異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
ドラゴン相手に健闘できている理由はおいおいわかる。
次はルビーとの濡れ場を書くよ。
番外編として。たぶん。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
「-----なんて、奴だ・・・。」
ヴェルフェゴールのつぶやいた言葉に思わず
賛同しそうになる。
どれほどの攻撃をその生物に与えたのだろうか。
翼は斬られ、右目は塞がり、体のいたるところには
切り傷のようなものが刻まれている。
身体はボロボロに傷ついているはずだ。
動くのも苦しいほどだ。
---だというのに、確かにその生物は確固たる
戦意をもって、その場に立っている。
「-----Grrrrrrrrr・・・。」
これが、天を支配したといわれる最強種。
人々が恐怖を抱くといわれる幻想の竜。
「はあっ・・・。はあっ・・・。おい、
お前ら、まだ生きてるか?」
「魔導師の奴はへばって寝てるよ。
---ウルフは、ワイバーンを一掃するために体力
使いすぎて疲れたところをあのトカゲに吹きとばされた。」
「へっ・・。全く、戦場でもこんなしつこい奴は
そうそういなかったぜ・・・。ハーッハッハァッ・・。」
肩で息をしながらも、軽口をたたくヴェルフェゴールに応えるよう、
サカモトもまだあきらめずに剣を構える。
デビアスも、ドラクルも同じく戦う意思をまだ見せる。
そんな彼らと同じように、俺も武器を構え、警戒する。
「--ーしかし、まいった。実のところ、あいつの攻撃を受け続けて
俺の体力も大分使っちまった。・・・あの憎たらしい竜を仕留める
必殺技とか持っている奴はいないか?」
「・・・僕の技にはタメが必要だ。ほんの1分ほど時間を稼いでくれれば
あの竜を消し飛ばせる。」
「--オーケイ。それじゃあ、俺たちが死ぬ気で時間稼ぐから、
てめーは死ぬ気で必殺技のため時間を短くしろ。」
「----"光輝くものよ。我が叫びを聴け---"」
ヴェルフェゴールの言葉を聴いて、サカモトが後ろに飛びのき、
剣を天に掲げて詠唱を行う。
太陽の光が県に収束されていき、絶大な魔力と熱量が
集まっていく。
「---Gruaaaaa!!!」
「うごっ・・!」
「・・・・っ!」
ドラゴンの左手で弾き飛ばされるヴェルフェゴールと、
その尻尾をお腹にぶつけられ、転がされる俺。
その後ろからデビアスが刀を構えてドラゴンに飛び掛かり、
その巨体を斬りつける。
「---ッチ。浅かったか。」
「---Gyaooooooo!!」
「---トカゲ野郎っ・・!」
痛む体を抑えて顔を向けると、デビアスが
刀でドラゴンの前足による攻撃をうまくそらして、
受け流しているのが見える。
だが、彼もどこか辛そうに見える。
ずっと戦い続けているときに、魔力を使って
いるのだろう。
続いてデビアスに攻撃を仕掛けようとするドラゴンが
その動きを止め、自身の後ろ側に首を向けると、
その後左足をヴェルフェゴールが抱きかかえ、
後右足を大量のコウモリが噛みついて抑え込んでいる。
「----行かせるかよっ!!」
『---竜の血ってとってもこってりしてる・・・。うえっ。』
「G」
邪魔だと言わんばかりにドラゴンがその巨体をひるがえし、
2人を振り払う隙に、懐にもぐりこんで、拳を打ち込む。
ガキィン、という音を立ててその巨体が宙に浮く。
「----"讃えよ。光を。崇めよ。聖なるものを。----"神剣"!!!」
サカモトが天に掲げている剣を振り下ろすと、
収束していた光が解き放たれ宙に浮いているドラゴンを
光が飲み込んだ。
◆
「-----。」
剣王は、その光景を恍惚とした表情で見ていた。
学生たちに手を貸すつもりで残っていたというのに、その一人一人が
ドラゴン相手にまともに戦い、生き延びている。
弱肉強食を信条とする彼女は、鞘に納められている
剣の柄をそっと撫で、熱い息を吐く。
体の内側から燃えるように湧き出る熱がやまず、
彼女の身体は疼く。
中でも、見込みのある者、いや、それどころか
自分とまともに戦える相手がいることに
笑みを浮かべる。
十王としての義務も忘れ、彼女は至福の傍観を続ける。
(・・・ああ。素晴らしいな・・・。
一体、何者なのだろう・・。)
うっとりとした表情を浮かべ、彼女は
立ち尽くしていた。
◆
「・・・・G」
「・・・・・・。」
燃え盛る大地の中、ルビアは立っていた。
最後の一匹を燃やし尽くしたことを確認すると、
その足を動かし、歩を進める。
自分が一番見たいものが見れる特等席に行くために。
そんな彼女の行く手を遮るように、氷の壁が
その眼前に姿を現わす。
「---紅蓮の悪魔。」
「---氷の女か。ふん、なんだ?」
自分の前に立ちそびえる氷を一瞬で燃やし尽くし、
背後にいるサファイアに目を向けることもなく
ルビアは問いかける。
「---どうやら、おおかた狩りつくしたようだな。
とはいっても、私の氷の方が優秀なようであるが。」
「・・・。」
自分より序列が上の相手に突っかかるサファイアに対して、
ルビアは何も返さず、その歩みを再び進める。
こんなところで遊んでいるつもりは彼女にはなかった。
「・・・哀れだなぁ。氷の。男を知らない、誰にも理解されない
魔女よ。」
「------。」
それまで、ルビアに向かって直接攻撃することのなかった
サファイアはルビアのほうに巨大な氷塊を放出する。
自分の周りを発火させ、氷の塊を溶かした彼女は
もう、サファイアの前にはいなかった。
「----何がわかる。同じ化け物の癖に。
---誰にも理解されていない怪物の癖にっっ!!」
彼女の叫びは、誰にも聞こえることなく空に響き渡った。
◆
「・・・・・。」
「はあっ・・・。はあっ・・・。」
「・・・・・。」
焼き尽くされたドラゴンが
バトル・フィールド内に転がるのを確認し、
他の面々と同じように倒れ込む。
それぞれが死力を振り絞ってようやく
倒せた相手。
かくいう、俺もちょっと疲れていた。
「---ああ。やっと終わった・・。
腹減ったぞ、俺ぁ・・。」
「・・・・・。」
「・・・・やった・・・。」
『----あらら。まさか倒されちゃうとは。』
「!?」
いきなり聴こえてきた声に反応し、
そちらの方を向く俺たち。
いつの間にかドラゴンの横に
黒ローブを羽織った人物が右手で
自分のあごを擦り、立っていた。
『---うーん。やっぱり複製じゃこんなもんか。
とはいっても、そんなやわなつくりはしていなんだけど、
しかし、量産化のために製造費をケチったのが
原因でもあるから、もうちょっと金をかけて・・・。
あ、そうだ。』
それまで自分の思考に没頭していた人物は
こちらを振り向いて、思いついたように
言った。
『---お前らを殺して、材料にしよう。』
「!?ぐっ!?」
「ヴェルフェゴール!!くっそ!!ぐあっ!!」
疲弊していて黒フードの攻撃を避け切れなかった
ヴェルフェゴールが顔に蹴りを喰らって地に沈み、
その近くにサカモトの腹にミドルキックを喰らわせて
吹き飛ばした。
「---!!」
『--疲れているんでしょ?眠っていなよ。』
「---くっ・・・。」
デビアスの手に蹴りを放ち、持っていた刀が
からん、と金属音を立てて地面に落ちる。
続く二撃目の攻撃を両手を交差して防御した
彼は、地面をバウンドして転がる。
『---ドラゴン相手にここまで戦えたんだ。
健闘だよ。----まあ、疲れ切っているだろうから
そのまま死んでね。』
デビアスの頭を踏み砕こうとする人物。
---その男の足に向かって蹴りを放ち、防いだ。
『---ん?・・・んー?
何だ、君?どこにいたの?』
「・・・・やめろ。」
自分の蹴りを止められたことに、ではなく、
それまで俺に気が付かなかったらしいことに
驚きの声をあげる相手。
『んー。見たところ、参加者みたいだけど、
弱っちそうだなー。・・・・まあいい、
死んでよ。』
拮抗していた足を振り払い、今度は
俺めがけて蹴り技を放ってくる。
あたればタダで済まないだろう。
---ゴシャッ、と骨と肉が砕ける音が響いた。
次回は8/11(土)から再開。
ちょっと小休止。
質問のあった特に強い4人の強者の強さ比べ
体術
ヴェルフェゴール>>>エド>>デビアス>サカモト
魔力
サカモト>デビアス>ヴェルフェゴール>エド
経験値
エド>ヴェルフェゴール>デビアス>サカモト
ちなみにヴェルフェゴールは単純に
身体能力の高さと、経験の多さで元奴隷から成り上がった本物の"戦士"
デビアスは片足と片腕を失い、そこから再起した不屈の男。
エドはルビアからは逃げられない運命を持つ転生者。
感想、くれ。
読者の感想読みたいからくれ。
KEY(ドM)