切歌は次回の予定です。
「――ッ!」
夜も更け、日付が変わろうかという時間帯。
風鳴翼は今日で十三度目になる膣内への射精を受け止めた。
結合部からポタポタと精液が垂れ、床に落ちる。
狭い室内は精液と汗、そして酒の匂いが混じり合い、形容しがたいほどの悪臭が漂っていた。
「くっ、はぁッ……うっ、ゲホッ……!」
渇いた喉に精液を強制的に流し込まれ、翼は反射的に精液を吐きだしてしまう。
苦し気に咳き込む翼を置いて、海賊たちは去っていった。
幽霊である海賊たちには疲労も眠気もない。
だが生者である翼は別だ。
心身ともに疲れ果てた翼はそのまま、気絶するように眠りについた。
目を覚ました翼は、眠っている間に床に置かれていた食料と水を手にする。
起き上がる気力もなく這い回るように餌へと近づく姿が滑稽で、渇いた笑いが漏れた。
「――無様なものだ」
誰もいない部屋の中で、自然と言葉が漏れる。
身も心も汚され続け、屈辱に塗れてでも生きなければならない。
改めて決意を抱き、翼は労働の対価を仲間へ渡しに部屋を出た。
すれ違う海賊たちにセクハラを受けながら、翼は甲板へと出た。
釣り竿を垂らすクリスと切歌に、先程の水と食料を渡す。
「お疲れみたいデスが……」
「大丈夫か? なんなら変わるぞ?」
目に見えて憔悴している翼を心配する切歌とクリス。
「いや、まだ大丈夫だ。二人はしばらく体を休めているといい」
しかし翼は気丈に振る舞い、来た道を戻っていった。
後輩二人を守るため、翼は再び己の肉体を捧げにいく。
「むぐッ、ん、ぐぅッ!」
喉奥に肉棒をねじ込まれながら、翼は喘ぐ。
無理矢理に押し込まれる苦痛に、目尻からは涙が浮かんでいた。
「――ッ!」
やがて肉棒は射精し、多量の精液が発射される。
寸前で翼の喉から抜き取られたそれは、翼の体内にではなく目の前の床へと放たれた。
そこには報酬として翼が受け取る予定だったパンが置かれていた。
当然パンは精液塗れになり、とても食べられるような状態ではなくなった。
「くっ……悪趣味な……」
意図を理解してしまった翼は手を伸ばし、精液ごとパンを齧る。
パンと精液の混じり合った臭いが口内に広がり、吐き気が翼を襲った。
「うっ……! う、くぅっ……」
吐き出そうとする体の反射を、口元を抑えて必死に堪える翼。
数度噛み締め、ゴクリと音を立ててなんとか飲み込んだ。
「ぐ、うっ……!」
目に涙を浮かべながら、翼はなんとかパンを胃の中へと押し込んでいく。
悪趣味ではあるが、貴重な食料であることには変わらないのだ。
渇いた喉が水分を求め、翼は差し出された木樽のジョッキを手にする。
しかし、中身は水ではなくラム酒だ。
海の上で、真水は貴重品だ。
だが未成年である翼の論理や理性は酒気を拒否する。
そしてそのまま、数分の時が流れた。
「くっ……」
飲まねば命にかかわる。
どの道、逆らうことは出来ないのだ。
意を決したようにジョッキを傾け、翼は一息にラム酒を飲み干した。
喉が焼けるような感覚に咳き込み、苦し気に呻く。
「け、ふっ、ぐぅッ……!」
脳がかき回されるような酩酊感。
ギアを纏っていることで多少の耐性はあったとしても、非常に度数の高いラム酒を一息に飲み干せば同じことだ。
翼の思考は、そのまま深く沈んでいった。
「う、うぅっ……」
翼の膣内に精液が注がれる。
しかし朦朧とする意識の中では、か弱く声を上げることしかできない。
今の翼は、自分が何をされているのかも正しく認識できてはいなかった。
「ん、んぐっ……」
アルコールで焼けた喉が水分を求め、口元に注がれた液体を飲み下す。
それが先程まで忌避していた精液であることも理解せず、赤子のように翼は精飲を行っていた。
「う、あっ……」
口と膣を二本の肉棒で貫かれながらも、翼はそれを認識できない。
ただ空に浮くような感覚と、無意識に感じる快楽を受け止める。
「――ッ!」
もう何度めかもわからない海賊の射精。
すでに翼の膣内は精液で埋め尽くされている。
ドロリと溢れ出る精液が、翼の太股を伝い床へと落ちた。
「あ、あぁ……」
普段の凛とした表情は消え去り、だらしなく浮かべた笑みが海賊たちの興奮を煽る。
彼らの肉棒は何度出しても衰えることがない。
翼の酔いが醒めるまで、彼女の体は貪られ続けた。