新たな並行世界の調査中、とある洞窟を発見した立花響、雪音クリス、風鳴翼。
明らかに何者かの手によって整備されている人工的な空間を調査するため、三人の装者は内部へと足を踏み入れた。
「ふッ!」
中にいたのは、周辺の地域では有名なごろつきの集団であった。
金品を奪い、女を攫い犯し過ごす男たちは、三人を見つけた途端に襲い掛かってくる。
幸いにもその戦闘力は低く、ギアを纏った彼女たちであれば容易く撃破できる程度であるが、問題はその数であった。
「はぁッ!」
たった今響が打ち倒した相手で既に十を超える数。
いくら個では弱いといっても、この数を相手にしては流石の装者にも疲労の色が見え始める。
「一旦引こう。先がどれだけ続いているかも不明だ。マリア達三人と合流して、この先の調査を──」
翼がそう提案すると同時に、一つの扉を発見する。
粗末で隙間の空いた、木製の扉。
ここの調査だけ済ませて帰ろう。
そう相談した三人は裏に掛けられた閂ごと扉を蹴り飛ばし、そして。
「「「ッ──?!」」」
思考が停止する。
そこにいたのは、つい先ほど合流を予定していた三人の装者。
股から血と精液を流し、ボロ雑巾のように床へ打ち捨てられたマリア・カデンツァヴナ・イヴ、月読調、暁切歌の三人だった。
そして、混乱と困惑と焦燥感に満たされた脳内に、周囲を警戒するという行動に割くリソースが残っているはずもなく。
背後から頭部へと振り下ろされる一撃を回避できた者は、誰一人として存在しなかった。
「お、ごっ、ぐぅっ……!」
秘部へと乱雑に突き入れられる肉棒の衝撃に、響の喉からは悲鳴が漏れる。
女体のことを一切考慮しない乱暴なピストンを繰り返され、響は複数の男に犯され続けていた。
鷲掴みにされた乳房には男たちの爪が食い込み血が滲んでいる。
ゴツゴツとした洞窟内の床で乱暴に扱われ、全身には擦り傷が無数に発生していた。
下卑た笑みを浮かべる男たちに使い捨ての玩具のように扱われ、しかしそれでもなお、立花響は幸運な方であったと言わざるを得ない。
「ひぃっ、ひっ……!」
「っぁ、ぐぅっ……!」
部屋の隅では、二人の男が切歌と調という二頭の馬に乗って競争に興じている。
先ほど響とクリスもやらされた、敗れた馬には罰を与えられる地獄のレースだ。
クリスが響を庇いわざと負けたことで、響はただ犯されるだけで済んでいる。
敗者のクリスは別室の便所に設置され、丸一日用を足しに来た男の小便を受け止めなければならない。
初めは口を固く結び相手を睨みつけていたクリスだったが、備え付けの鞭で十数度躾を受けてからは震えた作り笑顔で大口を開けるようになった。
その末路を知っているからこそ、切歌と調は必死に四肢を動かしている。
髪の毛を手綱代わりに引かれ、四つん這いで涙を浮かべながら。
ゴールと同時に、二人はべちゃりと潰れたように倒れ伏す。
疲労と痛み、恐怖から解放された二人を襲ったのは、引き分け再試合という騎手の言葉。
「や、やだ……もう、無理ぃ……」
「誰か、マリア、助けて……」
助けを求められたマリアだが、無論誰かを救済する余裕があるはずもない。
マリアは全身を拘束され、蹲踞の姿勢でバイブとローターの振動に耐えている。
足場は不安定に積まれた石材で、少しでも姿勢を崩せば足場は崩れて首にかかった縄が即座に彼女の首を絞めるだろう。
マリアは恐怖に震える体を必死に抑え、終わることのない命がけの遊戯を強制されている。
「ぐっ、うぅっ……!」
部屋の中央では、翼がごろつきのリーダーと剣術勝負を行っていた。
勝てば全員を解放するという約束の元、翼は必死に剣を振るう。
無論、それは正々堂々とした内容であるはずがない。
両手でしっかりと剣を握る男と違い、翼の両手は後ろ手に拘束され剣を握ることはできない。
代わりに柄の部分を秘部に挿入することで剣を支えているのだ。
剣が動くたびに膣へと伝わる振動が翼を襲い、尻穴で振動するバイブの快楽と合わさって彼女の肉体は数分おきに絶頂している。
膝をつくたびに無理やり立たされ、必死に近づいては剣を弾かれ、尻穴からぶら下がるバイブを弄られ、露出した陰核を突かれ、翼は嬲られ続けている。
気を失えば水をぶっかけられ意識を取り戻し、勝てば仲間を解放するという口約束に縋って必死に腰を振り喘ぎながら剣を揺らす。
見世物として男たちが飽きるまで、翼は玩具として遊ばれ続けるのだ。
翼が何度目かも分からない気絶で倒れたと同時、切歌と調のレースにも決着がついた。
時間切れで両者失格。
スタート地点へと引きずられ、再試合の合図と共に男たちが棘付きの処刑用鞭を持ってきた姿を見て、切歌と調はこのレースが決して終わらないのだと理解し狂ったように笑いながら涙を流した。