暁切歌は、特に目的もなく町中を歩いていた。
予定していた訓練が機器の不調により中止になり、急に時間が空いたのだ。
調もマリアも、それぞれ別々の用事があるという。
珍しく一人になった切歌は、さてどうしようと考え事をしながら散歩をしていた。
「――え?」
そして切歌は、見知らぬ男性に声をかけられた。
いつの間にか切歌は、普段なら決して足を踏み入れない怪しげな繁華街へと侵入していたのだ。
まだ昼過ぎだというのに、ピンク色の光があちこちで灯っている。
客引きの女たちは皆露出過多の服装を身に纏っていた。
風俗関連の店が多く並ぶそこでは、切歌のような学生は珍しい。
しかし、今の切歌は決してその場で浮いてはいなかった。
今の切歌の服装も、非常に露出が多い。
短く切られた黄緑色のホットパンツはピッタリと肌に張り付き、尻の形を強調している。
×印の模様が入った白黒のトップスはブラと見間違うほどに丈が短く、腹どころか下乳すら隠せてはいない。
下着は着用していないのか、服の上から乳首や性器の形が透けていた。
こんな格好でこんな場所を若い女がうろついていれば、当然勘違いもされるだろう。
売春目的の女と勘違いされ、切歌は声をかけられたのだ。
「今……はい、暇デスよ?」
そして、切歌はそれに気づいていない。
そのような文化があることさえ知識にない彼女は、言われるがままに男へついていく。
「こう、デスか?」
誰もいない路地裏で、切歌は男の指示に従ってトップスの端を一気にたくし上げた。
当然、大きな乳房が派手に揺れながら晒される。
いわゆる“半脱ぎ”の状態になった布地は乳房を強調し、性的な印象を増大させる。
男は鼻息を荒げ、我慢できないとばかりに己のズボンを下ろし肉棒を露出させた。
「おぉ、大きいデス……!」
切歌は驚き、肉棒へと視線を向けた。
珍しい玩具でも見るかのような切歌の視線に男の肉棒はピクピクと反応しながら大きく、そして固くなっていく。
「あたしは立ってるだけでいいんデスか?」
不思議そうに胸を露出させたまま立っている切歌を凝視しながら、男は己の右手で肉棒を扱く。
苦しそうに息を荒げながら数分間の自慰を行い、男は射精した。
白濁液が切歌の腰当たりに注がれる。
ホットパンツと周辺の肌を汚したそれを切歌は何の疑問も持たず指で掬い、舌で舐め取った。
「うぇ、結構苦い……でも不思議と止まらないデスね」
生クリームを味わうかのような切歌の精飲に、男は興奮を抑えきれない。
衝動的に、男は切歌へ襲い掛かった。
「な、なんデスか……ヒャッ!」
男は切歌の腕を己の右手で抑え込み、左手で乳房を鷲掴みにした。
乱暴に揉みしだかれるたびに乳房はマシュマロのように形を変え、切歌の喉から声が漏れ出る。
「あっ、あぁ、んうぅ……!」
男が左手を下腹部へ伸ばし、ホットパンツの中へと潜り込ませる。
「ひ、あぁッ!」
性器に直接触れられたことで切歌が出した、悲鳴のような鳴き声。
水音が鈍く響くほどに濡れ切った性器を、男は人差し指で愛撫する。
指の動きと連動して、楽器のように切歌の喉は嬌声を響かせた。
「あ、あぁッ――!」
ビクン、と切歌の体が跳ねた。
噴水のように愛液が股から噴き出し、ホットパンツを濡らす。
湧き出た愛液は太股を伝い地面に小さな水溜まりを作るほどだ。
男はぐしょぐしょに濡れたホットパンツを下へとずらし、露になった切歌の性器へ己の肉棒をピタリと密着させた。
躊躇いは一瞬。
絶頂によって蕩けた切歌の顔を見た瞬間に理性は吹き飛び、一気に肉棒を挿入した。
「~~ッ!」
もはや生き物の声とは思えない音。
絶え間なく響く切歌の声と一突きごとに結合部から響く水音が、男の興奮を更に増長させた。
あっという間に、男は切歌の膣内へと精を放つ。
二度目の射精だというのに、その量は膣に収まりきらず結合部から零れ落ちるほどだ。
「ぁ、あぁ……」
幸せそうに、切歌は朦朧とした意識の中で笑っていた。
「優しい人でしたね……見知らぬあたしにお小遣いまでくれたなんて」
数枚の紙幣を懐にしまい、切歌は繁華街を再び歩き出す。
「調とマリアに、おみやげでも買って帰るデス!」
そうして笑顔を浮かべた切歌に、別の男がまた声をかけた。
切歌が帰宅したのは、それから数時間後の話だ。