異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
ギルドは愉快な面々だなぁ()
もし、転職してこんな職場だったらハゲそう(他人事)
はやく俺のもとにルビーみたいなヤンヤンした娘が来てほしいなぁ(本音)
・・・う、うわきちゃうぞ・・?(言い訳)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
「----へえ。推薦ねぇ。・・・ほうほう。ふーむふむ・・。」
「・・・・。」
じろじろと、ギルドマスターである、ジーノさんから見られ、
少し落ち着かなくなる。
興味深そうに、顎に手を当てて、ほうほうと何か一人で納得する彼と、
そんな彼に肘打ちしてたしなめる、ドーナツと呼ばれた女性。
「い、痛いですねぇ・・・・。」
「ふん。・・・ああ、言っておきますけど、私の名前はドル・ナッツですからね?」
「はい。」
この二人の力関係はわかった。
苦労しているなぁ、と思いつつも自分も同じような境遇であることを思い出し、
少しブルーになった。
「ええ。・・・えーと、ルビアさん。彼、エド君を指名でいいのですかねぇ?」
「ああ。・・・問題ないだろう?」
「・・なくはないのですがぁ・・・。」
ちらり、とこちらを見てくるジーノさん。
その目には、さきほどあった興味深そうなものを観察するような視線ではなく、
どちらかというと、心配するような感情が含まれていた。
何か、あったのだろうか。
「いいじゃないですか。あの、ルビアちゃんが連れてきた人ですよ?」
「・・・ああ、そうですねぇ。・・・感慨深し。・・・うむ。」
ずず、とティーカップに入れられているお茶をすすりながら、
ジーノさんがそうつぶやく。
ことり、とカップをテーブルの上に置いたかと思うと、
それまでのふざけた雰囲気はなりを潜め、刻然とした態度の、
風格が伴っている人物が目の前に現れた。
「・・・よろしい。それでは、あなた方にはギルドが手を患わっているBランクのクエストを依頼するとしましょう。」
「・・・!」
話に聞いていたとおりである。
俺は、十王に指名されたものとして、このクエストをクリアし、
周りにその実力を示さなければならない。
でなければ、ルビーだけでなく、そのご両親、ひいてはファーガス家全体に迷惑をかけてしまう。
ルビーはすでに将来を約束された、才女だ。
嫁に出る予定はなく、婿を迎える家系とも聞いているので、
風評を保つのは必須といえるだろう。
「ドーナ」
「・・・・・・・・・。」
「・・・ナツちゃん。あれ、持ってきてください」
「・・・・はい。」
ドーナツ言おうとして、にらまれたジーノさんが、
ちょっと口元をひきつらせ、言い直すと、
ドルさんが手に持っていたとある資料をテーブルの上に置いた。
「お二人に依頼したいのはほかでもないこれですねぇ。」
◆
同時刻。
リーダス王立学院の食堂にて。
「・・・ああ?ドラゴン?」
「ああ。」
「・・・この前のやつか?」
ばくばく、と皿に盛られた食事を片っ端から食べるヴェルフェゴールと、
意外と礼儀正しく、美しい所作で箸を使って食事を行うウルフ。
そして、その二人と同じテーブルに座ってパンにかぶりつくジョー。
三人は今、とある噂について話し合っていた。
「ああ。学院の近くで、ドラゴンを見かけたっていう情報がある。」
「・・・うへぇ。あんなのがまだいんのかよ・・・。」
「・・・思い出したくねぇわ・・・。」
むしゃり、と骨がついた丸焼きの肉にかぶりつきながらそういうヴェルフェゴールに対して、ウルフとジョーはもう勘弁、といった風に顔をしかめて反応する。
「いや、この辺はドラゴンの生息地域じゃねえはずだ。」
「・・・・おい、それって・・・。」
「え?なに?どういうこと?」
理解できたウルフに対して、何が何だかわからないとジョーは二人の顔を見比べながら、
頭の上に?マークを浮かべて首をかしげる。
「あほ!!少し考えりゃわかんだろ!!・・生息地域が違うモンスターがほかの地域に移っている。考えられるのは、縄張りを広げるためか、もしくは・・・。」
◆
「・・・・・もっと、強いモンスターに追い出されたきたから、ですか。」
「ええ。ざっつらーいと、なんですねぇ。」
ジーノさんの説明に対して導かれた答え。
つまり、あのドラゴンが何らかのモンスターに追い出されて、
生息地域を変えた。その結果、このリーダス王立学院の近くまで来たのではないかと。
「とはいっても、ここは王都の近く。・・・・・軍の出動は・・?」
「それがですねぇ。できないんですよぉ。」
「・・・・・え?」
「・・・ま、そうだろうな。」
ルビーは思い当たる節があるのは、両腕を組んで、ふん、
と鼻を鳴らした。
「表立って軍が出動すれば、それは何かが起きている、有事であることは周りに示してしまう。・・・・だからか。この話をよりにもよって私の指名に対してつけたのは?」
「さあて、何のことでしょうなねぇ。」
とぼけるジーノさんのわきっぱらをまた、ドルさんが肘打ちし、
のおお・・と彼が悶絶する。
「・・あのファーガス家の長女なら大丈夫だろう、という上のお達しがあったんですよねぇ。軍は身内に甘いですし、あなただったら手柄を立ててもブルさんがバックにいるし、余計な茶々も入らんでしょうねぇ。」
「くだらんな。」
はっ、と吐き捨てるルビー。
つまるところ、いいように利用されそうだということだけはわかって、
思わず顔をゆがめた。
眉にしわが寄っているのを感じる。
「そんな顔をしないでくださいねぇ。・・・私だって、まだ生徒であるあなたたちにこんな依頼受けさせたくないんですからぁ。」
本当に申し訳なさそうな表情で、彼が頭を下げてきた。
いきなりそんなことをされるとは思っていなかったので、
慌ててそれを止めようとする。
「い、いやそこまでしなくても。」
「まあ、討伐ではなく、あくまで捜索です。本当にドラゴンはいるのか?
いるとしたら一体だけなのか?・・まあ、ルビーちゃん監督のもとなら、だれも文句は言わないでしょう。だからへーきへーき。」
「なんで、貴様が偉そうなんだ。」
「のおおおおおおっ!!?」
いらっとしたのか、ルビーが指を前に出すとしゅぼっ、とジーノさんの前髪にろうそくような炎がともる。
それに慌てた彼がソファーから立ち上がって、地面に転がる。
はあ、とため息をついたドルさんがぱちん、と指を鳴らすとジーノさんの天井からどばーーーと大量の水が降ってきた、ジーノさんを冷たく濡らした。
「マ、マイハニィー・・・・。最近当たり強くない?」
「・・・だったらもっと早く家に帰ってきなさいよ、バカ。」
「・・ごめんね。今日は、定時で帰れるから、一緒にお買い物してから帰ろうか。」
「・・・ふん。・・・今日は何を食べたい?」
「そうだねぇ。」
「ええ・・・。」
「あの二人は夫婦だぞ。」
「えええええ・・・・。」
人の関係性とは、意外とわからないものである。
◆
王立学院に帰ってきて、夜。
まだまだ眠らない生徒たちも多いのか、
窓から外を見ると、明かりがついている部屋が多数ある。
「エード♡」
「うわっ」
窓から外を眺めていると、ぐいっと背中から引っ張られ、
ぽすん、とベッドに押し付けられた。
「ふふふ♡エドはかっこいいなぁ♡いとおしいなぁ♡
へへへ♡」
「ちょっ、まっ」
俺の静止もお構いなしに、彼女はぴちゃぴちゃ、と音を立てて俺の顔をなめてくる。
熱い吐息が時折耳にかかり、ゾクゾク、と背中に快感がほとばしる。
「んっ・・♡エド・・・♡エドぉ・・♡好き・・♡すきぃ・・・・♡」
「ル・・びぃ・・・・♡」
恋人つなぎに結ばれた手が、ベッドに上から押さえつけられる。
---俺と彼女の声が部屋に響きつつ、夜は静かに更けていった。
「あれ・・・・。なんか寒気が・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「気のせいかなぁ・・・・。」
---ルビーと同じような重さの紫髪の少女が、自分のベッドのすぐ下で寝ていることに気が付かず、ジョーの夜も静かに更けていった。
ジーノ・ナッツ
ドルさんとは幼馴染。
とある出来事により、視力が弱まり、眼鏡で矯正している。
ギルド・マスターにして、元十王の一人。
"ゴーレム・マスター"の異名で知られている。
ブレンダン・アックスとは同級生。
ドル・ナッツ
ジーノさんとは幼馴染。
とある出来事により、視力が弱まったジーノを支えることを決めている。
ドーナツと呼ばれるとキレる。
ジーノさんの奥さん。
リーダス王立学院の元生徒であり、今は王都、ヴァルフレアにあるギルドで、
受付嬢かつ、副ギルドマスターである。
ブレンダン・アックスとは同級生。
エドにだって、ジョーにだって救いはあるはず・・たぶん()
ドラゴンは何かのフラグだって?
へーきへーき()今は、ドラゴンだって、安全な家を買いに不動産に相談しに行く時代だから(なろう並感)
クエスト受けるのはエドだし(非情)
エドに何かあったらルビーが発狂するんだよなぁ(他人事)
感想、くれ。
全部読んでいるから、くれ。
KEY(ドM)