とある一人の男性職員が、過労による体調不良を起こしたことが切っ掛けだった。
少し休めば治ると主張した彼は、仮眠室のベッドへと電池が切れたように倒れ込み、若干の罪悪感を抱きながらあっという間に眠りについた。
「あら、丁度目が覚めたのね」
「悪い……起こしちまったか?」
目を覚ました職員がそんな声を受け瞳を開くと、寝起きの倦怠感は一瞬で消え失せた。
目の前には雪音クリスとマリア・カデンツァヴナ・イヴの二人が立っていたのだ。
それも、何故か服を着替えて。
「普段わたしたちのために働いてくれる貴方たちが体調を崩したって聞いたから……ナース服で多少は恩返ししようかって思ったのよ」
「あたしは服まで着替える必要はないって言ったんだけどよ、コイツがどうしてもって聞かなくて……」
堂々とした態度のマリアとは異なり、クリスは恥ずかしそうに目を背けている。
だが、それも無理はない。
マリアは胸元を開けたシャツとタイトなスカートに白衣を羽織っている。
ナースというよりは女教師のようにも見える服装だ。
問題はクリスの方である。
いったいどこから持ってきた衣装なのか。
大筋のデザインこそ、一般的なナース服を元にしているのだろうが、露出の量が桁違いだ。
スカートは下着の見えない限界ギリギリまで短く、胸元は乳首が見えかねないほどに開けられている。
そんな衣装をよりにもよって雪音クリスが着用しているせいで、胸や尻の扇情的なラインがくっきりと浮き出てしまっていた。
「ほらクリス、いつまでも恥ずかしがってないでちゃんとしなさい」
「なら服を交換しろよ!」
「駄目よ、サイズが合わないもの」
クリスの訴えを一蹴し、マリアはそのままベッドへと歩みを進める。
そしてもう十二分に休んだと主張し立ち上がろうとする職員の肩を掴み、そのままベッドへと押し倒した。
「ちゃんと丸一日の休暇は受理されたんだから、しっかり休まなきゃ駄目よ……あら?」
呆れたような口調のマリアだったが、ある異変に気付き視線が彼の下半身へと移動する。
そしてマリアは“元気”になったソレをズボン越しに捉えた。
クリスよりマシとはいえ、マリアの恰好も大概なのだ。
多忙で性欲の処理もおざなりな男が九十センチ越えの胸が作る谷間を間近で見れば、本能が反応するのもやむなしである。
「……よっ、と」
何の前触れもなく、マリアは職員の顔面を己の胸へと押し付けた。
膝枕ならぬ胸枕だ。
「な、なにしてんだ?!」
「男を癒すならこれがいいって、調が言っていたのだけど……ほら、クリスも来なさい」
マジかよ……と呟きながらも、クリスは職員の背後に回りこむ。
そしてそのまま、彼の後頭部へと己の胸を押し付けた。
クリスとマリアが、職員を挟んで抱き合うように腕を回す。
呼吸が苦しくなるほどの圧迫感と、美少女二人の豊満な乳房が接触しているという多幸感に、彼の股間はみるみるうちに大きく膨らんでいく。
マリアが職員のズボンへと手を伸ばし、チャックを下ろす。
跳ねるように露出された肉棒は雄々しくそそり立っており、ピクピクと小刻みに動く姿は限界が近いことを知らせていた。
「我慢しなくても大丈夫よ、ほら……」
マリアは職員の耳元で囁きながら、彼の肉棒に優しく手を添える。
そして彼の肉棒は、たったそれだけの刺激で限界を超えた。
ビクン、と一度跳ねた後、肉棒から放たれた白濁液がマリアの手を汚す。
しかしマリアは気に留める様子もなく肉棒を扱き残った分まで搾り取ろうとしていた。
「随分ため込んでいたのね、一度程度じゃ萎えないなんて」
苦笑を浮かべ、マリアは顔を赤く染めていたクリスへと目くばせを行う。
クリスは深くため息を吐き、マリアと立ち位置を交換した。
次は自分の番だと、言葉は無く視線で答えるクリス。
マリアは手に付着した白濁液を拭き取り、正座の姿勢で職員の頭を己の膝へと乗せる。
彼の視界がマリアの下乳で埋まると同時、肉棒にも柔らかな感触が広がった、
クリスが己の胸で肉棒を挟んだのだ。
更にはマリアが上着をはだけさせ、露になった胸を職員の顔面へと押し付けてくる。
膝枕授乳パイズリ奉仕という小学生が取り分けたバイキングの皿のような状況。
男の夢でももう少し慎みがあるのではないかという状況に、彼の理性は溶け墜ちた。
記憶が薄れるほどの幸福感に包まれたまま、職員は二度目の射精へと導かれる。
遠慮なくぶちまけられた白濁液が、クリスの顔面を汚す。
言葉も無く呆れたような顔でこちらを睨むクリスの表情は、どうしようもなく男の劣情を煽るものだった。
普段の自慰であればすでに萎え切っているはずの肉棒は、二度の射精を忘れているかのように固く勃起している。
「ったく……」
クリスはそう呟くと、己の胸から飛び出した亀頭を舌先で舐めはじめた。
妙にくすぐったい感覚が新たに加わり、男の肉棒は再び精液を放とうと動きだす。
男は必死に我慢するが、マリアとクリスの柔肌と体温、そして彼女たちの性技に逆らえるわけもない。
抵抗も空しく、男はその後も射精を繰り返した。
どのくらい時間が経過しただろうか。
最後の一滴まで搾り取り、マリアは満足気な表情を、クリスはその射精回数に呆れたような笑いを浮かべて去っていった。
残された男は呆然としたまま、夢のような一時を脳内で反芻し続けていた。