日が変わる寸前の深夜。
ライブの仕事を終えてホテルで眠っていたマリアの元に、数名の男が訪れた。
男たちは皆がカメラやマイク等の機材を室内に持ち込んでいる。
所謂、寝起きドッキリというやつだ。
男たちは忍び足でベッドへと向かい、マリアの寝顔をカメラで覗き込む。
「ん、んぅ……」
寝相良く綺麗に眠るマリアは、侵入者の存在に気付いていない。
ライブの疲労もあってか、彼女の寝息は緩やかに一定のリズムを刻んでいた。
一人の男がマリアの体を隠す布団に手を伸ばし、捲る。
今まで隠れていたマリアの全身がカメラへと映された。
マリアは寝間着を身に着けていなかった。
純白の下着のみを上下に纏い、彼女は眠っている。
豊満な肉体を下着のみでは覆いきれず、胸や尻の肉は一部がはみ出ていた。
肉感を強調するような格好に、男たちは無意識に生唾を飲み込んだ。
「んっ……」
寝起きドッキリというのは気づかれないように撮影を開始するが、気づかれなくては意味がない。
起きた瞬間にカメラが回っているという衝撃を受けた反応こそを撮りたいのだから。
カメラマンがマリアの全身を映し、他のスタッフがゆっくりとマリアへ手を伸ばす。
太股や二の腕から始まった接触はそう時間のたたないうちに性感帯へと移行する。
ブラを上にずらし、胸と乳首を露出させる。
ショーツを下にずらし、尻と秘部を露出させる。
半脱ぎ状態の恰好で眠るマリアの姿は、否応なしに男たちの劣情を煽る。
我先にと男たちの手が伸び、マリアへの愛撫が開始された。
「んっ……」
接触直後、マリアの体が小さく跳ねる。
男たちは慌てて手を引くが、小さな寝息が聞こえると再びマリアの肉体にゆっくりと手を伸ばした。
両胸はゆっくりとした動きで揉みしだかれ、豊かな乳房に十本の指が沈み込む。
秘部の割れ目を上下する指先には、そう時間をかけずに愛液が付着し始めた。
徐々にマリアの顔に赤みが増し、寝息は荒く熱っぽいものへ変化していく。
劣情を煽る姿に男たちの肉棒は自然と勃起し、彼らは目の前のマリアで欲望を発散しようとズボンを脱ぎだした。
ピンク色の髪を己の肉棒に巻きつけ、扱きだす者。
脇や太股に肉棒を擦り付ける者。
亀頭をマリアの唇に接触させ、キスをさせる者。
様々な方法で自慰を行う男たちが己の精を解き放つのに、そう時間はかからなかった。
「――ッ!」
まるで示し合わせたかのように、一斉に肉棒から白濁液がマリアの肉体へと降りかかる。
顔が、髪が、胸が、その全てが白濁液で汚される。
「う、うぅん……」
白濁液の熱と臭いで、ようやくマリアは目を覚ます。
しかしその目は虚ろで、意識がまだ覚醒していないことが見て取れた。
「んっ」
寝ぼけているのだろう。
マリアは目の前にあった肉棒を咥え、ストローのように吸い出した。
射精直後の肉棒に残っていた精液が吸い出され、マリアの口内へと入っていく。
「んっ、んぐっ……」
喉を鳴らして精液を飲むマリアの姿に、男たちの理性は完全に焼き切れた。
カメラやマイクを固定し、全ての男たちがマリアの肉体へと殺到する。
肉棒を吸われていた男は、マリアの後頭部を両手で鷲掴みにするとそのまま腰を振り始める。
胸を愛撫していた男は、己の肉棒を両の乳房で挟んで刺激する。
秘部を愛撫していた男はそのまま愛液に濡れた秘部へと、己の肉棒を挿入する。
男たちはマリアの全身を使用し、己の肉欲を解消する。
マリアは何が起こっているのか理解していない、されるがままの状態だ。
両手に握らされた肉棒を、反射的に扱いている。
「んっ……んんっ……!」
ただしマリアの肉体だけは、快楽に反応している。
顔はどんどん紅潮し、喘ぎ声はみるみる大きな声となって部屋に響き出す。
「――ッ!」
例え絶頂しようとも、誰一人として性行為を止める者はいない。
淫らに乱れるマリアの姿にあっという間に肉棒は固さを取り戻し、欲望は際限なく肥大化する。
カメラのバッテリーが切れるまで、その乱交は続いた。
「ん、うぅん……」
翌朝。
マリアはむせ返るような精液の臭いで目を覚ました。
大きく欠伸をし、周囲を見渡す。
そこには精を出しきって気を失うように眠るスタッフの姿と、撮影機材。
そして寝起きドッキリ大成功と記された手書きの看板が残されていた。
「ドッキリ……あれ……?」
一切記憶にない。
なにかマズイ発言でもしていないだろうかと、マリアはずれた危機感を抱いていた。
下半身を露出した男たちや、全身を汚す白濁液には一切疑問を抱いていない。
後で録画の内容を確認させてもらおう。
そう思いながら、マリアは立ち上がり大きく伸びをした。