「忘れ物はない?」
「「「「「「「「「「大丈夫っ!」」」」」」」」」」
父の言葉に元気よく返事を返す十人の子供達。それぞれ母親の血を強く受け継いだ娘達は、すくすく育っていた。実質の長女である夢子は今年で中学生となり、妹達の面倒を見るようになって久しい。
そんな彼女達はそれぞれがリュックを背負っていた。上は十二歳から下は六歳までの娘達は、これから子供達だけの始めての旅行へ行くところなのだ。とはいえ、行先は風鳴家の八紘の下である。
「空、お爺様にちゃんと挨拶するんだぞ?」
「はい、母様。しっかり挨拶してきます」
翼の娘であり今年九歳になる空は、にこやかな笑顔で頷いた。翼を目標に日々舞踊や歌に励んでいる次代のアーティストのタマゴだ。
「麗美、夢子をちゃんと助けてあげるんだよ?」
「分かってるよ。母さんは心配し過ぎだって。ちゃんとアリアと一緒に妹達の事見るから」
奏の娘である麗美は母親譲りの赤髪をポニーテールに束ねながら苦笑する。そんな彼女に名前を挙げられたアリアは、奏へ笑みを浮かべて頷いていた。
「ええ、心配しなくていいわ奏ママ。ちゃんと夢子姉さんと一緒に麗美の事も見張っておくから」
「何であたしも妹達側なんだよ?」
「おやつを妹達と一緒になって奪い合うように食べてるでしょ!」
「そっちなんて隠れてお菓子を漁ったりするだろ!」
「アリア、麗美もそこまでにしなさい。夢子の次に年長なのは貴方達なのよ? ケンカは程々にして」
「……ごめんなさい、マム」
「ごめん、マリア母さん」
申し訳なさそうな二人の娘をやや呆れながら見つめるマリア。麗美とアリアは同じ年に生まれた事もあり、一応麗美の方が一か月先に生まれているのだがそこはほとんど意識せずに扱われていた。故に二人は互いを姉妹ではあるが呼び捨てで呼び合っている。その関係性は互いの母親のそれによく似ていた。
さて、一方では末っ子である響の娘である
「うん、大丈夫そうだね」
「ホント?」
「うん、ホントホント。八紘おじいちゃんにあまり迷惑かけないようにね?」
「うんっ!」
「希望も大丈夫かな」
「よかったぁ」
「後はちゃんとご挨拶するだけだからね?」
「うん、分かってる!」
にっこりと笑って答える二人に響と未来も笑みを返す。実は、二人の娘は子作り期間だけで見れば最短で誕生していた。
中々シキとの子作りを許さない父親に対し、彼女達は先に生まれた夢子達を連れて実家を訪問。その愛らしさを使って実の孫を抱きたい欲求へ訴えたのである。そうして許可をもぎ取った二人はシキへ猛烈アピール。見事許可から一年以内に妊娠してみせたのである。
「な、ママ」
「ん?」
「本当にあたし達だけでお泊りしていいの? ま、八紘じいちゃん家は家から近いし、もう何度も行ってるから不安もないけどさ」
「夢子ももう中学生だし、和と希望も小学生だ。そろそろある程度の遠出は経験させても平気だろってな」
そう言ってクリスは娘のソフィーの頭を撫でた。その優しい手にソフィーは嬉しそうに笑う。そんな娘の事を見つめ、クリスは思うのだ。自分も両親と過ごし続けていたらこうなったのだろうかと。
「いいデスか? 絶対寄り道しちゃダメデスからね?」
「分かってます。お母さんじゃないんだから」
「な、ナンデスト? お母さんはそんな事しないデスよ。ええ、した事ないデス」
「お母さんになってからは、ね」
「調ぇ、それは言わない約束デスよぉ」
娘の前で威厳を損なう発言をされ、切歌は困り顔を見せる。だが、調はそんな彼女に小さくため息を吐くと彼女の娘である歌鈴と自分の娘である神楽へこう告げた。
「だからこそ、切歌お母さんは二人へ注意するんだよ? 自分のような失敗をして欲しくないから。分かった?」
「「うん、分かった」」
「これならいいでしょ?」
「ううっ、複雑な気持ちデスが子供達のためになるなら受け入れるデス……」
がっくりと肩を落とす切歌を三つの笑い声が包んだ。それを聞きながらセレナは娘のリボンを直して頷く。
「うん、これでよしっと」
「ありがとう、ママ」
「どういたしまして。カペラも妹達の事をちゃんと見てあげてね」
「うん」
こうして先頭を麗美とアリアが、最後尾を夢子と空が務めて子供達は動き出す。それを見送り、母親達はホッと一息吐いた。そしてやや慌ただしく彼女達も動き出す。それをシキだけが苦笑して見つめていた。そう、実は子供達が風鳴家で過ごすのと同じ一泊二日の期間で、妻達も旅行に行くからである。キャロルとエルの二人が贈った、妻達とナスターシャを加えた女だけの息抜き温泉旅行に。
「うし、準備完了」
「では、シキさん。行ってまいります」
「うん、気を付けてね」
「お土産は……定番でいいわね?」
「問題ないよ。子供達もそれで喜ぶだろうさ」
「風鳴さん達にも買ってこないといけないかな?」
「師匠は温泉まんじゅうでいいと思いますよ」
「じゃ、あおいさん達と合同?」
「おっさん単独なら酒ってのもありだな」
「なら、S.O.N.Gへは温泉まんじゅうで、司令達にはそれぞれで別に買うと言う事で」
「ま、それが一番デスね」
「だろうね。っと、了子からだ。……もしもし?」
『アナタ? こっちはマムと二人で本部を出るとこよ。そっちは?』
「あー、こっちも今から出るとこだよ」
その言葉で奏達が揃って手を振って歩き出す。それに手を振り返してシキは了子へ子供達の事も伝えた。そしてすぐに通話は終わる。静寂に包まれるシャトー内。ガリィ達は装者達の代わりに本部にて待機しており、今そこにはシキしかいないのだ。
と、そこへ二つの足音が聞こえてくる。その足音の主達は、綺麗なブロンドをなびかせながらシキの前に姿を見せた。
「「ただいま、父さん」」
「おかえり、キャロル、エル。ガリィ達の方は大丈夫そう?」
「うん、余程の事がない限りは心配いらないよ」
「響達が呼び出しを受ける事もないはずだ」
すっかり大人の女性らしくなったかつての少女達。彼女達はその特殊な立ち位置故に子供達へも妻達へも同行せず、自宅でシキの面倒を見るという事になっていた。表向きの理由では。だが実際には違う。二人は遂に決意したのだ、愛する男の子を宿す事を。しかも、それを誤魔化す方法も既に確保済であった。まだシキには伝えていないが、最早二人は娘よりも女であったのだ。
「父さん、みんなは?」
「もう出かけたよ」
「そっか。じゃ、今は僕達だけなんだ」
「そうなるな」
「なら、エル」
「うん、分かってるよお姉ちゃん」
妖艶な笑みを見せ合って頷き合う双子の姉妹。そのまま着ている服をその場で脱いでいく。やがてシキの視界に、揃いで黒い下着に身を包んだ二人の姿が映った。成人し、二人はその体を見事なまでに成長させていた。共に豊かな乳房と魅惑的な臀部となり、男の劣情を誘うようになったのだ。
しかも、彼女達が着ていたのはただの下着ではない。乳首や性器の部分が見えるようにスリットが入っており、着たままで性交が可能な作りとなっていた。それをシキへ見せつけるように二人は笑みを浮かべた。
「どう? 父さん」
「興奮、する?」
「……今回の旅行はそういう事か」
それぞれに雄を誘う姿勢を取り、自分へ雌としてのアピールをする二人へ、シキはしてやられたとばかりに苦笑しながらファスナーを下げて応えた。そこからは勃起した男性器が姿を見せており、今にも二人と繋がりたいと告げていた。それを理解し、二人は笑みを浮かべると宴の始まりを告げる。三匹の獣による、交尾だけしかしない時間の開始を。
「父さん、実は私達、今日危険日なの」
「……それで?」
「今まで施していた処理はもう止めて、妊娠可能になりました」
「そうなんだ……」
「だから父さん」
「お願いがあるんだ」
「言ってごらん」
その言葉に二人は揃って淫らな笑みを浮かべる。
「「種付け、して?」」
二人がそう告げると同時に、その性器から愛液がトロリと流れ落ちた。まるで、それが彼女達の理性のようにも見え、シキは無言で服を脱いだ。こうして獣の宴は始まった。まず彼らは互いに歩み寄り、キスを交わす。だが、それは言うなれば唾液の交換だった。下品な音を立て、雄と雌二匹が互いを貪り合う。
「はぁ……父さんの唾液美味しい」
「うん、すぐにオマンコがキュンキュンしちゃうよ」
「ほら、無駄口叩いてないで舌を出すんだ。それと手コキをしなさい」
「「はぁい」」
シキ以外に見せた事のないだらしない顔で返事をし、舌を伸ばすキャロルとエル。そして言われるままに片手で反り返る男性器を扱き始め、残る手は彼の乳首を弄り始める。すると、そんな二人を慈しむようにシキの手が優しく撫でていくのだ。娘としての幸せと女としての幸せ。それらを噛み締め、二人はその股座を濡らしに濡らしていく。
気付けば二人の足元には小さな水たまりが出来上がっていた。やがて唾液の交換は終わりを告げ、二人の舌は雄の象徴を這い回り出す。そのカウパーの味に表情を緩めに緩めながら、キャロルとエルは美人研究員と呼ばれているその綺麗な顔を無様なまでの雌顔へと変えていた。
「父さんの我慢汁……僕、大好きぃ」
「私も、私も好きぃ。父さん、もっと欲しい。もっと出して?」
「僕も欲しいよぉ。父さん、出してぇ」
「じゃあ、父さんをもっと気持ち良くしてくれないとな。この意味、分かるね?」
「「はい、父さん」」
嬉しそうな返事を返し、エルがシキの背後へと移動する。キャロルはその口で男性器を包み込み、口淫を始めた。それを合図にエルもシキの肛門へ舌を這わせて刺激し始める。もう、彼女達はそこまで堕ちていたのだ。奏達に負けない程、シキによって淫乱へと仕込まれる事によって。それは彼女達自身もそうなる事を望んだ事も大きい。愛する男に喜んで欲しいとの一心で彼女達はどこまでも淫らな事に貪欲になれたのだ。
一心不乱にシキへ奉仕するキャロルとエル。その頭の中は雄を悦ばせる事のみだった。キャロルもエルも心から嬉しそうに舌を動かし続ける。
「ああ、いいよキャロル。エルも気持ちいいぞ。そろそろ出そうだ。キャロル、分かってるね?」
男性器をしゃぶりながらキャロルは小さく頷く。その上目遣いは雄へ媚びるような輝きを秘めている。それに気を良くしたシキは、キャロルの頭を軽く押さえ付けて精を放った。
「……ふぅ」
しっかりキャロルの口内へ射精したシキは、満足そうに彼女の頭から手を離す。キャロルは口の中の精液を飲み込まず、静かにエルへと近寄った。そして彼女達はキスをし始めた。シキの精液を分け合いながら。
「……ふふっ、父さんのスープの味だぁ。僕、この味がやっぱり一番好き」
「私も。だからこそ、今度は……」
「うん、そうだねお姉ちゃん」
流し目をシキへ向け、二匹の雌は濡れた女性器を見せつけるように指で開いた。その光景に雄は喉を鳴らす。
「「ここに、飲ませて欲しいな?」」
「気持ちは分かった。なら、場所を変えよう。心行くまで種付け出来る場所へ、な」
その言葉により愛液を分泌させて胸を高鳴らせるキャロルとエル。恍惚とした表情で頷き、二人はシキに体を密着させながら歩き出す。目指すはシキの部屋、営み部屋である。移動中も片手で男性器を優しく刺激したり、あるいはその乳房を揉まれたりと愛撫を続けて熱を冷ます事なく、むしろ彼らはよりそれを高めていく。
部屋に入るや否や、シキはキャロルとエルをベッドへ軽く突き飛ばした。その意図を酌み、二人はベッドへと倒れ込んで臀部を突き出す体勢を取った。
「何だ、二人してそんなケツを突き出して。しかも左右に振って何がしたいんだ?」
「欲しいの。私達のオマンコに父さんの熱々チンポぉ……」
「パンパンして? ズンズンして? 父さんの雄を僕達に叩きつけてぇ……」
「「孕ませて?」」
その願いに対するシキの答えは無言の接近であった。もとよりそのつもりではあったが、余計にその欲求が高まったのだ。今日で後戻り出来ない事をする。その最後の一歩を彼は踏み出した。その事を感じ取り、キャロルとエルが妖艶に微笑むと、その臀部を左右に振ってシキを誘う。待ち切れないというような動きに、シキは男性器を反り返らせて唾を飲んだ。
「まずはキャロルからだ」
「いいよ、父さん。私に付けて?」
「ああ、付けてやる。今日でキャロルもママになるんだ」
「ママ……私が、ママ……」
自分の言葉で陶酔していくようなキャロルへ、シキはゆっくりと近寄りその臀部を両手で掴む。そして、躊躇う事なく何度も蹂躙してきた義娘の膣内へと侵入した。
「ああっ、来たぁ! 父さんが、パパが来たっ! 来てくれたぁ!」
「いつも以上に熱いな、キャロルの膣内。もしかして、これって」
「そうだよ父さん。僕らはドリンクをアナルで飲んできました。スープ程じゃないけど、僕らは装者じゃないからもう吸収量は満たしてるはずだよ」
「そういう事か。じゃあ、本気の種付けセックスを始めるぞ、キャロル」
「うん、来てパパ! 私をママにしてぇ!」
「っ! キャロルっ!」
スイッチのようなものが入ったのだろう。かつて自分が呼んだ存在へ己がなる。それがキャロルの中でタブーを犯させた。シキをパパと、そう呼び始めたのだ。だが、それはかつてのパパと同じ意味合いではない。シキを夫として捉え、更に自身に子を宿す存在故の呼び方だった。
「熱いっ! 熱いのぉ! パパのチンポが私の奥にガンガン当たるっ! 今日でママにしてやるって、そう言われてる気がするのぉぉぉぉっ!」
「気がするじゃないっ! そう言ってるんだ! 今日でキャロルはママになる! ママにするっ! 俺のチンポでママになるんだよぉ!」
「はあんっ! なるっ! なるぅぅぅぅ! パパチンポでママになりたい! ならせてぇ!」
心から嬉しそうな顔で叫ぶキャロル。その乳房を揉まれながら膣内を熱い肉杭で何度となく貫かれ、背後から覆いかぶさるように犯しているシキへ顔を向けて唾液をねだる。やがてシキのピストン運動が早く激しくなっていく。限界が近いのだと察したキャロルは、ならばと一際大きい声で彼の劣情を煽った。
「パパっ! 出しそうなの? 出したいのね? なら、我慢せずいっぱい出して! 私の子宮をパパのチンポミルクで満たしてママにしてぇぇぇぇぇっ!」
「うおっ!?」
「あああああああっ! 熱いの来たっ! パパの遺伝子が、私の遺伝子と交わろうと沢山来てるの分かるの。分かっちゃうのぉ……」
腰を突き出しているシキとその力強さを嬉しく思いながら蕩けた顔をしているキャロル。彼女は自分の子宮へ流れ込んでくる熱さを噛み締めるようなうわ言を呟きながら、無意識に下腹部を撫で始めた。
「いいな、お姉ちゃん。幸せそう……」
「大丈夫だよ、エル。次はそっちだ」
「あっ……」
キャロルの中から男性器を見せつけるように引き抜くシキ。その光景を息を呑んで見つめたエルは、下腹部の熱を感じて一度だけ子宮の辺りを撫でた。
「エルはキャロルとは違う形で種付けしよう。ベッドに寝転がって」
「うん、分かったよ父さん」
言われるままにベッドへ横になるエル。そしてシキを迎え入れるように足を広げた。その女性器は雄を待ちわび、愛液を涎のように垂れ流している。
「父さん、早くチンポ入れて? 僕、待ち切れないんだ」
「ああ、とてもいやらしいよエル。義理の父を誘惑するなんて悪い子だ」
「うん、僕、悪い子です。だから父さんチンポでお仕置きしてください」
「……ならご希望通りにオシオキしてあげるよ」
二度射精したとは思えない程反り返る男性器を見て、エルは期待に満ちた眼差しを向ける。その視界には、鈴口からカウパーを垂れ流し、小刻みに震える雄々しい肉杭しか映っていない。
(父さんチンポ。立派なチンポ! 美味しいチンポっ!)
はっはっと浅い息を繰り返して、発情期の獣のような雰囲気でシキの男性器を見つめるエル。そして、それが遂にその膣内へと一気に挿入された。
「はあぁぁぁぁんっ! い、一気に子宮口へチンポぉ!」
「エルも凄いな。膣内がウネウネと絡み付いてくる。キャロル以上のスケベマンコだ」
「うんっ! だって父さんに種付けして欲しいから! 僕の事、女にしてくれたチンポだもんっ! このチンポで母さんになりたいよぉ!」
「エル……よぉしっ!」
「キャッ! と、父さん?」
エルの赤裸々な本音に興奮したシキは、彼女へ完全に覆いかぶさった。そしてまるで組み伏せるような体勢を取ると、まさしく杭打ちのように腰を打ち付け始めた。それは、まるで種付けをする意思を雌へ刻み付けるような抱き方。少しでも自身の遺伝子を子宮へ近付けようとする雄の本能と人の知恵が為せる術だった。
「と、父さんっ!? 何これ!? 何これぇ!? チンポがぁ、チンポが今までで一番深く来てるよぉぉぉぉぉっ!!」
「エルが言ったんじゃないか! 種付けして欲しいって! だからしてるんだっ! 俺の、父さんの種を少しでも多く子宮へ注ぐためになぁ!」
「あはぁ! そうなんだぁ! これが本当の種付けなんだね! 僕、好きっ! 種付け好きぃ!」
強く感じる圧迫感。それが雄の頼もしさを感じさせ、エルは胸を高鳴らせながら叫ぶ。この雄に屈服したい。この雄に愛されたい。この雄に種付けされたいと心の底から願いながら。
やがてその気持ちは行動に出る。雄の腰へその足を絡ませたのだ。更に両腕も体へ回し、自分から雄を求めていると全身で告げて。
響き渡る肉をぶつけ合う音と濁った水音。それに紛れて聞こえるのは一対の獣の番の叫び。エルの端正な顔を快楽で染め上げ、淫欲が歪ませる。それを見てシキはよりピストンの強さを増していく。
「エルっ! 出すぞぉ! 出すからなっ!」
「うんっ! 来て! 来てっ!」
「うおぉぉぉぉぉっ! 孕めっ! 孕めぇ!」
「孕みたいっ! 孕みたいよっ!」
「おおおおおおおっ!!」
「ああっ! 孕むぅぅぅぅぅぅっ!!」
子宮目掛けて放たれる灼熱の精液。その熱に焼かれながら、雌は歓喜の声を上げる。そして、そのまま意識を手放すのだ。雄はそれを見て満足そうに性器を引き抜く。
「……ふーっ……ふーっ……」
「パパぁ……私にも今のしてぇ……」
荒い息を整えようとする雄へゆっくり近寄るはキャロル。その目は色欲に塗れており、吐息も熱を帯びていた。
「キャロル……いいぞ、おいで」
「ありがとう、パパ。いっぱぁい種付けして?」
キスをしながらベッドへ転がる二人。この後、シキの部屋には綺麗な雌の喘ぎ声が響き続けた。時に二匹で、時に一匹でと言う違いはあったものの、それが途切れる事はついぞなかったのだ。
そして、それが途切れた後、シキは一人キッチンへ赴き水分補給をしていた。格好は当然全裸のままである。
「……ぷはっ」
口元を手で拭い、彼は二つのグラスへ水を注いで部屋へと戻る。室内では、二人の美女が性器から精液を垂れ流して意識を失っていた。だが、その下腹部には淡く浮かぶ何かの紋様があった。それは、中央部にハートを模した紋章を配して作られた子宮型の紋様。キャロルとエルが今回のために施した錬金術であった。それは受精した場合にそれを感知させる仕組みだった。
「キャロル、エル、水を持ってきたぞ」
優しく声をかけるも、二人は反応を示さない。シキはやれやれとばかりに息を吐き、グラスをサイドチェストへ置いて意識を失っている二人へと近付いていく。そして、二人の豊かな乳房を優しく揉み始めた。更にそれぞれの乳首を愛撫し出したのだ。
「んっ……はぁ……」
「あっ……んんっ……」
悩ましい吐息多めの声を出すキャロルとエル。それに反応するように女性器は精液を愛液とブレンドして垂れ流していく。と、それに気付いたシキが手を乳房から放して二人の女性器へと移動させる。
「ダメじゃないか、二人共。せっかく注いだんだから……っと」
「「ふぁぁぁぁっ!」」
漏れ出ないように栓をするかの如く、シキはその指を三本挿入してかき混ぜ始めたのだ。その刺激で遂に二人も意識を取り戻す。が、そのまま与えられる快楽へ身を委ねてしまう。それも無理はない。何せそれは最愛の男が与えてくれるものであり、その目的も妊娠確率を上げるためなのだ。
「二人共、起きたんだね。水を持って来たから飲んだ方がいい」
「あ、ありがとうパパ。でもぉ、今は無理ぃ」
「どうして?」
「だ、だって父さんの指がオマンコを掻き回してるんだもん……」
「じゃ、止めるから飲みなさい」
「「やだぁ! 止めないでぇ!」」
甘えるような声にシキは再び男性器が反り返るのを感じ取り、口の端を吊り上げる。そしてそれを二人へ見せつけるようにその場で立ち上がった。
「あっ……まだおっきい……」
「また、種付けしてくれるの?」
「ああ。でも、その前に水を飲んでおきなさい。また沢山汗を掻いてしまうから、ね」
その言葉に二人はすぐに発情した雌の顔を浮かべて頷く。こうして秘密の宴は見事二人の紋様がはっきり浮かび上がるまで続いた。やがて宴が終わり、色濃く浮かび上がった淫紋に気付いて、それが意味する事を喜ぶようにキャロルとエルは下腹部を何度も何度も撫でるのだった。何度も、何度も……。
「まさか、キャロルとエルがあんな事をするとはねぇ」
その了子の言葉にナスターシャも同じ気持ちなのか深く頷いた。場所は女性用の大浴場である。二人以外にはそこに誰もいなかった。
「ですが、了子さんには気持ちは分かるのでは? ある意味では、貴方と同じ行動です」
「でも、二人の場合は義理とは言え父親ですわ。まぁ、それだからこそ余計なのかもしれませんけど」
「フィーネの因子も装者でさえもない女性なら、シキさんの持つ能力を継いで生まれるのか。その実験も兼ねた妊娠……」
「それは表向き、ですねきっと。本当は、あの時の言い訳にありますわ」
了子の意見に同意するようにナスターシャは何も言わなかった。今、キャロルとエルは大きなお腹をしている。所謂安定期というものだ。そのお腹の中の子の父は言わずと知れたシキである。勿論それを了子達も気付き、二人へ真意を問い質そうとした。それに対して二人は先程の目的を説明し、更にこう告げたのだ。
―――それに、私達は人に言えない事が多すぎる。故に正式な形での妊娠は不可能と判断したんだ。
―――だけど、せめて子供だけでもって。そう思った時、僕らに残されていた道は一つだけでした。
―――だから全ての罪は私達にある。どんな罰も甘んじて受けるから。
―――なので、お願いです。この子達を産ませてください。
寂しそうに、辛そうにそう訴える二人に、了子だけでなく奏やマリアさえも何も言えなくなったのだ。彼女達はみな子を産み、育ててきた。その幸せも苦労も身に染みて分かっている。しかも、その手伝いをキャロルとエルはしていたのだ。ならば、自身で触れて見てきた結果、子育てをしてみたくなっても不思議ではない。更に二人は人に言えない秘密がある。伴侶とするべき相手を二人が作れないのはそこもあるのだろうと分かったのだ。
「シキさんも自分にも責任の一端はあると庇っていましたね」
「あの人は何でも背負いたがるんですよ。父親となってから、そういう傾向が顕著ですし」
「ふふっ、頼もしくなったと喜んでいたではないですか」
「……そうでしたっけ。忘れてしまいました」
少しだけばつが悪そうに顔を背ける了子にナスターシャは笑った。その頃、本部内にあるキャロルとエルの共同研究室では……。
「んんっ、ボテ腹セックス凄いねパパ。私、癖になりそう」
「そうか。なら、定期的にしてあげよう。時間は限られているからね」
大きくなったお腹を揺らしながらシキの上に跨って腰を振るキャロル。エルはそんなキャロルの乳首を優しく刺激していた。
「お姉ちゃん、そろそろ強めにするよ。パパにおっぱいを飲ませてあげなきゃ」
「そうだね。じゃあ、お願い」
「うん、よっ……と」
「はあんっ! おっぱい出てるっ! 赤ちゃんのためのミルク、パパに飲まれるっ!」
「ならいっそこっちから飲みにいってあげるよ」
堕落した親子は、どこまでも堕ち続ける。生まれた子供達は、表向き父をお祖父ちゃんと呼ぶのだろう。そして、その子供達が成長して母へ妹や弟が欲しいと言った時、再び禁断の宴は幕を開けるのかもしれない。
―――ね、お姉ちゃん。
―――何?
―――一度だけじゃ、実験にならないよね?
―――……そうだね。偶然という事もあり得るかも。
―――なら……。
―――分かってる。また、旅行をプレゼントしないと、ね。
一度目覚めた本能は、二度と眠る事はない……。
まさかの初種付け描写がIFルート(汗
頑張ってみましたが、やはり自分にはこれが限界ですな。
次は……スコア達を主軸に書いてみます。聖遺物の力で体が人間になってしまった彼女達、みたいなやつを。