲しいって)
姉御肌を自分へも見せるようになった要奏を、奏は親愛と感謝を込めて姐さんと呼ぶようになっていた。そんな姐さんと自分を同一視しないようにしつつ愛してくれるシキ相手に、色欲ではなく愛情から子を望む奏。すると、急に下腹部から熱を感じて彼女は視線を下へ向けた。そこで彼女は見たのだ。ハート型の紋様が形を変え子宮型の紋様へと変化するのを。
「これって……」
「どうかした?」
「その、紋様が……」
言われるままシキは奏の紋様を見つめ、すぐさま妻の紋様へ視線を動かす。だが、要奏の方には変化がなかった。
「あたしは変わってないね……」
「もしかして、今の奏ちゃんなら妊娠出来る?」
「かも、しれない……」
そこからは、子作りと言うより交尾が始まった。奏を押さえつけるようにしてペニスを子宮まで届けとばかりに打ち付けるシキ。その雄々しく荒々しい腰使いに獣のような声を出す事しか出来ない奏。そんな二人を眺めながら自慰に耽る要奏。
ここで厄介なのは要奏の自慰行為で得る快感も奏へ伝わる事。それにより奏は、ペニスで膣奥を突かれているのに陰核を刺激され続けるという有り得ない快感を与えられていたのだ。
「んあああああっ! 死ぬっ! 死んじゃうってぇ!」
「奏ちゃんっ! うおおおおっ!」
「んひぃっ!? し、シキさんダメっ! そんな風にオマンコ突かれたらぁぁぁぁぁっ!」
「いいんだっ! 我慢しないでいくらでも感じていいからっ! 俺の子供を、赤ちゃんを産んでくれるんだろ? 孕んでくれるんだろ! だから俺も全力で種付けてあげるからなっ!」
「ああっ! チンポが子宮に刺さるぅぅぅぅぅっ!」
涎さえ流して奏は嬉しそうに叫ぶ。その次の瞬間、シキのペニスが奏の子宮をしっかりと捉え、強い愛情をたっぷり溶かした極上スープを流し込んだ。奏に子を産んで欲しい、孕んで欲しいとの気持ちも込めたそれをスケベギアが一気に吸収させる。と、それによる暴力的な快楽と幸福感が奏を襲い包み込んだ。
「「っ?! ああああああっ!!」」
それは当然要奏へも伝わり、二人は揃って潮を吹き絶頂を迎える。そこでシキは見た、奏の紋様が淡く光るのを。まるで受精完了を告げるようなそれに、彼は奏の表情を見つめる。彼女は、蕩けるような顔で微笑んでいた。
「奏ちゃん……」
「あはっ、あたし分かったよ。今ので出来たって。受精したんだって、伝わったんだ」
「シキ、多分だけどそうだと思うよ。あたしも麗美が出来た時と同じ感覚したから」
「……そっか。奏ちゃんは受精アクメしたんだね」
「うん、したぁ。シキさん、あたし、さっきの癖になったかもしれない。また、させてくれる?」
その問いかけは、とても淫靡なものだった。何故なら既に目的は達したのに再度種付けを行って欲しいと言っているのだ。そんな問いかけにシキは小さくため息を吐くと鋭い眼差しを見せた。
「嫌って程させてやるから覚悟しろ」
「っ……うん」
奏の胸がときめき、瞳が潤む。膣内に入っているペニスが再び硬く熱くなる事で、シキが本気でそうしようとしている事が彼女には分かったのだ。だが、それで終わらせるシキではない。奏への種付けが完了した以上、ここからは再び愛し合う時間と切り替えたのだ。
「奏、こっちへ来てくれ。バイブも持ってきてくれると」
「はいはい」
「バイブって……チンポの形した玩具?」
初めてシキが口にした単語に奏は小首を傾げる。これまでセックスしてきた中で玩具を使った事は一度としてなかったためだ。不思議そうな奏へシキは悪戯っぽく笑うとゆっくりとペニスを彼女から抜いた。
「お待たせ。で?」
「奏ちゃん、少しの間これで我慢してね?」
「え? んっ……シキさんの方がいいよぉ」
ヴァギナへ挿入されるバイブ。その感触と大きさに明らかな不満を見せる奏だったが、そんな顔をしていられたのもほんの少しの間であった。彼女の横に要奏がうつ伏せで横たわるや、シキは彼女のアナルへ躊躇う事なくペニスを挿入したのである。
「あはぁ! 久しぶりのケツ穴ぁ!」
「こ、この感じ……ヤバイ……んおおっ!? お、お尻めくれちゃうっ!」
初めての感覚に戸惑いながらも快感を覚える奏。シキは同調している間にアナルセックスの快感を教える事で、未体験の装者達さえもアブノーマルなそれへ興味を覚えてしまうように仕向けようとしていたのだ。更に、奏の膣内へバイブを挿入しておく事で本来であれば不可能な事をしようと考えていたからだ。
「奏ちゃん、よく覚えておくんだよ。これがアナルセックスだ。ここでもらうスープはもう俺の奥さん達が大好きなんだから」
「こ、ここでスープって……」
「そうさ。スケベギアを使う前にあたしらがやってた妊娠するための方法だよ。ちなみに、スケベギア状態でされた事はないからあたしもどんだけ美味しいか分からないからね」
その発言に奏が震えた。思い出したのだ。先程味わった受精アクメを。もしかすれば、今からそれを超えるかもしれない快感を与えられるのかもしれない。その考えが彼女を震えさせたのである。
こうして始まる3Pは、要奏がアナルでペニスを味わう間、奏のヴァギナをシキがバイブで刺激しつつ、残った片手で妻の膣内を刺激するというハードなものであった。
途中で奏は起き上がり、シキと舌を絡めてより快楽を貪る。二人の奏を抱きながらその両方へ愛撫出来る状況に、シキもこれまでにないテンションとなり出していた。何せ奏の舌の絡ませ方がどんどんネットリとしてきて、その表情と眼差しが熱っぽくなっているのだ。
「奏、奏ちゃん、どう? アナルセックスは」
「あたし、やっぱりこれ好きだよぉ! シキのふっとぉいチンポがうんちみたいに感じられてヤバイんだからぁ!」
「あ、あたしも好きになりそうっ! ふぁぁぁぁっ! そ、そうやってゆっくりと抜かれるのダメぇぇぇぇっ!」
「とってもエロくて可愛いよ奏ちゃん。ん? 奏ちゃんもそこまで感じてくれてるって事は……」
すっかり蕩けた声を出す奏に笑みを返すシキだったが、ふとある事に疑問符を浮かべて視線を彼女の臀部へ、アヌスへと向ける。すると、そこがまるで何かを挿入されているように開いているのだ。まだ奏自身へのアナル拡張は一切していないにも関わらずそうなっている。そこからシキは口の端を吊り上げた。
「拡張具合までシンクロしてるのか……」
その脳裏には、これを使えば未拡張の少女達もすぐにアナルセックスが可能に出来るという発想が浮かんでいた。それを確かめるべく、シキは一旦要奏からペニスを引き抜く。ゆっくりと、焦らす様に引き抜く事で二人の奏へ肛虐の快楽を味わわせていった。
「「はぁんっ!」」
「さてと……」
引き抜かれた瞬間、揃って艶っぽい声が二人から漏れる。それを聞きながらシキは手に取ったウェットティッシュでペニスを拭い、奏へと突き出した。
「奏ちゃん、もし出来るのなら軽くしゃぶってくれる?」
「ぇ……?」
「嫌ならそう言ってくれていいよ。俺の奥さん達の中でもこれが躊躇いなく出来るの、限られてるから」
言われた内容を理解した瞬間、奏は迷う事なくペニスを口に含んだ。彼の妻達の中にさえ出来ない者がいる行為。それを出来れば、今以上に可愛がってもらえるのではとそう考えたのだ。
(変な味がする……でも、これがあたしの味なんだ……)
快楽で蕩けた思考は、本来ならば躊躇するような行動や味さえも受け入れさせてしまう。しかも、シキのペニスは当然ながらカウパーを出す。それが次第に奏の口内を満たして嫌悪感など欠片として感じさせなくしてしまった。
「奏ちゃん、ありがとう。もういいよ」
「……シキさん、あたしのお尻も、姐さんみたいにオマンコにしちゃうの?」
どこか期待する声で尋ねられる、途轍もなく淫靡な問いかけ。それにシキは優しく笑みを浮かべると奏の頬へ手を当てた。
「奏ちゃん、お尻じゃなくてケツマンコ、だ。言ってごらん」
「……ケツマンコ」
「そう。もう一回」
「ケツマンコ」
「うん、これから俺は奏ちゃんのどこにチンポ入れる?」
「ケツマンコぉ……」
繰り返していく内に奏のアヌスがヒクつき始める。意識させられているのだ。そこはもう一つの性器なのだと。呼び方を下品にする事でより一層奏の中で肛門とはもう一つのヴァギナであると擦り込まれたのである。
切なそうな声で新しい淫語を言いながら、シキの劣情を煽る様に臀部を左右に振り始める奏。そのアピールにシキは笑い、要奏へ視線を向けた。
「奏、膝枕してもらっていいか?」
「ふふっ、了解。おっぱい吸いながらケツ穴ハメるんだね?」
夫の望みを察して苦笑する要奏だったが、すぐにベッドの上で正座するやシキの頭を膝上に乗せる。するとシキの口へ彼女の大きな右乳房があてがわれた。
「ほら、好きなだけ吸いなよ。奏、自分でケツ穴広げてチンポ入れてごらん。今のあんたなら、出来るはずだから」
「分かったよ姐さん。あたし、やってみる」
後半のやり取りだけ聞くとまともに聞こえなくもないが、やろうとしているのはアナルセックスである。奏はまだ逆方向からの侵入を許した事のない場所へ、自ら異物を挿入しようとしていた。反り返るペニスの先端が奏の肛門を少しだけこじ開ける。その感覚に奏は熱っぽい吐息を吐いた。
「そう、そこで一気に……腰を落とせ!」
「おおおおおおんっ! ち、チンポがケツマンコにきたぁ!」
「「っ!? んひぃぃぃぃぃっ!!」」
次の瞬間、何かが吹き出す音がした。それは二人の奏が潮を吹く音。何も初めてペニスをアナルへ入れたからだけではない。そのあまりにも強烈な締め付けにシキが射精したためだ。スケベギア着用で味わうアナルスープ。その吸収力は凄まじいの一言。一瞬で全てのスープを吸収し切ってしまったのだ。
奏のアナル処女を奪った事による幸せを強く噛み締めたシキ。その想いを溶かしたそれを。
(凄い幸せだ。奏のおっぱい吸いながら奏ちゃんのアナルへ射精とか、本気で死んでもいいレベルだよ。あー、いっそ母乳出ないかな? スープの過剰摂取で俺にも美味しいミルク出して欲しいよ……)
妻の乳首を愛おしげに吸いながら、奏のアナルにペニスを包まれてシキはそんな事を考える。視界を愛妻の乳房で塞がれているのに近い彼は気付けなかった。今、二人の奏に起きている現象に。
二人のギアが更なる変化を起こしていたのである。それは、何とエクスドライブ状態。ただし、スケベギア状態であるので、その外見が変わったのではなく装者の体質へ影響していた。それこそシキの望んだような変化である。
「あっ……この感じ……」
「な、何? 胸が、乳首が熱い……?」
既に覚えがある者と覚えがない者。だけど、そんな事は関係なしに乳首を吸い続けていた男が、二人の体に起こった変化を白日の下に晒す事となる。
(ん? 何だろう……? さっきよりも乳房が張ったような気が……?)
何か違和感を覚えたシキは、強めに乳首を吸ってみた。その瞬間、彼の口内へ迸る甘い味の液体。思わず驚いて口を離してシキは要奏の顔を見た。
「か、奏?」
「シキぃ、またおっぱい出るようになっちゃった。それと、今回は吸われると気持ちいいの。だから、ね?」
「……じゃ、奏ちゃんもか」
「う、うん……。ほら、見てぇ」
「おおっ……」
アナルからペニスを抜いて乳房を持ち上げる奏。その両乳首からは乳白色の液体が滴っている。その眺めの何とも言えない妖艶さと美しさにシキは魅入った。そんな彼に微笑み、奏は自分の手で乳房を絞ってシキのペニスへ母乳をかけていく。その温かさにシキのペニスは跳ねた。
「奏ちゃん、こっちへ来て。奏のおっぱいと一緒に吸いたい」
「ふふっ、分かった」
こうしてシキは二人の乳首を同時に口へ頬張り、心行くまで母乳を味わう。二人の女性を母にするかのようなそれに、彼女達は慈愛の微笑みを浮かべてシキを見つめた。
どれぐらいそうしていただろう。気付けばシキは眠っていた。奏と要奏はその寝顔を眺めて苦笑する。まるでお腹いっぱいになった赤子のようだったからだ。
「何か、こうしてみるとやっぱり年上って思えないや」
「だろ? あたしも昔からそう思ったもんだよ。だけど、だからこそ好きになったのかもしれない。子供が良い意味でのらしさを残したまま大人になったような、そんなシキだから」
「……分かる気がする」
その後、二人はそっとシキの頭を枕へと下ろし、ウェットティッシュでペニスを簡単に清掃。ギアを一旦解除し寝間着姿へ戻ると汗を流すために部屋を出た。
向かうのは大浴場―――ではなく何故かシキ用の浴室。奏はその選択肢を不思議に思わなかった。大浴場はいかがわしい行為が禁止されているためである。何もそういう事をするのではない。ただ、二人共にシキの名残を体内に残していたためであった。
「ねぇ、姐さん」
「ん?」
便宜上男湯と呼ばれている浴室前の脱衣所で寝間着を脱いだ時、奏が要奏へポツリと声をかけた。その表情はやや暗く、視線は少しだけ下を向いていた。
「本当に、本当にいいのかな? あたし、母さんになってもいいのかな?」
「奏……」
「あたしは、あの世界で唯一の装者だ。たしかに妊娠中は姐さんが代わってくれる。だけど、産んだ後はあたしが装者に戻る。小さな命を、育てながらだ。それをあたしは本当に一人で出来るのかなって、そう思っちゃってさ」
冷静になるとこみ上げてくる不安、恐怖。かなり早いマタニティーブルーである。それも無理はない。奏は現状世界に一人だけの装者だ。それが片親で子育てなど厳しい以外の想像は出来ない。だからこそ、要奏は優しく笑みを浮かべて奏を背中からそっと抱き締める。
「心配しなくていいよ。不安は分かる。だけどね、もうあんたは一人じゃない。あたし達が、あの子達もいるじゃないか」
「姐さん……」
「麗美も後少ししたら小学生だ。そうなれば、日中は学校へ行くし夕方まで友達と遊ぶ事だってある。あたしは幸いにして半分自由業だからね。あんたが面倒見れない間、ベビーシッターしてやるよ」
「いいの?」
「勿論。だって、あんたはあたし。なら、その子もあたしの家族みたいなもんさ。麗美があんたを姉ちゃんって呼ぶみたいに、ね」
そう言って微笑む要奏の顔が今は亡き母の顔と重なり、奏は瞳に涙を浮かべて頷いた。その後は二人で体を綺麗に洗い始める。とはいえ、スケベギアのおかげかほとんどが吸収されていたらしく、彼女達の体から流れ出たのはそれほどでもなかったが。
湯船に浸かりながら下腹部を愛おしそうに撫でる奏。確信しているのだ。もう自分は妊婦になると。あの受精アクメの後から彼女をずっと不思議な感覚が包んでいたのである。それは愛する男から注がれるモノの温度に近い温もり。淡い幸せが衣となって全身を覆っているような、そんな感覚であった。
「名前、シキに考えてもらうの?」
「そうしたいかな。麗美もシキさんが考えたんでしょ?」
「まあね。ネーミングセンスはないから期待しないでくれって散々言ってた。夢子って良い名前だってみんな言ってたのにさ。で、麗しく美しい子になって欲しいからって」
「あたしの子なのに?」
「そ。まぁ、だからってあたしみたいに育つと思ってなかったけどね。結果は、知っての通り」
「元気でいい子じゃないか。あたしも、この子にはあんな感じで育って欲しいよ」
会話だけなら仲良し姉妹のそれと言えただろう。ただ、彼女達は同一人物である。なのでそれは言うなれば現在と未来か、あるいは過去と現在の会話と言える。
かつて響達が経験した、もう一人の自分との会話。奏もそれを今、こうして経験していたのだ。同じ男を好きになり、同じように抱かれ、同じように母となる今に。
ゆったりと湯に浸かり、女二人で話すのはこれからの事。シキの傍で大家族を形成している要奏は今後子を産んでもそこまで大きな問題はないが、奏は二人目を産む事はかなり難しい。そんな事を奏が話すと、要奏は少し考えてからニヤリと笑ってこう言った。
「なら、風鳴の旦那達を説き伏せな」
「へ?」
「シキとの子供は正規適合者になる。しかもね、別に母親のギアだけって訳じゃないんだ」
「どういう事?」
「実は、麗美はガングニールだけじゃなくて天羽々斬も適性があるんだよ。アリアはそっちのマリアと同じでガングニールとアガートラーム。カペラはアガートラームと神獣鏡。ソフィーはイチイバルと神獣鏡って感じで」
「……じゃ、あたしの子も?」
「可能性はあるよ。そっちの翼が残した天羽々斬、纏えるかもしれない。そうなれば二課であんたの子供の面倒を見てくれる。いや、見ざるを得ないだろうね。あんたが将来引退する事も視野に入れたら子供は最低でも二人はいるだろ? 説き伏せな。生まれてくる子をどんな手を使っても守るんだよ」
真剣な眼差しを向ける要奏。それは母の顔。子のためなら鬼にも仏にもなる、女の顔であった。奏はそれに気圧されるも、似たような表情になって頷いた。
そうして風呂から上がり、再びシキの部屋へと戻った二人を不機嫌そうなシキが出迎えた。
「おかえり」
「「た、ただいま……」」
「風呂行くなら起こしてくれよ。そこでもイチャイチャしたかったのに」
「ごめんごめん。気持ち良さそうに寝てたからさ」
「シキさん疲れただろうし、寝かせておこうかなって」
まるで母親に置いて行かれた子供のような拗ね方を見せるシキに、二人の奏は苦笑するしかない。仕方ないとばかりに二人は彼の両脇へと座り、その体を密着させる。
「機嫌直してよ、シキ。悪かったって」
「そうだよシキさん。あたし達だって一緒に入りたかったんだってば」
「……ま、悪いのは寝落ちした俺だ。その、ごめん」
二人の温もりと言葉に冷静になったのか、申し訳なさそうに項垂れシキはそう謝った。まさに子供のようである。そんな彼を見て、二人の奏は見つめ合うと、少し間を置いて同時に笑みを浮かべた。
「ね、シキ、元気出しなって」
「そうそう。あたし達気にしてないからさ」
「それは分かってるんだけど、何か年甲斐もない事言ったなぁってね」
「ったく、相変わらず変なとこで気にするね。仕方ない」
「こうなりゃ無理矢理にでも元気になってもらおうか」
「へ?」
思わず顔を上げたシキが見たのは待機状態のギアを胸元に光らせる奏達だった。何をするのかと彼が眺めていると、二人は揃って聖詠を唱えてギアを纏う。エクスドライブ状態の、スケベギアを。
その乳房の先端から乳白色の液体を滴らせて。
「奏……奏ちゃん……」
「「あたし達二人を、アナタのガングニールで貫いて?」」
神々しい輝きを放つギアを纏いながら、二人は妖艶に笑ってその胸部を、局部を曝け出していく。その光景にシキのペニスが瞬く間に反り返り、すぐさま透明な粘液を出し始める。彼がその気になった事を察し、二人の装者は彼へ臀部を突き出してこう締め括る。
「「オマンコでも、ケツマンコでも、お好きな方を使っていいよ」」
「……今夜だけは、奏はケツマンコ専用で奏ちゃんはマンコ専用の肉便器だからな」
「「っ……うん、そうして。あたしは、アナタ専用のオナホでいいから」」
こうして始まる三匹の獣による交尾。ギアの最強たる姿で雄に媚びて蹂躙されながら、二匹の雌となった装者は笑う。
((やっぱり、あたしはこのチンポが好きっ!))
何度も何度も犯され、抉られ、汚され、二匹の雌は歓喜に震えて叫ぶのだ。この快楽はこの雄しか与えられないのだと。この快楽を与えられない雌は可哀想だと。そして、その雄に特別視されている自分は世界で一番の幸せ者だと、そう心の底から叫んで。
全てが終わって気を失うように眠る二人の奏を、シキは優しく抱き締めて眠りに就く。何も身に纏わず眠る姿は、まさしく原始の頃のヒトの姿のようであった……。
天羽奏がスケベギアを使えるようになりました。スケベギア・エクスドライブが使用可能になりました。受精アクメを知りました。
天羽奏が妊娠しました。