異世界転生したら、長身グラマラス女軍人なヒロインに死ぬほど愛されている件について 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
今後は、一番人気のこの作品を重点的にやっていくことに。
そろそろ始まる、エキシビジョンマッチ。
勝者は作者にもわからない。
それはそれとして、エロも求めていくスタイル
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
『----さあ、ついに始まります!!世紀の大対決!!』
『---実況は、序列45位!!"カラス天狗"こと命と!!』
『---序列54位!!"霧時雨"の漣がお送りいたします!!』
二人の黒髪、長髪の美少女がマイクに叫び、声高らかに宣言する。
観衆は、それにこたえるかのように湧いた。
声は怒号となり、アリーナを揺らす。
彼らは待ちわびていた。この時を。
----惨劇の幕開けを。
「・・・・はっ!!しかしうるせーなぁ・・・。
耳が割れるぜわおおおん・・・。」
「・・・何だ?お前、大きな音が苦手なのか?
ウルフ系の獣人のくせに。」
「うるせーやい!!俺様はいい男だけれども!!
親しみやすくするためにあえて弱点を残してんでい!!」
(嘘だな。)
(嘘だね。)
アリーナの一角。そこには、猛者たちがそろっていた。
『・・・おい、あいつらは・・・。』
『・・・Hell or Heveanで上位に食い込んだ化け物どもじゃねーか・・・!!』
『・・・くっそ・・・。新入生ごときが・・!!』
耳を抑えながら、隣で巨体を小さく丸めて、観客席に座るヴェルフェゴールに突っかかる、ウルフマン。
更にその隣に座る、低血圧コンビの"魔導者"、アレックスターナーと、
"吸血侯爵"、ドラクル八世。
のんきにジュースを飲みながら、一緒にドラゴンと戦ったエドが十王と戦う様を見に来たのであった。
炭酸が入った果実ジュースをじゅるるる、と飲み干すとげっぷとヴェルフェゴールは息をつく。
「・・・なあ、お前さん。どっちが勝つと思う?」
「・・・・あ?そんなの、十王に決まってんだろ。なあ?」
「・・・そうじゃない?」
「・・・ちうちう。」
「人の血を勝手に吸ってんじゃねー!!!」
ヴェルフェゴールはほかの3人に意見を求めたが、
すぐにいつものコントをしだす3人を見て、
こりゃ駄目だ、と漏らし、じっとアリーナの中央を見つめる。
----すなわち、十王の一角、序列5位"氷の女王"、サファイア・ローズを。
(・・・・なんつー威圧感だ・・・。)
ヴェルフェゴールは戦闘のプロである。
傭兵国家リルド出身の彼は、口減らしによって捨てられ、戦場で戦うことを余儀なくされた、生まれながらの戦いの達人である。
ペンを握るより先に武器を持ち、握手よりも先にパンチの打ち方を学んだ男。
その彼をして、十王は絶対に相手をしたくないと思わせるプレッシャーを放っていた。
歓声はいつの間にか止んでいた。
彼女がいつの間にかアリーナの中央に立っていたことに気が付き、
----そして、彼女の気まぐれによって凍らされないように口を閉ざしたのだった。
(・・・はったりじゃねえわ。・・・つえぇ。)
ぐ、とヴェルフェゴールは思わず右手を握りしめていた。
彼女の周りからは高ぶった影響なのか、冷気が漏れていた。
それは、アリーナ全体を冷やすには十分なほどであり、
溢れだす熱気を相殺するように、会場全体を冷ややかな空気へと変えてしまった。
サファイア・ローズは動かない。
微動だにせず。敵を待つ。
その眼は敵がやってくるであろう、エドの入場口にずっと向けられている。
実況すべきである、実況者は声が出せなかった。
うかつなことをしゃべるのまずい、と本能が訴えている。
「・・・・・・デビアス、っつったか?」
くるりとヴェルフェゴールが振り向くと、そこには、
漆黒の刀を帯刀している黒ローブ姿のデビアスが、
いつも間にか彼らの後ろに座っていた。
音もなく、気配さえも消しきっていた男を唯一捉えられたのは、
彼、ヴェルフェゴールだけだった。
「・・・・・。」
「んなしかめっ面してんじゃねーよ。・・・あ、菓子あるけど食うか?ん?」
「いてええええ!!てめっ!!尻尾を噛むのは反則だろ!!尻尾はよぉ!!」
「・・・・もらおう。」
何やってんだ、こいつら・・・、と若干困惑しつつも
表情には出さないようにしながら、彼もウルフマンの隣に座り、
試合を見届けるのだった。
◆
アリーナの上の頂にて、王は君臨する。
この戦いを見届けるために。
----己の膝元に存在する、脅威を見定めるために。
学園最強の身体能力を誇る、"酒呑童子"。
魔法、物理攻撃、ありとあらゆるものを防ぎ切る、"聖騎士"。
酒呑童子とタイマンで引き分けた過去を持つ、"パペット・マスター"。
そして、国を割ったといわれる王剣、"国断"を腰に差す、"剣王"。
エキシビジョンマッチに出るサファイアはともかくとして、ルビアも、
彼らと同じ玉座にはいない。
空白の席が6つ。
座するは4つの席。
その席を狙う者たち、数知れず。
「いつになく、高ぶってんなぁ。あの女ぁ。」
「・・・でアールな。」
『・・・・・・・。』
「・・・・・・・・。」
酒呑童子のつぶやきに、他の3人も同意する。
彼らも初めて目にする。
氷の女王が、あそこまで集中しているところを。
気負い、とはまた違う。
おそらくだが、その理由にはすぐに4人とも至った。
(・・・力量だけは認めているあの、"紅蓮の悪魔"が指名した男。)
(警戒しないはずがないでアール。)
((・・・ラッキーガイ?本当にそうなのか?))
(・・・・さあ、見せてくれ。エド。君の力を---。)
『----あ?!き、来ました!!あの人影は!!あれは!!』
---それまで、しんと静まっていたアリーナ内部に実況の声が響いた。
それよりも先に早く、サファイアはその目で確かに捉えていた。
自身の敵の姿を。
「・・・・・・・・・・・。」
かつん、かつんと白のローブを身にまとった人物がアリーナ中央にやってきた。
サファイアローズから放たれる冷気など意に介さないように、
彼は確かに面していた。
---学園の頂点たる一角、"氷の女王"の前に。
並の人間であれば臆するプレッシャーを受けてなお、エドは立っていた。
『---来ましたあああああ!!!Hell or Hevean上位に食い込み!!
"紅蓮の悪魔"の指名によって!!"十王の膝元"へと一気に駆け上がった青年!!!
期待のホープ!!!』
「・・・・・・。」
ばさり、と白のローブを脱ぎ捨て、彼はその姿を現した。
『エド・マーク・・・ス・・・?・・・????』
---その姿を見て、実況者は絶句した。いや、
アリーナ中にいる人間も。
包帯だらけの体。
異常事態に。
『・・・な、なんだよ・・あれ・・?』
『なんで、あんなケガだらけなんだ・・・?!』
『そもそも、あんなので"十王"相手に戦えるのか・・?』
次に困惑の声があがった。
最初に気が付いたのは、獣の血を濃く引いているウルフマンだった。
すん、すんと鼻を鳴らすとつぶやいた。
「・・・・何かが違う。俺様の本能が、警戒マックスになってやがるぜ。」
「・・・・何?」
その先をデビアスが尋ねる前に、両社は中央まで歩み寄った。
エドは包帯だらけの体を引きずるかのように。
サファイアは、そんな姿で"十王"である自分の前に相対した、
愚か者を処刑するために。
「・・・・貴様、舐めているのか?」
「・・・いや、貴方は強い。たぶん、ルビー相手にだって、引けをとらないでしょうし。」
「・・・・。」
"紅蓮の悪魔"と同列に並べられ、ぴくりと彼女のまぶたが動いた。
それを侮辱と受け取ったのか、賛辞と取ったかはわからないが、
彼女の心をさらに突き動かすのに十分な一言だった。
「----よし。貴様はここで死ね。惨めに、あの女が見ている前で。」
「・・・・。」
エドは答えない。すでに集中していた。
彼女の視線はエドではなく、エドがやってきた通路に立っている、
自分が認めたライバルに向けられていた。
「・・・・・。」
にやり、とルビーがサファイアに向けて笑みを向ける。
『----序列5位!!十王の一角!!!すべてを凍てつかせる絶対零度!!永久凍土の支配者!!!"氷の女王"!!サファイア・ローズと!!!』
『----序列30位!!十王の膝元!!期待の新星!!!その力はどこまで十王に届くのか!!"紅蓮の従者"!!!エド・マークス!!』
実況の声がアリーナに響き渡る。
観衆の声もそれに応じるかのように、天を割る勢いで膨れ上がった。
だが、対峙する二人の間には、そんなものなど存在しないかのように、
静かな時間が流れていた。
「・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
サファイアがいまだにルビーに視線を向けているのに対して、
エドはサファイアの姿をじっと見つめていた。
「・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・・。」
十王と、十王に匹敵する者たちも、この戦いを見届けるために、
自身のすべてを使い、戦いを注視する。
『-----それではあああああ!!エキシビジョンマアアアアアアアアッチ!!!』
『----始めっっ!!』
---戦いの火ぶたは切って落とされた。
"十王" サファイア・ローズ
レベル68
魔力操作(氷)4 サーベル術3 統率3
サファイアのメス堕ちを早く見たがる読者多すぎて笑う。
闘いと、それに至るプロセスもあるからもうちょい待つんだおらぁん。
あ、それはそれとして、番外編でやっていたルビーのメイド姿でのエロエロ話、
続きを求める声があれば書くぞい。
感想、くれ
れれれのれ
KEY(ドM)