切っ掛けは競馬で万馬券を的中させたことだった。
酔った勢いで賭けた誕生日の語呂合わせが数百万のあぶく銭に化け、男は己の欲求に従い使い切ろうと超高級風俗へと足を運ぶ。
近場で最も値段と評判の高い店に飛び込みで来店し、店員の案内を受ける。
期間限定のスペシャルコースをあまりにも熱心に勧められたため、溢れそうになる性欲で理性の薄れていた男はそれにしようと即答し。
「では全キャスト指名の時間無制限ハーレムコース、ご案内いたしま~す」
想定外のスケールで発言された内容に思わず口元がにやけてしまう。
そのまま早足で案内された部屋へと入ると。
「「ご指名、ありがとうございます」」
メイド服姿の金髪の少女二名が、三つ指を付いて男を出迎える。
双子のようにそっくりの外見をした少女たちは、“エルフナイン”“キャロル”と書かれた名札で判別が出来た。
彼女らのビジュアルを見るだけで、この店を選んで当たりだったと確信できるほどの美少女である。
「コースの説明を担当させていただきます」
エルフナインは小冊子を男に手渡し、キャロルは男の服を丁寧に脱がせていく。
期待で膨れ上がった下半身が露出され、キャロルとエルフナインは思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
「その小冊子に書かれているキャストは自由に指名でき、NGは無し、時間も無制限です。この部屋から出た瞬間にプレイは終了となりますので満足するまではこの部屋でお過ごしください。各種オプションやルームサービスも取り揃えていますのでご自由にご連絡を……」
夢のような内容に、しかし一つだけ気になる点が。
料金について尋ねると、エルフナインは肉棒を凝視したまま説明を続けた。
「基本料金は十万円。射精一回ごとに料金は二倍になり、逆にキャストを絶頂させる度に料金は半額になります。その他オプションなどの追加料金は小冊子をご参考下さい」
一礼し、名残惜しそうに去っていくエルフナインとキャロル。
しかし男は去っていく二人を呼び止めた。
「「「ご指名ありがとうございま、す……」」」
普段テレビで見ているアイドル衣装に身を包んで入室したのは、風鳴翼、天羽奏、マリア・カデンツァヴナ・イヴの三名だ。
しかし一礼し、頭を上げた先に広がっていた視界は三人の想定を遥かに外れていた。
「ぉ、ぉぉッ……」
「ぅ、ぉ゛ぉッ……!」
ベッドの上には股から精液を垂れ流しにして白目をむいたままピクピクと痙攣しているキャロルの姿があった。
そしてエルフナインは床に転がされたまま、バックで今も犯され続けている。
ピストンの度に結合部から零れ落ちる白濁液の量が、彼女がどれだけの時間犯され続けていたかをうっすらと物語っていた。
「──ッ!」
既に何度目かも分からぬ、膣内を容易く埋め尽くすほどの射精量。
エルフナインは白目をむいて気絶し、床に倒れ伏した。
男の際限ない精力を前に二人の幼い肉体では耐えきることができなかったのだ。
未だ男の肉棒は雄々しくそそり立ち、翼、奏、マリアの三人を出迎えている。
三人は言葉を失い、ただ黙って男の前に跪き、服従の証として愛液と精液で汚れた肉棒に口づけをかわした。
だらしなく足をガニ股に開いて啄むようなバードキスを繰り返しながら、三人の手は己の秘部へと伸びている。
一秒でも早く肉棒を突き入れて欲しいという願いを叶えられたのは手を引かれたマリアだ。
男からすれば“どの食材から口を付けるか”程度の考えでしかないのだが、選ばれた喜びに潮を吹きながらマリアはベッドに押し倒され、乱雑に突き入れられた肉棒の衝撃に悲鳴に似た喘ぎ声を漏らす。
「んぎっ……ふぅっ、ふっ、ふぅっ……!」
ピストンに連動して揺れ動く乳房を鷲掴みにされ、男に犯されながらマリアは獣のような喘ぎ声を繰り返している。
最後には射精と同時に両乳首を摘まみ捩られ、盛大に絶頂し意識を失った。
「ちゅぅっ……」
「ん、じゅるぅ……」
マリアが痙攣しながら倒れ伏す直後、奏と翼は餌を待ち望んだ雌犬がごとく男の肉棒にお掃除フェラを開始する。
出来る限り迅速に媚び、次の相手に選んでもらうために。
「んぐっ──ッ!」
その試みに成功した奏の後頭部を男は掴み、一気に喉奥まで肉棒を突き入れる。
一切萎えていない肉棒は太さと硬さを保ったまま奏の喉を犯し、歌姫の喉という至宝をオナホール代わりに使用されながら奏は快楽を感じていた。
早く入れて欲しいと自慰を見せつける翼の滑稽な姿を鑑賞しながら、男は自慰を行うかのように乱雑に奏の喉へ肉棒を突き入れ、最奥で射精する。
「──ッ!」
直接胃へと注がれ呼吸困難に陥った奏はそれでも男の両足にしがみつき、肉棒から口を離すまいと奮闘する。
全力を込めて嚥下することで、かろうじて鼻から白濁液を噴き出す無様は晒さずに済んだが、それでも肉棒を抜き取られた途端に勢いよく咳き込み、湧き上がる吐き気を抑えようと両手で口元を抑えて震えるのが精いっぱいだった。
男は最後に残った翼へ向けて、軽く手招きを行った。
翼……否、お預けを続けられた雌犬は勢いよく男の傍に駆け寄り、大股を開いて濡れ切った秘部を見せつける。
犬の芸のような滑稽な様子に男は軽く笑い、褒美とばかりに勢いよく肉棒を突き入れた。
「ぁ、あぁっ……!」
これが漫画ならハートマークでもついているであろう、甘ったるく媚びた甲高い喘ぎ声が響く。
一突きごとに絶頂しているのではないかと思うほどに結合部からは愛液が溢れ続けており、これはもう長く持たないと判断した男は翼を犯したまま次の指名相手を探し求めていた。
「「「ご指名ありがとうございます……ッ」」」
翼に射精し、彼女が気を失うと同時、新たに三人の相手が到着した。
スク水衣装の暁切歌、ブルマ衣装の月読調、スモック姿のセレナ・カデンツァヴナ・イヴ。
大人気アイドルとは違う方向性に背徳的で優越感を煽る姿の三人は部屋中に満ちた交尾の臭いを嗅ぎ、男の衰えを知らない肉棒を視界に捉え、なにが起きたのか全てを把握する。
メスガキ風プレイで男から搾り取ってやろうと画策していた三人は即座に敗北を認め、強大な雄へ媚びる雌と化した。
「お゛っ、お゛ぉっッ……!」
園児の服に身を包みながら、セレナは幼子とは思えないような喘ぎ声を上げ続けている。
ベッドで寝転がる男の肉棒に挿入したまま、己の腰を上下させて騎乗位奉仕を行っているのだ。
男は一切動かず、動いているのはセレナのみだというのにまるで激しく犯されているかのような声でセレナは喘ぎ続け、絶頂を堪えていた。
腰を下ろすたびに獣の唸りに似た声が彼女の喉から響きわたっている。
「ど、どう、ですか、気持ちいいです──ッ」
懸命に媚びようと途切れ途切れの声でセレナが問いかけた瞬間、男はセレナの肥大化した陰核を指で弾いた。
ぷしゅ、と愛液が噴出し彼女が絶頂した事実を伝え、弛緩した筋肉は彼女自身の体重を支え切れず崩れ。
「~~~~ッ!」
最奥まで突き刺さった肉棒の衝撃に、声にならない声を上げ絶頂したままセレナは気絶した。
消化不良に終わった男はより近くにいた調を二人目に選び、こちらへと引き寄せる。
四つん這いのまま流し目の笑顔でこちらを誘惑する姿に多少の余裕が残っていることを確認し、男の肉棒はこの雌をわからせてやろうと血管を浮き上がらせて猛りだす。
調の笑顔が一瞬引きつった瞬間、容赦なく男は調を犯し始めた。
選ばれなかった切歌は時間つぶしも兼ねて潰れた奏・翼・マリア・セレナを回収し退室させると、水分補給用のドリンクを用意して部屋へと戻る。
時間にして僅か数分。
それだけの時間で調は完全に潰されており、男は喘ぎ声すら出なくなった調のツインテールをハンドルのように掴んだままバックでピスケスを続けていた。
十数度目の射精でようやく男は小休止しようと思ったのか、調から手を離し肉棒を抜き取った。
精液と愛液で水たまりが形成された床に調は崩れ落ち、端正な顔立ちは白く濁り汚れてしまう。
親友のそんな姿を見た切歌は。
「ぁ、はぁっ……」
次は自分がそうなるのだと理解し想像だけで股を濡らす。
しなをつくり全力で媚びながら飲み物を献上すると、男は一息に五百ミリペットボトルの精力剤入り水を飲み干し、切歌の体を両手で拘束する。
一切の言葉を聞くつもりは無く、本能のままに男は切歌の秘部を犯し始めた。
締まりを良くするためだけに首を絞め、道具のように扱われながら切歌は薄れる意識をとどめる努力を続けている。
意識を失えば次の雌に男の興味が移ると理解しているからこそ苦しみを甘受し、己が優秀な雌穴であるとアピールしているのだ。
「──ッ!」
部屋中を覆う精液と愛液でむせ返るような臭いに包まれ、酩酊したような切歌の思考はゆっくりと闇へ沈んでいく。
「「し、失礼します……!」」
男が次の指名相手を選んでいると、まだ指名していないにもかかわらず立花響と小日向未来が来訪した。
中々帰ってこないキャストの様子を見に来て、そのまま我慢できずに自分からアピールに来た二人を男は笑顔で受け入れる。
股を濡らしながらふらふらとした足取りでこちらへ寄ってくる二人を眺めながら、男は室内端末でキャロルとエルフナインを呼び出していた。
「ぉ、お客様……スペシャル……コースはッ、ご満足、いただけているでしょうか……?!」
響と未来にお掃除フェラをさせながら、男はエルフナインの言葉を聞いている。
手慰みに動かされる両手の指はエルフナインとキャロルの秘部へと挿入され、二人は絶頂を堪えながら愛撫を受け入れていた。
「現在のご利用料金は四捨五入で零円……すでに無料利用となっております──ッ! あぁ、いま、また半額になりましたね……ですがこれ以上料金は下がらず、また当店の既存サービスも全て提供済みでありお客様がこちらを絶頂させるメリットが存在しなくなってしまいました……よって提案なのですが当店滞在の新たなメリットを提供しようと思います……」
差し出された書類は契約書、内容は奴隷契約に近いものだった。
現在と同じ絶頂漬けの生活を対価に男への絶対服従を退店まで誓うという内容。
それが全キャスト分用意されている。
男は書かれている内容を理解し、あえてキャロルとエルフナインを虐めていた指の動きを止めた。
二人はヘコヘコとだらしなく腰を振り、なんとかして絶頂しようと男に媚び始める。
「お願いします……イカせて下さいッ……全部差し出しますから、壊れるまで犯してハメて狂わせて……!」
男は薄く笑みを浮かべサインを済ませると、エルフナインをベッドへと押し倒す。
彼女は喜びの笑みを浮かべたまま、手元の端末で他のキャストを呼び寄せた。
眠りから覚めた男が体を起こすと、いつものように雌奴隷たちがずらりと並んでいた。
響は露出過多なウエディングビキニドレス、未来は乳首や尻の割れ目などがくっきりと浮き出たスポブラ&スパッツ、クリスは谷間を強調したアメスク衣装、奏は卑猥に切り取られた改造アイドル衣装、翼はハート型のニプレスを強調した逆バニー、マリアは豊満な肉体を隠すつもりが無いマイクロビキニ、切歌は乳首と秘部の部分をハート形に切り取られたスク水、調は怪しい色気漂う透け透けベビードール、セレナはピンクハートの裸エプロン、そしてエルフナインとキャロルは全裸に首輪で四つん這いのまま待機している。
自分を選んでもらえるよう性的アピールを考え自主的に着用した衣装の並びから、男は今日も菓子を貪るように雑に選び、雑に食らう。
選ばれた女は歓喜の表情で喘ぎ声を響かせ、他の女は次に選んでもらえるよう目の前で繰り広げられる情事をサポートして忠誠と有用性をアピールする。
肉に溺れる閉じた日々は、今日も何も変わらずただの日常として過ぎていく。