なにかがおかしい。
小日向未来は、そんな疑いを漠然と抱いていた。
装者の経験を持ちながら、今は協力者として一歩引いた立場にいる彼女。
特殊な立ち位置にいる未来は、他の装者に比べ改変の影響が軽微だったのだ。
だが、世界を巻き込む改変からは逃れられない。
疑問に思いつつも、結局はその思考を打ち切り学校へと向かっていく。
私立リディアン音楽院は女子校だ。
男性は一部の教師や講師以外は特別な事情がなければ立ち入ることがない。
だが、今日は多くの見知らぬ男が校内へと入っていく。
毎年恒例の身体検査だ。
一般的な学校で行われるものに比べ、その規模は非常に大きなものだ。
この検査はシンフォギア装者の適正検査を兼ねていた。
見たこともない機材や多くの人材が、次々と校舎内へと移動していく。
未来はそんな様子を眺め、そういえば去年よりも男性の比率が多いなぁと思考する。
そして時計に目をやり、慌てて教室へと向かっていった。
検査の時間になり、小日向未来は備え付けの籠に衣服を脱ぎ棄てる。
ピッチリと肌に張り付くスポーツブラとスパッツだけを身に着け、扉を開けた。
クラスの生徒と入れ替わりで中に入ると、そこには数名の男性がいた。
手元の書類に記された未来の名前を呼び、未来はそれに短く返事する。
指示された通りに検査器具に近づき、身長と体重を測る。
数字が読み上げられ、次の器具へ。
一般的な検査の光景だ、なにも疑問に思うことなどない。
だというのに、未来の脳内はモヤがかかったような状態だった。
なにかがおかしいのに、その原因が分からない。
軽く視線を動かしてみても、おかしい部分など見当たらない。
検査器具、生徒別に検査結果が記された書類、未来の下着姿に勃起した男性たち。
なにもおかしくはない。
改めてそう納得し、未来は次の検査室へと歩き出す。
扉を開け、未来は室内に入る。
先程と同じような部屋には、同様にいくつかの検査器具と医師が待機していた。
指示に従い、未来は着ていた下着を脱ぎ捨てる。
男たちの前で躊躇いなく裸体を晒す未来に、医師たちはニヤニヤと笑っていた。
「っ……」
血液検査はいつまでも慣れない。
未来はつい、採血の瞬間に声を漏らしてしまう。
医師の笑みに、注射が苦手な子供にでも見られたのかと未来は顔を赤くした。
採血を終え、次の検査は視触診だ。
椅子に座り医師と向かい合い、軽く質問に答えていく。
「んっ……」
医師の手が、未来の乳房へと触れる。
小さな膨らみが、医師の手に合わせて柔らかく形を変えた。
快楽を感じている自分に恥ずかしくなり、未来の顔が薄く紅潮する。
真面目に診察をしている医師に申し訳ないと、未来はできるだけ声を出さないように堪えていた。
「っ、ん、うぅ……!」
乳首を摘ままれ、未来の体がビクンと震えた。
その反応に医師はニヤリと笑うと、両胸の乳首を執拗に刺激し始める。
「あっ、あぅ、ひぅ……!」
漏れ出る声は甘い喘ぎ声に染まっていく。
医療行為に興奮してしまう自分は恥ずかしいというズレた羞恥心によって興奮は一層強くなり、未来の股が濡れ始める。
触診が終わった頃には未来の全身は熱く火照り、息をぜいぜいと荒げていた。
そして休む暇もなく次の検査として、医師は紙コップを未来へと手渡した。
「──はい、体液の採取ですね……?」
医師の指示に従い、未来は己の秘部に紙コップを添える。
そしてそのまま、秘部を刺激し自慰を開始した。
すでに濡れだしていた秘部からは愛液が溢れ出す。
添えたコップに愛液が注がれ、少しづつコップを満たしていく。
「うぅ、んっ、んん、っあ……」
人前で、それも男性の前で自慰を行うことに羞恥を感じる未来。
だが真面目な検査だというのに恥ずかしがってはいられないと、未来は顔を赤く染めながらも激しく己を慰めていった。
「ん、あぁ、い、いぃ、ぐぅ……!」
声と比例して水音が大きくなり、ぐちょぐちょといやらしい音が室内に響きだす。
溢れる愛液の量は次第に多くなり、未来の指の動きも激しさを増していく。
「いッ、ッ――!」
そして未来は絶頂を迎えた。
ビクビクと体は痙攣し、壊れた蛇口のように股からは愛液が溢れ出ている。
震える手で規定量が溜まった紙コップを医師に渡し、未来は次の検査を受けにいく。
「――ん、うぅ……」
膣内に挿入されたガラス管の冷たい感触に、未来は思わず呻き声を漏らす。
自慰の影響で火照った体を冷やすように、ガラス管が飲み込まれていく。
透明なガラス越しに、膣内の様子が露わになった。
普段は晒す機会など皆無の部分を、医師は薄い笑みを浮かべながら観察する。
診察の妨げにならないようにと、未来は己の秘部を突き出すように見せつけている。
流石に恥ずかしいのか、顔だけを真横に向け、視線を外していた。
奥にまで達したガラス管の目盛りを医師が読み上げる。
抜き取られたガラス管には愛液が糸を引いており、未来の興奮が未だ収まっていないことを如実に伝えている。
「ん、ぐぅッ……!」
医師は軽くガラス管に付着した愛液を拭き取ると、今度は未来の尻穴に差し込んだ。
肛門に異物が挿入される感覚に、未来の喉が短く震える。
愛液という潤滑油が無いために、ガラス管は肉を押し広げるように差し込まれていく。
慌てて口元を手で押さえる未来だが、僅かに声が抑えきれずに漏れ出ていた。
「ん、んぅ、っぁ、ぁ、ぁぁ……」
息を荒げ、体を痙攣させて未来は必死に耐える。
医師は未来の尻肉を両手で鷲掴みにし、ガラス越しに尻穴をじっくりと見つめていた。
時折ガラス管を動かし丹念に内部を観察する。
ガラス管が内部で動くたびに未来の体が微細に跳ね、甘い声が漏れ出ていた。
医師が満足するまで検査は続き、十数分後にようやく終わるころには未来は立ち上がれないほどに憔悴していた。
全ての検査を終え、未来は軽く一礼をして部屋を後にする。
赤みがかった顔を隠すように小走りで廊下を進み、手早く制服を身に纏う。
目に見えた異常がないという診察結果に安堵し、彼女は再び日常に戻るのだった。