No title 作:くけい 改め 休憩
【5】
粘液まみれの中指の腹が、陰唇の溝に吸い込まれるように沈み込む。
下から上へと、愛蜜をすくい取るかのように流れる指先。
押し付けた指の先が包皮に包まれた陰核の上を滑り、肌から離れる。
小さな肉豆への刺激に少女の体がビクンと痙攣した。
右手は一度離れ、また同じ動作を繰り返す。
スーツ越しに指がより深く割れ目に食い込んでいく。
自分の意志ではないにもかかわらず、自らの指で性器を弄くる。
「これじゃあ……あたし……まるでオナニー――んああっ」
――オナニーしているみたい。
恥ずかしさで声が萎んでしまうが、乱暴に揉みほぐされる乳悦に喘ぐ。
14歳のアスカに自慰の経験などなかった。
性の知識もほとんどない。
エリートパイロットは自慰なんて、オナニーなんてしない。
オナニーなんてただの慰め、そんな事をしても惨めなだけ――
それが彼女の考え。
別に性的な事柄を全て否定しているわけではない。
好きな人に抱かれたいという願望は、普通の少女並みに持っている。
相手に自分の体を受け入れてもらう為の自慰行為なら恥ずかしい事ではあるが有りだと思う。しかし、基本的に自慰行為は受け入れられない。
己を厳しく律する行為とは真逆の、快楽への逃避。
「こ、んなふざけ……た……ことっんひあああっ」
コスチューム越しにクリトリスを擦られ、憎しみのこもった声が嬌声に変換される。
不気味に脈動する乳房の様子よりも、胸の谷間から覗く陰部を弄ぶ自分の右手の動きに目が離せない。
深紅のコスチュームは触手粘液で淫らな光沢を放っている。
くちゅくちゅと股間のほじくる粘着音。
陵辱の責めは乳房と陰部だけではない。
「んっふうっっくっ……そこはっ」
見えない左手が丸いお尻に触れていた。
中指が尻溝をなぞり、残りの四指が弾力のある尻肉に食い込んでいる。
撫でるような動きから、あるところでピタッと動きを止め、中指を折り曲げ、その指先を不浄の穴に滑り込ませた。
プラグスーツ越しに第一関節までを尻穴ににゅぽっと挿入し、窄まった穴を広げるようにグリグリと穿りまくる。
「そんな、汚いところに……んああっ指入れないで……」
触手の傀儡と化した指の動きは、少女の言葉を無視し加速していく。
淫蜜を垂れ流す前門は中指に加え、人差し指の二本で強く擦りつけ、尻穴を穿る指は第二関節までねじ込まれ、にゅぷっにゅぷっ、ぶちゅびちゅっと粘液ローションが卑猥な音を立てる。
「止めて……んくぅ……こんなの……ぁんっ」
拒絶の声に混じる少女の甘い声。