異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
一日に小説を4本書いているアホがいるらしい。
全く、誰だよ()
予選がすべて終わって、束の間の休息。
食堂に行って、そこで起きる波乱。
あ、ルビーは平常運転だぞ。
それでは、ご覧ください。
KEY(KBTIT)
全ての予選が終わり、一緒に食堂まで行くことになった。
波乱のBブロックに合わせ、Cブロック、Dブロックも猛者ぞろいだった。
彼女に腕を組まされながら廊下を歩いていると、ものすごく視線を感じる。
『・・・・なあ、あいつってAブロックに勝ち残っていた・・・。』
『まぐれだろ?あのジョーってやつが優勝候補を倒したんだし。』
『・・・・すげえ美人と歩いている。・・・ちきしょう。
どうしてあんな奴に・・・。』
隣でルビーはそんなことをつぶやいていた奴らの身体を、
熱風で炙ると、生徒たちがのたうち回る。
「・・・ルビー。俺は、気にしていないから・・・。」
「駄目だ。エドのことを悪く言われて抑えられん。
・・・もうすぐでつくからな。」
「・・・・。」
頭を撫でられると複雑な気持ちになる。
それも、長い付き合いであるルビーであるならなおさら。
食堂の中に入ると、そこでは人だかりがとあるテーブルにできていた。
「----おめぇ。うちのギルドに入らねぇかぁ?今なら酒飲み放題だぜぇ?」
「お前はすっこんでいるのでアール!!ぜひ、我がギルドに入るのでアール!!」
『・・・僕のギルド"手芸部"に入ってよー。』
「・・・・あ、あはははは・・。」
十王のうち、3人に囲まれて冷や汗を垂れ流しているジョーが
その取り巻きの真ん中に居た。
彼の方に哀れみを込めた目線を送ると、こちらに気づいたのか、
アイコンタクトしてきた。
(・・・・おい!!エド!!助けてくれっ!!なんかめっちゃ勧誘が来るんだよっ!!
十王に囲まれて、生きた心地がしねーんだけど!?)
(・・・・。)
隣にいるルビーをちらりと見て、ジョーに向かって十字を切って、
視線を外す。
悲痛な叫びが聴こえてきた気がするが、気のせいだろう。
とりあえず、Aランチをもってルビーと一緒に目立たない隅っこの席に座る。
皆、ジョーの周りに注意を払っていて、俺とルビーには気が付いていないようだ。
十王とジョー様様である。
「それじゃ、ルビー。食べ」
----横から人が吹き飛んできて、俺のAランチが空中に弾き飛ばされた。
ルビーのは無事だったが、俺のだけ不運にも巻き込まれてしまい、
がしゃり、と地面に落ちた。
「----てめぇっ!!てめぇのせいで俺たちは・・!!」
「・・・。」
人が吹っ飛んできた方を見れば、そこには勇者と同じブロックにいた
異世界召喚されたクラスメイト達が、黒のフードに、サングラスで
顔を隠しながらそばをすすっているデビアスと呼ばれた男に
突っかかっていた。
「あの勇者の野郎を後ろから消そうと思っていたのによぉっ!!
てめぇにやられて、全部パーだ!!」
「・・・クズだな。」
「なんだとこらぁっ!!」
たった一人で取り囲まれているのにも関わらず、
涼しい顔で食べ続けるデビアス。
だが、それに怒った面々が武器を取りだして襲い掛かると
女子生徒から悲鳴があがる。
---それよりも早く、椅子から飛び出し、
襲い掛かった生徒たちに本気気味で拳をみぞおちに叩き込み、
またすぐに同じ席に座る。その際に、デビアスから
料理をかすめ取るのも忘れない。
食べ物の恨みは恐ろしい。
「がっ・・!?」
「・・・うぐあ・・・。」
『な、一体何が・・・?』
『あのデビアスって奴、何者だ!?
一瞬で片付けちまったぞ!!』
「・・・・。」
ざわつく生徒たちの間を縫うように、
先ほどまでジョーを勧誘していた他の十王が、
駆けつけてきた。
「おらぁっ!!何やってやがるぅっ!!」
「そこまででアール。・・・ふむ。見たところ、
お主がやったように見えるのでアールが?」
『・・・・暴力はんたーい。
おいしい食事はかんげーい。』
「・・・・俺じゃない。あい」
「・・・・騒がしいな、貴様ら。静かに食事を摂ることもできんのか?」
デビアスが俺の方を指さそうとした瞬間、
辺りの気温が一気に下がった。
足元を見ると、パキパキと音を立て、
氷の柱が立ち始めているのが見える。
声のする方を見ると、そこにはルビーと同じく、
軍服に身を包んだ女性が立っていた。
冷気が彼女の周りを包みこんでおり、あたりには
氷でできた剣や槍が浮いている。
「・・・・全員、まとめて凍らせてやろうか?」
「あぁ?てめぇはおよびじゃねぇんだよ。すっこんでろぉ。」
「話がややこしくなるのでアール!!」
『・・・僕の人形を凍らせるのはやめてよー。
・・・じゃないと、その四肢もいじゃうよ?』
「・・・クソが。」
一触即発の中、それぞれが武器に手を掛けたり、
構えようとした瞬間、上から大量の水が降ってきた。
もろにかぶった十王がずぶぬれになり、唯一濡れなかったのは、
冷気で凍らせてしのいだ青髪の女性だけだった。
「---やめないかっ!!」
そこには、サカモトとその取り巻きの女性生徒たちが立っていた。
「・・・てめぇ。死にたいらしいなぁ?」
「皆でよってたかって一人を囲むなど、卑怯だぞ!!」
「・・・・は?何を言っているのでアールか?」
「やめないと、痛い目にあうぞっ!!」
『・・・本気?決勝リーグ前に死にたいなんて・・・。
よほどの馬鹿なんだね。・・・・いいだろう。
舐めるなよ、小僧・・・。』
「・・・なんだ、貴様は?」
「・・・そこ・・の・・。」
それまで十王と言い合いをしていたサカモトが、
青髪の女性を見た瞬間、固まり、挙動不審となる。
「あ、あの・・・。あなたのお名前は・・・。」
「・・・貴様に名乗る名前などない。」
「ちょっと!!サカモトくんの質問に答えなさいよっ!!」
「そうよそうよ!!」
「・・・・うるさい。」
「きゃあっ!?」
「足が凍って・・!?」
ルビーの腕をつかんで、こっそりと遠くに避難する。
すると、銀色の髪の女性とすれ違う。
それは、十王の一人、剣王だった。
「----いい加減にしろぉっ!!」
---ドゴム、と壁に何かがめり込む音が複数聴こえた。
◆
「・・・・・・。」
全く、ひどい目にあった。
ただ食堂で飯を食っているだけなのに、因縁をつけられると思わなかった。
こっそりギッてきたパンを口の中に放り込み咀嚼していると、
声が聴こえてくる。
『・・・レン。大丈夫?』
「・・・ああ。久しぶりにクソッタレどもと話したが、
大丈夫だ。・・・・もう昔の俺じゃねぇ。心配してくれて、
ありがとうな。ユイ。」
『・・・・レンが幸せなら、私も幸せ。』
「・・・・そうかよ。」
気恥ずかしさを隠すために頬をぽりぽりと指で掻き、
ベッドに寝転ぶ。
予定通り、決勝リーグには進んだ。
だが、食堂で思わぬ馬鹿どもに絡まれていらぬ注目を浴びたのは、
自分の不注意である。
「・・・・次からは、食べ物を買い込んでおいて、
部屋で食べるか・・・。」
『・・・・お菓子、食べてもいい?』
「・・・・ああ。買い込んでおくから、楽しみにしておけ。」
『・・・レン、大好き。』
「・・・・・。」
どうもこいつといると調子が狂う。
でも、こんなやり取りも不思議と嫌いではなかった。
にしても、気になるのは食堂に居た、十王の一人、"紅蓮の悪魔"とその手下の男子生徒だった。
俺が倒そうとした瞬間、何者かが割り込んできて、一瞬で倒してしまった。
あの女の仕業だろう。
この先戦うかもしれない相手なので、注意しておくに越したことはない。
刀を抜いて、柔らかな布切れで拭いていくと、
ユイが嬉しそうな声をあげる。
『・・・ん♡・・・・あっ♡』
「・・・・いちいちそんな声を出すのはやめろ。」
『・・・だってぇ♡んあっ♡・・レンが激しいからぁっ♡』
「誤解を生むようなことを言うんじゃないっ!!」
強いのだが、どうにも直情的すぎる。
俺をからかっているのか、それとも。
しかし、勇者であるあいつはともかく、
十王はなかなか強そうだ。
それでも、負ける気はしないが。
(・・・・・絶対に負けねぇ。・・・・あいつらには・・・。)
ユイを握り締める手に、思わず力がこもった。
ジョー「」←剣王の攻撃で巻き添えを喰らった何も悪くない人
ルビー「・・・・・。」←エドの食べ物が台無しにされ、
静かにブチ切れていた。それを察したエドが急いで彼女を
連れて、食堂を離れた。
サカモト「」←氷結の魔女、サファイアを口説こうとしたら剣王の攻撃に巻き込まれる。
賑やかな食堂なだけだから。
何も問題はない。
感想、くれ。
れ。
KEY(ドM)