感想欄を見ていると、主人公がグロくならないとエロに入れないことへの言及もあったけれど、なぜこんな世界観で、特別なものなど何もない主人公が平然と何の代価も払わずに原作キャラとのエロにいけると思ったのか。え? 全部終わった後にコネクティドウィルとエタニティリムーバーのコンボを受けるだろうって? そんな程度じゃ足りる訳ないでしょう?
ところで、ふと見たらR-18の日間ランキング二位に入ってたんだけど。原作の物珍しさの勝利かな? だってまだエロ入ってないし。このまま頑張れば読者の皆からの
理想幹、というところがある。今現在ものベーにいる旅団、そのリーダーであるサレスとその仲間であった二柱の管理神がかつて居た、そして今はサレス以外の二柱の神々の根城である、この時間樹の核となる部分。
そんなところにどう攻め込むか、先の呼び出しにより生徒会室で作戦会議をしていた。とは言っても、その内容に関しては『どう攻め込むか』についてではない。今回の議題に関しては『防衛隊を結成するか否か』というものについて。
今回の相手はこれまでと違って、ものベーすらも狙ってくる。どころか、ものベーの中にいる人物は誰1人として戦闘能力を持たない、けれど守らないといけないという人質にすれば有利に進められる材料だと理解している相手だから優先的にこちらを狙ってきてもおかしくはない。だからこそ、ここを守るための防衛隊を結成するべき、という意見と、確実に奴らを倒しきれるかわからない以上は戦力を一つに集中させて一気に攻め倒すべきだという意見。希美が攫われたこともあって、誰かが攫われる可能性も捨てきれないからこそこんな話になっている。
むしろ、なぜ今までそこに考えが至らなかったのだろうか。何かありますよと言わんばかりに自分たちの後ろにものべーを進撃させてきたのに。これまでの相手が、こっちの総戦力を知らなかったからこそ、迂闊にものベーを攻めるわけにもいかない、と考えられるほどの相手だったからこそ成り立っている作戦だったのだ。相手が獣の嗅覚を持つ群れだったり、今回のように狙えば楽になることを知っている相手からすれば、即座にものベー内部を狙われていただろう。
結局は、防衛隊は作らないことに決定された。そちらに戦力を割いては、元から勝てるかわからないほどの戦いに勝機が完全になくなるから、と。そしてそうなれば結局ものベー内部の面々も皆殺しだから、と。それならば速攻で攻め込んで倒してしまう方が現実的だと考えたらしい。ユーフォリアから聞いた話ではそうだった。
そして何より俺にとって重要なのは、この会議のおかげでどうやら先のロリコンという言葉について俺に尋ねる事態は避けられることになった。何せ戻ってきた時点で本人がそのことを完全に忘れていたのだから。つまり俺が下手なことを言わなければ、聞いてくることはない…はず。
「ふ〜ん」
「な、なんでそんなに呑気なんですか!?」
「いや、だって俺らが気にしてもどうすればいいのやら…」
結局攻め込んでくるかどうか気にしても、俺たちではどうしようもない力の持ち主だからこそ防衛隊を作成するかどうかって話になってたんじゃないのか。それに気づいていなかったのか、ユーフォリアも目をパチクリとさせてから「あ…」と声をあげた。
「気づいてなかったのか…」
その辺りに考えが及ばないのがまだ子供な証拠だよなと思いながらも、こいつの『兄貴分』として『妹』に言えることなど頑張ってこいぐらいなので、それだけ伝えて頭を撫でる。最初の頃はただ任されただけの役割だったはずなのに、いつの間にやら他の面々から板についてきたと言われたのはこういうことが平然とできるようになったところが原因なんだろうな、と思う。まあ、やめるつもりはないけれど。
「はい、頑張ってきます!」
そんな俺の言葉に対して、ユーフォリアは『花の咲き誇るような』という形容詞がとてもよく似合う笑顔で応えてくれた。そしてその後
「あ、あの帰ってきたらお話が…!」
使い古された死亡フラグのようなセリフ。けれどなんの根拠もなく、なぜか大丈夫だと思った。原作の方でユーフィーが死んでいなかったからか、あるいはそもそも彼女が強いことを知っているからだろうか。それともその両方か。それに関しては俺にもわからない。ただ、俺に懐いてくれる少女に対しての信頼は、できることなら『原作では大丈夫だったから』なんて根拠じゃない方が個人的には嬉しい。
だから、俺は想像してはいなかった。その会話が──
これより、ファイムに乗っ取られた永峰希美の救出作戦が開始される。そしてそれは同時に、ただの『神剣士の関係者』でしかなかった1人の少年が当事者にされてしまう戦いの始まりでもあったのだ。
防衛隊作成(メンバーにユーフォリア有り):ユーフォリアルートA
防衛隊作成(メンバーにユーフォリア無し):ユーフォリアルートB
防衛隊無し:ユーフォリアルートC
どれにするか悩んで、最終的に皆が望むエロと聖賢者によるコネクティドウィルが作者に襲いかかったことで防衛せずルート。ちなみに残りのルートでの内容はあとがきにて概要だけ残していこうかな、と。