「うぅ……」
町中の喫茶店。
冷房の効いた快適な店内で、暁切歌は渋い表情を浮かべていた。
「無理してブラックなんて頼むからだよ、切ちゃん」
隣に座る月読調は、想像通りの光景にため息をつく。
いつもなら自分の飲み物と交換するのだが、残念なことに今日は調もブラックコーヒーを注文していた。
「て、店員さん、ミルクをお願いするデス……」
呼び出しボタンを押し、切歌はやって来た店員にそう告げる。
しかし、店員は二人の服装に目を奪われていた。
日曜日である今日は、二人とも制服を脱ぎ捨て私服に身を包んでいた。
しかし、その服装は周囲から異常に浮いている。
切歌の服装は、緑のパーカーに黄色のホットパンツ。
だがパーカーの下は何も身に着けておらず、半ばまでジッパーを下ろしていた。
結果、切歌の膨らんだ乳房が半分近く見えてしまっている。
調の服装は、白色のミニワンピース。
こちらも当然のように下着を身に着けていない。
汗で透けたワンピースの下から乳首が透けており、丈も短いために太股が丸出しだ。
罰ゲームかそうでなければいじめでも受けているのかと疑いそうな服装だが、彼女たちは顔を赤くすることもなく店員に注文をしていた。
そして、改変術式が作動する。
店員はミルクの追加注文を手元の注文用紙に書き込むと、己のズボンを下ろし肉棒を露出する。
「どうもデス」
そして切歌も自然な動きで、突きつけられた肉棒を己の右手で包み込む。
左手にコーヒーのカップを持ち、右手を動かし刺激を与えていく。
セルフサービスの機械を操作するような気軽さで、切歌は手淫を行っていた。
やがて店員はビクリと体を震わせると、ドロリとした“ミルク”をコーヒーへと注ぐ。
黒いコーヒーに“ミルク”は溶け混ざり、強烈な臭いを放つ。
ペコリと頭を下げ、店員は去っていく。
日常の一風景に、先程の異常は溶け消えた。
備え付けのスプーンでコーヒーをかき混ぜると、精液の入ったコーヒーを切歌は口にした。
酷い味になったコーヒーに、切歌は再び渋い顔を浮かべる。
「……まだ苦いデス」
だが、その理由は甘味の不足というものだった。
調は切歌からカップを受け取ると、試しに一口飲む。
「本当だ。ずいぶん控えめな甘さのミルクだね」
ミルクではないのだから甘いはずはないのだが、彼女らは首を傾げるだけだった。
そして調は切歌の方向を向くと、自然な流れで来ていたワンピースをたくし上げた。
「わ、ぷ……」
調は切歌の頭を掴むと、己の胸に切歌の口を押し付ける。
周囲の客が切歌の声に目を向けるものの、大胆なカップルだなと思う程度で客たちはすぐに元の向きへと視線を戻した。
「こっちのミルクなら、少しは甘いかも」
無論、通常であれば調の胸から母乳が出るはずもない。
しかし聖遺物の改変効果により、切歌の舌は確かに甘味を感じていた。
「んっ……」
小さな胸を切歌に吸われ、調は喘ぎ声を漏らす。
染み出すようにその胸からは白い液体が漏れだしており、切歌は舌で液体を舐め取っていく。
「あ、あぁっ――!」
脳に電流が流れたと錯覚する衝撃と共に、調は絶頂する。
勢いよく噴き出た“ミルク”を、切歌は己のコーヒーカップへと注いだ。
「……うん、これならなんとか飲めますね。ありがとうデス、調!」
笑顔を浮かべる切歌だが、調は絶頂の快楽に未だ浸ったままだった。
ソファーに仰向きの体勢で横になり、ピクピクと体を痙攣させている。
たくし上げたワンピースは全身を露出しており、もはや服としての機能を果たせていない。
両胸も秘部も丸出しのままで、調は虚ろな瞳を浮かべていた。
切歌は一切気にしないが、問題は周囲の客だ。
劣情を煽られた男性客が二人、調の元へとやってきていた。
「ん、なんデスか?」
見知らぬ男に、切歌は脳内に疑問符を発生させる。
だが彼らが己の男根を露出すると、切歌は笑顔を浮かべて男へ近づいた。
「おお、大きいデス……!」
調を跨ぐような位置で膝立ちになり、切歌は着ていたパーカーを脱ぎ捨てる。
晒された乳房を見て、男たちはさらに肉棒を膨張させた。
「んっ……」
男たちは切歌の乳房に己の肉棒をこすり付ける。
切歌はそれを手助けするように、両手を使って二人の肉棒を根元から刺激した。
「───ッ!」
僅か数分で男たちは射精する。
胸元に掛けられた精液は切歌の体を伝い、下で放心中だった調の顔にまで届いた。
「凄いデス、まだこんなに大きい……!」
その光景に興奮を強めた男たちの肉棒は衰えず、さらにその大きさを肥大化させる。
切歌は驚愕の表情を浮かべ、奉仕を続けるのだった。
「ふぅ、お疲れ様デスかね?」
出し尽くして疲れ果てた男たちが、その場で倒れ伏していた。
切歌が手元に持ったカップには、飲み干したコーヒーの代わりに新たに注がれた白い“ミルク”が並々と注がれている。
「調も、そろそろ起きるデスよ」
「ん、うぅん……」
意識を取り戻し、起き上がる調。
その顔は精液で汚れ、髪も白く染め上げられている。
「ほら、ミルクでも飲んでサッパリするデス」
「ありがとう、切ちゃん」
カップを受け取った調は、注がれた精液を一息に飲み干した。
口内に広がる悪臭を気にも留めず、喉を鳴らして美味しそうに飲んでいく。
「うん、目も覚めたかな」
「じゃあそろそろ帰りますかね、マリアもきっと待ってますよ」
立ち上がった二人は衣服を整えると、会計を済ませて店の外へと出ていった。
「うぅ、夕方だというのにこの暑さは……」
「涼しい家が待ってるから頑張って、切ちゃん」
二人は手を繋ぐと、帰宅の途に就く。
帰り道の途中、何人もの通行人が二人に視線を向けるが、精液塗れの彼女たちに疑問を抱く者は誰もいなかった。
仲のいい友人同士が、歩いているだけ。
そう認識されて、彼女たちは今日を終えたのだった。