雪音クリス、風鳴翼、マリア・カデンツァヴナ・イヴ、そして並行世界からやってきたセレナ・カデンツァヴナ・イヴの四人は、遺跡調査に赴いていた。
盗掘者やアルカノイズ、遺跡内の罠に対応するため心象変化を行ったトレジャーハンター型ギアを纏い、四人は遺跡を探索していたのだが。
「ちッ……」
遺跡の罠によって一人はぐれてしまった雪音クリスは、舌打ちをしながら壁を蹴る。
一人だけで先へ進むか、合流を優先するか。
さてどうするかと歩を進めたクリスの足元で、床が沈んだ。
「……ん?」
カチッという音と共に一部分だけが沈んだ床。
クリスは何らかの罠が作動したのだと理解し周囲を見渡すが、既に遅い。
「わ、ぷッ……!」
天井から粘性の液体が降り注ぎ、クリスの全身を濡らした。
ただの水かと思ったのは一瞬、すぐにクリスは異常に気付く。
「ギアが、溶けてる……?」
クリスの纏うとレジャーハンター型ギアが、溶けて薄くなっている。
ギアの形こそそのままだが、濡れたギア越しに乳首や秘部が薄く透けていた。
クリスは己の髪や肌に触れるが、そちらに異常は見当たらない。
どれだけ強力な酸性の液体だろうとギアのみが溶けるなどあり得ないだろう。
どういうことだと首を傾げるクリスだが、罠は一つではなかった。
「……おわぁッ!」
背後からの異音に振り向くと、背の丈を超えるほどに大きな岩がクリス目掛けて転がってきている。
慌てて全力疾走したクリスは、間一髪の所で脇の小部屋へと逃げ込んだ。
「畜生、なんだってんだ……」
ぜいぜいと息を切らし、クリスは膝立ちに崩れ落ちる。
丁度四つん這いのような格好になった瞬間、クリスの右手が新たなスイッチを押した。
先程と同じようにカチッという音と共に右手部分の床が沈むと同時、石床の割れ目から白い液体が滲みだす。
「くッ、ぐぅッ……!」
それは接着剤のように固まり、クリスの四肢を床に縫い留めた。
必死に脱出を試みて踠くクリスだが、ギアの力を持ってしても張り付いた四肢は動かない。
「ひゃぁ!」
クリスは突然の刺激に乙女のような悲鳴を上げる。
いつの間にかクリスの尻にはスライム染みた生物が張り付いていた。
「ふ、うぅ、くぅッ……!」
スライムは形を変えてギアの隙間からクリスの穴へと入り込む。
尻と膣が異物で埋まる感覚に、クリスは嬌声を抑えきれない。
「――ッ!」
異形の存在に犯される未知の感覚に、クリスは数分保たず絶頂した。
全身をのけ反らせ、愛液を滴らせながらクリスは快楽に打ち震える。
それを合図としたかのように、クリスを捕らえていた白い液体は柔らかく戻った。
粘ついた気味の悪さだけを残して、クリスの四肢は自由を取り戻す。
「ぜっ、はぁっ……」
絶頂直後で意識が朦朧としているクリスだが、一刻も早くスライムをなんとかしなければならないと体を無理矢理に起こす。
スライムはクリスの体内にほとんど入り込んでしまっていて、簡単に取り除けそうにはなかった。
「く、うぅッ……!」
クリスは自分の指を秘部に入れ、スライムを掻き出そうとする。
奥底にまで入ったスライムは、膣内で張り付いたように動かない。
必然、クリスは己の指を深く挿入することを強いられる。
まるで自主的に自慰を行っているかのようで、クリスは再度沸き上がる快楽に耐えていた。
「ふッ、くぅッ、あと少し……!」
第二関節まで押し込んだ指によって、少しづつだがスライムがクリスの体内から排出されていく。
クリスは、ふぅと軽く深呼吸をすると一息にスライムを引っ張り出した。
「――ッ!」
スライムはクリスの体内から完全に排出された。
だが膣と尻穴を責めていたスライムが一気に引きずり出された衝撃で、クリスは二度目の絶頂を味わう羽目になってしまった。
「あ、ぐぅ……!」
クリスは仰向けに倒れたまま小刻みに痙攣を繰り返している。
股からは愛液が大量に漏れ出ており、小さな水溜まりを床に作っていた。
クリスが探索を再開できるようになったのは、それから十数分後のことだった。