某有料動画配信サイトで大人気のチャンネル。
最新の配信待機枠には既に数万の視聴者が画面内で進行するカウントダウンを凝視していた。
ゼロになると同時に画面中央には白いビキニ姿の金髪少女──エルフナインが映り、手を振って視聴者に挨拶している。
エルフナインは“視聴者参加! 射精我慢で賞金ゲット!”と書かれた安っぽいボードを両手で持ち、今回の企画内容を説明し始める。
一時間射精を我慢すれば賞金百万円をゲット。
全五回行われ、失敗する度に賞金が減額されていき全敗すれば罰ゲーム。
企画物AVのような内容を淡々と説明し、エルフナインは画面外に待機していた男──数万分の一の抽選を潜り抜けた幸運な視聴者へ契約書を差し出す。
モザイク加工で顔が見えないようになっている男は震える手で契約書にサインをし、カメラと賞金の百万円を引き連れて個室の扉を開いた。
扉の先は一辺五メートルほどの個室になっており、運動用マットや跳び箱など体育倉庫を模した小道具が配置されている。
男は指示された通りに服を脱ぎ全裸になって待機していると、程なく向かいの扉から一人の女性が入室してきた。
配信でも人気のトランジスタグラマー少女雪音クリスが赤いチアガールの服装で登場し、配信コメントが滝のように流れていく。
胸元が大きく空いた布地の少ないチア衣装ではクリスの豊満な乳房は隠しきれず、上下の谷間が露出されている。
スカートの長さは僅か十センチ程度であり、こちらに歩いてくるという動作だけでスカートの中身が丸見えだ。
当然スパッツやアンダースコートといった類の物は身に着けておらず、尻や秘部が目の前の男やカメラ越しの視聴者に晒されていた。
カメラマンがスタートの合図をクリスに送ると同時、彼女は男を運動用マットの上に押し倒す。
特別鍛えてるわけではないとはいえ自分より体格の小さな女性に組み伏せられたという衝撃に、男の脳裏が驚愕の色で染まる。
「よっ……とッ」
そしてクリスは何の躊躇いも無く、騎乗位の姿勢で男の肉棒を己の秘部に挿入した。
企画成功のために事前に抜いてきた男の努力をあざ笑うように彼の肉棒は興奮で勃起しており、ずぷり、と根元までクリスの膣内に飲み込まれていく。
「おいおい……まだ入れただけだぞ? ほら、頑張れ、頑張れッ……まだまだ我慢できるよな?」
両手にポンポンを持ち上下にピストン運動を繰り返しながら、挑発するような声色でクリスは男を応援する。
クリスの体が動く度に男の眼前で乳が激しく揺れ動き、男の興奮を煽っていく。
「──ッ!」
一時間どころか十分も持たず、男は射精へと導かれた。
「なんだ、もう終わりか……残念でしたッ」
股から精液を垂れ落としクスクスと笑いながら賞金の半分を持って退場したクリスの声に、男は悔しさを感じながら絶頂の余韻に浸る。
ゆっくりと呼吸を整え、次の挑戦へ向けて男は扉を開き次の部屋へと入室した。
男が足を踏み入れた先は先ほどと同じような広さの部屋だ。
学習机や椅子……学校の教室を模した部屋に、今度は暁切歌と月読調がアメスク衣装で待機していた。
彼女たちはカメラマンが持つフリップを受け取ると、それをカメラ越しに視聴者へと公開する。
フリップには“ハンデ 挿入禁止”と書かれていた。
「という訳で、わたしたちはおまんこを使わずに射精させないといけない」
「クリス先輩に瞬殺された早漏おちんぽもこれでいい勝負になるんじゃないデスかねぇ」
胸の谷間を見せつけながら挑発的に淫語を口にして視聴者サービスを終えると、切歌と調の二人は男の元へと歩み寄ってくる。
そして調は男の背後に回り、切歌は男の前で膝立ちになると、カメラマンの合図によってカウントダウンが開始された。
調が背後から抱き着き、体を密着させる。
切歌は自分の乳房を持ち上げると、男の肉棒を両胸で挟み込んだ。
「ふふっ、調に抱き着かれただけで出したばかりのおちんぽ勃起しちゃってますねぇ」
「貧乳好きの変態ロリコンさん……? それともクソ雑魚おちんぽなだけ……?」
挑発的な言葉は、それが演技だとわかっていても抗いがたい。
苛立ちは興奮に変換され、力を込めて射精を我慢している肉棒からはだらだらとカウパーが漏れ切歌の胸を汚していく。
「うわ、我慢汁でローションいらずデス……こんなに垂れ流してるなんて正直引くですよ……」
男に被虐趣味は無いが、パイズリ奉仕されながらの罵倒には新たな扉を開きかねない危うさを感じざるを得ない。
「へーんたい、ざーこ、くそざこちんぽ、さっさとイッちゃえー」
更にそれに加えて調が乳首をカリカリと虐めながら耳元で囁いてくるのだ。
男は砕けそうになる両足に全霊の力を込め、必死に射精を我慢して堪え続ける。
「ふぅーっ」
「──ッ!」
そんな男の努力を見透かしたように、調は彼の耳に息を吹きかける。
不意打ちを受け弛緩した肉体は、我慢していた白濁液を全て切歌の顔へと吐き出す羽目に陥った。
二度目の失敗。
賞金は既に十分の一まで減額された。
次こそはと意気込んで入った部屋には裸エプロン衣装の立花響が座っており、カメラに向けて今回のハンデを説明していた。
「ハンデはさっきのに追加で、時間半減です。三十分以内に勝負を付けないと、なんですねッ」
響はこちらに気が付くと笑顔を浮かべ、男を手招きしする。
誘われるままに男が近づくと合気道の要領で強制的に響の膝へと寝かされ、瞬く間にカウントダウンが開始された。
「もう二回も出してるから、まずは精子を作ってもらわないとですよね……ほら、いい子……いい子……タマタマ頑張ってせーし沢山作りましょうねぇ……」
甘く蕩けるような声色と共に右手で頭を撫でられ、それと同時に左手で肉棒をゆっくりと扱かれる。
年下の女子に母性を感じるという矛盾に包まれながらも、融け落ちる蜜のような甘さに抗うことはできない。
思考が霧に包まれたようにぼんやりと溶けていき、赤子のように肉棒から漏れそうになる瞬間、男は慌てて下腹部に力を込めた。
「あっ、惜しい……もう少しで勝てたのに……こうなったらッ」
響は雄々しい側面を一瞬見せると、履いていた下着を脱ぎ男の肉棒に絡ませた。
生暖かい布地の感触で今自分が何をされているのかを自覚した途端、男の興奮は数倍に膨れあがる。
更に追撃は止まらない。
響は着ているエプロンをずらすと、露出された生乳を男の顔面に押し付けた。
顔全体を覆うマシュマロのように柔らかい感触。
そして視界が塞がれたことによって下半身の快感がより一層鋭敏に感じられてしまう。
「ほーら、赤ちゃんみたいにおっぱい吸いながら脱ぎたてパンツに白いおしっこぴゅっぴゅっしたくないですか……? どうせ苦しんで耐えても十万円程度なんですし、我慢なんてやめて気持ちよくなりましょう……?」
囁かれる誘惑は徐々に男から抵抗の気力を奪う。
タイマー表示も見ることが出来ず、残り数分であるはずの制限時間が永遠のように感じられる。
「ごーぉ、よーん……」
突然開始されたカウントダウンに、男の脳が残った微かなリソースで警告を発する。
このままではまずいと理解しながらも、抵抗する力がまるで湧いてこない。
「ぜーろっ……!」
耳元を犯すような囁きに抗うことはできず、男は三度目の射精で響の下着を汚すことになった。
三度の射精で賞金は既に一万円。
アルバイトのような金額に減ったがもう男は限界まで搾り取られていると自覚している。
四度目の敗北は無いと扉を潜れば、そこはシャワールームであった。
ラブホテルのようにローションで濡れたエアマットが敷かれ、その上には金色の下品なマイクロビキニを着たマリア・カデンツァヴナ・イヴとセレナ・カデンツァヴナ・イヴが座っていた。
「今度追加されるハンデは、さらに追加で時間半減。十五分以内にイカせないと……四分の一はかなり厳しいわね」
「頑張ろう、マリア姉さん」
まずい。
男は冷や汗を流し、先ほどまでの楽観的考えを後悔した。
マリアとセレナは全身を人肌のローションで濡らして男へ抱き着く。
ぬるりとしたローション越しの柔肌に抵抗できる雄が存在するはずもない。
男はエアマットの上に寝かされ、マリアとセレナは彼の全身を蛞蝓のように這い回る。
「どう、気持ちいい?」
マリアの乳肉が怪しく照らされながらマシュマロのように形を変えて男の肌を這い回る。
「たった十五分しかありませんから、手加減はしませんよ」
セレナは男の顔面に己の秘部を密着させながら、肉棒をローション塗れの両手で扱き始めた。
もはや絞り尽くしたはずの肉棒はどんどん硬さを取り戻し、精液が上がってくる感覚が男を襲う。
仮に満額の賞金を得ていたとしてもその程度の金額を支払うだけでは絶対に味わえない美人姉妹の奉仕に、僅か五分程度で男の我慢は限界に近付いている。
「強情ね……ならっ」
マリアは両手を広げ、男を両手両足で抱きしめて拘束するとそのまま体を反転させる。
マリアが下、男が上の状態で谷間に顔面を沈められ、顔全体が柔らかな感触に包まれた。
「んっ……」
更にセレナが男の下半身側へと回り、右手で肉棒を扱き左手で金玉を揉み解しながら尻穴に舌を這わせてきた。
下半身への奉仕フルコースとも言える体験は言葉で言い表せないほどの快楽を一気に男へと流し込み、三日間貯め込んだのかと錯覚するほどの精液が発射された。
ここまで四戦四敗。
賞金はゼロ円になり、ノーギャラ出演か罰ゲームかの二択となった男はシャワーでローションを洗い流し最後の扉を開く。
未だ発表されていない罰ゲームを想像し、どんな責めでも絶対に耐えて見せると最後の決意を抱いて部屋に入ると。
今までとは違い殺風景な空間、そこにいたのは風鳴翼だった。
彼女は全裸のまま椅子に縛られ、拘束されている。
足はM字に開かれ、両手は後ろ手に手錠を掛けられ、目隠しと耳栓で外部情報を遮断された状態だ。
困惑したままでいる男をよそに、カウントダウンが開始された。
しかしこれでは翼は何もできない。
十五分間立っているだけで終わってしまうのでは、と疑問を抱いている男の両肩に小日向未来が背後から手を置き身を寄せてきた。
「今回のハンデで挑戦者相手に手を出すのは禁止……これなら流石に負けたりしませんよね?」
怪しく囁く声は脳髄に染み渡り、圧倒的有利な状況ですら冷や汗が止まらない。
「その分、罰ゲームはとっても苦しいものを用意していますから、負けないように気を付けないと」
未来も男に手を出すことはできない。
こうして立っているだけで、勝利することは容易なはずなのに。
「罰ゲームは……この撮影が終わった後休憩無しで次の企画にノーギャラ出演です。題して、『百六十八時間耐久雄奴隷ハーレム』一週間の間イメプレ用ラブホテルを貸し切って休憩無しで出演者全員で搾り取らせてもらいます──抵抗も拒否も出来ずに、入れ替わり立ち代わりでずーっとセックス漬け……クリスとマリアさんのおっぱいで絞られて、切歌ちゃんと調ちゃんからはおちんちんふやけるまでエンドレスでフェラチオ……汗だくになったら響や私が風呂に連行して、絞り切ったら口移しでお薬を流し込んでまた何度でも……セレナちゃんに“お兄ちゃん”なんて呼ばれながら、翼さんとマリアさんから枕営業演技で熱烈ご奉仕、他にも他にも……」
囁かれる内容はあまりにも恐ろしい。
これに抵抗できる男などこの世に存在するはずがない。
「こんなつらーい罰ゲームですけど、このまま立ってるだけで回避できるんだからまさか負けたりしませんよね……? ゴムも挿入禁止も、私たちに課されたハンデですからあなたが自主的にゴムを外して自分から翼さんのおまんこにおちんちん入れるのは自由ですけど……それで射精して負けたりなんてしませんよね?」
そう囁きながら、未来は軽い力で男の体を押し、一歩、また一歩と翼の元へと歩かせる。
少し力を入れるだけで抵抗できるはずの肉体は、促されるままに翼の前へと寄っていった。
未来は男の手に己の手を這わせ、誘導するようにゴムを外させる。
振れるまでも無く勃起し始めていた肉棒を、男は己の意思で翼の秘部へと挿入した。
「わっ、入れちゃったぁ……出しちゃ駄目ですよ、罰ゲームは絶対。私たちが提案した内容は絶対に断れない奴隷になっちゃうんですから……例えば、切歌ちゃんと調ちゃんに『メスガキ演技で煽るからブチギレ押し倒しから種付けプレスでハメ潰しなさい』って言われたらそう演技しないといけないし……マリアさんに『ドスケベマゾメイドの私にご主人様として変態プレイを命令しなさい』なんて言われても従わないといけない……そんなとっても厳しくて辛い罰ゲームなんですから……」
囁かれる内容は静止を訴えながらも、誘惑として男の腰を振る速度を上げていく。
くぐもった喘ぎ声が翼の喉から漏れ、男は一心不乱に射精しようと腰を振る。
「後二分我慢すれば罰ゲームも無しで帰れますよ? スク水ランドセル姿のセレナちゃんに『お兄ちゃん』なんて呼ばれながらセックスする必要も無いし、響の汗だくになった肉体の臭いを嗅ぐ羽目にも、猫耳ミニスカメイド姿のクリスにパイズリ奉仕されなくてもいいんですよ?」
もはや立場は逆転していた。
男は残り少ない制限時間でなんとしても射精するべく、翼を相手に乱暴で激しいピストン運動を繰り返す。
「──ッ!」
残り数十秒。
男は息を荒げながら翼の膣内に精液を注ぎ込み、全身の力が抜けたのかその場に崩れ落ちた。
「残念、失敗ですね……罰ゲーム配信はこの後すぐ、皆さん楽しみに待っていてくださいねー」
動画配信はそこで終了し、カメラの映像が途切れる。
同チャンネルには新たな配信待機枠が作成され、数時間後の配信開始を告知していた。