※この作品はR-18です。

異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について   作:KeI77777

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こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

Aブロックの話。

感想の多さに草。

それでは、ご覧ください。

KEY(KBTIT)


王立学園編 第六話  Aブロック "ラッキーマン"

「---死ねやぁっ!!」

『ああーっと!!ゴングと同時に一斉に襲い掛かられたのは、

優勝候補のディックと、義経だあああっ!!』

横を見ると、そこでは数人の男がディックとヨシツネに襲い掛かっているのが見えた。

一気にカタをつけて有利になろうという腹なのか。

 

「・・・・・・。」

「うぎゃあああっ!!」

「な、なんだこいつっ!?つよ・・・うぐあっ!!」

「か、敵わねぇっ!!敵いっこねぇ!!」

「にげ・・ぎゃっ!!」

「はいはーい。徒党を組むような悪い奴らはぶった切っちまおうねー。」

襲われているはずの二人が剣を振るっただけで、

徒党を組んで攻撃した学生たちが一瞬で切られていく。

実力の差がありすぎて、集団でかかろうと敵になっていなかった。

 

「よそ見してんじゃねーぞ!!おらぁっ!!」

「うわっ。」

あの二人の方を見ていたら、後から槍で突かれる。

魔力をまとっているのが、炎で穂先が燃えていた。

「へっへっへ。俺は魔力を武器につけられんだっ!!

---そらそらそらそらぁっ!!」

「うわっ。っと。おっ。」

相手の正面を向きながら、なんとか体を横にひねって躱していく。

掠った個所がちりちりと焦げて、痛みを感じる。

 

「避けるばかりかぁっ!?そ・・うげっ!?」

「・・・あ。」

後から不意打ちで倒される相手。

名前も知らない相手であるが、少し可愛そうに感じた。

その後ろには、大槌を構えているジョーが立っていた。

どうやら俺を助けてくれたらしい。

「大丈夫かっ!?エド?!」

「ああ。うん。」

自衛しようとしていたけど、手間が省けたので礼を言う。

「ならいいっ!!----あの二人に巻き込まれないように、

離れるぞっ!!」

ジョーがそういってバトル・フィールドの隅っこに向かうのについていきながら、

ちらりと後ろを見ると、轟音が鳴り響く。

 

「・・・・・。」

「せいやぁっ!!・・・・おおっ。やるねぇ。キミ。」

『ああーーっと!!やはり一番強いのはこの二人なのか!?

ディックとヨシツネがバトル・フィールドのど真ん中で激しい戦いを繰り広げているぞおおおおおおっ!!』

ヨシツネの高速で首元に振られた剣戟を、剣の柄だけで受け止めるディック。

それに対して、感心したような声をあげ、そのままつばぜり合いをする形で二人の動きが停まる。

「よ、よし・・・。今なら・・・!!」

「ばかっ!!やめとけって!!」

それを、安全なところにいる生徒たちが魔法で狙い撃ちしていく。

炎、雷、風、氷、水、土。

ありとあらゆる魔法が2人に襲い掛かる。

ジョーの制止の声も虚しく、それは放たれる。

 

 

「邪魔。」

「・・・・。」

剣でその魔法が切り裂かれ、返す刀で衝撃波を放ってきた。

「へ?」

「・・・・!!」

「うおっ!?」

反応できず、ぼうっとしていたジョーの首根っこを掴み、

横に思いっきり飛んで避ける。

その次の瞬間、衝撃波がバトル・フィールドを襲い、

それに当たった生徒たちが吹き飛ばされていくのが見える。

 

土煙によってバトル・フィールドが煙幕に覆われたように何も見えなくなる。

『ああーーっと!!二人をあわよくば仕留めようとしていた生徒たちが

一斉にやられたあああっ!!なにも見えないぞおおおっ!!

いいぞー!!ヨシツネ!!俺の金のために頑張れぇっ!!』

『・・・・ん。あいつ、速い・・。』

『?何か言ったかゴエモン?』

『・・・zz』

実況の言うとおり、何も見えないが、激しく金属がぶつかり合う音だけが

聴こえてくる。

恐らく、ディックとヨシツネが切り結びあっているのだろう。

「ひいいいい!?何だよあの二人っ!?とんでもねーバケモンじゃねーか?!」

横ではジョーが低い体勢を取りながら、恐怖におびえていた。

「く、くそぉっ!!でも、俺だって!!俺だってぇえええ!!」

両手で大槌を上に振り上げながら、2人がいるだろう場所まで

走って行くジョー。

(・・・どうしよう。)

 

ブロックで最後まで残るのは2人まで。

ジョーと一緒に残りたいが、あの中央で戦っている二人は、俺よりもレベルが上の相手だ。

まともに戦って勝つのも難しい。

 

『・・・・・・・。』

(・・・・はっ。)

 

背後から強烈な視線を感じる。

煙で何も見えないはずだが、それでも彼女が俺のことをじっと見つめてきているのがわかってしまう。

--ルビーが見ている。

このまま競り負けたふりをして、敗退するのも一つの手だろう。

そうすれば、後は平穏な日々を送り、ジョーやほかの仲間たちと楽しい学生生活を送れるかもしれない。

でも、それはルビーにとって立場を悪くしてしまうのではないかという考えが頭をよぎる。

彼女が俺に目を掛けているというのは、一部では噂になっている。

そんな人間が予選であっさりと敗退したとなったら、ルビー、ひいてはファーガスさんにも悪評による被害が及ぶかもしれない。

後ろに下がりそうになる足を力を入れてこらえ、地面を踏みしめてジョーの後を追う。

 

「うああああっ!!」

「・・・・また邪魔か。ほらっ。」

「・・・・・・。」

「うぐあっ!!」

あっさりと二人にやられて俺の方に吹き飛んでくる彼を受け止め、

優勝候補の二人に相対する。

「・・・えーと。キミ、誰?」

「・・・・・。」

 

ジョーを横にそっと寝かし、拳を握りしめ、構える。

俺が武器を抜いたことに肩をすくめるヨシツネ。

完全にこちらを軽く見ている。

「まあいいや。今、ディック君と遊んでいるんだから、

さっさとあっちいってよ。」

「・・・・。」

「お?」

ヨシツネが放ってきた斬撃を魔力を込めた籠手で相殺し、

今度はこちらが左ストレートを放つと、それを防がれる。

「おおー。やるね。・・・・遊びがいがあるなぁっ。」

「・・・・。」

ヨシツネの後ろから大剣を振るってくるディック。

まとめて薙ぎ払うつもりらしい。

 

「----"強化"」

ズズン、とバトル・フィールドが大きく揺れた。

 

 

『おいゴラァっ!!何も見えねーじゃねーかぁ!!』

『うるせーぞ観客共ぉっ!!こっちだって実況することなくって

大変なんだよおらぁっ!!』

実況の"大怪盗"は観客と言い合いをしながらもなんとか目を凝らし、

はっきりと見えてきたバトル・フィールドが今どうなっているのかを

見ようとしていた。

見えなくなっていたのはほんの数十秒。

しかし、それよもようやく晴れてきた。

---そして、そこには一人の人影が立っている。

 

『ああーーーっと!!立っているのはディックか?!

ヨシツネかっ!?どっちだ?!どっちが勝ったんだーー!?』

誰が立っているか見えるようになり、

そして、歓声が。

---続いて、どよめきがあがる。

 

 

 

「----はれ?」

「・・・・・。」

----白目を向いて立っていたジョーが何が起きたかわからないといった様子であたりを見回す。

その隣では、エドがあぐらを組んで座っていた。

そして、ディックとヨシツネは少し離れた場所で倒れ伏していた。

 

『な、な、な、なんということだぁああっ!!この男があのディックとヨシツネを倒したというのか?!しかも、それにあやかってもう一人の生徒が生き残っているぞおおおっ!!何という波乱っ!!何という幕開けっ!!優勝候補がまさかの予選落ちだああああっ!!』

「え?え?・・・・何?何があったんだ?・・・あれ?へ?」

(・・・・ジョー。ごめん。)

両手でジョーに向かってエドは合掌する。

 

 

決着がつく瞬間、何があったのか?

ディックがまとめて薙ぎ払おうと一撃を繰り出したところまで遡る。

 

 

倒れ伏しているジョーをちらりと横目で見る。

俺を助けようとしてくれた彼を利用するようだが、

かといって、ここで手の内をさらすわけにもいかない。

俺に与えられた能力があることに気が付いたのは、

村長に戦い方を教えてもらっていた時である。

 

『---無属性?』

『ほっほっほ。それが、エド。お前の属性じゃ。』

青いナイフを右手に持ちながら、地面に倒れ伏す俺に

そう言ってくる村長。

あれだけ動いたのに汗1つかかないとは一体どういう

身体をしているのか。

『魔法をまともに使うことはできないと言われている属性系統じゃよ。』

『・・・・・。』

この世界において、魔法が使えない。

普通であれば、死刑宣告に等しい言葉であるが、俺は不思議と落ち着きながら

彼の言葉を受け止められていた。

 

『じゃが、お前には可能性がある。』

『・・・・。』

相変わらず、人をやる気にさせるのが上手い人だ。

むくり、と上半身だけ起き上がりながら話の続きを聴く。

『じゃがのう。この属性は魔力がないわけではないのじゃ。

・・・あくまで属性系統が"無"であるだけじゃからな。』

『・・・じゃあ、どうやって戦えば?』

『ほっほっほ。簡単じゃよ。・・・むんっ。』

『うわっ!?』

いきなり村長が顔に向けて放ってきた蹴りを魔力を込めた右足で蹴り止め、

相殺する。あ、危なかった・・・。

 

『今の一撃。・・・それを受け止められたのが答えじゃ。』

『・・・?』

『・・・よいか。お主は魔法を扱うことはできん。だが魔力を使って・・・。』

 

「え?・・・・俺、勝った?生き残った?」

『----試合終了ぉぉぉぉっ!!Aブロックを生き残った二人は、

ジョー・ホプキンスと、エド・マークスだああああっ!!』

実況の終了宣言によって一気に湧き上がる会場。

何はともあれ、最高の形で決勝リーグに勝ち進むのだった。

 

「・・・・・・・・・。」

--熱いまなざしが、ずっと"十王"の席から注がれているのは気のせいだと思いたい。

今は、はやく人目がないところに行って、ゆっくりと休みたかった。

 

 

 

 

 




ディック
レベル40
戦闘術3 剣術3 ボウガン3

北の傭兵国家、リルドからやってきた戦いのエキスパート。
若くして幾多の戦場を駆け抜ける本物の戦士。
身体のあちこちに刻まれた傷跡が、その実力を物語る。
ヨシツネと同じく優勝候補だったが、運悪くヨシツネと相打ちにされエド、
予選で敗退する。

ヨシツネ
サムライ3 剣術3 弓術3

女子人気ナンバーワンの新入生。
好きなものは女の子と火遊び。
名刀、"ムラマサ"を所持している。
ディックと同じく優勝候補であるが、こちらも予選敗退。
病室で起き上がったときに自分が負けたと聴かされたときには、
ショックで近くにいた看護師にナンパする事さえ忘れていたという。

ジョー・ホプキンス
Lv 25
鍛冶4 ハンマー3 剣術1
エドの策略によってヨシツネとディックを倒した
スーパー・ルーキーに仕立て上げられた運がいいのか、
悪いのかわからない男。
そこそこは強い。
自分が作ったローグ連合ゆかりのミスリル製大槌を振るって戦う。


エド君、いまだに人前に出るのが苦手な模様。
ルビアが見ている手前、やっぱり敗退するのはまずいと考えたが、
かといって、一気に目立ってしまうのもちょっとあれかな、と思い、
近くにいたジョー君を生贄にした模様。
ルビー的にはギリギリセーフの判定を下した模様。

感想早くない・・・・?

この時点のエド君、まだレベル30ぐらいだし、ヨシツネとディックと相打ちにさせられなかったらアウトだったで


感想、くれ。

れ。

KEY(ドM)
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