「おう、遅かったな迷ってたのか?」
「う、うんそうなんだ、久々だから迷っちゃって」
「知ってる、って言ってたのは誰だよ」
心做しか執灯の顔が赤くなっていたが気にしないことにした
「で、今日の晩飯はお前が作ってくれるんだよな?」
「そうだよ、私の優しさだってはっきりわかんだね」
「ははは、というか久々に語録聞いたな」
「なんかさ、『〜って』って言ったら無意識にはっきりわかんだねって言っちゃうんだよねぇ…」
「ふーん…まぁどうでもいいけどさ」グゥゥ
「「…」」
「フフッ…待っててすぐ作るから」
「う、す…すまん」カァ///
「別に気にしないよ」
(はぁぁぁあ遊斗可愛すぎでしょぉ♡あぁ、この照れた顔撮りたい♡)
「じゃあ、作るからリビングでテレビでも見てなよ」
「おう、まかせる」テクテク
料理中は邪魔してはいけないので俺は大人しく執灯に言われた通り、リビングで料理が出来上がるまで待っていた
〜数分後〜
「淡い遊斗〜おまったせ〜」コトッ
「おっ、出来たか」
途中からとてもいい匂いがしてきて、その匂いが俺の空腹にダイレクトアタックしたため俺はもう腹が痛かった。みんなも腹が減ったら逆にお腹痛い時あるよな?
「じゃーん!どうよ!」
「おぉ…!どれも美味そうだ!」
テーブルの上にはご飯、トマトスープ、照り焼きのパリッと焼けた皮に甘辛いであろうタレがキラキラと光っている、他にも野菜が彩りよく並んでいた。
俺の腹は既に限界だったので直ぐに椅子に座って執灯の着席を待った
「よし…じゃあ食べよっか」
「「いただきます」」
俺はまず初めに照り焼きに箸を伸ばした。
口の近くに持っていくと甘辛いタレの中にほんのりニンニクがきいている、そのニンニクの匂いが余計に俺の腹を刺激する。
俺はもう我慢ができなく、匂いに惹かれるよう、照り焼きを口に運んだ。
「あむっ…」モグモグ
「ど、どうかな?」
「……」ガツガツ
「おお、その反応は美味いね?」
「…」コクコク
俺は無言でご飯を手に取り、口の中に掻き込んだ、結論。うますぎる
照り焼き、ご飯と食っているが、トマトスープのことをすっかり忘れていた。俺は箸を置き、トマトスープを口に運ぶ。
コンソメがきいたスープにトマト、玉ねぎの甘みが口の中で爆発する。何故かちょっと
「トマトスープおいし?」
「プハァ……美味いぞ」
「そう、良かった」ニコ
(その中には私の1部が、これで一心同体だね?遊斗♡)
そう言うと執灯も食べ始めた、俺達は会話もしながらものの数十分で平らげてしまった
「「ごちそうさまでした!」」
「いやぁ、美味かった〜!洗い物はするから」
「そう?助かるよ」
「あ、そうだ、風呂行ってこいよ」
「いいの?あ、でも食事休憩してから行くよ」
「ん、了解」
俺は食べた食器を洗い始める、洗っている最中に執灯がずっと俺を見ていたので、気になった。
「俺の顔になにかついてるのか?」カチャカチャ
「いや、なにも」
「…?ならなんで俺見てんだ?」
「別にいいじゃん。ほら、手ぇ止まってるよ」
「…おう」キュッキュッ
~オフロガワキマシタ~
「おっ湧いたか、なら入ってこい」
「ほんじゃあお先に〜」テクテク
~30分後~
バンババンバン!
「あっつー」パタパタ
「おーう、おあが…り」チラッ
「…?どうした?遊斗」
「お、お前、バスタオルだけかよ!」バッ!
「え?あー…服忘れてたから」
「と、とりあえず早く服きてこい!」///
(遊斗照れてる…そうだ♡)ピコン!
「ね、遊斗ぉ…」
「な、なんだよ」///
「バスタオルの下、見たくない?」
「なな、ななな…」///
「ホラホラホラ〜これをめくると〜?」ペラッ
「お、俺も風呂行ってくる!」
(フフッ可愛い♡)
~風呂~
「執灯の奴何やってんだよ…」ドキドキ
「…はぁ体洗って忘れよう…」
すると洗面所の扉が開いた、多分執灯が歯を磨きに来たんだろう
『遊斗〜?』
「んー?なんだ?」
『背中流そうか?』
「ブフォ!!…いい!遠慮しとく!」
『遠慮しなくていいんだぞ?』
「いいから!」
『そう、分かった…』
はぁ…今日は色々あって疲れた…風呂はいって疲れを癒そう、そうしよう…
~トイレ~
つ、ついに…ついに盗ってしまった…
(ゆ、遊斗のパパパ、パンツ!)
背中が流せなかった時も流せた時もパンツを盗ろうと思っていたけど、ついにリアル生パンツがこの手に…!
(…い、いただきます)スッ
(…………)スゥゥゥゥゥゥゥゥ
()ビクッビクッ
(…カヒュ…ヒュッ…こ、股間部分さいこぉ…♡)
あぁ、より一層独占欲が出てきてしまう…遊斗との二人きりの時間は私だけの物…あの女には渡さない、でも遊斗は私のこと好きなのかな?あぁ…不安だ、遊斗が私のことを認めてくれないと…でも私からはまだ行けない、言えない。遊斗から来るのを待ってるよ?
まぁでも今はパンツに集中しなきゃ(使命感)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「よし、布団も引いたし、お前は布団で寝てくれ」
「うん、遊斗は?」
「床で寝る」
「おっけい」
「じゃあ消すぞ?」
「んーいいよー」バサッ
「「おやすみ」」カチッ
~1時間後~
「遊斗、寝た?」
「zzz…」
「寝てるね…それじゃ失礼して」ゴソッ
「フフッ、寝顔」
「いつも凛々しい顔とは違って可愛いね…」
「あ、そうだ写真…」
パシャッパシャッ
「…う、うーん」
「ヤバっ起きた?」
「zz…」
「ホッ」
「zzz」ゴロン
(わ、わわ!遊斗の顔が!)
「…早川さん」ムニャ
(…………………………は?)
(なんで、なんで?なんで遊斗の夢にあの女が出てくるの?なんで私じゃないの?)
(…やっぱり遊斗の中には私の位置は親友なんだね)
(私も眠いから今は襲う気もないし、そんなことしたら遊斗に嫌われるかもしれないからまた今度、ね?)
(今はこの時間を楽しむよ…おやすみ、遊斗)