「ったく、なんであたしがこんなことを……」
「そう言うな雪音。普段世話になっている相手に恩を返す良い機会ではないか」
雪音クリスと風鳴翼は、S.O.N.G.主催のパーティに参加していた。
余興のメンバーが急に来られなくなり、困っていた所を翼が手伝いを申し出たのだ。
ちょっとした衣装を着て参加者にプレゼントを渡す。
それだけでいいのならと、近くにいたクリスと一緒に会場へ向かったのだが。
「衣装がコレとは聞いてないんだよッ!」
「……まあ、少々気恥ずかしくはあるな」
用意されていた衣装は、バニースーツと呼ばれるものだった。
クリスが赤色で、翼が青色だ。
元々そういうものとはいえ、この衣装は非情に露出が多い。
背中は丸出し。
胸は下半分しか隠れておらず、少しずれるだけで乳輪が見えてしまいかねない。
股間部分の布地も限界まで少なくなっていて、秘部以外は隠す気が無いようだ。
下着はバニースーツからはみ出てしまうために、そもそも着けていない。
そのせいでうっすらと乳首や秘部の形が透けて見えてしまっている。
「我々は余興の手伝いにすぎん。ほら、行くぞ」
翼はクリスの手を取ると、半ば連行するような形で引っ張っていった。
パーティ自体は、大きな問題もなく進行した。
プレゼントを手渡すだけの仕事だ、難しいものでもない。
「……あのバカや後輩連中がいたら絶対に道連れにしてやったのに!」
「まだ怒っているのか、いい加減に諦めろ」
クリスが叫ぶたびに、兎を模した付け耳と尻尾が揺れる。
幸い、可愛らしい少女が騒いでいても誰も気分は害さない。
浮かれた空気は皆の精神を寛容にしていた。
高そうなワインやリボンで装飾されたプレゼントを手に、二人は会場を歩き回る。
「しかし……大きいな」
翼がクリスの胸元に目をやり、ぼそりと呟いた。
別にコンプレックスがあるわけではないが、どうしても自分と比較してしまう。
元々別人用に用意されていた衣装なだけに、サイズが合っているとは言い難い。
クリスの胸元は今にもはち切れそうだ。
そして翼も。
胸元は平気……むしろ緩いぐらいだが、問題は別にある。
翼の身長は百六十七センチと女性にしては中々に高い。
そのせいで歩いていると乳輪がはみ出てしまいそうになるのだ。
「……んっ」
定期的に胸元の衣装を上へと引っ張るのだが、その度に股間部分が食い込んでしまう。
衣装のサイズが小さいせいで、秘部の形がくっきりと浮き上がってしまっていた。
しかし、言ってしまえばトラブルはその程度。
だったのだが。
「ヒャッ?!」
「あッ?!」
二つの嬌声が、会場に響く。
翼とクリスが身に着けていた兎の尻尾が、急に振動を開始したのだ。
尻尾は尻穴にプラグを挿入することで固定されている。
内部から刺激を受け、二人の両足はプルプルと震えだした。
「あんのセクハラ野郎……!」
この衣装は主役のリクエストだと聞いている。
クリスは見ず知らずの主役へと痛烈に毒を吐いた。
しかしパーティはまだ終わらない。
顔を赤く染めながら、二人は己の役割を果たすしかないのだ。
「んっ、あぁっ……」
小鹿のように足を震わせながら、会場内を歩く。
秘部から漏れ出る愛液が、マーキングのように地面を濡らしていた。
「ひっ、あっ?!」
クリスの尻へ、客の手が伸びた。
酒に酔った質の悪いセクハラだ。
普段のクリスならとっとと追い払うのだが、今は不味い。
必死に快楽に耐えている所に追加の外部刺激を受け、クリスは限界を超えた。
「――ッ!」
あっという間に、クリスは絶頂を迎える。
立っていることも出来ず膝立ちに崩れ、噴水のように愛液を噴き出した。
視線は虚ろで、全身は細かく痙攣を繰り返す。
口端からは涎が流れ落ち、肌を伝っていた。
「お、おい。大丈夫か雪音!」
慌てて翼が駆け寄ると、複数の男性客もクリスへと近寄った。
だが、純粋に心配しているのは翼だけだ。
「あっ、あぁっ、何を……!」
手を差し伸べるふりをして、男性客らは二人の柔肌へと手を伸ばす。
目の前で絶頂したクリスの姿に、男は発情していた。
「あ゛、あぁッ……!」
クリスは男たちの一方的な愛撫に、獣のような声を上げた。
絶頂したばかりで敏感な肌は、いつも以上に快楽を伝える。
そしてその手は駆け寄ってきた翼にも向けられている。
乱暴は出来ない相手だという負い目が、翼をされるがままにしていた。
胸が、尻が、太股が。
無数の手によって凌辱される。
「あ、グッ、うぅ……!」
誰かが己の肉棒を翼へ挿入した。
濡れ切った秘部はあっさりと肉棒を受け入れ、快楽を提供する。
そして一人が始めれば止まらない。
連鎖的に次々と肉棒が二人の穴や肌を犯しだした。
「あ、あっ、あぁッ!」
「んぐ、ぐぅっ……!」
尻尾は取り外され、代わりにと肉棒が絶え間なく尻穴を押し広げる。
放たれる白濁液が彼女たちを染め上げる。
もはやパーティーの主演は彼女たちに様変わりしていた。
二匹の兎が上げる嬌声が、いつまでも会場に響いている。