月読調は近くの公園にある小さな池で、忍術修行(本人談)を行っていた。
ゆっくりと右足を水面に向け差し出し、一息に踏み込む。
「……ッ!」
バシャンと水飛沫が上がり、調の体を濡らす。
池の底に両足を付けたまま、調は拗ねたように頬を膨らませていた。
「右足を水面に付け、反発を受ける一瞬に左足を踏み出す……」
池から上がって再挑戦するも、結果は同じ。
違いと言えば先程より水飛沫が大きい程度だ。
「教わった通りにやっているのに……」
気合を入れて忍者服まで用意したというのに、この結果では帰れない。
ムキになった調は、文字通りの全力を出すことを決意した。
「――Various shul shagana tron」
聖詠を唱え、調はギアを身に纏う。
心象の影響か、そのギアは忍びの服装に変化していた。
漫画やアニメに頻出する、くのいちのような和服。
袖や足元の布は取り除かれ、脇や太股が丸見えになっている。
動きやすくはあるのだろうが、少々露出過多とも言える衣装だ。
「これなら……!」
勢いよく、調は右足を踏み出した。
そして右足が水面に付くと同時に、左足を前へと踏み出す。
「あっ……!」
一瞬、調の体が重力から解き放たれる。
時間にすれば一秒にも満たない時間だが、調は確かに水面を移動していた。
「――ッ!」
喜ぶ暇もなく、復活した重力に従って調の体は池に沈む。
足を踏み出したことで崩れた体制のまま、調の全身は水へと沈んだ。
「……むぅ」
たった一歩。
これでは駄目だと、調は思考した。
これでは忍びとはとても言えない。
どうしようかと調が考えていると、一人の男性がこちらに走ってくるのが見えた。
池に落ちた調を心配してやってきた一般人だ。
「……妥協案」
忍の技は水面走りだけではない。
他の技を習得すればいいと、調はやって来た男が差し伸べた手を引き寄せた。
想定以上の力で引っ張られ、男は体勢を崩し調の胸元へと倒れる。
調が男を抱きしめるような姿勢になり、男は驚愕した。
間近で見たことで、男には濡れたギア越しに調の体のラインが丸分かりになっている。
そして、調が下着を着用していないことに気がついた。
乳首の形や尻の割れ目が、張り付いた布越しに浮かび上がっている。
「房中術も、忍びの基本」
本能的に膨れ上がった男の股間に、調は手を伸ばす。
外見に似つかわしくない色気を出した姿に意識を奪われ、男は動けない。
ちなみに。
正しい房中術は医学的に健康を求めるものであって、くのいちが使用する性的な技を指すわけではない。
漫画やアニメに影響された調は勘違いしているが、その勘違いを正せる存在がこの場にいるわけでもなかった。
露出された肉棒は、すでに固くそそり立っていた。
調は舌を出し、肉棒の裏筋を根元から舐め上げる。
水に濡れた服や髪が肌に張り付き、淫靡な姿と化した調。
視覚的に興奮している最中に性器を舐め上げられ、男は身悶える。
「ん、ぐっ、じゅッ……」
調は肉棒の先端へ舌先を這わせ、しばらくの間肉棒を弄ぶ。
そして口を開き、一息に肉棒を飲み込んだ。
「ぐぅッ、じゅるッ、んぐッ……!」
根元まで咥え、喉にまで達した肉棒へ調は吸い付いた。
蛇のように舌を動かし、生成される精液をくみ上げるように。
「――ッ!」
ビクンと、男の体が一度跳ねる。
射精によって、調の喉奥に多量の精液が注がれた。
「ん、んぐっ、ぷはッ……!」
ストローでジュースを飲むような様子で、調は注がれる精液を全て飲み込んだ。
胃の底に落ちていく精液を感じ、紅潮した頬で調は仰向けになって息を切らせている男に跨った。
「――んッ」
未だ固さを保ったままの肉棒へ向けて腰を落とし、己の膣内へと挿入する。
ぐちょっとした水音と共に、調の体はいとも容易く肉棒を受け入れた。
「んっ……あっ、ん、くぅッ……!」
調が腰を上下させるたび、水音と共に調の喉が嬌声を漏らす。
少女の小さな膣は肉棒を強く締め付け、性を搾り取る。
「――ッ!」
二度目の射精。
ドクドクと注がれる精液を、調の性器は全て受け止める。
もはや忍びの特訓という大義名分も忘れ、調は快楽を貪っていた。
二度の射精で体力も精神も尽きかけた男から、さらなる精を吸い上げる。
調は腰の動きを止めようとはしない。
何度も何度も、目の前の肉棒から精を搾り取っていく。
目に入った時計を確認し調が帰宅を選択したころには、その回数は二桁に達していた。