遺跡の最下層。
その片隅に、装者達は送られていた。
不要な存在を一か所に纏めて処分するような思考でもあるのかと疑うほどに、遺跡の仕掛けは罠にかかった者たちをそこに集結させている。
下層に向かうほど罠は悪質で巧妙なものへと変化していた。
正常な思考が出来なくなっていた装者達は罠にかかり続け、この惨状に参加する羽目になっている。
「んぐ、ぐぅッ……!」
クリスは己の身の丈を超えるほどの直径を誇る巨大なスライムに囚われていた。
スライムの一部はクリスの体内に入り込み、内部からクリスを犯し続けている。
膣内がスライムという柔らかな生き物で埋まり、中をかき回される。
自慰で入れる己の指やバイブとは違う未知の感覚に、クリスの肉体は快楽を感じていた。
嬌声は聞こえない。
口内にすらスライムは侵入し、食道から胃の中までを埋め尽くしているせいで声すら上げることが出来ないのだ。
まるでクリスの体内を苗床としているかのようにスライムは己の全身でクリスを包んでいる。
「――ッ!」
声にならない喘ぎ声を上げながら、クリスは何度も絶頂を繰り返す。
飽きることの無い快楽に包まれながら、クリスの意識は徐々に薄くぼやけていった。
「あッ、うぁぁ……!」
苗床、というのならば隣で悶えているマリアを表す方が適切だろう。
マリアは全身を触手に拘束されながら、今も犯され続けている。
磔になった罪人のような格好で触手に縛られ、膣内には二本の触手が深々と突き刺さっていた。
触手はビクビクと小刻みに震えながら、マリアの膣内に透明な液体を注ぎ込んでいる。
限界を超えて、触手はマリアの膣内を己の体液で満たし続ける。
マリアの腹は妊婦のように大きく膨れ上がり、触手と股の結合部からは入りきらない液体が少しづつ漏れ出ていた。
「――ッ!」
絶頂を迎えたマリアの股から、噴水のように液体が床へと飛び散っていく。
それはマリア自身の愛液や触手の粘液、分泌液などが混ざり合ったものだ。
液体は床の石畳を濡らし、傾斜に沿って別の犠牲者の元へと流れていく。
液体が伝う先にいたのは翼だ。
翼は定期的に流れてくるその液体を指で掬うと、舌で舐め取り飲み下した。
渇いた喉を汚れた液体で潤し、翼は休むことなく腰を振り続ける。
翼の下では同じようにここへ送られた犠牲者が意識を失って倒れている。
女は犯され、男は隅に纏めて廃棄されている。
廃棄物であるそれを、沸き上がる性欲を解消するために翼は貪り続けていた。
そこでは性を絞られ尽くした慣れの果てが、山のように倒れている。
翼は何度も何度も、意識の無い男を犯していた。
翼は知らない。
何度も飲んでいる触手の分泌液に催淫の作用があることを。
どれだけ性を貪っても飢え続ける原因はそこにあるのだが、肉欲に埋め尽くされた翼の思考がそれに気づくことは無い。
何度も何度も永遠に、翼は腰を振り精を搾り取り続ける。
最下層に送られた他の装者とは違い、セレナは遺跡の外へと脱出していた。
だがしかし、それを成功とは呼べないだろう。
「うぁ、あぁ……」
全裸の状態で外へ放り出された、と表現するのが正しいか。
乳首にはローターが張り付けられ、秘部と尻穴にはバイブが尻尾のように突き刺さり前後左右に動いている。
ぐちゅぐちゅと股からいやらしく水音を響かせながら、周囲に誰もいない野外でセレナは嬌声を上げ続けていた。
全身はぐったりと弛緩し動かず、瞳は闇に覆われたかのように光が消えている。
肉体だけが敏感に反応し、愛液を生み出し続けていた。
時折やってくる男がセレナの姿に驚き、そして本能のままに彼女を犯す。
悲鳴も叫び声も、セレナに上げる気力は残っていなかった。
肉人形のように好き放題に犯され、男が満足すると再び捨て置かれる日々。
そんな地獄に絶望するだけの力すら、今のセレナには存在しなかった。