放課後、今日から少年は誰も居ない家へと帰宅する。
一年間の海外出張で家を空けることになる親は世話をするための人材を雇うと言っていたが、少年は不安を抱えながら歩を進めていた。
「──お帰りなさいっ」
玄関の扉を開けて少年を迎え入れたのは一人の女の子、立花響だった。
響はミニスカメイド服姿で満面の笑みを浮かべ、少年を抱きしめる。
衣服越しに女体の柔らかさを感じ、少年は顔を真っ赤に染めていた。
「出張家事代行サービス員の立花響です、今日から一年よろしくね? コースは最高級をオススメでと受け付けているけど、変更点やチェンジ希望があれば受け付けるけど……」
胸に埋められた頭は一切働かず、聞こえる言葉は右から左に流れてしまう。
了承の意志を示し首を上下に動かすと、響は少年の手を取って洗面台へと連れていく。
「まずは手洗いうがい、その後はお風呂で汚れを落として綺麗になりましょうねッ」
男女差よりも大きな体格及び年齢差は少年に抵抗という選択肢を与えない。
されるがままに介助のような手厚さで手洗いうがいを済ませ、よしよしと頭を撫でられ褒められる。
「ママの代わりだと思って一杯甘えていいからね……?」
そう笑う響に母性を感じ、少年が再び顔を赤く染めた直後。
「じゃあ次はお風呂。服を脱いでー」
あっという間に全裸に剥かれ、少年は別の意味で顔を赤くする。
当然のように自身も服を脱いで一緒に風呂場に入ると、風呂場には見慣れぬ道具がいくつも用意されていた。
「はーい、じゃあまずはマットに横になって?」
風呂場で寝そべるという初の体験に戸惑っていると、響は押し倒すように少年をエアマットに寝かせ、己の肉体を泡で包んで少年の上へ覆いかぶさる。
全身をスポンジ代わりにした洗体行為は性知識に疎い少年ですら興奮が止まらない快楽を感じずにはいられなかった。
たぷたぷと乳が全身を這い回る感触は例えようのない幸福感で、少年は息を荒げさるがままに現状を受け入れることしかできない。
「大丈夫、何も考えずに気持ちよくなろうねぇ……大丈夫、心配ない、大丈夫……」
囁かれる声が催眠音声のように脳に染み入り、思考がぼやけていく。
女体に包まれるという原初の癒しは少年の雄としての本能を呼び覚まし、股間を膨らませる行為が返事となった。
「──ッ!」
人生で初めての体験。
少年は己の肉体から発射された白濁液と、言いようのない心地よさを感じ、クスクスと笑う響に抱きしめられる。
「ゆっくり百秒数えてー、いーち、にーい……」
湯船に浸かる時も、少年は響に抱きしめられたままだ。
女体というどんな高級椅子にも勝る存在に腰を下ろし、乳房に首を預ける入浴。
それは通常札束を積んでようやく味わえる贅沢であるのだが、今の少年はただ与えられる行為を受け入れるだけである。
風呂から上がるころには、少年は己の意志で響の手を握っていた。
それは懐いたなどという可愛らしいものでは断じてないのだが、響は満足気な笑みを浮かべ少年を引き連れる。
食事を終え、宿題をこなす。
それは少年にとっての日常である。
今日から変化したことと言えば、響の膝の上に座って行っているということだろうか。
義務教育の宿題など、そうたいした難易度ではない。
授業を聞いていれば問題なく全て理解できる内容だが、一問解く度に響は少年を褒め続ける。
露骨なまでの甘やかしはボディタッチを伴い、少年の股間をむず痒くさせていた。
「はい、お疲れ様ー」
最後の問題を解くと同時、響は少年を抱き寄せる。
胸の谷間に少年の頭を収め、右手で頭を撫で左手で股間を撫でる。
「宿題済ませて偉い偉い……おちんちんおっきくして偉い偉い……」
子守歌のような囁きに抗うことは不可能だった。
母性の温かさと性の快楽を知ってしまった少年の股間は瞬く間に膨れ上がり、我慢も効かず欲求に従い射精してしまう。
「いっぱい出たね、偉いよー……」
知能が退化していきそうな感覚。
少年は抵抗する気力も失い、再び性を搾り取られた。
夜。
このままでは自分は駄目になってしまう。
そう考えた少年はさっさと寝てしまおうと寝室へと向かった。
扉を開き、そして。
「もう寝るの? 早寝できて偉いね」
ベッドで待機している響の姿に、少年は全てを諦めた。
誘蛾灯に導かれるように服を脱いでベッドに入る。
全裸で抱き合い、乳房に顔を埋めながら秘部へ挿入すれば全身が温かく柔らかな感触に包まれていく。
「よし、よし……いい子、いい子……~~♪」
頭を撫でられながら子守歌を囁かれれば、少年の知能は蜜のように解け落ちていく。
脳が幼児退行を起こし、赤子のように甘えながら射精し夜を過ごす。
繋がったまま眠りに落ち、少年は多幸感に包まれながらゆっくりと意識を失った。
少年は起床し、昨夜の出来事を思い返す。
そして首を振り、天国のような心地のあれは堕ちてはいけないものだと首を振って決意した。
そんな矢先に、チャイムが鳴る。
今度は何だろうと玄関に向かい扉を開けると。
「出張家事代行サービス、追加人員のマリア・カデンツァヴナ・イヴです」
「同じく追加人員の雪音クリスだ」
響を超える乳を揺らしながら挨拶する女性二名が立っている光景に、少年は全てを悟った。
背後から聞こえる響の声に、駄目だと分かっていても逆らえない。
二人を迎え入れ、三倍になるであろう甘やかし行為を想像し少年は股間を膨らませてしまったのだった。